Posts

研究につまずいたとき力をもらえる本- Letters to a young scientist

Image
この前実験医学に頼まれて書評を書いた。読書好きの人に数人に頼んで選んでもらったらしい。「研究につまずいたとき力をもらえる本」という題である。 それだったら映画の「 ショーシャンクの空に 」とか「 ガタカ 」とかのほうがいいような気がしたけど。それだと「挫けたときに力をもらえる映画」の間違いか。 今回オススメしたのは Letters to a young scientist .(日本語名「 若き科学者への手紙 」) 書いて今ごろ思うけど、Battlefieldに突っ込んで行っていけないのは科学者だけではなくって、どこの分野でもそうかも。 続編としてあと2冊ぐらいは書評かける気がする。来年の読書の秋にまた聞かれるかもしれないから、とっておこう。 他の人のオススメ本に新田次郎の本があった。新田次郎と言えば 「八甲田山 死の彷徨」 。学生の時に読んだと思うけれど、二つのグループの結末が対照的で、「 バカな上司について行くとえらい目にあうから気をつけないと 」と思った次第。一冊の本が一文に収束されてしまうのもどうかと思うけど。上の「若き科学者への手紙」も2文ぐらいに収束。 記憶力悪いからそんなものよねー(笑) 前読んだサピエンス全史も一文に収束 。 記憶力悪いからそんなものよねー(笑) 今日の教訓 また来年も頼まれたら書こうっと。 過去のブログ ・ サピエンス全史-2(Sapiens: A Brief History of Humankind)

性は単純に二つではないらしい

Image
この前読んだ実験医学の話、「♂と♀で割り切れないヒトの性の多様性と連続性」 内容はこんな感じ。 ・Y染色体喪失とヒトの性スペクトラム ・性スペクトラムから考える哺乳類性腺 発生の分子機構 ・ステロイドホルモンと性スペクトラム ・コラム:ジェンダー・スペクトラムとは 2015年に Sex Redefined(Nature Magazine) という記事を発見して、Genetics(遺伝学)を専攻している学生と盛り上がった覚えがある。それまではてっきり性が二つしかないと思い込んでいたのだが、実は性はスペクトラムなのであった。なんと。はっきりと白黒区別のつく話じゃないらしい。 関係あるようなないような話。 This Mutant Crayfish Clones Itself, and It’s Taking Over Europe(New York Times) いわく、ザリガニの変異体ができて、メスだけで繁殖するようになったそうな。ヨーロッパで大繁殖! 他にもメスだけのイモリだったかヤモリだったかがいたような気がする。これかな。 Geckos: It's Not Always About Sex(ScienceDaily) 今日の教訓 そんな単純な話じゃないらしい。 過去のブログ ・ 脳の最大パフォーマンスを引き出すために (睡眠が大切だという話)

Rebalance (投資の再分配)2019

Image
日本に行ってきた。いつも11月下旬に帰るのだが、今回は6月で暑かった。。。。ボストンに帰ってきたらボストンも暑い。 Tsutaya Book Storeというのが出来ていて、コーヒーのみながら本を読める! 読んでいる本( お金は寝かせて増やしなさい )は購入したが従姉妹にあげてしまったので、最後まで読んでない(笑) ちなみにこの人は 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー というブログを書いている人で、インデックス投資派である。 私も若いころは個別株買っていて、その後BRICsのアクティブファンドとか購入していたが、Economic crisisになってえらい目にあった。いやー、若かったね(笑)! そのあたりで Fidelityがインデックスファンドを出すようになり 、インデックスに移行。インデックスファンドの重要なポイントは銘柄とExpense ratio(手数料)と各銘柄のブレンド率である。その後はRebalance(投資の再分配)である。1年に1回ぐらいやればいいという話だが、私はターゲットから5%ずれたらリバランスすることにしている。前回にやったのは2018年1月なので、だいたい1年に1回ぐらいである。その「5%ずれた」が来たので先週今週とリバランス中である。課税口座じゃなくって、Roth-IRAの話ね。1年に1回ぐらいなので、他にやることなし。 まさしく「 お金は寝かせて増やしなさい 」である。 これだとヒマすぎるので、毎月Fidelityからstatementがくるのでログインするたびに、 CD(定期預金)の購入 をする。Emergency Fundの話ね。3ヶ月CDでも、6ヶ月CDでも、9ヶ月CDでも、1年CDでも全部(年間)利率が2%なのはなぜでしょうね?  他には税金申請をするたびに何かをしようとするのであるが(笑) アメリカの税金申請ややこしいけど、自分で考えないといけないところが実はいいよね。全部やってもらっていたら「節税するために何かしよう」って思わないじゃん。 今日の教訓 Rebalanceは大事 過去のブログ ・ (寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド ・ 2019年新年のご挨拶 人生は長い 75歳で引退、100歳まで生きるとしたら約1.8億円必要だという話。 ・

サピエンス全史-2(Sapiens: A Brief History of Humankind)

Image
Sapiens: A Brief History of Humankindをやっと読み終えた。 日本語名は「サピエンス全史」という名前である 。 学生にもらってから読み終わるまで4ヶ月。読書は私の趣味で、大量に読むというよりも歯ごたえがある本を読むのが好きなので、4ヶ月かかっていても全然問題ないのである。ちなみに英語版であるが、小難しいテーマを小難しい英語で書いているわけではない。もともと大学生に教える授業がもとになっているらしい。学生を寝させないためか(笑)、エンターテイメント性もあって面白かった。こんな授業受けてみたかったわ。"We did not domesticate wheat; wheat domesticated us."とか、著者の視点と表現が新鮮である。 前のブログを書いた時に、 読書好きな島岡先生 に連絡したところ「もちろん読みました。日本ではベストセラーです」という返事がきて、知り合いにも「日本では大ベストセラー、意識高い系ビジネスパーソン必読書」と教えてもらった。 「意識高い系ビジネスパーソン必読書」英語で読みました(笑) (←ただの自慢) さて、こう分厚い本は読んだ後digestion(消化?)が必要である。いろんなことを思いつくのだが、450ページ分の感想文を書くと大変なのである。そういうときは私は熟成(というかむしろ忘却?)をすることにしている。頭の容量が少ないので、450ページの本は「Luxury Trap」と「Scientific Revolution Feedback Loop」と「Happiness」にまとまってしまった(笑) Luxury trapとかHappinessとかはどうせどこにでも書評が書いてあると思うのでここでは書かないことにして、サイエンティスト(科学者)の観点からいうとScientific Revolution Feedback Loopは素晴らしかった。Resource(資金や資源?)をつぎ込んでScienceが向上し、それによってPower(権力)が向上するのである。その権力を使ってまたResourceを得て、それをサイエンスにつぎ込んで、それで権力が増して。。。それを歴史上の出来事と一緒に考えいくと凄みが増して面白い。いつものことだが発想が飛ぶ私の結論。 サイ

サピエンス全史 (Sapiens: A Brief History of Humankind)

Image
今読んでる本は Sapiens: A Brief History of Humankind 。 学生にもらった分厚い本である。 464ページのものすごい本であるが、別に英語が小難しいわけではないので半分ぐらい読んだ。正確に言うと小難しい単語はすっ飛ばして読む(笑) ただいま"The marriage of Science and Empire"である。 今日、日本語版を発見。単行本である。 と サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上下巻になっているらしい。 上巻300ページ! 下巻296ページ! 当然だが、日本語でもすごい分厚である。このサイズの日本語の本、最近見たことないし。 ”The marriage of Science and Empire”は「科学と帝国の融合」という訳になってる。 今日の教訓 頑張って読みましょう! 過去のブログ ・ 分厚い本もらった+家にある本の数が子供の将来を左右するかも?  (学生からビルゲイツもおすすめの本をもらったこと)