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アメリカ在住日本人(魚好き)に朗報

私の日本人友達が念願のPIポジションを取り、引っ越しすることになった。アメリカの内陸部である。問題のうちの一つは魚である。アメリカ内陸部に引っ越せば、もちろん新鮮な魚なんていうものにはお目にかかれない。 彼ら、例によって例のごとく冬になると行くIntershell(ボストンから1時間車で走ったところにある魚屋さん)に行って、店の人に「引っ越すから、もう魚を買いにこれなくなるわー」と愚痴った。 するとお店の人はこういった。 大丈夫!送ってあげるから、ウェブサイト見て連絡ちょうだい! それを聞いて私はさっそくIntershellを検索してウェブサイトを見つけた。 Intershell おお! Products (商品)のページを見たら、写真付きで魚+貝+ウニが載っている。 Custumers Inquiry (注文書)を見たらe-mailで注文するところと、FedEx(フェデックス)のゾーン表と値段表が! このウェブサイトを、アメリカ内陸部に行ってしまった友達に教えたら、さっそく注文したらしい。 はやい! 彼ら、 Kendall納豆 もお取り寄せしたらしい。 今日の教訓 アメリカ内陸部に行っても生活できそうだ。というか、ボストンにいるけどお取り寄せしちゃおうかしら。。。。。(←怠け者) 過去のブログ ・ 丼もの第2弾 ウニ丼

だまされないように注意しましょう。

どこの国にも、人をだましてお金を取ろうとか、そういうことを考える人が必ずいる。日本にいようがアメリカにいようが、ドイツにいようが、注意することに越したことはない。 ボストンから日本へ帰った友人の話。 帰る前に家具を売るため、 Craigs List という物を売り買いするウェブサイトに広告を出した。友人は家具をいろいろまとめて$130ドルで出した。日本にこういうシステムがあるかどうかは不明だが、 ドイツでも同じような物を売り買いするウェブサイト がある。Yahoo!オークションとの違いは、実際に物を見に行ってから買えることである。私も前使っていた机と椅子をCraigs listで購入したし、ドイツにいた時も家具を全部誰かに売り払って帰って来た。 話をCraigs listsに出したの家具に戻す。 友人から「Money orderって何ですか?」という質問を受けた。なんでもFrankという人がMoney orderで先払いするといってきたらしい。Money orderというのは小切手みたいな物だが、もう少しきちんとしたものであること、銀行で作れるということを教えた。 Craigs Listなどでは偽小切手をくれて、それが偽物だとわかったころにはトンズラされていることがある。Money orderの場合はどうか知らないが。 「家具が売れたら処分に困ることもないし、失敗しても$130で大打撃ということにはならないと思うから、そのまま続けたら?」というアドバイスをした。 友人、続きの話をメールで送ってくれた。以下は友人からのメールをちょっと編集したもの。 Frankは代金と一緒にshipment fee(郵送費)も一緒に払うので、配達業者にそこから郵送費を払うように言ってきました。 「代金着払いで自分で払うよう」に伝えましたが、「それは出来ない」と拒否されました。そして毎回「住所をすぐに知らせるように」とメールで言ってきます。 私が「郵送費の見積もり書を添付してくれ」と書き送ってみたり、「もし郵送費が足りないと配達業者に云われた場合の為に、不足分が発生した場合には彼が自分で支払う旨、一筆書いてくれ」と頼みましたが、どれも無視されました。 この辺りにくると、楽しくなってきました。(←素晴らしい!) そうしたら、Frankは「$720のmoney

コメントが消えるー!

このブログのコメント用に使っていたHaloscanがサービスを停止するらしい。その代わりに有料のサービスをしてくれるらしい。もちろん有料のサービスなんか嫌いだし。 あー! コメントが消えるー! でも一応保存した! ということで、他のサービスを探すことにする。「Kayさんのブログのコメントの情報がほしい!」というかたは、(いるのかそんな人は?)、連絡ください。 って言っても、コメント欄なければ私にコメントできないよねー。 今日の教訓 どーしたもんだか。 過去のブログ ・ ブログ 日々進化 (コメント欄をブログにつけたこと)

目からウロコのサイエンス その3 一生のおつきあい 続き

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この前のガン治療の新しい方法について紹介したのだが、その後のコメントを見る限り私の「感動」が伝わっていなかったみたいなので、もう一度書く。書いてもっとドツボに入る場合もあるけどね。 えーと、PodCastから解釈して私が言いたかったことは、ガン末期患者がホスピスでQuality of Life(クオリティ オブ ライフ)をあげるための治療を提案しているのではない。人生の最後を無理に闘病せずに過ごす」というわけではない。 私の解釈によると(と、ここまで書いて「私の解釈は大丈夫か?」と心配になるが)、イメージはこんな感じ。 例えば、私が病院に行ったとする。お医者に「血圧が高いね。血圧を下げる薬をあげるから、毎日飲んでね。あと、よく運動して、塩分は控えるように」 と言われたとする。それで私は毎日薬を飲む。 次行ったとき、お医者は「血圧下がったね。じゃ、今日は量の少ない錠剤あげるから、また毎日飲んでね」と言われたとする。そして毎日薬を飲む。 そして一生薬を飲む。 それと同じように、お医者に「(いともあっさりと)あら、ガンができたね。じゃ、ガンを大きくしない薬をあげるから、毎日飲んでね。」と言われる。そして私は毎日薬を飲む。 次行ったとき、お医者に「ガンが小さくなったね。今日は量の少ない錠剤あげるから、また毎日飲んでね」と言われる。 そして毎日薬を飲む。 そして一生薬を飲むが、ガンでは死なない。他の病気になるか、寿命が来るか、事故にでも遭わない限り、死なない。 すごくない?(きっと製薬会社の収益もすごい) それとも私だけすごいと思ってる? ガンを宣告されたランディ・パウシュ教授の「最後の授業」という話をブログで1年ほど前に紹介したが、そのランディ・パウシュ教授の闘病生活を書いた ウェブサイト がある(日本語)。Chemotherapy(薬によるガンの治療)をやってガンが縮小したが、その後ガンが復活し、薬による治療を再開したが、効かなくなった。 そういうことを考えても、この発想の転換はすごいと思うのである。ガンが進行しすぎていたら、この方法は無理かもしれないが。 ここまで書いていて、 ガリバー旅行記の死なない人達の話 を思い出してしまった。 今日の教訓 それにしても、ホンマかいな???? 過去のブログ ・ 目からウロコのサイ

目からウロコのサイエンス その3 一生のおつきあい

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A change of strategy in the war on cancer (ガンと戦う手法を変更する)Natureを購読してないと読めない。 2009年5月28日のNature Podcast で紹介されていたものである。Transcript(しゃべっている内容を英語の文章にしたもの)は こっち 。PodCastとTranscriptはは普通に一般人でも聞けるし読めるはず。 PodCastの内容で、「ガンと戦う新しい方法を提案」している部分を適当に訳す。 今までは、「薬でがん細胞を可能な限り殺し、患者がなおることを望む」という方法を用いて来た。このためMagic Bullet(魔法の弾丸:普通の細胞を殺すことなくガン細胞だけを殺す魔法の薬)を開発することが薬開発の目標だった。 だがガンを「慢性の病気」とみなして治療するのはどうか、つまりガン細胞を完全に除去しようと努力するのではなく、むしろコントロールできる程度にがん細胞を殺すという方法で治療するのはどうかという提案である。 もし薬で全部がん細胞を殺そうとすると、薬に感受性のある細胞は皆死ぬが、薬に耐性のあるガン細胞は残る。この場合、薬に感受性があるガン細胞が死んだので、(場所と栄養が行き渡るようになった)耐性のあるガン細胞はものすごい速さで増殖する。薬の投与を再開しても、薬剤耐性のあるガン細胞は死なずに増殖する。 それを防ぐため、薬の最小限に抑えてガンの大きさを一定に保ち、薬剤感受性のあるガン細胞で、耐性のあるガン細胞の増殖を押さえ込む。 と、ここまでPodCastで聞いて「ホンマかい!」と私が思ったのは言うまでもない。 「このアイデアをサポートするような 研究はあるのか?」という質問に対してマウスで実験をした研究者が言っていた。 マウスの卵巣ガンのモデルで、一方のグループには プラチナを大量投与して治療を行った。ガンは縮小しほとんど無くなったが、プラチナ耐性のガンが数週間後に現れてマウスは死んでしまった。もう一方のグループには、ガンの大きさを一定に保つよう一定量のプラチナをマウスに投与した。すると無期限にガンの大きさを一定に保ったまま無期限に(寿命が終わるまで?)マウスを生存させることができた。 これを人間に応用すると、ガン患者は決して「完全治癒」することないが、低容量の抗がん剤