ひょー。

今日夜のBoston.comのトップ。

Eight NH patients possibly exposed to fatal brain disease at Manchester hospital

なんでも、ニューハンプシャー州の病院の脳外科が、装置を借りてある患者の脳手術を行った。その後装置には普通の滅菌処理をしてから他の患者の手術を行った。

その後、患者が実はクロイツフェルト・ヤコブ病に感染していることが判明。例の「狂牛病」である。 プリオンというタンパクの異常によって、引き起こされる。私が理解している範囲では、異常プリオンが脳みそにいって、正常プリオンのタンパク質の立体構造を異常プリオン型に変えてしまうのであった。

研究者的には、そのタンパク質が他のタンパク質の立体構造を変えることによって「感染」というところに「すげー!」と思ってしまうのであった。普通は感染とかはウィルスとか細菌とかだし。おそるべしプリオンタンパク。

だが、すげー、と感心している場合ではないのであった。異常プリオンタンパクはおそろしく安定で、ちっとやそっとでの滅菌では壊れないのである。イメージ的にはLPSである(って、全然イメージできないか)。

記事にも「化学薬品をかけてプリオンを分解しなくてはいけないが、その時は装置も使えなくなってしまう」と書いてある。

今のところ8人感染の恐れがあるそうな。どうするんだろう? アメリカの新聞のウェブサイトはコメントをかける場所があって、ああだこうだと議論がされているが。

今日の教訓 ひゃー。

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溶けるー!

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