クラシックコンサート後の観客の反応

クラシックコンサートに行ってきた。ボストン・シンフォニー・オーケストラである。
初めて聴いたマーラーの感想はさておき、面白いことに気づいた。
曲が終わった後の観客の行動である。

ボストン・シンフォニー・オーケストラでは観客は、すぐに拍手をせず、数秒間があった後、おもむろに拍手が始まり、ブラボーと言い出し、だらだらと立ちだ す。かといってすぐ帰るわけではない。
スタンディング・オベーション(演奏に敬意を払って観客が立つこと・単語があってるかどうかは不明)のつもりらしい。

大阪シンフォニーホールや、京都で聞いたときは日本人は普通は拍手のみ。アンコールを要求するときもあるけれど。
ブラボーという人は時々いる。
ただし拍手はすぐに始まる。観客が立ちだすことはあまりなかったように思う。

ミュンヘンで聴いた演奏後のドイツ人の反応はもっとおもしろい。
拍手はすぐ始まる。いい演奏の時はブラボーと言う。すごくいい演奏の時は皆が、ガーっと立ちだす。
本物のスタンディング・オベーションである。だいたい興奮して立ち上がるっていうのが本当の意味でしょう???
拍手にもいろいろある。
指揮者が各パートをそれぞれ紹介したりするのだが、いいときは拍手が大きくなり、悪いときは普通。
オペラの時も同様で、一人あるいは数名ずつ、舞台の端からでてきたら、いい人の時は拍手が大きくなる。
観客が聴く耳を持っているのである。
とんでもなかったのは、モーツアルトの魔笛を聴きに行ったときだ。
オペラ歌手が全部最後の挨拶に出てきた後、指揮者が出てきた。
すると観客が「ブーーーーー」と言い出した。
どうきいてもブーイングである。
「ああ、やっぱり、曲と歌と合ってなかったもんな。。。にしてもブーイングとは恐ろしい」と思いつつ、頭の中で有名な夜の女王の歌がぐるぐるしているまま 家に帰ったのであった。

今日の教訓 聴く耳持つこと。(難しいか)

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