英語の勉強

この前ボストンにいる友達(研究者)から相談を受けた話。英語を上達させるために、ハーバードの(地獄の)英語教室(夜の教室)に行った方がいいかという相談である。

「行ったらいいねん」という返事をした。

理由。
1.研究留学でわざわざボストン(というか、アメリカ)まで来た理由の20%ぐらいは英語上達のためである。単純に考えたら、英語上達しなくていいなら、日本の他の研究室で武者修行すればいい。

2.日本に帰ったら(たいがい)アホほど忙しくなるので、 英語の勉強する時間なぞない。

3.ハーバードの英語教室ぐらいの高品質の英語教室は日本には存在しない。

「日本に帰ったら絶対『あの時英語の勉強しときゃよかったー!』って思うよ」っていう返事をメールで送ったら、納得していたようである。

そんな話を他の友達としゃべっていたら、その友達は日本にいた時に語学留学に行ったという話をしていた。へー。と思って語学留学の料金を調べてみた。

ボストン語学留学の費用(RyugakuSite.com)
ボストンに6ヶ月間、語学留学した場合の留学費用の一例です。
合計(円)1,154,262円 つまり115万円。

為替ルート1ドル 93.36円で計算されているから、今ならちょっと安くなるけど、それでも100万円越してる!
しかもくわしく見たら週20レッスンの午前あるいは午後のみの半日コースとな。

どひゃー。

ちなみにボストン大学にも語学留学がある(日本語の説明) 。夜のコースは無い。前に文句を言ってみたが通じなかった。一瞬「夜のコースが出来たら行く」っていう研究者の署名を300人分ぐらい集めたろうかと思ったが、やってない。
ボストン大学の語学教室、夏の12週間(3ヶ月間)のコースで、これまた午前中のみっぽいので、合計$12,486(1ドル80円で998880円)+航空券が必要。。。。
皆様リッチですわー。というか、私は学生の時に語学留学しようって考えた事もなかったわ。だいたいうちは貧乏だと思ってたし。

と、ここまで書いて思い出した事。ハーバードの英語教室、昼は誰かのNanny(乳母)をしていて、夜のコースに来るという人がいた。「将来はビジネススクールに行くのが夢!」と言って勉強していた。そこで、アイデア。家の一部屋で下宿してもらって、ご飯も食べてもらって、昼間に子供の面倒を見てもらって、夜は英語教室に通ってもらうのはいかがなもんだろう。ただし私には子供はいないからNannyは必要ない。そういう状況にでもなったときには、真剣に検討することとする。ビザがどうなってるのか不明だし。


ちなみにハーバード英語教室の夏の夜のコースは、普段の春や秋よりもなぜか高くって$1320である。週2回、たしか普段よりも時間が長くて2時間半。

アメリカで働いていると英語力は上がるけれど、遅い。だからアメリカで働きながら英語の勉強が一番だと思う。まあハーバードの地獄の英語教室は、本当に大変だけれどね。しかし、「一緒に研究していた同僚(ポスドク)が、ハッとしたらいつの間にか夜学でMBAを取っていた!」というのと比べたら簡単である。それにしても、世の中には気合いの入った人がいるものよ。そういう人達のいる世界で凌ぎを削り合うのであるから、英語の勉強ぐらいしたほうがいいかもしれない。

今日の教訓 人生ずーっと勉強ですよ。

過去のブログ
エッセイ続き
地獄の英語教室、はじまりはじまり

Comments

Popular posts from this blog

起業家のポッドキャスト(How I Built This)

ポップコーンは携帯では、はじけません

4年目にしてコロナに初めてかかった

世界で100人の最も影響力のある女性 2009年版

Ph.D student (博士課程学生)のこころえ