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年末大掃除

年末になると掃除をしたくなるという日本人の性格がまだちゃんと残っているらしい。 今日は台所と廊下を掃除した。 汚くなったガスレンジをスポンジでこすっても、ちっとも落ちない。 スーパーマーケットに行って磨き粉(昔使っていたホーミングみたいなやつ)を買ってこようかな、でも面倒だなと思いつつ掃除していた。 そしたら思いついた。 ベーキングソーダを使おう! 日本語で言うところの重曹である。ドイツ語ではNatronと言う。 昔親が「『大草原の小さな家(古き良きアメリカのホームドラマ)』ではベーキングソーダを使って掃除してたわよ」と言っていたのを思い出したのである。 そして、アメリカの歯磨き粉にもベーキングソーダは入っている。 料理用ベーキングソーダ(なぜか200gぐらいある)を取り出して裏を見ると、掃除用使用方法が書いてあった。 1.スポンジにつけてこすってください。金属に傷がつくことはありません。 2.茶渋とかコーヒーのカスを取るときは、ぬるま湯に溶かして漬けてください。 お値段は59セント(80円ぐらい) 試しに粉をまいてスポンジでこすると、きれいに取れる。 すばらしい! さらにシンクもゴシゴシ。 やや茶色くなっていたシンクもピカピカ。 すばらしい! 大体マフィンに使うときは、ティースプーン数杯しか使わないのだ。 ほとんど棚の無駄物と化していたのだ。 掃除として使っても何の問題もないわけだし、使いまくっても1箱59セントしかしない。 洗剤みたいに残ると体に良くないとか考えなくてもいい。 なんたって食べてるんだし。 ちなみにドイツ式に掃除をするときは、蛇口をぴかぴかにする。 普通に布でこする。水滴の跡をきれいにこするわけだ。 ドイツでルームメイトがバスルームの蛇口を一所懸命こすっていた。 まるで新品みたいにぴかぴかにしていた。 すると洗面台とかシンクの雰囲気が全く変わる。 今日はベーキングパウダーでゴシゴシし、その後きれいに拭いておいた。 ベーキングパウダーとベーキングソーダの違いはアメリカ人に教えてもらったが忘れた。 鏡と窓の拭き方は日本式が今のところ一番いいような気がする。 新聞紙をたくさん用意し、水でぬらして拭く。乾いた新聞紙でからぶきすると水滴の線がつかない。 雑巾で拭くと毛がついてきれいじ

掃除サービス

掃除なんか嫌いだという人のために、ドイツでもアメリカでも掃除サービスがある。 インドの親の所にも掃除にくるそうだ。 ドイツ語で掃除をする女性のことはPutzfrau。たいていトルコ人 結構安いのか、私の友達が二人でPutzfrauをシェアすることを検討していた。 アメリカではcleaning serviceという。 確かに夫婦共働きでがんがん働いていたら大きな家を掃除するヒマなんかないだろう。 掃除するヒマがあったら家族とだんらんか? おまけに別荘まであったら、その掃除をしに行くはずが、ない! ためしにGoogleに「cleaning service boston」と入れてみた。 結構「タダで見積もりします」というところが多いが、一つだけ金額を書いていた。 1ベッドルーム、1バスルーム、1ダイニングルーム、1リビングルームで$50。 うぬ? 一部屋$50かそれとも全部で$50か? 2ベッドルーム、1バスルーム、1ダイニングルーム、1リビングルームで$60。 3ベッドルーム、1バスルーム、1ダイニングルーム、1リビングルームで$75。 4ベッドルーム、1バスルーム、1ダイニングルーム、1リビングルームで$85。 数学の単純な計算でいくと1ベッドルームのアパートだったら$50か。 本気か? craigslistで調べてみたところ、 最低2時間で1時間35ドル、それで洗濯も皿洗いもすると書いてある。 本気か?  時給35ドル(4000円ぐらい?)なら、結構いい仕事だ。 私が昔やっていた家庭教師よりもいいぐらいだ。 ドイツを検索してみた。 あやしきドイツ語で理解したところ、「1時間10ユーロ。3時間ぐらいでお願いー」とか書いてある。 簡単なアルバイトという感じか? 10ユーロは今1500円ぐらいである。 ちなみに日本の場合はどうなんだ? ダスキン 3DK/3LDK 1週間に1回のサービス 22,050円〜 4週間に1回のサービス 34,650円〜 お掃除専科 3LDK 水周り+部屋全体掃除機かけ 月1回 20000円/回 高い! どおりで日本人は自分でするわけだ。 共働きで、収入が相当ないと手がでない。 しかもアパートを1ヶ月掃除しないでほったらかしにしておくと、大変なことになる。 逆に考え

ドイツとアメリカの研究のしかた

さっきドイツとアメリカの研究の仕方の違いを書いていたら、間違って消えてしまった。 さいあくじゃー! 気を取り直してもう一度書き直す。 まず私と中国人の友達がいたドイツの研究所の研究方法はこんな感じである。 ドイツの研究所では、誰かに実験方法を教えてもらおうとすると、プロトコール(実験方法を書いた紙、たびたびドイツ語)をくれるだけでなく、親切に教えて くれた。 一度目は見せてもらって、二度目は自分でやってみて、わからないところは聞いたら、実験は大抵できるようになる。 更に親切なときは、実験をやってもらう。この場合は共同研究者になる。 なぜか知っているはずの細胞培養からELISAまで教えてもらったが。 私のボスは研究所のボスでもあったので(大ボス)、私が何か面白いことを発見すると、すぐさま「手伝ってやってくれ」「マウスくれ」といろいろなところに 電話をかけていた。 この素早さが大ボスが大ボスであるゆえんか。 おかげですぐに研究材料も人手を集まった。 さて、私と中国人友達の「アメリカの研究室」のイメージはこんな感じである。 実験方法を教えてもらおうとすると、プロトコールはくれるが、あんまり親切に教えてくれない。 ましてや、その道の達人が「やってあげようか?」ということにはならない。 まあ私の場合はもう研究期間が長いので、簡単な実験ならプロトコールだけで出来てしまうからいいのだが。教えてもらいたいときは「丁寧に教えて!」とねば るし。 それでも研究室内の共同研究はあんまりないのである。 結構個人プレイなのである。 私はおかげさまでドイツの2年間では論文を2報出すことができた。 しかも二つ目は2ヶ月で実験を終了させた。2005年2月上旬に「面白い現象」を発見し、2005年4月上旬にはドイツから撤退した。 もちろん実験もたくさん習った。 アメリカの研究室が決して悪いわけではない。 友達と私がいたドイツの研究室が要領が良かったのである。 二人で「あの研究所は良かったね」となつかしんでいた。 今日の教訓 初めての実験は「その道のプロ」を見つけてじっくり教えてもらいましょう。

アメリカのクリスマス その2

クリスマスにiTuneのギフトカードをもらった人たちが、iTuneのサイトに集中し、サイトが止まったらしい。 まだまだアメリカ経済は健全だ!

アメリカの病院

風邪をひいてか、そのせいで右耳がちょっと変になったので、かかりつけ病院に電話をかけた。 担当の人、 「今日は別のお医者さんにみてもらうけど、あなた一年も病院に来てないじゃないの! (かかりつけの)お医者さんの予約とるから、ちゃんとどっかにメモし ておいてね!」 一年も来てない!とか言われてしまった。 すみません。 風邪とか引くけど、一般的に健康だから別に行く必要なかったんだよー。 さすが予防の国。 あ、でも日本でも集団検診とか会社であるか。 確かに1年に一回ぐらい会っていたほうがいいな。 そういうことで、かかりつけのお医者さんの「こんにちは」と言いに行く。 これは結構重要で、最初にかかりつけの医者を選んだときに、実際に会ってないと「実は新しい患者もう持たないことにしたんだよ」とか言われる。そしたら別 の医者を探さなくてはいけない。 これを緊急の時に言われるとびっくりする。 さて、耳のほうだが、お医者さんが見てくれて、薬を処方してくれた。 「一応処方箋あげるけど、普通のOver the counterで買えるし。CVSとかWalgreenとか(ドラッグストアみたいなもの)で手に入るわよ。」 アメリカはいろんな薬が、処方箋無しで買える。 そうやって、医療費を下げてるんじゃないかと思う。 アメリカでは保険会社が契約しているジムに年間100日ぐらい行くと、ジム代をサポートしてくれる。 映画「スーパーサイズ・ミー」の国だし。 ボストンは都会だからか、あまりデブはいないよ。 今日の教訓 たまにはお医者さんに会いましょう。