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大掃除はするもんだとつくづく思った

ただいま大掃除中である。私の場合書類の整頓とか本棚の本のチェックとかから始めるのだが、たった今私のFlexible Spending Accountにまだ$145残っていることを発見! なんとー! 今年は誰も教えてくれなかったから、そのまま忘れてしまうところだったよ。。。。しかも、給与明細の形式が変わって、見にくくなってるし。さっそく書類を作成して送らなくっちゃ。 今日の教訓 大掃除は大事(笑)

Lipid rafts(脂質ラフト)は存在しないかも知れない?

という、「あらー!」な話をScience Podcastで聞いた。Lipid raftsのコンセプトは数十年も経っている、言わばサイエンスの「常識」のような物であるが、これまで誰もその存在をはっきりと証明した人はいないらしい。Lipid raftsを扱った論文は3000以上にのぼる。。。。 ずるっとこけそうになるわ、ほんと。 まあ「既成概念、常識だと思っていることが実は違う」、っていうことを証明するのがサイエンスだから、まあいいと言えばいいんだけれど。 もっと知りたい人は、これをどうぞ。 Do Lipid Rafts Exist? 私は読んでない。 さて研究者は経験を積むと、いろんな概念はいともあっさりつぶれることを知っているので、あんまりいろんな事を100%信じたりしないようになる。自分で実験して、「あー論文のこのデータ、やっぱり再現できないじゃん」ということなんてザラであるからである。これをphDコースの学生が経験から学んでいくのを見るのは結構面白い。 phDコース入りたてほやほやの、やる気まんまんの学生は、読んだ論文全てを信じる。が、論文を読み進めて行くうちに、ほとんど全ての研究には相反する意見があることに気づく。アメリカの偉いところは、学生二人にあるトピックを発表させ、一人の学生はある観点から、もう一人の学生は全く逆の観点から議論させるところであるが。あれ面白いから、日本でもやったらいいのに。 phDコースも中盤から終わりにかけると、次第に「発表された論文は全て本当じゃないかも知れない」と気づき始める。発表された論文のデータでも、自分でやったら再現できないとか、そういうことがじゃんじゃん出てくるからである。しまいには、「もう発表された論文なんか、信じない!!!」と言いに来たりする(笑)。 「おお、それに気づいたか。おめでとう。またphDに一歩近づいたね」と意味不明ななぐさめ(?)をするのだが。 誤解の無いように書いておくが、発表された論文がウソを発表したわけではない。LPSが試薬にコンタミしていたとか、微妙に細胞の培養条件が違うとか、すこーし設定条件が違うとか、そういう、ちょっとしたことで再現できなかったりするのだ。(LPSの試薬のコンタミは自然免疫をやっている者にとって天敵である)。 今日も「あの論文の実験と一緒のこと

鍛えましょう!

風邪ひいて、旅行(日本)に行って強行スケジュール過ぎてまた風邪をひいた私である。これではいかんと思って、うったらぐったら走ることにした。前から持っていた9週間で5kmを走れるようになるPodCast, 1週目を使ってみたら、なんと結構大変! どんだけ身体なまってるねん。前は4週目から始めたのに。。。。 しゃーないから1週目から始めることにした。。。。なんてこったい。 今日の教訓 風邪ひいて、身体が弱って、また風邪ひいてー

The Unthinkable

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The Unthinkable という本を読んだ。日本語名は「 生き残る判断 生き残れない行動 」である。著者が災害で生き残った人にインタビューして書いた話である。読み終わったのは日本に行く直前だったので、ちょっと飛行機に乗るのが怖くなった。 本によると、飛行機に乗っていて生き残れる人は、前のポケットについている飛行機の緊急避難用の説明書をくわしく読んでいる人である。飛行機に乗ったときは近くの避難口を最低二つ確認しておくこと。後ろの出口を忘れないようにー! で、その飛行機の緊急時の説明書を読んだのだが、あれは全部絵だけで書いてあるので、理解するのに実は10分ぐらいかかる。出口はいつでも開けて言いわけではなく、外で火が燃えているときは、当然だが開けてはいけない。ついでに手荷物を持って行きたくなるが、持って行ってはいけない。理由は、手荷物で死ぬからだそうである。たぶん、滑り台みたいなのに手荷物持って滑ったら転んで、次の人がその上に滑って来て、人間の山積みで圧死、、、みたいなことになるんだろう。そんなことは、誰も教えてくれないが。 今回やったらめったら飛行機に乗ったので、全部の飛行機で、避難説明書を解読(難解なのである!)した。でも、別に他に重要なことないしね。映画見るぐらいだし。飛行機の一つに、なぜか、「ドアから紐みたいなのを出して、飛行機の羽にひっかけるように」という説明があった。あれこれいろいろ考えた後、結局「避難する人が滑ってどっかに行かないように伝って行く綱なのでは?」という結論に勝手に落ち着いた。その綱を伝った後、救命ボートに乗るのだが、その後、「その救命ボートがつながっている綱を切る事」となって、道具で綱を切っている。 その道具はどこなん? ボートにしっかりくっついている事を祈るよ。切れなくって飛行機沈んだら、救命ボートも一緒に沈むじゃん。 ちなみに空気で膨らむ滑り台も水に浮かべることが出来るが、その場合は誰かがひっくり返さないと行けないらしい。しかも、滑り台には乗ることはできないので、捕まっていないといけない。 さらにびっくりなのは、陸に着陸した時と水に着陸した時の避難口の使い方の違う飛行機があったこと。陸に着陸したときは一番後ろの避難口を使うことが出来るが、水に着陸したときは使えない。なんとも不思議な話である。結局、水に浮かん

Kiplinger's Personal Finance 2012年1月号

気に入った記事 What Price Happiness(これは前ブログで書いた) Cash in Hand 死ぬ前にやっておかないと、残された人が困る How to die right どうやって銀行とおさらばするか。 How to Break Up With Your Bank 治療まで海外にアウトソーシング Health Care Bargains Abroad 今日の教訓 私も、遺書その他はどうにかしないと。。。。。