Posts

Showing posts from November, 2010

Thanksgiving holidays(感謝祭の休日)の無駄な過ごし方

感謝祭、アメリカ人は実家に帰ってTurkey(七面鳥)を食べるのである。おかげで学生の街(?)ボストンはすっからかんで静か。気分は日本の正月である。 私と言えば、またも風邪をひいてしまい、Thanksgivingの木曜日は友達の所へ行って食事を楽しんだものの、その後咳が出る。 なので、おとなしく家にいることにした。 そして、あっという間に4日間の休日がすぎてしまったのだ。 がーん。もったいなーい。 だが、物は考えようである。 「寝正月」ということにしておくことにした。食べてー。眠くなったら寝てー。映画見てみたりー。 今日の教訓 寝正月寝正月。

海外大学院説明会

こんなメールが来て、ブログに載せていいって書いてあったので、そのまま載せてみた。 私はポスドクになってドイツに行ってから、「ドイツの学費はタダ」と聞いて「しまった、それなら博士課程の時からドイツに来れば良かったー!」と思った。後の祭りである。(「そんだけ英語力あったのか?」という質問は無し。) あの頃に比べて今は情報がたくさんあるので、海外に行ってみようという興味がある方は是非参加してみてください。もっとも師走で忙しいかもしれないけどさー。 ---------- Forwarded message ---------- 前略、 突然のメール、失礼します。私たち米国大学院学生( http:/ /gakuiryugaku.net ) は、海外大学院への学位留学を志す皆さんを支援する目的で、 在米日本人留学生 たちにより設立された団体です。 学位留学について知っていただくために、 12月下旬に全国6大学において「海外留学説明会」 を開催します。会場は日程順に、早稲田・慶應・名古屋・東京・ 九州・京都の各大学です(詳細は本メール末尾をご参照下さい)。 皆さんは日々の研究や勉強に、十分な充実感をお持ちでしょうか。 もし現状に物足りなさを感じているならば、 海外の大学院へ学位取得のために留学する「学位留学」 という選択肢を、ぜひ考えてみてください。 欧米のトップの大学院の多くでは、 学生はRAやTAによって学費を全てカバーされるだけでなく、 生活費としての給料も支給されます。 世界中から集まった優秀な学生たちと切磋琢磨する環境は刺激に溢 れ、挑戦する目標には事欠きません。 そんな素晴らしいチャンスがあること、 そしてきちんとした情報に基づいて準備をすれば、 そのチャンスは実は手の届く距離にあること。この2つを、 米国留学中の学生の生の声を聞いて知っていただくことが、 本説明会の目的です。 参加費はどの会場も無料です。 各会場の参加事前登録をお願いしています。 事前参加登録なしでも聴講いただけますが、万が一、 会場が満席になった場合は、 参加登録をされた方を優先させていただきます。事前参加登録・ 説明会の内容・地図などは、 米国大学院学生会のHPへアクセスし、 各会場の詳細をご覧ください。 http://gakuiryugaku.net

一長一短

一長一短 人や物事について、いい面もあり悪い面もあること。長所もあり短所もあって、完全でないこと。 しょっぱなから脱線で始まることにする。 この前のブログ「エッセイ続き」を書いたあと、「一年間ぐらいブログ読んでましたが、(研究者は男性が多いから)てっきり男性だと思っていました!」というコメントをいただいた。「コメントが届きました」のメールをBloggerからもらって、コメントを読んだのだが、どうもコメントされた方はブログのほうからは消してしまったらしい。 私は親と電話して「男だと思っていたらしい!」と二人で受けてたのに。残念。 では、「日本にいては想像できないんでは?」というアメリカの研究状況について。 私のラボはボスを含めて5人である。フランス人同僚がワインの首都(ボルドー)に帰ってしまい、テクニカルアシスタントの男の子も無事メディカルスクールに入ってしまって、なんとボスは男性だが、その下全員女性ということになってしまった。あまりにバランスの悪いので、ボスに「女性が多すぎる」という意味不明な文句を言ったのだが。ボスがいうには、最近はメディカルスクールも女性の割合がおおいし、PhDコースに来る学生も圧倒的に女性が多いとのことである。 そういえば隣のラボも、別の隣のラボも女性が半分以上を占めている。ついでにいうとfull professorレベルではまだ女性の割合は50%とかに達してないと思うが、その下のレベルではかなり女性の割合が高い。 なぜか。 男性はPhD(博士)なんていう、給料の悪い職にはつかないのである。たぶんMBA(経営学修士号)なんぞを取っているのであろう。それかFinancial(ファイナンシャル) 系に勤めてEconomic Crisis(経済危機)を引き起こしたか。。。。逆に大学の先生になってしまえば、独立しているので、「子供が熱を出したから引き取りに来て」という保育園の急な要望にも対応できるのである。うちの大学の免疫学のセミナーに招待された女性の先生とかも「子供が病気になったので」という理由でセミナーをキャンセルしたことがある。まあ、私に取っては「大吹雪で飛行機が飛ばなくなったので来れない」と「子供が病気になったので来れない」は同じレベルである。どっちもかなり不可抗力。 ということで、コンピューターとかメカニックは知らない

エッセイ続き

昨日ハーバードの英語教室のためのエッセイを書きはじめた。なぜ英語を勉強しているから始まって、英語教室で何を習ったかまで書くのである。 英語教室の先生のアドバイスにより、Intersectionalityをエッセイに組み込むといいらしい。Intersectionalityは人種、男女、宗教による差別とかである。 私は自分の人生で差別されたことはない。ひょっとしたら鈍感だから差別されていても気づいてないのかもしれないが。 でもエッセイの性質上、差別を無理矢理にでもくっつけないといけない。 ということで、無理矢理くっつけた(笑)。 1.日本の大学の教員はほとんど男性である。 東京大学のウェブサイトによると、平成19年5月1日時点で、男性教授1,205名、女性教授49名 である。女性は全体の3.9%である。東京大学どうもデータありがとう。 2.日本で女性研究者でやってくのは大変そうなので、日本に帰らずに、アメリカでやってくことに決めた。 3.そしたら英語でグラント(研究費申請書)書かないと。 4.じゃ、英語習わないと。 という論法でいくことにした。この東京大学のデータを織り込みながらエッセイ書いた。数字とかデータとかを入れると説得力がでる。 書いている途中で思った。 私って、ひょっとしてRefugee???? (Refugeeは戦争・災害などの避難民 政治的・宗教的亡命者のこと) 無理矢理つけた差別を書いた自分の文章で落ち込んでしまった。(←何やってるんだか。) もっとも「日本で男性優位の世界でやっていくのと、英語でグラント書くのとどっちが大変?」という疑問もあるのだが。一体どっちだろう???? さて、私は私のエッセイによるとrefugeeであるのだが(笑)、うちの親によると「遊牧民」であるらしい。思えば小さい頃から転勤族であるし、大学は地元のには行かなかったし、 博士課程終了後はドイツ行っているし、その後はボストン来ちゃったりしたし、各都市でも引っ越し何度もしているし、確かにそうである。そういうことで持ち物は最小限! いつなんどき草を求めて移動するかわからないからである(大爆笑)。 ほとんどの物は誰かから買った中古品だし、引っ越すときは全部売っぱらうのである。そして実家には、たぶん小さいころの写真のアルバムぐらいしかないのである。いや

エッセイ

Harvard Extension Schoolの(地獄の)英語教室でもらったビラに、「2ページのエッセイ(もちろん指定のテーマに沿って)書いて、選ばれたら、授業料を返してもらえる」とあるので、はりきって英語書いてます。 もらえても、もらえなくても、英語書かないと、英語を書く技術は上達しないしねー。 今日の教訓 頑張って書くし。

The Animators of Life

やっと英語教室の本読み終わったー! 疲れた。 さて、本題に入って。 The New York Timesで面白いビデオを見つけた。 The Animators of Life (生命のアニメーション) アメリカの中間選挙が終わって、共和党が勢いを盛り返して来たので、Nature PodCastもScience PodCastも「サイエンティストは何をやっているかを普通の人にもっと説明すべきだ」と言う話が出ていた。 こういうビデオがあると面白いよねー。 今日の教訓 こういうビデオがあると面白いよねー。 過去のブログ ・ BBC Lifeと動物園

BBC lifeアメリカ版とイギリス版

Image
Netflixで借りれるBBC lifeはナレーションがOprah Winfreyである。今までのBBC EarthシリーズのPlanet EarthとBlue Planetはイギリス人のDavid Attenboroughがナレーションだったのであった。正確に言うと、BBC EarthシリーズはイギリスのBBCとアメリカのDiscovery channelが共同で作っている。 すばらしい画像、おそらくものすごい時間と忍耐を費やしたのであろう。そして、生命の神秘というか謎というか、「自然ってなんてすごいんだろう」と思う。 なのに、アメリカ版であるOprah Winfreyのナレーションは、まるで5歳児に語るような感じ! さすがアマゾンでOprah Winfreyのナレーションの方は★が1個半ぐらいで「ナレーションに耐えきれん」と書いてあって、David Attenboroughのナレーションの方は★が5個「最高!」て書いてあるだけはある。 Oprah Winfreyのアメリカ版に耐えきれなくなって、 買ってしまった、Davit Attenboroughのナレーションの入ったBBC lifeイギリス版(笑)。昨日到着した。パッケージのカバーに The Original UK series narrated by David Attenborough って書いてある。ふふっ。 一瞬「ひょっとしたらDVDのリージョン違うかも」とか思ってしまったが、無事動いた。 DVDからして違う。アメリカ版、イギリス版どっちもDVDは4枚入っているのだが、アメリカ版は"insects(昆虫)"は2枚目のDVDである。それに対して、イギリス版は3枚目。 そこからして違うのかー。 試しにInsectsをもう一度見てみた。David Attenboroughの方が声に真剣味がある。例えばオーストラリアのハチの話で、オスがメスを取り合って殺し合うシーンがある。その最初の最初でメスが巣作りと子育てに励んでいるところで、 Oprah Winfreyはgirl's worldと言っていたが、David Attenboroughのほうは、female's worldと言っていた。違いが微妙な英語に出てくるようである。 しまった。

銀行が手数料をあげるそうです+ボストンの芸術の秋(というか、もう冬)

Image
朝からぼーっとBoston.comの表面を見ていたら、 Banks raise fees, put squeeze on consumers という記事を発見。 Economic crisisの原因を引き起こして私の資産を減らして、さらに1ドル82円にしたあげく、さらに手数料をあげる気かー! (←って、どこまで銀行のせいかわからないけど) ビデオのおじさんは、「大手の銀行から小さな銀行に移るか、探すと手数料の取られない口座があるから、それに移りなさい」と言っていた。私のはFidelity investmentsのMySmart accountなので、手数料は取られない。私はバンク・オブ・○メリカの口座をまだ持っているが、メインバンクをMySmart accountにしてから困ったことがない! ていうか、バンク・オブ・○メリカの口座使いにくいよー。 文句をいいつつ、それでもバンク・オブ・○メリカの口座を維持しているのは、たった一つ。 Museum of Fine Arts(日本語名ボストン美術館)が月の最初の週末にバンク・オブ・○メリカのカードを見せるとタダになるからである。入場料は20ドル。 この非常によい話は、美術館のウェブサイトにも載ってないし、もちろん美術館にも書いてない。いつも心配になるので(笑)、チケットもらう時に、「バンク・オブ・○メリカのカードで今日タダになるってきいたんだけれど」と言う。すると「そうよ」と言われてあっさりチケットくれる。 くわしくは、 Museum on US のウェブサイトでどうぞ。他の美術館もタダになるけれど、いつ無くなるのかわからないので、ちゃんとチェックしてから行ってねー。 ファイナンスからどんどん脱線していっているが、Museum of Fine Arts (MFA)は11月20に新しくAmerican wing(だったっけ?)を開けるそうです。 もう一つ思い出した。 <40 = $20 40歳以下なら$20+$5.50 service feeでBoston Symphony Orchestra(ボストン交響楽団)を聴ける。きっとEconomic Crisisでクラシック音楽にお金を使える人がへったのだろう。 幸運にも40歳以下である方!どうぞ利用してください。 今日の教訓

仕事を効率的にするには

最近私のまわりではベビーブームらしく、友人達が次々と子供を産んでいる。合計6人の赤ちゃんが生まれ、あるいは産まれる予定である。そのうち4人は双子である。 そして、子供ができたときの研究者の仕事は、どの国にいても大変そうである。   第3回 両立できる? 研究者夫婦の子育てと仕事 ちなみにprinciple investigator (PI ラボのボスのこと) になってしまえば、比較的「子供が風邪ひいたから迎えに来て」というデイケアの要求にも対応できる。。。。と聞いたが、本当かどうかは不明。 さてさて、私もなんか最近忙しいのであった。一時的と思われるのであるが、どうなのかは不明。同僚と私の最近のホットトピックは「どうやったら効率的に仕事をすることができるか」である。 ということで、小さい子供が二人+ハーバードでPI+研究も非常によろしいというお母さん研究者が、どうやって効率よく仕事をしているかを書いた文章(英語)。 How To Survive and Thrive in the Mother-Mentor Marathon 女性研究者必見。ちなみに男性も必見と思われる。 私のお気に入りのは、 Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty の Chapter 6: Time Management である。 それにしても、勝間和代さんでも誰でも、子育てしながら成功している人は、どうも徹底的に無駄を省くようである。どの文章(本)を読んでも書いてあることは、 ・一番大事な仕事からやれ ・人に頼めることは頼め。 ・Learn to say No (「いいえ」と言うことを習え) ・5分とか10分とかの隙間時間を利用しろ。 である。 この前読んだ本「10 natural laws of successful time and life management」にあった気に入った文章を引用する。 Write down the most important tasks you have to do tomorrow and number them in order of importance.

1ドル80円

Image
最近1ドルが80円になってしまって思うこと。 ・おいそれと日本に帰れない。 ・逆に家族にこっちに来てほしいと思う。 ・100000ドルの給料は1ドル120円だったら1200万円でウハウハだが、1ドル80円だと800万円にしかならない。アメリカドルで給料をもらっているビンボー・ポスドクの場合、日本円にすると超ビンボー・ポスドクになる。 ・逆に日本の年収800万円はアメリカドル換算では年収100000ドルで、日本の年収400万円はアメリカドルで50000ドルになる。ということは、「不況で給料が減ってしまって。。。。」というのは、アメリカドルで換算すると、別に変わってないってこと???? さてさて、話は変わって。 この前友人から The Earth Plus 5% という物語をもらった。ウェブページは英語だが、興味のあるかたは、 日本語のファイル をダウンロードして見てください。  これがなんともうまくお金の仕組みと銀行の仕組みを説明している。 物々交換からはじまって、お金(金)が導入され、その後紙幣が導入され、小切手が導入され、さらにクレジットカードが導入されるのである。その間にファビアン(銀行のことと思われる)はお金をかす代わりに5%の利子を要求するのである。 世界のお金を村ぐらいのサイズに縮小して考えてみる。ファビアンが二人に100枚ずつ貸すとする。その二人が1年間ビジネスをしたら、どちらかがもうけて、どちらかが損をする、あるいは二人とも100枚ずつ持っているとする。でも二人とも金貨5枚をファビアンに返さないといけない。そして、村で発行した金貨の数だけしかお金は存在しないわけだから、「5%の利子分の金貨も作るべきなんじゃないの?」という意見をファビアンにする人もいるが、結局うやむやになってしまう。 ああ、なるほどー。 いやー、利子考えだした人、とんでもなく賢いわ。  それでインフレがあるのね? 違う? そして、ファビアンの作戦にやられた気分になってしまったのであるが。 当然、送って来た友人は銀行が嫌いであった。 今日の教訓 じゃ、どうしようかしら? 過去のブログ ・ なんでアメリカが世界一の国かさっぱりわからん その20 お金行方不明