Saturday, December 30, 2006

ドイツとアメリカの研究のしかた

さっきドイツとアメリカの研究の仕方の違いを書いていたら、間違って消えてしまった。

さいあくじゃー!

気を取り直してもう一度書き直す。

まず私と中国人の友達がいたドイツの研究所の研究方法はこんな感じである。
ドイツの研究所では、誰かに実験方法を教えてもらおうとすると、プロトコール(実験方法を書いた紙、たびたびドイツ語)をくれるだけでなく、親切に教えて くれた。
一度目は見せてもらって、二度目は自分でやってみて、わからないところは聞いたら、実験は大抵できるようになる。
更に親切なときは、実験をやってもらう。この場合は共同研究者になる。
なぜか知っているはずの細胞培養からELISAまで教えてもらったが。

私のボスは研究所のボスでもあったので(大ボス)、私が何か面白いことを発見すると、すぐさま「手伝ってやってくれ」「マウスくれ」といろいろなところに 電話をかけていた。
この素早さが大ボスが大ボスであるゆえんか。
おかげですぐに研究材料も人手を集まった。

さて、私と中国人友達の「アメリカの研究室」のイメージはこんな感じである。
実験方法を教えてもらおうとすると、プロトコールはくれるが、あんまり親切に教えてくれない。
ましてや、その道の達人が「やってあげようか?」ということにはならない。
まあ私の場合はもう研究期間が長いので、簡単な実験ならプロトコールだけで出来てしまうからいいのだが。教えてもらいたいときは「丁寧に教えて!」とねば るし。
それでも研究室内の共同研究はあんまりないのである。
結構個人プレイなのである。

私はおかげさまでドイツの2年間では論文を2報出すことができた。
しかも二つ目は2ヶ月で実験を終了させた。2005年2月上旬に「面白い現象」を発見し、2005年4月上旬にはドイツから撤退した。
もちろん実験もたくさん習った。

アメリカの研究室が決して悪いわけではない。
友達と私がいたドイツの研究室が要領が良かったのである。
二人で「あの研究所は良かったね」となつかしんでいた。

今日の教訓 初めての実験は「その道のプロ」を見つけてじっくり教えてもらいましょう。

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