Thursday, July 31, 2014

研究者のための思考法 10のヒント 感想文その2

感想文その1の続き。果たして本の宣伝になっているのか、それとも島岡先生のユニークな本に私のユニークな解釈が相まって話がややこしくなっているのだか、不明である。まあいいか。全部読んだ感想をいきなりクラシック音楽で説明することにする。

5年前の島岡さんの「研究者の仕事術」はブラームスの交響曲1番第1楽章で、今度の「研究者のための思考法」はブラームスの交響曲4番第1楽章である。
まるで「洗濯機と猫」みたいな表現をしてみた。(洗濯機と猫の違いについては、本の「その7、抗脆弱性とは」を読んでください)

交響曲第1番 (ブラームス)(ウィキペディアより)
ブラームスは、ベートーヴェンの9つの交響曲を意識するあまり、管弦楽曲、特に交響曲の発表に関して非常に慎重であったことで知られている。最初の交響曲は特に厳しく推敲が重ねられ、着想から完成までに21年という歳月を要した労作である。(なお、通常は数ヶ月から数年で完成するといわれる。ブラームスもこの後の交響曲第2番は短い期間で完成させている)

ティンパニでガンガン始まる曲は気合いが入りまくりである。偉大なベートーベン先生を意識して、きっとものすごいプレッシャーだったにちがいない。曲を完成させたのは43歳らしい。あのティンパニ役をやってみたい気がするが、そんなことはまあいいとして、「研究者の仕事術」はそのぐらい気合いが入っているのである。島岡先生にプレッシャーを与えたのは当然ハーバード大学である。

交響曲第4番 (ブラームス)(ウィキペディアより)
交響曲第4番ホ短調作品98(原語(ドイツ語):Sinfonie Nr. 4 in e-Moll op. 98)は、第3交響曲完成の翌年1884年から1885年にかけてヨハネス・ブラームスが作曲した最後の交響曲。第2楽章でフリギア旋法を用い、終楽章にはバロック時代の変奏曲形式であるシャコンヌを用いるなど、擬古的な手法を多用している。このことから、発表当初から晦渋さや技法が複雑すぎることなどが批判的に指摘されたが、現在では、古い様式に独創性とロマン性を盛り込んだ、円熟した作品としての評価がなされており、4曲の交響曲の中でも、ブラームスらしさという点では筆頭に挙げられる曲である。ブラームス自身は「自作で一番好きな曲」「最高傑作」と述べている。

ブラームス51歳のときの作品らしい。交響曲も4つ目だし(余裕という意味)、人生の悲しみも知ってしまったし、(クララ・シューマンは一生好きだし独身だし)、まさしく老成したブラームスの曲である。
と、ここまで書いて「島岡先生がもっと円熟した本を書いちゃったらどうしよう」と思ったが、その時はその時また考えるとする。

曲を知らないけど気になるという人はYoutubeで適当に検索してきいてみてください。

ついでに昔友人に、「ベートーベンのクロイチェル・ソナタを聴きながらトルストイのクロイチェル・ソナタを読んだら雰囲気出るよね」っていう話をしたのを思い出した。交響曲第4番をききながら研究者のための思考法を読むのもおすすめである。

さて。
「作者の意図するところを述べよ」という国語の問題は全滅だった私が、島岡先生の本を読んで他の情報と加えて思考して展開すると、こんな風になる。「その9 創造的な仕事をするために」、「その5 知的しなやかさ」)の話、「その1 好きなことをする」を読んで混ぜた感じである。

「日本人は創造性がない」と思いこんでいるが、そんなのは真っ赤なウソである。ただし、日本にいてはありふれているので気づかない。あるいは、受けるところが全く違うので全く気づかない。従って日本の創造性を見つけるには外(海外)に行って誰かに発見してもらうか、あるいは外国人に日本で来てもらって見つけてもらうかである。

例その1.浮世絵
絶対日本よりも海外のほうが評価高いと思う。この前も友人のボスに「論文が通って雑誌の表紙を飾ることになって、浮世絵使いたいんだけれど」というなかなかな難題を言われた。最近Museum of Fine Arts(ボストン美術館(本家))に浮世絵が見当たらないと思ったら、ただいま日本に里帰り中

例その2.アニメ

Youtubeにあった日本のアニメトップ10である。まあスタジオ・ジブリは誰でも知っている正統派アニメ映画だからおいといて、AkiraGhost in the shell(日本語名 攻殻機動隊)とCowboy Bebopをご存知?
トップ1はAkiraで1988年のアニメである。私はドイツでルームメイト(アパートメントメイト?)に「素晴らしいアニメだ!知らないのか!」と貸してもらって見た。(Cowboy Bebopも別のルームメイトに貸してもらった。)
AkiraはTime誌のThe 25 All-TIME Best Animated Filmsにも載っているのである。どこが「ガイジンが見てトップにランクする素晴らしいアニメ映画」なのか不明(笑)10年ぐらい前に見て分からなかったが、今ならわかるかもしれないから、またNetflixで借りてみてみよう。

Ghost in the shellはついこの前見た。なんでも映画Matrix(マトリックス)に影響を与えた映画らしい。それが証拠に緑色の文字が横に流れる(笑) (Matrixは縦向きである。あのMatrixの緑色の文字はちゃんとチェックしてないけど、カタカナの鏡文字だと私は思っている。)Ghost in the shellには雅楽みたいな日本音階の曲がついている。現在IMDbの評価で8.0ポイントなのだが、こっちもどこが素晴らしいのか不明(笑) Ghost in the shell 2をNetflixにQueue(観たい映画のリスト)に入れているので、そのうち観る予定である。

今日の教訓 何が日本国外で受けるかは、さっぱりわからん。

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研究者のための思考法 10のヒント 感想文その1

Tuesday, July 22, 2014

研究者のための思考法 10のヒント 感想文その1

島岡先生の、「研究者のための思考法 10のヒント」が届いたので、ただいま読書中である。なんたって島岡先生の書いた本はするめみたいな感じなので、しばらく噛まないといけないのである。

いきなり外伝から読む。10のヒントのうちの11番目からである(笑) なんたってタイトルが「読書術と毒書対策 無理せず優位性を構築する」である。

毒書あるある!

日本に帰ると本屋によって最近の本の物色をする。すると大抵「○分で分かる××」とか、「△週間で出来る英語」とかある。○分で何かがわかったり△週間で英語が出来たら私なんか苦労しないぞ。大体何年ここで英語で苦労してると思うねん! それにしても、最近の日本の本て文字が大きくて空間が多いよね。たまに「このぐらいの質だったら私でも書けるんじゃないかしら?」とか思うわ。古典とか読むと行間も狭いしぎっしり書かれてるし手応えも歯ごたえもあるんだけれど。で、読書対策じゃなくって毒書対策としては、私としては、こんな感じである。

1.古典を読む。その年のベストセラーでも次の年に本屋から無くなっているような本はあんまり意味ないのである。ということで、時間を経ても残っている古典作品は読む価値ありである。
2.海を越えて渡って来て世界的に翻訳されている本は読む価値あり。ちなみに村上春樹は海を渡って英語に翻訳されているしドイツではドイツ語にも翻訳されていた。

さて、この「読書術と毒書対策 無理せず優位性を構築する」であるが、サブタイトルをそのまま「本」から「論文」に置き換えてみた。

「優位性を生む読論文術」
「自分にとっての良論文に出会う確率は低い」
「論文の効用は過大評価されている:『人生を変えた1報』という幻想」
「複数形の論文に価値がある」
「毒論文:論文の弊害は過小評価されている」
「たくさん読んで”毒論文”に免疫力を」
「どんな論文を読めばいいのか」
「”みなと同じ論文”はよくないのか」
「自己啓発系ビジネス論文の読み方」(←これはちょっと無理あり?)
「論文を読む時間はどのようにしてつくるか」

うむ、かなりぴったし。
「これ怪しい」という毒論文いっぱいあるし(笑) 対策としてはたくさん読むしかないし、複数形の論文で対応するしかないし。良論文に出会う確率も低いし。そしてなぜか、ツメが甘い論文を連続的に産出するグループもある。あれはなぜなのだろう? ちなみに私はFacebookをブロックするためにAnti-Socialを自分のコンピューターにインストールしているが、最近はいろんなところのパスワードを難しくした結果覚えられなくなり、それが壁になっているところである。

さらに「毒書:本の弊害は過小評価されている」のところの「本を危険と感じる現代人は少ないでしょう。。。。。」との所を読んで「焚書坑儒」を思い出した。ウィキペディアによると

焚書・坑儒(ふんしょ・こうじゅ)とは、中国を秦王朝が統治していた時代に発生した思想弾圧事件。焚書・坑儒とは、「書を燃やし、儒者を坑する(儒者を生き埋めにする)」の意味。

である。さらに「Kindleに突っ込ん読」中であったFahrenheit 451(日本語名華氏451度。なんでもドイツ人友人によると授業で読んだらしい)を思い出して、島岡先生にきいたところ、ここからヒントを得ているそうである。私は読んでないけど、「Kindleに突っ込ん読」にしておこう。

さて、数日後「本の効用は過大評価されている:『人生を変えた1冊』という幻想』というのは結局あるんではないか」と思ったのである。なぜかというと、昔ハーバード地獄の英語教室で読んだ本を書いた人はノーベル賞を取ったが、過激派に命を狙われていたらしい。さらに言うと、「ロシア革命を引き起こし、ソビエト社会主義のきっかけとなった本」って無かったっけ? 国をひっくり返すぐらいだから、人の人生ぐらい変えるだろう。もちろん1冊ではなく、本+いろんな条件があるだろうけど。

さらに時期を同じくして親から来たメール。どうも「疎開した40万冊の図書」という映画を見に行ったらしい。

1944年から1945年にかけて日比谷図書館の40万冊子の本を疎開させたそうです。1945年5月25日の東京大空襲で、日比谷図書館は全焼します。東京は、その他の図書館も全焼し、東京以外でも空襲にあったところはほとんどの図書館が全焼した。さらにこの事実の凄いところは日比谷図書館の館長に就任した中田邦造は民間人が所有している貴重な本を買い上げてまで疎開させたところです。

ということで本は大事である。だが、論文ばっかり読んで実験しなければ研究がちっとも進まないのと同じように、本ばっかり読んで経験しなければ人生がちっとも進まないだろう。

さて、次に読んだのは10のヒントのうちの12番目(笑)「知的生産のための健康術 研究ができる人はなぜ筋トレをするのか」。優秀な人で体力作りに励む人はいっぱいいる。理由はいろいろあるだろうが「運動すると気分が良くなる」という説もある。「走っている時にひらめくので、わざわざやたらと走る」という人もいるし、私は自転車で走っている時に「あっちとこっちがつながったり」することもある。

前も飲み会で「うちのボスは雪が積もって自動車道が埋もれるまで、雨の日も雪の日も走ります」という話を聞いた。なんでもそのボスはパテント(特許)を持っていて、他のProfessor(教授)よりもオフィスが大きいらしい(←なんて分かりやすい)。あやかって(?)私も雨が降っても自転車通勤することにしている。もっともレインジャケットとレインパンツを着ればいいだけなのだが。

この前もどっかのDirectorがトライアスロンをよくやっているという話を聞いた。私は「フルマラソンを走れる人は成功している」説を勝手にたてているのである。そんなことを言っていたら同僚は今年のボストンマラソンを完走してしまった。

私は、まだ10kmしか走れないんですけどー!!!

フルマラソンには程遠い。だが、人生も長いし、何もいそがんでもいいか。

そして、島岡先生は「オフィスを構えたらチェアにお金をかける」ということでハーマンミラー社の椅子(日本で買うと13万円らしい)を持っているそうである。対抗して(?)私のオフィスの椅子はこれである(笑)
その辺のセミナー室にあるような椅子である。回転椅子もあるのだが、アメリカの椅子は何故だか太ももの長さ(←日本語でなんと言う?)が合わないのである。「回転椅子は実は腰に悪い」という噂もどこかで読んだし、ドイツにいたときもなぜかこういう椅子(というか、ドイツ人皆でこんな感じ)だったしということなのである。大体回転椅子だと正座してしまうのよね。。。足のところに車輪がついていないので、ずるずるーと下の絨毯をひきずっているが、私が引っ越して来たときには絨毯はすでに悪くなっていたのであまり関係ないのである。R01取れても高級椅子を買うかどうかは不明。

今日の教訓 「毒書」「毒論文」に注意。 運動しましょう。

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島岡先生がまた本を出した! 2014

Saturday, July 19, 2014

島岡先生がまた本を出した! 2014

私の尊敬する島岡先生がまた本を出した。島岡先生がブログに情報をのせて知ったのである。

研究者のための思考法10のヒント 知的しなやかさで人生の壁を乗り越える

「どこにその書く時間があるのか?」という疑問はさておき、アメリカにいる複数の「島岡ファン」にさっそく連絡した。皆どうにかして本を手に入れるとのことである。

私は、島岡先生がボストンにいる時に知り合った。最初誰かから教えてもらった島岡先生のブログ「ハーバード大学医学部留学・独立日記」を読んでいて、その後プロ研のミーティングに一回来ていただいた。当時ハーバードのPI(principal investigator, ラボのトップ)として活躍されていて、雰囲気はまさに「よく研がれた切れ味バリバリの日本刀」という感じであった。その島岡先生のところに教えを乞いに行ってはマヌケな発言をし、数回バッサリ切られたような覚えがないわけでもない(笑)。だがこちら(私)も海外生活が長いので、多少切られたぐらいでは懲りない。あっちにも傷こっちにも傷である。そのハーバードでの「ものすごくよく切れる日本刀」時代に島岡先生が書いた本が研究者の仕事術である。炎がメラメラしているのがぴったりなのであった。

その島岡先生が何故か三重大に行かれることになった。その時「6ヶ月間ぐらい冬のボストンで、サメがいっぱいいると言われるハーバード大学医学部で、世界中から集まった超優秀な科学者と頭脳と政治とで凌ぎを削っていればメラメラ感もいっぱいだが、三重大のある津市は温暖のどか、そのうちメラメラ感がなくなってくるに違いない」と秘かに予測したものである。(私も三重県出身) だが島岡先生、のどかな津にいても全然健在である。ある日突然メールをもらってインターネット越しに三重大の聴衆に英語でセミナーをすることになった。なぜか私がその第1回スピーカーである。しかも島岡先生は効果をmaximize(最大限にする)方なので、数日前に「実はテレビが来る事になりました」と言われた。この最大効果を得る方法は、絶対アメリカで習ったに違い無い。「テレビー??!!」と思ったが、こっち(私)もそんなことで躊躇する性格ではないので、「まー、どうにかなるわな」と思って、セミナーを終了した。無事だったか無事じゃなかったは不明(笑) ちなみに親には「あなたの英語をきいたら、皆『あんな程度でいいんだ』と安心するわよ」と言われた。きっと皆安心したにちがいない。

ちょっと脱線するが、この「躊躇するかしないか」あるいは「腹をくくって」というのは大事である。私と同じ状況でも私は、「まー、どうにかなるわな」と思っているのに対し、躊躇する人はいて、「僕で大丈夫ですか?」ときいていたりする。「えー?どうしてそこで躊躇する!」と説教したくなるものである。シェリル・サンドバーグのLEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲によると、一般に女性は(アメリカ女性は?)「私で大丈夫かしら?」という人がいて、アメリカ人男性(←躊躇するアメリカ人男性なんて、きいた事ない)に遅れを取るそうである。シェリル・サンドバーグも昇進かなんかのチャンスを「私で大丈夫かしら?」と躊躇していて、旦那さんに「男だったら躊躇しないよ」と説得されて、今の地位である。日本人男性も躊躇するしね。特に日本サッカー選手がプレーしているのを見ると、「何躊躇してる! 行けー!!!!」と思う。 そういうことで、「まー、どうにかなるわな」というのは大事である。というか、私なんか、この「まー、どうにかなるわな」で人生渡って来た感じがするが。日本の恩師も私の留学が決まった時に「まあ、まな板の上の鯉になった気持ちで。。。あ、違うか」といってぐらいで。このブログのタイトルの下に書いたぐらいだし。

一応断っておくが、私は女である(笑)

話を本題に戻して。
その島岡先生最新作が「研究者のための思考法10のヒント」である。島岡先生に「本また出したんですね。今どうやって手に入れるか考え中です」というメールを送ったら、なんと羊土社の人にかけあってくれて、いただくことになった。条件はブログに感想分を書く事。これを日本語では献本というらしいが、本をいただいた方としてはなんと書けばいいのかは不明である。日本語は謎である。それにしても、またもや島岡先生流「効果をMaximize」である。こちらも躊躇しない方なので、「喜んでー!」ということになった。

ということで、読む前から激しく宣伝である(笑) これをWin-Winということにしておこう。それにしても、本をいただくとは、私も偉くなったものである(←感慨深げ)。これもブログを書いているからであろう。島岡先生の本「研究者の仕事術 その10」にあるとおり、発信力であるブログは大切である。

さてその本を待っているうちに実験医学7月号CRISPR/Cas特集が届いた。このCRISPR/Cas特集はこれまたお役立ちで、これ一冊で私の「CRISPR/Cas9って何?」という疑問が解けたので、おすすめである。その7月号に島岡先生の本の前書きが載っていたので読んだら、一気にどよーんとしてしまった。ちなみに前書きはこっちでも読める。一部引用。

日本→米国→日本と二重に相対化を行うことにより見えてきたものは、必ずしも明るいことばかりではありません。最も重大な問題の1つが、米国風の競争原理が劣化した形で日本に広がってしまったということです。競争原理の導入は、前提となる3つの重要な社会の整備である“情報開示・人材の流動性維持・セイフティネットの確保”とセットで行われるべきでした。しかし日本ではこれらの社会整備が不十分なまま、競争原理がグローバリゼーションとともに社会に押し寄せました。その結果として、個人は(情報開示が不十分なので)意識しないうちに自分ではコントロールできないリスクに曝され、(人材の流動性が低いので)一度失敗すれば再チャレンジが効かず、(セイフティネットが確保されていないので)常に不安に苛まれ、自己責任を強要されるので孤立してしまいます。そして今後ますます個人の満足度や幸福度は低く抑えられることが予想されます。

もう一つ引用。

常勤ポジションの空きを待つための
非常勤ポジションの空きを待つための
無給のポジションという年功序列下部構造

なんてこったい。「一度失敗すれば再チャレンジが効かず」とは、こわくて何か新しいことにチャレンジできないではないか。私の「まー、どうにかなるわな」作戦が使えないではないか。最近も「ホームランを狙って思いっきり空振り」とかしたぞ。もし日本に行ったら送りバントのみ? そしてアメリカの制度がいいか悪いかはともかく、その日本の無給のポジションって一体なに? 私の場合万が一私の研究費が切れれば大学からバイバイされて、その後どこかに職を探すことになるが、こちらキリギリス国にいるアリなのでキリギリスと共に振る舞うことにして、どうにかなるだろうと思っているし、それまではホームラン狙うなり、送りバントなりする予定であるが。

そしてその前書き以降の「研究者のための思考法10のヒント」には何が書かれているのか? 乞うご期待! 

今日の教訓 失敗しても大丈夫なアメリカ、失敗が許されない日本

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インターネット経由でセミナー
自己ブランド化
地獄の英語教室、はじまりはじまり
やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術

The 100 Most Powerful Women(100人の最も影響力のある女性)2014

今年もフォーブスのThe 100 Most Powerful Women(100人の最も影響力のある女性)のランキングが出た。

リストはこっち

またもや日本人がいないー!
そしてまたもやアンゲラ・メルケル堂々1位。ついこの前もアメリカのシークレットサービスがドイツ国内にいるのを発見して非常に不機嫌。

今日の教訓 日本人女性頑張ってくれー。

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The 100 Most Powerful Women(100人の最も影響力のある女性)2009
100 Most powerful women 2007

Sunday, July 6, 2014

10000時間だけではなかった一流の人の秘訣?

誰かのブログから見つけたHarvard Business Review(ハーバードビジネスレビュー)の記事。

Why We Humblebrag About Being Busy

なぜこの現代人はクソ忙しいか(記事には自慢げに「この2週間4時間しか寝てなかった!」と言う人がいたりして)の理由+どうするかの記事である。一番面白かったところだけ引用する。

2. Rest well to excel. K. Anders Ericsson found in “The Role of Deliberate Practice in the Acquisition of Expert Performance” that a significant difference between good performers and excellent performers was the number of hours they spent practicing. The finding was popularized by Malcolm Gladwell as the “10,000 hour rule.” What few people realize is that the second most highly correlated factor distinguishing the good from the great is how much they sleep. As Ericsson pointed out, top performing violinists slept more than less accomplished violinists: averaging 8.6 hours of sleep every 24 hours.

適当な訳。
秀でるためには休息を取る。K. Anders Ericssonは「エキスパートのパフォーマンスを獲得するためには、熱心な練習が必要である」という論文の中で、よい演奏者と、すばらしい演奏者の大きな違いは、練習時間の違いである。ということを発見した。これはMalcom Gradwellが「10000時間ルール」というので名前をつけて人気にした。しかしほとんどの人が知らないのは、よい演奏者と素晴らしい演奏者を分ける2番目の因子は、どれだけ寝るかということである。一流のバイオリニストは、他のバイオリニストよりも長いこと寝る。一日8.6時間である。

なんですとー!

もうちょっとバックグラウンドを説明していたほうがよろしいかしら。これはバイオリニストを一流の学生レベル、よい学生レベル、音楽の先生レベルに分けて、どこに違いがあるかを調べたものである。一流の学生は他のレベルに比べて圧倒的な練習時間をすでに達成しており(10000時間)、そこが違うという話であった。

なのだが、Harvard business reviewの記事によると、2番目の因子として睡眠があげられ、一流の学生は8.6時間(8時間40分)も寝ているということであった。しかも論文のリンクからFigureを見ていると、その一流のバイオリニストの学生の一部、2時頃に昼寝してる???? そういえばHarvard大学医学部でPIとしてバリバリ働いている先生は、オフィスで昼寝をするって言っていたしなー。。。。。

友人と一緒に「10000時間を達成できないのだったら、あまりやる意味がない」という極端な話をしていたりしたのだが、8時間40分の睡眠のほうはいかがすべきかしら。

今日の教訓 寝ますか。。。。

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シェリル・サンドバーグのリーン・イン(4冊読んだ本の感想を書いたブログ)

Friday, July 4, 2014

独立記念日の前日花火

昨日(7月3日)は、独立記念日の花火が前倒しになって花火大会であった。インターネットで調べたところ、20時半ぐらいからBoston Pops(ボストン・ポップス)の演奏が始まり22時半から花火の予定だった。
最初インターネットでボストンポップスの演奏を聞いていた。その後、花火を見に行くことにして22時から外に出たところ、22時10分からいきなり花火スタート。

あれー? 予定よりも早いんですけど。でもそういえばインターネットの中継でなんか言っていたような。。。

と思って歩いている途中で花火見学。
ボストンを離れたかたは、CITGOのサインをお楽しみください。

20分早く花火が始まって20分早く終わってしまったので、「じゃー、帰るか」ということで家に帰って10分後に嵐が来た。雷と雨がものすごくってびっくり。Spectacular fireworks(壮観?な花火)の後にspectacular lightnings(壮観な雷)が来たのであった。あれだと、外にいた人はびっしょりぐっしょりに違いない。

今日の教訓 今日は夜にArthur君(ただいまカテゴリー2)が来る予定。

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暑いんだってー!+独立記念日 2014

Wednesday, July 2, 2014

暑いんだってー!+独立記念日 2014

ただいま部屋の中の気温29℃。雨が降るのを待っているところである。ボストンは日本の京都よりも全然涼しいのだが、なんせ途中経由でポスドクをしたドイツがとても快適だったので、毎年夏になると私はへたばるのである。

実験も間違えるしー!去年Negative selectionの代わりにpositive selectionもしたしー。後でflow cytometryで見てびっくりしたわよ。。。。研究室が涼しい(というか寒い)からなんとか今年も持ちこたえてるけど。

さて、明後日はアメリカの独立記念日であった。アメリカのプライドの日である。ボストンでもボストン・ポップスが演奏するなか花火が打ち上げられて、盛大なのである。ところが今年はTropical storm(熱帯低気圧? それとも熱帯嵐?)の Arthur(アーサー)がちょうど独立記念日にこっちに来る事になった。こっちの熱帯低気圧およびハリケーンには名前がつくのである。毎年A, B, C, Dというぐあいに名前がつけられ、その最初のArthurが登場。

で、なんとボストン・ポップスと花火は明後日から明日に移動! びっくり!
With Arthur Bearing Down, Boston Pops Fireworks Show Rescheduled

アメリカのプライドでも天気にはかなわなかったか。。。。。まー、Tropical stormからハリケーンカテゴリー1にランクあげされるという噂もあるし、大事を取った方がいいかもね。それに男性の名前のついたハリケーンは女性の名前がついたのよりも畏敬で扱われるという研究もあるし(笑)

Female-named hurricanes kill more than male hurricanes because people don’t respect them, study finds
日本語訳(研究結果によると、女性の名前のついたハリケーンは男性名のハリケーンよりも死亡者を多く出す)
↑良くも悪くも結構話題になった話。

今日の教訓 ところで一体雨はどこへ?

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暑い!