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結婚カウンセリング

アメリカ人の友達が結婚することは、この前「結婚式に招待されました」で言ったが、昨日その友達と婚約者と私の友人とDimSum(飲茶)に行った。 http://www.jumboseafoodrestaurant.com/ ボストンに来た人は是非どうぞ。地下鉄DラインのNewton Center駅の近くである。 そのときの会話によると、アメリカのクリスチャンが教会で結婚するときは、結婚カウンセリングをしなくちゃいけないらしい。 7時間 7時間ですよ7時間。 結婚の心得とかをカウンセリングするらしい。しかもカウンセリングするのは友達の叔父さん。 でも7時間ですよ7時間 私が「面白そう。私も聞いてみたーい!」と言ったらダメと言われた。 私の友達が結婚した友達に聞いたところ、その7時間のカウンセリングの時には結構突っ込んだ質問とかもあるらしい。 なぜ教会はそんなことをするかというと、結婚式を教会で挙げるからには責任があるかららしい。役所だけのときはそんなカウンセリングはないらしい。 7時間もあれば突っ込んだ質問をしたくなるわな。 私が「ラスベガスの教会はどうなの? あれも7時間のカウンセリングするの?」冗談で聞いたら、「そんなことはないよ」と言われた。 友達と婚約者は「一体何聞かれるのかしら」と気をもんでいた。 今日の教訓 アメリカでは教会で結婚するのも一仕事。

日本の所属ですか。。。。。。。

Keystoneの学会に行ったことはこの前話したが、そのとき日本のとっても偉い先生がいた。 日本の学会なんぞでは、しゃべりたい人がわんさか取り巻いていて、絶対近づけないような偉い先生である。 その偉大な先生が、学会主催者(これまた超優秀で、しかもまだ30歳代の研究者。しかもハンサム しかも独身)と二人でいるというありえない状況があった。まあ海外の学会ですからあり得るわけですね。もちろんその日本の先生は学会からご招待を受けてきているわけですが。 学会主催者の人は、ドイツの私の同僚とお友達なので、さっそくみんなで自己紹介。 私も英語で、今はアメリカのボストンにいるけど、昔はドイツの○○教授の下でポスドクをやっていたと自己紹介。 その後その日本の偉大な先生が一人でいるという、これまたあり得ない状況があったので、今度は日本語で挨拶。今やっていることとかを説明。(学会では自分 を売ることが大切です) するとその先生は言った。 「日本の所属はどこですか?」 どこって、今ドイツでポスドクしてアメリカでポスドクしてるって言ったやん。(心の中で突っ込み) 一瞬わけがわからなかった。 その後意味がわかった。ほほーなるほど。 私の答え「日本の所属は、、、、、ありません。出身は○○大学の薬学部です」 先生「ああ、そうですか」 留学してくる人達には、二通りある。 一つ目は、日本で助手あるいは助教授になり、それで日本に所属しつつアメリカに数年留学する。これが今の日本の教授先生の基本的な留学方法。留学を終えた ら日本に帰って所属研究室で研究を続ける。 二つ目は、博士課程を終えたらすぐ、あるいはポスドクを日本でしてすぐに、海外でポスドクする方法である。ポスドクを終えても、日本に帰るところは、ありません。私と同年代ぐらいの人は、こっちの方法が結構いると思う。それでも少ないが。 つまり、その日本の偉大な先生は、私が一つ目の留学をしてると思って、「日本の研究室はどこですか?」と訊いたのだ。 帰るとこなんかないですよーーーー。 日本からつながってなんかないですよーーーー。 そいでも別に、日本の出身研究室の教授とは仲悪くないですよ。この前も「一緒にレビュー書かない?」と誘われたし。 なんだか、ジェネレーションギャップみたいなものを感じたのだった。

祝 論文がPubMedに載りました。

この前論文がある雑誌にアクセプト(受理)された。 超一流ではないが、信頼のおける雑誌である。 その論文が、ついこの前雑誌のインターネットに載り、PubMedにも載った。 インターネットに載った時点で、友人に送りつけたり、昔のドイツのボス(Bosses 複数形)に勝手に送りつけたりしていた。 ちなみに、PubMedとは、こんなものね。 http://harvardmedblog.blog90.fc2.com/blog-entry-85.html 昔のドイツの同僚から「論文見つけたよ。おめでとう」と言われたり、隣の研究室の同僚からも「論文見つけたよ。おめでとう」と言われた。 そういうわけで、結構インターネットに載ってみんなに検索してもらうと楽しいのである。 今日ボスが言ったのは結構すごかった。 「今日朝スタンフォード大学に電話かけたらさ、ジャーナルクラブでお前の論文取り上げるんだって。Scary(恐ろしい)。アメリカでもトップクラスの免疫学プログラムを持っているスタンフォードだよ」 それは恐ろしいわ。 ジャーナルクラブというのは、研究室のみんなが集まって、論文を読んで議論すること。毎回一人がその論文を選ぶ。どうも私の論文が選ばれたらしい。 どんだけ滅多打ちにされるのかしら? 是非参加してその結果を聞きたいわ。 (スタンフォード大学はサンフランシスコの近く、アメリカ西の端。ボストンはアメリカ北東の端) もちろん、Scaryといいつつ、私もボスも全然おびえてない。興味津々。 それにしても、スタンフォード大学でジャーナルクラブに取り上げられるなんて、誠に光栄であります。 今日の教訓 PubMedは偉大。

日本は実は専門家が嫌い? 

今日、先輩が日本から帰ってきた。 その直後こーーーんなHPのアドレスを送ってくれた。 「博士(はくし)が100人いるむら」 http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html こえーーーー。 最後の16%と8%が特に怖い。 本当のデータかしら?(私は研究者なのでデータの出所を、とても気にする。偽データは嫌い) それにしても、あのつらい博士課程を修了して、なんで無職とか行方不明とか、そんなことになるかしら? でも、どっかの政治家も自殺したしな。 それにしても、なんで博士課程修了者が嫌われるのか不明だぞ。 アメリカは、博士課程を修了した後、さらにポスドクをする(ファーストポスドク)。 そうして「ポスドクは生かさず殺さず」という経験をして武者修行をした後、企業に就職する。 二つ目のポスドク(セカンドポスドク)をする人は、アカデミック志望。 ファーストポスドクをした後の、企業に就職する時の平均給料は年収$70,000と、友達は言っていた。本当にそうかどうかは不明。 私の友達は「ペットの健康保険まで出してくれる」会社に就職した。(彼女は犬も猫にもアレルギーがある) さあ、計算してみよう。今日のドルは、1ドル121.82円です。年収$70,000ですぞ。 よだれが出るよ全く。私は生活費の高いボストンでジリ貧生活を送ってるぞ。 そんな企業に就職しないでアカデミックをしている私は、たぶんものすごい変わり者。 日本の企業は、なぜポスドクとか嫌いなんでしょ? 専門バカだと思ってるからかしら。 でも、博士修了者とかに「お前これ勉強してくれ」とドッチャリ勉強させたらたぶん3ヶ月で他の分野網羅できる。勉強慣れしてるし、英語も読めるし(たぶん 書けるし、しゃべれるし) ポスドクともなると、実験もやらせれば切れ味すごいし。プレゼンテーション慣れしてる。 別に研究させなくてもいいし。特許事務所で働いてもいいし、コンサルタントしてもいいし。 とにかく博士課程修了者は、論理的に考えれます。(じゃないと博士取れない) あーでも、日本て時々変だしな。 灘とラサール出身で、泣く子も黙る某超有名医学部に入った人が、なんと実験用のマウスのケージ交換をしているらしい。 ケージというのは、実験用

グラント書きは、まだまだ続く

グラント書きの間の、ちょっと休憩タイム。 いやー、この前も書いたけど、やっぱり英語で25ページ行間なし11ポイントで、ページの横の空間0.5インチ(約1.5cm)は大変だ。違った。今計っ たら1.2cmだった。 書いても書いても、進まない。終わらない。 登っても登っても頂上に着かない山、歩いても歩いても何も見えない砂漠、泳いでも泳いでも見えてこない岸って感じ。(どれもやったことないけど) ボスが昔書いたグラントのコピーがあるけど、参考文献の数169個。もうひとつは180超えてる。 一日一個ずつ読んでも半年。 それだけで、もうぞぞっとするんだが。 読んで。 頭の中で消化して。 それで英語で書く。英語が変なこともわかっているが、とりあえず書く!  今未来の同僚も同じようなグラントを書いている。彼女はアメリカ人だが、それでも大変らしい。昨日ひさしぶりに会ったら疲れた顔をしていた。みなさん1ヶ月以上かかるらしい。(私の場合は3ヶ月?)今ボスは私の面倒を見なくてよくなったので、彼女の面倒を見ている。 それにしても、勉強は結構役に立っている。 PubMed(医学系の論文を検索するサイトね)の中から、点在している情報を拾い集めてくる。上は天下のNature, Scienceの論文から、下は誰も知らない、それこそ引用されたことないんじゃないかと思うぐらいの論文まで、幅広く読んでる。そして、毎日新しい発見 をしている。 ボスに「いつ終わるの?」と訊かれたので、「6月が目標!」と答えた。(本気か?) あーー、実験したい。 今日の教訓 グラント書きは、延々と続く。