シンシナティ その2

さて次の日(Columbus day)は、シンシナティは平日であるが、友達が休みを取ってくれた。朝から子供をdaycare(保育園みたいなやつ)に預け、なぜかDunkin' Donuts(ダンキンドーナツはボストンが本拠地)に行って朝ご飯を買い、いざ出発! 目的地は車で走って1時間半ぐらいのDayton(デイトンと読む)にあるNational museum of the U.S. Airforceである。なんでそんなところまで車で走って行ったかというと、そこには長崎に原爆を落としたB29があるのである! 長崎出身の親を持つからには、ちょっと見とかんと!

ということで、「そんな長い距離を走った事無い」という友達に無理をお願いして、連れて行ってもらった。博物館につく直前に「月曜日だから博物館はお休みなのでは!」という話になり、「休みだったらアウトレットまで戻ってショッピングに行こう!」ってな話になった。

が、残念ながら(?)博物館は休みではなかった。入場料タダ。

ちなみにデイトンはライト兄弟がいたところらしい。博物館はそのライト兄弟から始まって、第一次世界大戦、大戦の間、第二次世界大戦、朝鮮戦争、冷戦、その後ロケット(+宇宙)という構成になっている。布と木で出来ているような小さな飛行機から始まって、それが鉄製になり、大型化し、姿がシャープになっていき、最後のアポロ計画のコックピットとか衛生打ち上げるロケットとかがあった。要するに、戦争で飛行機の開発が加速したようなもんである。たしかに、気球船と飛行機では話が違うわな。それが結局月に行くとか火星になんか飛ばしてみたりという成果につながったのである。スペースシャトルもやっぱり冷戦中の話だしね。

生物系女子二人で行ったので、飛行機に対する情熱もなく、広い施設内をうろうろし「その原爆落とした飛行機はどこなん?」、「第二次世界大戦が終わった頃だから、この区画の最後のほうじゃないの?」とかいいながら探していたら、あったあった。B29!ちゃんと長崎に原爆落とした飛行機という表示あり。証拠写真を撮ったが、アジア人の少ないアメリカのど真ん中、アジア人が長崎に原爆落としたB29の写真撮っていたら、日本人てまるわかり、なんか話かけられたらどうしよーと思って、頭の中で対策を練った(笑)。誰も話かけてこなかったが!

ちなみに写真はちゃんと取れてなかった。「B29の写真撮ったら日本人てまるわかりだよねー」と友人に言ったら、「朝鮮戦争のところでもアジア人が写真撮ってたよ。韓国人か、飛行機マニアかどっちかだよね」と言っていた。なるほど。

友人は最後のアポロ計画のロケットの司令船(本物)を初めてみたらしく、わー!と興奮していた。耐熱板(セラミックだったはず?)がちょっと焦げてる感じである。 私どっかで見た事あるんだけれど、どこだったかしら。「じゃ、今度会うときはNASAとかで!」という話になった。

この博物館は飛行機の骨董品がいっぱい集まっている博物館だが、ドイツも機械がたくさん集まった博物館(Deutsches Museum)がミュンヘンにある。グーテンブルクの活版印刷機からドイツ製飛行機の骨董品まであるが、日本はそういう博物館がない。それともあるけど私が知らないだけのか? 戦闘機は別にいらないけど、日本技術の博物館があってもいいのに思うのであった。何入れるか知らないけどね。ソニーのwalkmanとか? HondaのVtecエンジンとか? ドイツ博物館に確かAiboいたしね。

今日の教訓 長崎に原爆落としたB29見てきた。

過去のブログ
シンシナティ その1

Comments

R said…
写真ごめん。。。

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