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デブちゃんの国 アメリカ

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この前のセミナーで面白いスライドを見たので、Googleで探してみました。 出所はこちら。  U.S. Obesity Trends 1985–2007  (アメリカの肥満率 1985年-2007年)  こっちのほうが見やすいです。  BMI (Body Mass Index) が30以上の人の割合を調べたもので、どれだけアメリカで肥満が増えてきたかというグラフです。 一番濃い赤は、州の30%以上の人がBMI30以上であるということを示しています。 もう呆然とする勢いです。 セミナーでは各国のグラフも表示していました。ちょっと違うものを WHOのサイト で見つけました。 日本すばらしい!! その後昼食で出てきたピザを見て、「さっきにプレゼンテーションを見てね、私、アメリカのご飯、食べるの怖くなったんだよー。」と言ったらスピーカーの人に笑われました。 さてさて、BMI=30というのがどんなもんかわからないので、試しに計算してみました。研究者たるもの、データの意味が実際どんなもんであるかを具体的に示さないといけません。 Wikipediaによると 、 BMI=Weight (kg) / (height (m))2 である。 ちなみに私の身長約1.6mを入れて、BMI=30の人の体重を計算してみると、 Weight(kg) = 30 x 1.6 x 1.6 = 76.8 kg!!!! 76.8kg!!!! 身長160cmで76.8 kgあったら、確かに大問題!  身長170cmで86.7kg 身長180cmで97.2kg この二つは実感わかないけど、だいたいどんなもんなのでしょうか?男性諸君? しっかし身長160cmで76.8 kgあったらもう、見かけがどうとかいう問題ではなく、健康上ものすごい問題なのではないでしょうか? その人達が20%以上いるって一体? アメリカ政府、皆保険なんて絶対やりたくないかもしれません。 そして、やっぱりアメリカのご飯を食べたくなくなった私でした。 アメリカには体重を減らすTVショーがあります。 Biggest Loser インターネット上で見れると思います。 チェックしていませんが。 そうそう、病院に定期健診に行くと体重(と身長)を必ず測定されるのですが、半年前はkgでした。 その1年前はlb(パウンド)でした。 アメリカも変わるものです。

本当に歴史が動いたっ!

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せっかくアメリカにいて大統領選挙のことを書かないと、歳を取ってから孫に語れないので、書きますー。なんたって、このブログ、 備忘録 ですし。(←すごい理由) うちにはテレビがないので、インターネットでずーっと1分毎にチェックしてました。 チェックしていたのは、 CNN Election Center 2008 日経 大統領選挙 2008 でした。 23時になったら、隣のアパートや、外から歓声が聞こえてきました。 なんかと思ったら、CNNの地図があっという間に青になり、選挙人270を越してました。 その後が本題です。 23時ごろにはちょっとの歓声とかしか聞こえてこなかったんだけれど、だんだん通りで騒ぐ人達が増えてきました。 私、野次馬大好きなので、アパートの入り口まで出てみました。 そしたら、人が結構いて、なんか皆同じ方向に向かって動いています! しかも警察が一応チェックしています! どこ行くんだろうーと思いつつアパートに戻りました。 そしたら更に人が増えて、なんかパレード状態に! なので、我輩の愛するカメラを取り出してあわてて取ってみました。 網戸を開けずに撮ったので、画像がぼやけています。でも音声を拾っているので載せてみました。 みなObama Obamaと叫んでいます。 こっちは網戸をあけて撮った画像。 最初の走っている車はパトカーです。 このビデオを撮ったあと、いてもたってもいられなくなったので、ついていってみました(笑)。 そしたら、別にどこに行くというわけでもなく、ぐるっと回ってアパートの前に戻ってきてしまいました(笑)。 ちなみに、人種的には、白人も黒人も一緒くたになって歩いてました。 後でヘリまで登場。 なんでも、次の日に同僚に聞いたことには、Copley Squareのあたりに人が集まっていたという話です。 でも、警察が群集を一箇所にとどめないように動かしていたらしいです。 そこにKerry(2004年の大統領候補)が来て演説したので、警察によって、動かされていた人達はまたCopley Squareに戻ってきたそうです。私のいい加減な英語力によりますと。  まったく、アメリカ人同士が興奮してしゃべる会話を聴こうとするのが、どだい無理な話です。 なんかいつも思いますが、アメリカの政治ってメトロノームみたいな感じがします。 右の方に偏って、左の方に偏って、

ロブちゃん送信、もとい、郵送

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日本にいた時に妹に大変お世話になった。 よく遊んでもらった。 妹のうちに親が遊びに行くことになったので、「やりー。これで郵便受け取れる!」と思った。 なんたって、妹夫婦は共働きなので、郵便をおいそれと送れないのである。 何を送ることにしたかと言うと、メイン州出身のエビさん。エビさん。しかも生きてるエビさん。 ↑こいつは茹で上がったエビさん。 送ってくれるところは、 Bennys Maine Seafood Inc.  (日本語) とりあえずメールを日本語で送ってみたところ、日本語で返事が返ってきた。 一応確認のため、妹にメールを送って、「ロブスターとウニ、どっちがいい?」って聞いた。 そしたら妹の旦那さん、 ノーベル賞がいい! との返事。 うう。確かにボストン大学名誉教授の方がノーベル賞取りました。私もボストン大学にいますが、私からノーベル賞への距離と、妹の旦那さんからノーベル賞への距離はほとんど一緒ですよ。 天文学的な距離ってことで。 はっきり言って、ロブスターのほうが簡単だからいいんだけど。 ということで、小切手で料金を送って欲しいとのことだったので、小切手昨日送った。 着くかなー。 楽しみだよなー。 何が楽しみって、夫婦+うちの親が大騒ぎするところ。 生きてるエビさんだし。 万が一生きていなかったら、文句言えるみたいだし。 前にはエスカルゴをあげたし、うちの妹夫婦、いつも大変な目に遭っているようだ。 ちなみに、日本からも買えます。 大阪に支社(?)があるみたい。 今日の教訓 お世話になった人には、生きてるエビさんを郵送する! 過去のブログ ・ エスカルゴ  三重県にエスカルゴ牧場がある話 ・ 続エスカルゴ  妹にエスカルゴを贈った話 ・ 日本帰国 その2 穴場ツアー  帰国したときに妹夫婦に遊んでもらった話

欧と米の違い

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うちの親によると、新聞などのメディアが日本の悪いところを言う場合、「欧米では」という単語を使うらしい しかし、欧と米は、私の言う限り全然文化が違うところである。  今度ミュンヘンに遊びに行くので、コンサートチケットの購入に挑戦した。 昔から、ドイツ語はあまり読めていなかったのだが、「雰囲気で」(←これ重要)適当に情報を入力してチケットを購入したり、 Amazon.de (ドイツのアマゾン)で何かを買ったりしていた。 それで、今回も挑戦。 München Ticket で、まずアカウントを作った。 住所を入力するところがあったので、アメリカの住所を入力した。 国を選択するところがあったので、「アメリカが無い、ここにも無い、どこだアメリカ?」と探していて、やっと見つけたのがこれ。 Vereinigte Staaten von Amerika (USA) United States of America(アメリカ合衆国)は、ドイツ語ではVereinigte Staaten von Amerikaと言うらしい。知らなかった。心配なので、 Beolings に単語を入れて確認。 さて、無事にアカウントを作って、コンサートの情報を入れて探し出して、いよいよ購入をしようと思ったところ、以下の選択肢があった。 1.オフィスに来て、お金を払って受け取る 2.クレジットカードで購入して、郵送してもらう(のような表現) もちろん、数日以内にドイツのミュンヘンのオフィスに取りに行くなんていうことは不可能なので、2番を選んだ。 そしたら、次のページで、 「どうも購入ありがとうございます。10月30日までにかくかくしかじかの銀行口座にこれだけの金額を振り込んでください。」 という表示が。 我が目を疑った。 まさかコンサートチケットを購入するのにクレジットカードが使えないなんていう、とんでもないことがあるわけないと思った。 だが、よくよく考えてみると、ドイツではクレジットカード無しで生活していた。 日本と同じく、普通は現金。 たまに電車の切符を買うときなどは、銀行のカードを使う。 そして、本当にクレジットカードを使いたいときは、日本のクレジットカードを使用。 そんな生活をしていた。 アメリカみたいに、クレジットカードないとクレジットヒストリーが無いから信用できないとか、何も出来ないとか、何かを買

博士課程を終了した女性二人の結論

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この前日本に帰ったときに、友達に会ってきました。 彼女は、博士課程終了後、私と同じぐらいの時期にドイツに研究しに行った人です。ドイツにいるときに、一緒に遊んでもらいました。 スイスに遊びに行ったり、チェコに遊びに行ったり。 その後日本に帰って結婚して、仕事もちゃんとして、最近二人目の子供がうまれたという素晴らしい人です。 その友達のうちに遊びに行った時、彼女と「いつ子供を産むか」という話になりました。 二人で達したおどろくべき結論 「女性で大学や研究所で研究するという道を選んだ場合、博士課程の学生のうちに子供を産んでしまうのが結局いい気がする」  (一般に博士課程は25歳から27歳) いいのでしょうか?こんな結論。大学の先生が聞いたら目くじら立てて怒りそうな気がします。 が、アメリカでは博士課程の途中に子供を産んでしまった人とかいます。 「研究と子育てで大変なのでは」と訊いたのですが、「なんとかなる」ということです。 ちょっと休学すると、先生は困りますが、本人的には困りません。しかも、その友達によると日本では保育園代は学生にはタダというウラ情報もいただきました(アメリカではタダなものは存在しない)。 もちろんその辺は、ちゃんと確認してから検討してください。 博士課程を修了すると博士研究員(ポスドク)になりますが、このときに間違って1年ぐらい休んでしまったら、もう大変です。  日本の場合は、それから助教や准教授になります。 そしたら一応ポジションがあるので、子供を産むことが出来ます(大体35歳ぐらいから?) 35歳ともなると今度は出産のいろんなリスクが出てきます。 アメリカの場合はTenure-trackになります。 何が言いたいかといいますと、ポスドクよりも更に忙しくなります。 このときについでに子供も産んでしまったりしたら、更に大変かもしれません。 ま、女性二人で出した結論なので、もっといろんな人の意見もあると思いますが、「うちら、実は博士課程のうちに産んでおいたら良かったのでは?」と思ったこと、学生の時はそんなことを考えもしなかったものです。 そういうことで、今博士課程の女性は、ちらっと考えてみてください。 今日の教訓 年を取ってからわかることもあるらしい。