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アメリカのハイスクールのこわーーーいお話

去年の11月に日本に一時帰国した時、旦那さん日本人、奥さんはいわゆるガイジンという夫婦にあった。二人はアメリカで出会ったのだと思うが、アメリカが嫌いだし、子供を絶対アメリカで育てたくないので、旦那さんの国か奥さんの国に行こうということになったそうである。そういうことで日本に住んでいる。 その話の真の意味をこの前知ることになった。いや、これだけが原因ではないとは思うが。 研究室でのランチの時、ひょんな話から麻薬の話になった。 アメリカ人が言うには、ハイスクールの校内で麻薬をやっている生徒がいたらしい。なんでもヘロインもやっていたらしい。ものすごく普通にしゃべっているので、non-American(アメリカ人ではない人達)はびっくり! フランス人、日本人(私)、イスラエル人「麻薬やってる人なんて、そんなの映画の中しか見たこと無いよ!」 アメリカ人はその反応にびっくり。「ヘロインやっているような人がいるハイスクールは普通」だと思っていたらしい。 ちなみに彼女が行っていたハイスクールはミドルクラス(中流家庭)が行くような、いたって普通のハイスクールである。 子供2人のいるお母さんパニック! 別のアメリカ人は「ある裕福な生徒は、麻薬を他の生徒にタダであげていたんだって。それでハイスクールから追放されたんだって」 ふーんと聞いていたが、「子供2人のいるお母さん」は後で、「麻薬他の生徒にあげるような生徒は、本当は刑務所行きだ!」と言っていた。そういえばそうだ。 アメリカ人があまりにも普通に言うから、気づかなかったんだよー。 さて、ここで ヘロイン とは何かを解説。それこそハリウッド映画でしか見たこと無かったので、調べてみたのである。Wikipediaより引用。 ヘロイン (heroin, diamorphine) は、 アヘン に含まれる モルヒネ から作る 麻薬 。 塩酸モルヒネを 無水酢酸 で処理し、生成する。正式には、3,6-ジアセチルモルヒネ (3,6-diacetylmorphine)。 化学式 は、C 21 H 23 NO 5 。 CAS登録番号 は、561-27-3。 依存性の極めて強い 麻薬 であり、 麻薬及び向精神薬取締法 で、その製造・所持・医療目的を含め、規制対象になっている。現存するあらゆ る薬物の中で「快」の面

年間500万円!

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ついこの前Boston.comに載っていた記事 ”Fifty thousand dollars ”によると、大学(私立)行くには、授業料、寮費もろもろを全部加えて年間$50000(約500万円)になるらしい。 4年間で2000万円! 2000万円! 2000万円も払って、一体何を習っているのか?  そしてあのながーーーーーーい夏休みは一体何? 私、大学は国立だったので、2000万円って、想像もつきませんわ! 授業中寝てたりしてたから、なおさら。 その後修士課程行きたいとか、メディカルスクール行きたいとか、ロースクール行きたいとか、はたまたMBAなんぞ取りたいとか思ったら一体どうするのか? ちなみにドイツでは私立あるかどうか知らないけど、大学の授業料はタダ。 フランスもタダらしい。 今日の教訓 アメリカで子供持ったら、とっても大変かも! 関連のブログ ・プロ研究者への道  「出産・育児ミニ勉強会  報告」  Daycareに掛かる費用は$1855/month〜  (これは安いほうらしい)

食欲をそそる映画、食欲をそそらない映画

昨日あまりにやる気が無かったので、NetflixのWatch Instantlyで映画を二つも見てしまった。 1. The Ramen Girl 日本に来ちゃったアメリカ人の女の子が、なぜかラーメン屋で武者修行する話である。日本語もわからないのに。。。。 結構よく出来ていた。と、その辺は良いとして、 ラーメン食べたい! 困りますなーーーー。こういう映画を見ると、食べたくなるんですな。 2. Food, Inc. アメリカの食べ物がどういう風に出来ているかの、ドキュメンタリー映画である。 最初に知ったのは、Whole Foodsで映画紹介のカードをもらった時。次に知ったのは、この前のアカデミー賞にノミネートされていたから。 アメリカにいて、怖い物を見たい人、おすすめ。 私は決意した。 もう、whole foodsでしか買物しないからね!(←事実上無理)あるいは Russo's か。あと、食べ物は加熱する! ということで、映画を見ていて、一気に食欲を無くしたのであった。ほんと、げんなり。 食欲をそそる映画をもう一つ思い出した。 Eat Drink Man Woman (日本語名「 恋人たちの食卓 」) 中国の映画であるが、美味しそうな料理がいっぱい出てくる。 アメリカにいる日本人には毒な映画である。 中国人のジョークも入っていて、結構面白い。 今日の教訓 ラーメン食べたいぞー。 過去のブログ ・ ヨー ロッパ標準仕様 (チョコレートの話)

Think better

島岡さんが紹介していた「 アイデアはどこに あるか:Tim Hurson著 Think Better 」を買って読み終わった。 が! 3ヶ月4ヶ月かけて読むと、一体なにが書いてあったのか忘れているという状況になった。だめじゃん。 もう一回読む? それともAudio Book(オーディオブック)にする? と思ったらAudio Bookでてないじゃん。 印象的だったところ。 途中で単語が出て来た。ちょっと形を変えてあるのである。 私は見て、「この単語、私の知らない単語かなー」と思っていた。  「この単語はNative speakerにとって○○以外に読むのは不可能である。」と書いてある。 Native speakerじゃない私に取っては、○○と読むのは無理だった。 あ! そ! この一つの文章だけで、「日本人だけれどアメリカにいるってことは、そりゃ苦労も多いけれど、ある意味メリットかも!」と思ったわけであった。要するに、固定観念が違うわけである。 それにしても、他に何が書いてあったのかしら? 今日の教訓 私の英語読書訓練は、まだまだ続くようである。 過去のブログ ・ マ ンガ (英語あるいはドイツ語のマンガの話)

目からウロコのサイエンス その4 Flying vaccine(空飛ぶワクチン)

この「目からウロコのサイエンス」は、私がScience PodCastやNature PodCastで英語リスニングの練習をしているついでに、目からウロコの面白かった話を紹介するシリーズである。 さて今日のトピックは 3月26日のScience PodCast にあった話で、transcript(文章にしたもの)は こっち 。 蚊の話である。蚊は、血を吸い取る時に唾液をまず動物にさして、血の凝固を防いでから血を吸う。その唾液でかゆくなるのである。 それをどこの誰だか知らないけど、「どうせ蚊に噛まれるなら、ワクチンを打ってもらえるようにしたらいいんじゃないか」と思った人がいるらしい。 蚊を遺伝子操作して、ワクチンを作成できるようにする。 その蚊を世に放す。 蚊に刺された人は、ワクチンができる。例えばマラリアは蚊が媒介する病気であるが、マラリアのワクチンも同時に打てば、マラリアを予防することができる。 変なことを考えた人がいるもんだ。 問題その1 蚊に1人1回ずつ刺されたら問題ないが、もし10回、あるいは100回蚊にさされたら、それだけワクチンを打たれる回数が多くなって危険。 確かに、100倍投与は問題(笑) 問題その2 人に対するときはインフォームド・コンセントが必要であるが、飛んでいってしまった蚊が人を刺すときはインフォームド・コンセントができない。 そりゃ無理だ(笑) そういうことで、とりあえず家畜にでも応用できるかどうか、考えてみるということであった。 今日の教訓 それにしても変なことを考える人がいるもんだ。 過去のブログ ・ 目から ウロコのサイエンス その3 一生のおつきあい 続き