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日本より黒船きたる

私の同僚がお昼ごはんの時に「これ、○○からもらったの」と、袋を持ってきた。見ると、 黒船 と書いてあったので、笑い出してしまった。 なんでも前の同僚(日本人)が学会でボストンに来て、おみやげとしてもってきてくれたらしい。 「その日本人に意味を教えてもらった?」ときいたのだが、教えてもらわなかったらしい。 黒船はねー、黒い船の意味で。 200-300年ぐらい前に日本はオランダ以外の国とは貿易しなかったの。 そこに突然アメリカから黒い船が来たの。 貿易をしようと思っていたのか、それとも植民地にしようとしていたのかは知らないけれど。 って言ったら、「 Last Samurai (ラスト・サムライ)の時代か?」と言われた。そうだけれど。。。。。。 さて、この 黒船カステラ 、アメリカ人には「パンケーキだ!」と言われていた。 中にカステラを切るナイフ(+スティック)が入っていて、私の友人は「すごい!さすが日本人(いたれりつくせり)」と気に入っていた。 専用の袋があって、 リボンがかけてあって包装紙で包んであって、 それを破ると箱があって、 それをあけるとまた袋があって密閉してあって、その中にはシリカゲルが入っていて、 やっとカステラに行き着くとおもいきや、カステラには紙のカバーがしてある。 日本って過剰包装。 それにしても日本から「黒船」と書いてあるカステラを持ってくるとは、すばらしいジョークだ。 今日の教訓 私も何かジョークになるものを日本からもってこようっと。

TOEFLには英語以外の能力が必要

TOEFLのWritingを強化するべく、Writing専用の問題集を買って来て勉強してみたりしている。 TOEFLのWritingは二通りある。 1. 文章を読んで、講義を聴いて、その内容をまとめる。 2. 質問に対して、自分なりの意見を述べる。 今は1のほうの勉強をしている。 問題集でまずやることは、 a. 文章を読んでメモを取る。 b. Main idea(主題)を書く。 c. それをサポートするsupporting ideaを書く。Supporting ideaは3つぐらい。 d. その次に講義を聴いてメモを取る。 e. Main idea(主題)を書く。 f. それをサポートするsupporting ideaを書く。Supporting ideaは3つぐらい。 なのである。 しかし、私の書いた答えと解答がずれていたりする。  ガーン! 私PhD持っているのに! 他には、文章を読んでMain idea(主題)とそれをサポートするideaを書くほうはともかく、講義を聴いてMain idea(主題)とそれをサポートするideaを書くほうが出来なかったり。こっちはリスニングの問題。 だが、問題がイマイチの時もある。 文章と講義が全くかみ合わないときである。 そのときはMain idea(主題)とそれをサポートするideaを書く気も無くなる。 まるでダメダメのセミナーを聞いているようだ。。。。 試験当日にそんな問題に出会ったら、一体どうしよう。 TOEFLは歴史、地学、生物学、天文学、心理学といった学術ネタが多い。エジプトやメソポタミア文明がどうしたとか、地震の波動のうつりかたがどうしたとか。銀河がどうしたとか。。 雑学の知識が多いほうが、とっかかりができるだけ強いかもと思うのであった。 今日の教訓 論文のAbstract(アブストラクト)のMain ideaを見つけるほうが、はるかにやさしいわ。 過去のブログ ・ TOEFL iBTの結果

Sushi Party(寿司パーティ)

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2週間前の土曜日に友達のうちでSushi Partyをした。 Sea to you Boston で友達(アメリカ人)が寿司ネタを買って来てくれた。 私は寿司飯作り担当。 寿司飯が出来たあと、全員で巻きに挑戦。 魚はどうもアメリカ人には"Fishy(魚くさい)"らしく、友達は魚を手袋で触っていた。 左から時計周りにSalmon(サケ)、Tuna(マグロ)、Yellow tail(ハマチあるいはブリ)、White Tuna(ビンチョウマグロ)。 アメリカ人はInside Roll(ご飯がまわりにあって、中に海苔がある)のが好きらしい。どうも海苔はSea weed(海の雑草)であるので、嫌いらしい。でも見えなければいいらしい。 イクラのことをSalmon Eggと言えば「うわー!」と言って食べないが、Salmon Caviarと言えば喜んで食べるからな。アメリカ人、いい加減なものよ。 Caviar is the processed , salted roe of certain species of fish , most notably the sturgeon ( black caviar ) and the salmon ( red caviar ). (ウイキペディアより) キャビアは、チョウザメあるいはサケの卵を調理して塩漬けにしたもの。 ちなみに今回はイクラはない。 友達はウニも買って来てくれたので、ウニの軍艦巻きにも挑戦。 買ってきた友達は「ウニは昔食べてダメだったけれど、また食べてみる」と言って食べてみたが無理そうだった。 フランス人は食べてみて、「これ、昔子供のころに食べさせられたCatfish(ナマズ)の肝臓とそっくりな味がする」と言っていた。 。。。。。。さすがフランス人、日本人と同じく変なものを食べることよ。 そして、皆わさびを大量にしょうゆに溶かして、その中に寿司をどっぷりつけて食べるのである。 ウニは不評だったので私がありがたく残りを全部いただいて、次の日の昼ご飯でウニ丼にしたのであった。 寿司の話をボスにしたところ「俺は昔寿司パーティをしたときは、 Whole Foods (有機野菜が有名な、ちょっとお高いスーパーマーケット)の魚でやったよ」と言っていた。 Whole Foodsの魚でいけるのか? 今日の教訓 

子が子なら、親も親 その2

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正確な使い方は「親が親なら、子も子」です。 お間違えなく。 1ヶ月ぐらい前にあった出来事 忙しかったので、しばらくブログを更新しなかったら、うちの親からこーんなメールが来た。 「ところであなたのブログを毎日みていますが 更新されませんね。ネタ切れですか?毎日 覗いているファンがいることを 頭の隅においていただくとありがたいのですが。」 対して、 島岡さんのブログ に載っていた文章。 「PS:ところで、オバマ大統領の導入した新しい チャレンジグラント の アプリケーションの作成におわれて一ヶ月程ブログを更新できなかったのですが、いつも私のブログ見てくれている日本にいる母親が、私が倒れたのではと心配して電話をかけてきてくれま した。ブログは安否の確認に使えるのですね......」 この差! 普通はブログ更新しなかったら、親は「忙しいのかしら?」とか「倒れてるのかしら?」と心配してくれるものなのではないだろうか。まあ携帯メールには返事しているから倒れてないとは思っているだろうし、忙しいとも思っていたみたいだが。。。。。 それにしてもブログ更新してないから「ネタ切れですか?」とは! 普通は自分の娘が海外に行ってしまったら、親は多少は心配して「日本の食べ物が恋しいのではないか」と宅急便とかを送ってきて、その中に日本のお菓子とかお茶とか入っているものなのでは。 こういう話を結構聞くぞ。私は海外に出て6年間、一度も宅急便を受け取ったことはない。別にいらないが。請求してないから送ってこなくてもいいからねー。  本は時たま送ってくるときがある。そういや、ドイツにいたときに研究室宛てに送ってきた。そのとき住所まではちゃんとドイツ語で書いてあったが、私の名前を日本語の漢字で書いて いた。誰かに「これ、Kayの?」と渡されたときはびっくりした。 まあ、研究所全体で中国人2人に日本人1人(私)しかいなかったので、3人のうちの1 人と思ったんだろう。  いやはや、こんな親の子供は打たれ強いですよ! こういう親のしつけで、子供は海外でもへこたれないように育ったわけですな。いや、別に文句を言っているわけではなく、非常に納得したわけ。 ということで、今回は母親をネタにしてみました。(←逆襲) 元教え子のみなさん、元先生はこんな母親ですよー。 今日の教訓 子

行ったことある場所 これから行きたい場所

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BBCのBlue Planetに続いて、最近はBBCのPlanet Earth( プラネットアース )を見ている。 <a href="http://ws.amazon.com/widgets/q?ServiceVersion=20070822&MarketPlace=US&ID=V20070822%2FUS%2Fwidgetsamazon-20%2F8003%2Fc254a85d-b30e-415e-8892-30f73b63f1be&Operation=NoScript">Amazon.com Widgets</a> 象が水を求めて砂漠のようなところを数週間歩くとか。 氷が溶けたので、何キロ(何十キロ?)も泳ぐ白クマとか。 ナポレオンが「あまりに高すぎて鳥も超えることが出来ない」と言ったヒマラヤ山脈を越える鳥の話とか。超えれなくって次の日もまた挑戦していたりする。 Planet Earthの場合は、撮影者の苦労話がいっぱい出てきて面白いのである。 小さな小屋の中でSnow Leopard( 雪豹 )を待って7週間とか。 皇帝ペンギンと一緒に南極で1年間とか。 洞窟のこうもりの糞の山(ゴキブリだらけ)のところで6週間とか。「もう絶対この仕事に呼ばないでくれ」とか言っていた。 それでも映像が取れた後では、みな感動するのである。 なんか研究に通じるものがあるのであった。 実験失敗して数週間とか。。。。。。 マウスと一緒に1年間とか。。。。。。。 それでも実験が成功した後では、私も感動するのである。 この前まで見ていたBlue Planetと違って、Planet Earthは陸の話なので、行きたくなるようなところがいっぱい出てくるのである。次の旅行目的地はどこにしようかしら。。。 やっぱり、南極? それとも、シロクマ見に行く? さてさて、旅行(と学会)が大好きな私である。この前から tripadvisor なるところで、行ったところの地図を作れることがわかったので作ってみた。 この地図を見て、「Kayさんは遊びすぎだー」と思った方は非常に正しい。ドイツに2年間いてアメリカに4年も