Aimez-vous Brahms? (ブラームスはお好き?)
夜8時になっても外の温度は29℃らしいので、もうちょっと研究室にいることにした。この前は涼しくなって、やっとすごしやすくなったかと思ったのだが、間違いのようである。 東大の谷口先生 のエッセイが Nature Immunology ( Nature の姉妹紙で、Immunology分野でトップの雑誌)に載っていた。見たのは大分前の話だが。 Aimez-vous Brahms? A story capriccioso from the discovery of a cytokine family and its regulators (大学関係者以外がダウンロードして見れるかどうかは不明) ユーモアあふれるエッセイである。Nature ImmunologyのAcknowledgment(謝辞)に阪神タイガーズと書くぐらいすばらしいユーモアである。 私はお会いしたことがないが、このエッセイを読んで会ってみたくなった。 それにしても谷口先生がスイスでPhDを取ったとは全然知らなかった。Institut für Molekularbiologie I der Universität Zürichだそうである。ついついドイツ語に反応する私。 ちなみに私がいたドイツの研究室は Institut für Medizinische Mikrobiologie, Immunologie und Hygiene der Technische Universität München である。 エッセイを今のボスに教えたら、こういう返事がきた。 「そうか、クラッシック音楽聴きながら、夜も休日も働かないとな」 う、そうきたか。それにしても、超優秀な研究者が夜も休日も働いていたら、凡人はどうやって太刀打ちするので? さらにボス「ところで、谷口先生が指導教官のうちに休日のたびに論文書きに行ったとき、音楽聴きながら論文書いたと思う? それとも音楽聴いた後論文書いたと思う?」 ・・・・・・・・・・どうでしょうね。 そして同僚にも教えたら、こういう返事がきた。 「僕の奥さんは谷口先生の奥さんではないので、早く帰らないと」 そうですな。 離婚される恐れあり。 それにしても、 ブラームスのピアノ協奏曲の2番 の1楽章と2楽章を口笛で吹くって一体! それ結構むずかしくないですか? 普通のピアノ協奏曲は3楽