Sunday, June 3, 2007

日本の所属ですか。。。。。。。

Keystoneの学会に行ったことはこの前話したが、そのとき日本のとっても偉い先生がいた。
日本の学会なんぞでは、しゃべりたい人がわんさか取り巻いていて、絶対近づけないような偉い先生である。
その偉大な先生が、学会主催者(これまた超優秀で、しかもまだ30歳代の研究者。しかもハンサム しかも独身)と二人でいるというありえない状況があった。まあ海外の学会ですからあり得るわけですね。もちろんその日本の先生は学会からご招待を受けてきているわけですが。

学会主催者の人は、ドイツの私の同僚とお友達なので、さっそくみんなで自己紹介。
私も英語で、今はアメリカのボストンにいるけど、昔はドイツの○○教授の下でポスドクをやっていたと自己紹介。

その後その日本の偉大な先生が一人でいるという、これまたあり得ない状況があったので、今度は日本語で挨拶。今やっていることとかを説明。(学会では自分 を売ることが大切です)

するとその先生は言った。
「日本の所属はどこですか?」

どこって、今ドイツでポスドクしてアメリカでポスドクしてるって言ったやん。(心の中で突っ込み)
一瞬わけがわからなかった。

その後意味がわかった。ほほーなるほど。

私の答え「日本の所属は、、、、、ありません。出身は○○大学の薬学部です」
先生「ああ、そうですか」

留学してくる人達には、二通りある。
一つ目は、日本で助手あるいは助教授になり、それで日本に所属しつつアメリカに数年留学する。これが今の日本の教授先生の基本的な留学方法。留学を終えた ら日本に帰って所属研究室で研究を続ける。
二つ目は、博士課程を終えたらすぐ、あるいはポスドクを日本でしてすぐに、海外でポスドクする方法である。ポスドクを終えても、日本に帰るところは、ありません。私と同年代ぐらいの人は、こっちの方法が結構いると思う。それでも少ないが。

つまり、その日本の偉大な先生は、私が一つ目の留学をしてると思って、「日本の研究室はどこですか?」と訊いたのだ。

帰るとこなんかないですよーーーー。
日本からつながってなんかないですよーーーー。
そいでも別に、日本の出身研究室の教授とは仲悪くないですよ。この前も「一緒にレビュー書かない?」と誘われたし。

なんだか、ジェネレーションギャップみたいなものを感じたのだった。

ボストンに帰ってきて、ボスに「あの先生と話したよ」と言ったら、「おお!ホントか!」と言っていた。だって、チャンスと思ったんだもん。
その後私の論文が出たとき、ボスに『もらったマウスで論文出たからありがとう』とお礼状をメールで送りなさい」といわれたので送った。
ボスもなかなかコネクションを大切にする人である。

今日の教訓 日本の所属は、ある人と無い人がある。

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