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Showing posts from January, 2007

フランス人には公私の混同はない

クリントン大統領の浮気の話になると、いつもフランス人は言い出す。 「どうして問題になるのかわからない」 アメリカ人「それは、浮気してませんって嘘ついたことが問題なんだよ」 フランス人「そうかもしれないけど、それでもわからない。仕事とプライベートは全く別問題だ」 私は「日本の首相は、浮気で辞めたよ」とコメントしておいた。 フランスでは、愛人いても問題なくって、アメリカでは問題になるけど辞職にはならなくって、日本では問題になってやめちゃうんですねえ。 お国柄です。 今日の教訓 ある国で間違ってることは、別の国では全然問題ない場合がある。

イギリス紳士とアメリカ紳士の見分け方

フランス人同僚と隣の研究室のフランス人女性との会話 フランス人女性が言うには、アメリカ人の彼はいらないらしい。 ファッションセンスがいけてないとのこと。 それを聞いたフランス人同僚(男性)は言った。 彼「イギリス人とアメリカ人の見分け方知ってる?」 私「しゃべり方」 彼「それもそうだけれど、ネクタイなんだよ。イギリス人はおしゃれなネクタイをしてる。それに比べてアメリカ人と来たら、レッドソックスのネクタイとかし てくるんだよ。ミーティングに!」 「そして靴下! 靴下は、ズボンと、靴に合わせて選ぶものだよ。なのに、どうしてあんな靴下はくんだ!彼らはファッションのセンスも何も無 い!!!!!!」と、いちいち私に靴下を見せて説明。 確かに意味不明なネクタイしてるな。 靴下までは見てないが。 今日の教訓 ネクタイでイギリス人かアメリカ人かわかる。

ガスレンシマット

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中国系スーパーマーケットに行くといつもしてしまうものが、ロブスターの値段チェックと、変な日本語探しである。 今回のは徹底的に間違っていたので、購入し、写真を撮って、ついでに使用してみた。

歴史が動くとき

ヒラリー・クリントンが2008年の大統領戦(間違った。大統領選)に出馬するらしい。 なるかどうかは知らないけど、もし、女性がアメリカ大統領になったら。 そのときに私がまだアメリカにいれば、歴史が動いてるのが感じられそうで、すっごく面白い。 秘書さんは言った。 「ダメよ、女性は感情の浮き沈みが激しいから。大統領なんて向かないわよ」 感情の浮き沈みが激しいのはお前だ!と突っ込みを入れそうになった。 ドイツは今女性が首相らしい。 友人「女性がトップになって良かったことってあんまり無いことない?」 私「そんなことないよ。サッチャー首相とか(イギリス)」 友人「そういえばそうか」 私「イギリスは女王様の時のほうが栄えてるんだよ。でも中国は逆」 歴史が動くときに居合わせたことがある。 ゴルバチョフがペレストロイカを行って、反対派がクーデターを起こしたとき、私は16歳でモスクワ息シベリア鉄道に乗っていた。 クーデターがたいしたこと無くてよかった。 そしていろんな意味で勉強になった。 今日の教訓 歴史が動くときは、しっかり楽しみましょう。

リストラー

うちの研究分野から発生したベンチャー企業がある。 行っている臨床試験の1つが失敗したそうな。 なので、20%にあたる33人が首切りだそうだ。 こわいなー。 そんなことを思っていたら、さっき日経のHPにでっかい字でファイザーのリストラが! http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070123AT2M2300V23012007.html 全世界で一割に当たる1万人削減。 愛知の研究所閉鎖。 ものすごくこわい。 もしかして私の友達とか働いているんじゃ。。。。。。。 ケタが大きいだけ余計こわい。 しかも、日本の場合、共働きではなく稼ぎは旦那さんだけなので、その旦那さんがリストラされてしまった場合の家族のショックは、たとえ失業保険があったっ て、大きいだろう。 これが奥さんも働いているアメリカであれば、失業保険があるかどうかは知らないが、 「ちょっとなら私の収入で支えてあげるから、次のいい仕事ゆっくり探しておいで」 とか、 「私がバリバリ稼ぐから、あなたは働かなくてもいいわ。家で主夫してついでに赤ちゃんの面倒見てて。それでも働きたくなったら仕事探してちょうだい」 とか言ってもらって安心できる。。。。はず。 うーむ。 アメリカ型と日本型、どっちが怖いかはわからん。 なんにせよ、こわい。 今日の教訓 リストラこわい。

アメリカの健康保険のなぞ

この前私のPCP(ホームドクター)に会ってきた。 いろいろな健康相談をして、「コレステロール値よかったわよ」と一年前のデータをくれた。 データが悪ければ、すぐ連絡をくれると思うが、よかったので、連絡くれなかったんだろう。 こっちも連絡せずに放っておいたし。 コレステロールが悪くない人は、5年おきにデータを取るらしい。大丈夫なんか、それで。 ついでにインフルエンザワクチンもしてくれた。 さて、この前健康保険の表を見ていて気づいたのだが、私の薬保険は、薬1ヶ月分はジェネリックの場合は10ドル(約1200円)である。3ヶ月分は30ド ル(約3600円)。 ブランド(日本では新薬という)の場合は1ヶ月15ドルで、3ヶ月は45ドル。 ジェネリックとブランド(新薬)とはなんぞやという人のために、薬剤師のはしくれとして簡単に説明しておくと、ブランドは製薬会社が開発して特許を持って いる薬のこと。特許を持っているので、他の製薬会社は薬を作ることが出来ない。従って薬の値段は高い。特許が切れると、他の製薬会社は類似品を作ることが できる。従って薬は安くなる。 いいHPを見つけたので、よかったら見てね。 http://www.sawai.co.jp/generic/handbook/index.html http://www.emec.co.jp/generic/ 私の場合、その安い薬を買った場合は1ヶ月10ドルしか払わなくてもよいってこと。 もちろんジェネリックにしますがな! 新薬かどうかなんて、気にせんよ。 すると私は幸せ、保険会社も幸せになる。 「薬30日分に1200円しか払わなくていいとは、一体どういうことだ! 保険会社 一体大丈夫か?」と健康保険会社の心配をしてみたが、健康保険は高い (もちろん大学のサポートあり)なので、まあいいかとも思う。 健康保険の表を見て、もう1つ気づいたことは、Lifetime limitである。 つまり健康保険、一生のうちで使える金額の限度があるらしい。大学が紹介してくれたもの、どれも上限がある。 しらんかった。 2,000,000ドル(約2億4千万円)だったと思う。 それを医者である友人に言ったところ、彼の言葉、 「大動脈瘤の手術って1億円かかるんだよ」 おお! 今度は私は保険会社でなく

暑い!

ボストンにやっとこさ冬らしい冬が来て、今日は外は風がピューピュー吹いて、現在マイナス9℃ 風が吹いているから、体感温度はもっと寒い。 しかし、私の部屋の中は25℃。 あつい! 何考えてんじゃ、まったく。 しかも、温度を上げまくると部屋が乾燥するので、加湿器がなければ、カピカピになる。 (しわが増える。そしてボトックスが必要になる) セントラルヒーティングは、一応ねじがあるのだが、このねじ、あまり調節がきかない。 ねじを締めて、仕方なく(?)窓開けてみた。 あー、涼しい。 20℃にしてくれ、実験するときに言うRoom temperature(室温)は20℃だぞ。 ついでにさらに文句を言っておくと、アメリカの旧式(?)セントラルヒーティングは、ドイツのよりもうるさい。水ががしゃがしゃ流れているような音がす る。これが寝ているときにもするので、起きてしまったりする。 こうやって、がさつなアメリカ人が出来上がったんじゃないかと勝手に思っている。 家だけの問題ではなく、私の研究室も、夏は寒く(セーターを着ている)、冬は暑く(Tシャツ一枚で働く)なんて変なことになっている。 どうして調節できんのだ! さて、今日はドイツ人みたいに、窓開けて寝るかな? 朝起きたら、起きてなかったりして。。。。。 今日の教訓 アメリカの普通(?)のセントラルヒーティングはうるさい。

PI(Principal investigator)とポスドクの違い

今日PI(Principal investigator, グループリーダー、教授・助教授級の人)とポスドクの違いを発見した。 変なデータが出た。 私もポスドク修行が長いので、データはきちんと出す。(まだ3回繰り返してないが) ただデータの意味が変なだけ。 私の反応 「何これー、さっぱり訳わからないよ。意味不明だよー」 すでに放り出しぎみ。 ボスの反応 「すごく面白い! 意味はわからないが、面白いからお前次のプロジェクトにしろ」 大興奮! グラント書きの疲れも吹っ飛ぶいきおい。 ううむ。 そういえば、うちのボスも変なデータが出て、それを追求してNature。 うちの分野の大御所の先生もこの前のセミナーで言っていたが、変なデータが出て、それを追求してNature。 うちのフランス同僚も変なデータが出て、本人が面白いと思ったから追求して、最近本当に面白いことになっている。 ボスは言った。 「もうわかっていることを研究したってどうしようもないだろ。わからないから研究するんだよ。」 いや、そりゃそうだけれど。。。。。 一ヶ月に一回ぐらい変なデータ(新しい発見とも言う)出てるよ。 今日の教訓 変なデータを変だと片付けないで、プロジェクトになるか考えてみる。 関連ブログ ・ Ph.D student (博士課程学生)のこころえ ・ Corresponding author

ヨーロッパ留学のすすめ

下の文章は、さる由緒正しいところに頼まれて書いた原稿だが、あまりにもとんでもなかったらしく、その後音沙汰なし。 もう1年経ったので、時効だろう。 せっかく書いた渾身の作(?)なので、ブログにのせてしまうことにした。 「ドイツ・ミュンヘンからアメリカ・ボストンへ  ヨーロッパ留学のすすめ」 アメリカ人によく、「日本とドイツとアメリカと、どこがいい?」と聞かれる。私は迷わず「ドイツ!ドイツ最高!」と言う。 何が最高って、あのヨーロッパ的ゆったりとした雰囲気だ。彼らは人生を楽しんでいる。休暇は30歳以下で27日もある。この27日というのは、土日祝日を含めない数だ。アメリカとは大違いだ。3週間まとめて休んでインドネシアに行ってきた、今度はネパールに行ってくるねなんて話もよくある。私のボスも数 週間いないと思ったら「シベリア行ってきた」なんていう。しかもクリスマスから1月最初の日曜日まで、「ボスの好意により」お休みである。怠けラボではなく、一流ラボの話である。 その有り余る休暇を利用して、旅行に行った。ミュンヘンからザルツブルクまでは電車で2時間、ウィーンまでは4時間、チューリッヒまでは4時間、夜行列 車に乗れば次の日はローマ、別の夜行列車に乗ればプラハである。飛行機で1時間でアムステルダム、ロンドン、ストックホルムに行ける。ストックホルムから 夜行列車に乗って北上すれば、北極圏でオーロラを見れる。イギリス以外の国は時差がない。アメリカのサイズからすれば、ヨーロッパ国ドイツ州という気分になる。 ラボ(研究室)ではみな英語ができる。実際私はドイツで英語を習ったようなものだ。ドイツ語は日常では必要だが、大学が無料のクラスを持っている。レス トランに行って「これ食べたい」ぐらいは話せれるようになる。窮地に陥れば英語に切り替えるか、誰かに助けてもらう。 ドイツとアメリカの違いは私の意見では、治安、タバコ、アルコールだ。ボストンでは先輩が丁寧にも、「君が住んでいる付近で銃撃があったらしいから、気 いつけーやー」というメールを送ってくれる。心配するので、とても親には言えない。ボストンはそれでも治安のいいほうと聞く。ミュンヘンでは夜2時ごろま で友達と飲んでいて、夜中にバスや路面電車に乗って、あるいは自転車で一人で帰っても何もなかった。酔っ払いはいっぱいいたが、単に酔

ベッカム

ベッカムがアメリカに来るらしいね。 契約金300億円! アメリカではサッカーは女の子のスポーツ。 ううむ。松坂選手やらベッカムやら、今年からスポーツ観戦で忙しくなりそうだ。

やっぱヨーロッパがいいって

数ヶ月前、MITで働いている人(私と同じ、ポスドク)とご飯食べたときの会話。 彼はイギリスにいたらしい。私はドイツにいた。 彼の質問「ドイツとアメリカとどっちがいい?」 私「ドイツ!!!!!!!!!」 彼「ヨーロッパにから来た人に会ったときにいつもきくんだけれど、たいていヨーロッパのほうがいいっていうよね」 私「イギリスとアメリカとどっちがいい?」 彼「もちろんイギリス」 意気投合。 「なんでうちらアメリカにいるんだろうねーーーーーー」 「ほんとだよねー」 さて「研究留学したいけど、どうすんべ?」て言う人のために情報。 ヨーロッパ版、 http://www.kenkyuu.net/link-5.html もともとアメリカ留学のために作られた「研究留学ネット」 http://www.kenkyuu.net/ の「アメリカ以外の国」 である。 ドイツに行くときはフンボルト財団が有名。 ドイツでも日本人のおばちゃんに「研究者です」と伝えたところ、「ああ!フンボルト財団で来たの。」と早合点されてしまった。 大学サークルの先輩と友達がこれでドイツのStuttgartに留学していたが、研究始める前に数ヶ月間ドイツ語特訓を受けていた。もちろんドイツに行っ てからである。 しかも、天下のGoethe Institutだ。 http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm 寮に入ってドイツ語だけ。週5日朝から午後までドイツ語。宿題たっぷり。 かなりベラベラになる。 寮代、ドイツ語講座代は財団が払う。 私はそんな財団を知らなかったので、留学先に給料もらって、ドイツ語はGoethe Institutの2ヶ月間特訓コースに行った。週3回ぐらい。午前中だけドイツ語。 なんとか「これ頂戴あれ頂戴」と言えるようになって、先生に「大丈夫かと心配になる」と言われつつ出発した。 フンボルト財団知ってたら応募しただろうな。 今日の教訓 留学の情報を探してみよう。

ドイツの地下鉄とバスと路面電車

アメリカの地下鉄とバスを書いていたので、ついでにドイツの地下鉄とバスも書く。 ドイツの地下鉄とバスは、 1. まず切符を買う。 2. 地下鉄のりばや、バスの中にある箱に切符を入れて、日付と時間(と乗った場所)を入れる。 3. ゲートは無い。 4. よって、切符が有効なら、自由に乗り降りできる。 5. よって、切符が無くても、実は自由に乗り降りできる。これをSchwartzfahrer(Schwarzは黒、Fahrerは乗車客のこと)とい う。 6. そのため、時々係員が乗ってきて、切符をチェックし、有効でなかったら50ユーロ払う。 7. リピーターはチェックされていて、きつく罰金らしい。 というシステムだった。 親が来て「何これ? やる気あるの? 人を信用しているの? それともお金を取る気がないの?」と、いちいち地下鉄やバスに乗るときに感心していた。 私はSchwartzfahrerになったことは無い。 つかまってドイツ語で弁明するほうがややこしい。 今日の教訓 ドイツでゲートがなくてもびっくりしないようにしましょう。

貨幣からICカードへ ボストンの地下鉄とバス

約2年前ボストンに来たばっかりの時に、友達に地下鉄の乗り方を教えてもらった。 「Token(トークン)を買って乗るの」 は?てな感じである。 地下鉄の駅に行くと、ブースの中に駅員がいて、トークンを売ってくれる。 コインみたいなものである。 アメリカに来たばっかりは、コインがどれがどれだかわからない上にさらにトークンが追加。 もう財布の中はごちゃごちゃ。 そのコインを改札口で入れて、バーをぐるっとまわして乗る。 超レトロ。 つい数ヶ月前から、新しい切符制度を導入するということになり、まず地下鉄に自動販売機出現。 カードになった。Charlie Ticketというのが買えるようになった。 改札口も、新しいものが導入された。 このCharlie Ticketが結構いけてない。改札口でCharlie Ticketを入れると、まず取り込まれて、その後そのまま出てくる。それを取る。 数秒、間があった後、ゲートが開く。日本の改札の勢いで行くと、ゲートにぶつかる。 日本なら、後ろの人もぶつかってくる。 アメリカはなんといけてないものを作ったんだ!と思った。 バスでも結構おなじで、運転手さんにお客さんが「この新しい機械どう思う?」と訊いていた。 そんなことを思っているうちに12月にトークンこの前廃止になってしまった。 そして、ICカードCharlie Cardが発売されたのである! Suicaみたいなやつ。 びっくり! しかも地下鉄で使ってみると、ゲートが素早く開く。 素早くというのは、日本での改札口と同じぐらい。 おお! お金で言うなら、貨幣制度からクレジットカード、デビットカードをすっ飛ばして いきなりICカード! てな雰囲気である。 そんな超最新の設備を導入したせいか、ボストンの地下鉄とバスは値上げした。 そして、Charlie Cardを普及させたいためか(渋滞がなくなるから?)、現金あるいはCharlie Ticketを使った場合よりも、やや安い。 バスが0.90ドル(100円ぐらい)からCharlie Cardで1.25ドル、Charlie Ticketで1.5ドルになったのだから、かなりの値上げである。 この値段料金の差で果たして、Charlie Cardを使う人が増えるのか、それともそのまま現