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フランス人の英語

どの国の人も英語のある部分の得意不得意がある。 私のフランス人の同僚は、夕方に実験をしていて私に言った。 I am angry! (僕は怒ってるんだ!) で、私は Why are you angry?(なんで怒っているの?) と聞いた。で、彼の顔を見て気づいた。 前にも言ったとおり、フランス人は単語の最初のHを発音することが出来ない。したがって彼が言いたかったのは、 I am hungry!(僕はお腹がへった!) なのだった。 全然違う。 これがただの日本人の耳の問題でないか確かめるべく、次の日アメリカ人を捕まえて、フランス人同僚に「ねえ、昨日のやつ言ってよ」と言ったら, angry, angryと言っていて、アメリカ人は「はあ????」という顔をしていた。 もう一人のフランス人の女の子は、私の所に来て言った。 Do you have a plastic shit? もちろん私の顔は「はあ????」である。 ので、実際に何を欲しいのか見せてもらった。プラスティックで出来たシートだった。 つまり彼女は Do you have a plastic sheet? と聞きたかったのであった。が、shitは糞、あるいは「クソ!」の意味である。 彼女はsheetを練習しようとしてshit, shitと言っていた。 今日の教訓 どの人にも得手不得手があるものである。従って 日本人のRとLの発音も習得できたらいいが、出来なくてもそんなに気にしなくてもよい。 追加(2月3日) おとついボスとフランス人と一緒に実験の話をしているときに「アイヤー」と言うので、「?(わからん)」という顔をボスのほうに向けた ら「Higher(ハイヤー)」と言っていた。ボスに「なぜわかるの?」と訊くと、「いやー、慣れてきたんでね」と答えていた。おそるべし。

Lost in translation in USA

11月から新しくフランス人が来た。ボルドー出身のお医者さんである。 ボスが私に言った。「彼にいろいろ実験を教えてくれないか???」 私は言った。「いいよ」 が、結構これが大変なのである。 ドイツに2年、アメリカ10ヶ月目とはいえ、私が英語を流暢に話せるわけではない。英語だけ勉強しているならともかく、研究をしているのだから。 一方彼は11月にボルドー(ワインの有名な町)から来たばっかりである。英語は私がドイツに行ったときよりは話せるが、それでも話せない。 ということで英語で実験の説明を彼が理解するまでは大変だ。 わかるまで絵を描き、他人の説明を仰ぎ、ああだこうだと彼がわかるまで英語で説明する。 彼もわかるまで質問してくる。これは非常に良いことだ。 日本人が一時Yes manと言われていたのは、わからんのに「はい」と言ってごまかしていたからだというのが私の意見だ。その点私はドイツで「さっぱりわからんのですけど。。。」という顔をすることを身につけてしまったので、すぐ「わからないの?」と聞かれる。もちろん「全然!」と言う。 わからないことを正直に言うことは重要だ。わからないままやった実験は、何も示さないなんてことが良くある。 私はフランス人の同僚に「なんで日本語わからんのだー!日本語習え!」と言い、彼も私に「なんでフランス語わからんのだー!フランス語習え!」と負けずに 言い、二人でボスに「いやー。今日の実験の大変だったよ。私も彼も英語あやふやだから」と言うと、ボスは「あ、二人とも通訳必要?」と言っていた。 今日の教訓 わからないことははっきり「わからない」と言う。被害はそっちの方がはるかに軽い。

誕生日の祝い方

先週、私のボスがいきなり「○○(PI:助手級の人)が研究のことで相談したいって言うから今から行くぞ。時間ある?」と言ってきた。「メモも持っていく といいよ」 なんでまたいきなりと思いつつ、一緒にトコトコついて行くと。。。。 Happy Birthday! びっくり誕生日パーティだ! 私は12月26日で30歳になった。でも当然のように誰もいないので、研究室では祝わないのですっかりそんなことは忘れていた。 だーっ!おかしいと思ったんだ! だって大ボスは何もすることがないみたいにコーヒー持ったまま廊下にいるし、いきなり研究のこととかなんとか言うし!悪 いボスだ(bad boss)!とひとしきりだまされたことに怒った後、ありがとうと言った。 アメリカ人はびっくりパーティが好きである。 そして、カードともらって、ケーキをみんなで食べることになった。ろうそくが4本立っていた。それを消して、ケーキを切るのが私の役目。 そしたら、同僚が「このケーキ知ってる???」「ううん、知らない」 「何!知らないのか。このケーキはGerman Cake(ドイツケーキ)っていう名前だぞ」 「知らないよ。写真を撮って、ドイツに送ってみようか」 「そんなことはしなくてもいい!」 アメリカ人の作ったGerman Cake(チョコレートとココナッツで出来たケーキ)というものを人数分切った。 切りながら「ドイツ人はねー。誕生日の人が自分でみんなを招待して祝うんだよー。」と言ったらびっくりしていた。「だから、ケーキだけじゃなくって、ス パークリングワインもつく(昼間から飲む)」と言ったら、「いい話だ!」という反応。 「日本人はねー。20歳になるとお酒を飲めるようになるから、みんな祝うけど、その後は祝わない。私の親なんか40歳から一つずつ歳を若くすることに決めたから、今何歳だかわからん」 ということで、ドイツと日本の話をしながら、ケーキを食べてびっくり誕生日パーティは終わった。 ここもまた国の違いが出て、 日本は 全く祝わないし、年齢も聞かない。米寿とかはまた違うが。 アメリカは 祝うが年齢は言わない。誕生日パーティをしているのに、実際何歳なのかは結構疑問である。50歳、60歳などの区切りの歳は重要で、結婚式の ようなパーティを行うらしい。 ドイツは 祝うし年齢も言

Personal Finance Book

さっきのInsurancequoteのアドレスはこの本由来である。 Everything Personal Finance in Your 20s and 30s Book HPアドレスの出所がある意味しっかりしているので、使ったのである。じゃなかったら、電話ごしにクレジットカードで270ドル払ったりしないよなー。 こういう本は結構便利である。もともと税金申請どうしようかと思って対策に買ったのであるが(あまり書いてなかった)、どうやってアメリカで生き残ってい くのか、よくわかった。 じゃないと、いきなり路頭に迷い"Do you have change?"と言う羽目になる。もっとも、日本人は仕事がなくなったら日本に送り込まれるだろうが。 英語は簡単である。論文読める英語力があるなら、読める。ハリーポッターの方が単語力がないだけ難しい。 内容は、今彼の本棚でほこりをかぶっているだろうから忘れたが、同様の本は、大きめの本屋さんのあまり人のいない場所にあるので、気に入ったものを取って 読んでみると面白いだろう。 アメリカに永住するつもりなのに、年金用口座(名前を忘れた!)や、町から町へ引越ししたら、引越し代を税金申請できる、などの裏ワザを知らない人、本屋 に行って読むことをお勧めする。 今日の教訓 ローマに入ったらローマ人 アメリカにいるならアメリカルールを学ぶ

Renters insurance

今日は私は超!ごきげんである。 なぜならついにRenters Insuranceを獲得したからだ。 電話でしゃべっていた兄ちゃん(おじさんかもしれないが)によると、アパートが火事、モノが盗まれた、パイプが壊れて家具が水浸しになった、などの損害をカバーしてくれるらしい。 「例えばコンピューターが盗まれても、カバーするよ」とのこと。 おお、それは私の友人のことか?? 保険の探し方は、こんな感じである。(どうしてそのアドレスを知ったかは後ほど) まず、InsuranceQuoteというところに行く。 http://www.insurancequote.com/ そこで、Rentersというところをクリックして、情報を全部入力する。7日間以内に連絡を欲しいとか、そういう情報も入力した。するとメールが返って きた。 そして、電話がかかってくることになっている。かかってこなかったので、メールに書いてある保険会社に電話をかけることになった。超豪邸に住んでいるのならともかく、しがない一人暮らしには連絡する気にもならなかったのだろう。 私がもらった保険会社の情報は、 Liberty Mutual Insurance Unaffiliated/Independent State fund Insurance の三つだった。それぞれに担当者の名前があった。 ということで、Liberty Mutual Insuranceに電話をかけた。( http://www.libertymutual.com/ ) 幸い自動音声応答はないので、人間につながったのだが、こういう最初に電話をつなぐ人の英語はさっぱりわからない。なんちゃかんちゃ言っているので、「自分の名前?それとも彼の名前?」と聞くと、「つなぎたい彼の名前!」とか言うので、担当者を言った。なんかわからないときは、自分の言葉でどっちが知りた いのか聞くということが最近学んだことである。 留守電にメッセージを残したが、ちっともかかってこない。 ということで、今日最初に電話に出た人に「InsuranceQuoteで申し込んだんだけれど、返事がこない。あなたの所にも2回電話したんだけれど、 返事がこないんだけれどーーー!!!!」と文句を言った。 そしたら、ちゃんとつないでくれた。ここで文句を言うのは大事であ