親の元教え子ボストンに登場

2週間ほど前のこと話。

うちの親が「○○君がボストンに行くので、面倒みてやってちょうだい」とメールで言ってきた(言ってきたのは1ヶ月前か2ヶ月前の話)。親の話に出てくる「元教え子」はだいたい3人ぐらいで、そのうちの一人の男の子である。昔あったことがあったのである。

なんでもボストンに行くことになったが、お金を浮かせたいので、安いホテルを探しているらしい。そこで私に相談のメールがきたのであった。しゃーないのでインターネットでいっぱい探して、さらにうちのボスにまで「あのホテル、どのくらいの値段?」と訊いてみたりもしたのだが、ボストン、都会なのでホテル代がかなり高いのであった。「なんだか、どこも似たり寄ったりだなー」と思いつつホテル情報のメールを送った。なぜか私はその「元教え子」のメールアドレスを持っていたりしたので、自分でもびっくりだったが。

その後ふとあることを思いついて、フランス人同僚の所に行った。
私「あのさあ、フランスに帰るのいつからいつだっけ?」
フランス人同僚「5月14日から31日」
私「うちの親の元生徒がボストンに来るらしいんだけれど、部屋貸してくれない?」
フランス人同僚「いいよ」

実はこのフランス人同僚、私のアパートを一週間かしてあげたことがあったのだった。私がドイツに遊びに(+セミナーしに)行っている間に、彼は私の部屋に泊まって、自分の部屋探しをしたのであった。
それなので、「いやだ」って言ったら「こらー! あの時部屋私が部屋かしてあげたんだから、貸しなさい!」ぐらいは言うつもりだったが、別にそんな無駄なことをする必要もなかったのであった。

そういうことで、この「うちの親の元教え子」のボストン滞在4日間のホテル代はタダになったのであった。「お礼に、ちゃんとなんかおみやげ持ってきてねー」 と言っておいたが。
当日、同僚のアパートの前で待ち合わせをして、鍵を渡して、ゴミの捨て方、スーパーマーケットの場所などを教えた。その後Fenway Parkに寄ってから、Quincy Market(クインシーマーケット)まで連れて行った。改めて思ったが、ボストンは全然観光するところがない。。。。
その後夕飯をKingFish Hallでおごってもらった。Wasabi Tuna Fish(ワサビマグロ)が美味しいと聞いていたので頼んだが、本当に美味しかった。かなりのニンニクであったが。
さて、その後私は「ちゃんと掃除と洗濯してから出てねー。『日本人に部屋かしたら掃除と洗濯しないで出てっ た!』ということになると、日本国民全体 のプライドにかかわるので(大爆笑!)。」とメールをおくったのである。
なぜなら、私がフランス人同僚に自分の部屋を貸した時、きれいに掃除されていて、さらにちゃんと洗濯もされていて、しかも部屋に胡蝶蘭の鉢がおいてあったのである。胡蝶蘭をプレゼントするなんてことは日本男児にはできそうにないが、せめて同程度のことはしてもらわないと、日本人全体のプライドに関わる。そんなことは「元教え子君」には言ってないが。

メールでプレッシャーを与えたので、ちゃんと掃除をして、ちゃんとシーツとかの洗濯もされて、きれいにして鍵を返してくれた。
後でフランス人同僚が帰って来た時に、「部屋きれいだった?」と聞いたら「パーフェクトだったよ!しかもプレゼントまであった!」という返事がきた。

おお。日本国民全体のプライドを守ってくれてありがとう(爆笑)。


さて、この元教え子君、日本からニューヨークに到着、数日後電車でボストンに到着した。。。。のだが、旅慣れてないのであった。

1.クレジットカード問題
アメリカ旅行最初の数日であったニューヨークでいきなりクレジットカードの使用を止められる。。。。。しかもそのクレジットカードはデビットカード(ATMカード)でもあったので、それも使えない。クレジットカードとかデビットカードは、複数持ってくるべし。

うちの妹は、アラスカ旅行に私と一緒に行った時にクレジットカードを2枚持ってきていた。二人で氷河を見るツアーに参加しようと思い、現地のツアー会社でチケットを買おうとした。妹はクレジットカードを取り出したが、それは期限切れであった。妹はあわててもう一枚を取り出した。隣にいたいい感じのアメリカ人のおじちゃんは私と妹の方を見ながら、「彼女達のクレジットカードで払ってくれ」と冗談を行ってきたので、「いいけど、このクレジットカード期限切れだよ」と言ってたらものすごく笑っていた。

もっと強者はうちの親で、クレジットカード無しで平気で旅行に行っていた。それで大事件になったのであったが、その話はまた思い出したら書く。最近はクレジットカードをちゃんと持っているらしい。

ということで、クレジットカードは期限が切れてないのを2枚ぐらい持って来てくれるとありがたい。。。海外に行くときは、クレジットカード会社に「何日から何日までどこどこに行くから」ぐらい伝えてから来てもらえるとさらにありがたい。

くだんの「元教え子君」は一緒に来ていた人に助けてもらっていた。

2.病気になる。
「元教え子君」ボストンについて数日後、ひどい腹痛に襲われる。「腹痛の薬下さい」って言われたが、そんなのは持っていないのであった。「CVS(日本で言うところのドラッグストア)でこれこれを買ったらいいと思うけれど、同僚の医者に訊いたら『下痢は普通は身体に悪い物を流しているので、下痢止めの薬は飲まないほうがいいよ。吐き気や発熱があったら医者に行ったほうがいい。他には・・・・』というアドバイスをもらったので、それをメールで伝えた。あんまり大変なことになる前に医者に行った方がいいと思う。それにしても海外旅行保険に入ってから来たのだろうか。入っていたらいいけど、海外旅行保険に入らずにアメリカに来て、病気になんかなっちゃったら死活問題だよ。詳しくはSicko(シッコ)を見るべし。まあ、アメリカの食べ物が単純に身体にあわなかったんだろうと思うけれど。ちなみに私も旅行中はよく腹痛になったりする。

3.飛行機に乗り遅れそうになる。
最後の日に鍵を返しに私の仕事場まで来てくれたのだが、6時の飛行機に乗ってサンフランシスコまで行くというのに5時になってやっと現れた。ちゃんと乗れたらしいけど、こっちがどきどきするから、そういうのはやめてほしいわー。

まあ、旅にはアクシデントがつきものだしね。私も数々の「伝説」があるしね。

今日の教訓 無事日本に帰られたようで、何より。

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