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Showing posts from 2021

集団免疫を達成するためにアメリカがすること

マサチューセッツ州の今日のワクチンの接種率(終了)は 18歳以上で70%  マサチューセッツ州は5月29日からいろんなところの制限が解除されて、マスクほとんどしなくてもよくなった(とは言っても、店とかごとにルールが違ったりするけれど)。一気に解除されたので、ちょっと不思議な感じ。  さて本題に入って。 数日前同僚からもらった情報  A Shot at $1M: Massachusetts' New VaxMillions Giveaway, Explained   なんでもマサチューセッツ州でワクチンちゃんと受けた人はLottery(日本で言うところの宝くじ?)に参加できるそうな。 賞金は$1 million(日本円で1億1023万5千円)を18歳以上の成人5人に、$300,000を12歳以上17歳以下の子供5人に大学行くための奨学金として提供する。 最近ワクチン接種した人の割合の上昇率が緩やかになってきたので、その対応かと思うけれど、アメリカってすごいーーー。これで面倒で受けなかった人は受けるようになる? 1億円だしな、1億円。誰が考えたのか知らないけど、アイデアすごい。 アイス・バケツ・チャレンジ ぐらいすごい。  ワクチン受けてマサチューセッツ州に住んでる人は、ここで登録をー(笑) https://www.mass.gov/massachusetts-vaxmillions-giveaway  今日の教訓 問題はクリエイティブに解決しましょう 過去のブログ Walk to end lupus now (ループスを治すために歩く)

どのアイデアを追求していくか

昨日のzoom飲み会での友人の話 PI(principle investigator)のアイデアを全部聞いて何も考えずに全部実験していて大変なことになった。「これではいけない」と思って、自分で考えて選択するようにした。とても良い経験だと思う。 関連して。 同僚がラボミーティングでデータをプレゼンしていて、PIが「It's interesting」と何気に言ったことを真に受けて実験をやりだし(彼のプロジェクトとは全然関係ない実験)、次のラボミーティングのときはPIも含め「何でそれやってるの?」という状況を見たことがある。同僚はがっくりしてたし、私は端から「あーーあーー!」と思っていた。 その後作った私の学生とかポスドクとかへのアドバイス 普通のメンターは100個ぐらいアイデアを出してくる。そのうちの10%ぐらいが良いアイデアである。偉大なメンターは20%ぐらい良いアイデアだったりするけれど、1000個ぐらい出してくる。いずれにせよ全部やると大変なことになるので、どれが大切かを考えないといけない。 ドイツにいたときは3人メンターがいた。当然ながらそれぞれ違うことを言ってくるので、全部聞いて、自分の意見も含めて「AはこういうアイデアでBはこういうアイデア、Cはこういうアイデアだった。私のアイデアはこれ。全部考えてこういう方向で行く」って言ったら全員文句も言わず聞いてくれた。「聞いてくれるんだ!」と感動したものだが、今思えば「あー、こいつ、ちゃんと考えてるな」ということだと思う。 アドバイスには続きがある。 ただし、メンターが同じアイデアを3回言ってくるときは本当に大切な場合があるので、(多少理不尽だと思っていても)やったほうがいい。 私の経験談だが、偉大なメンターが「この実験はやったほうが良い」と再三言っていたのに、放っていた。論文投稿したら、なんとreviewerが同じ実験をやるように聞いてきた。 偉大なるメンター See!  I told you!!! Do you think I am stupid!!!! とお怒り!(別に怖くないけど) ごめんなさーい! 今日の教訓 思いつきも含めてアイデアはいろいろ。偉大なメンターのアイデアを全部素晴らしいと思うと痛い目にあうので自分で選択しないといけない。ただし3回も言われたときは重要な可能性が高いので、そのアイデアを

2021年 携帯の買い替え

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携帯のボタンが壊れてきたので携帯を買い替えた。前のが良かったので(Lenovo MotoG5)、そのまま何も考えずにdual SIMのLenovo MoTo G8 powerをアマゾンから購入。  携帯到着。スロットに2枚のSIMカード(T-mobileとMint mobile)とSDカードを入れようと思ったら入らない。 入らない! ネットで調べたらSIMカード2枚か、SIMカード1枚+SDカード1枚ということらしい。そんなのあり? 私は未来は過去よりもよくないといけないと信じている。前のモデルからのダウングレードはいけませんよ。Lenovo! Dual sim携帯のレビューTop 10のリストに載っていないとおもったら、そういうことか。3枚をどうするかの対策として、SIMカードの1枚を切り取って押し込むというすごい方法をYoutubeで発見したが、さすがにそれはちょっと怖かったので、やめる。 T-mobileのプランはUnlimited Talk & Text Onlyで$20/month. Mint mobileのプランは一番安いやつで$15/month(年間購読) こっちがデータプラン。 T-mobileのウェブサイトでチェックしたた T-Mobile Connect というprepaid(先払い)のプランを発見した。一番安いやつで、Unlimited Talk & Text + 2GB data planで$15/monthである。2GB超えたらデータを購入できる(あるいは上のUnlimited Talk & Text + 5GB data planで$25/month) 安いじゃんこれ。乗り換えてMint Mobileを停止すれば安くすむ!  安い携帯電話サービスが増えたから対抗するためか、それともprepaidにすることによってcash reserveが増えたのかどうかは知らないけど(勝手な推測)、postpaid(後払い)プランよりも安い! 今のt-mobileのプランはPostpaidなので、Prepaidに変更するため、SIMの購入および電話番号の変更をしなければならない。 Sign up for T-Mobile Connect Prepaid service の手順にしたがってプランを選択+SIMカードの購入+電話番号の

友人の会社(スタートアップ)がつぶれた!

ボストンはスタートアップがいっぱいある。だが、スタートアップで働いていることは少ない。ボストンにいる日本人のは日本の会社から送られてきた人、こっちでビジネス始める人、病院や大学でポスドクとして修行を積む人が多数である。そのなかの少数がアカデミックで生き残ったり、インダストリーに就職したりする。ボストンのスタートアップで働いている日本人は、知ってるなかでは私を含めて3人だけ。その3人の一人の会社が閉じることになった。 私の働いているスタートアップがつぶれます【悲報】 その会社のLinkedInオフィシャルサイトで潔いメッセージが出てた。 友人家買ったばっかりなのにー。一瞬心配したが、ボストン周辺のimmunologist(免疫学者?)の需要は非常に高い上に本人の生存力も高そうなので、まあ大丈夫でしょう。私の会社も今人を雇うところなので、うちに来る?と打診してみた(笑) 友人の会社も私の会社もseries Aという種類のお金で運営されている。この間に物ができなかったら解散(涙) ということはseries Bの会社だったらもうちょっと安定してる? 2年ごとに働いてる会社が潰れてたら、普通の人はやっていけないわなー。それでもそのエキサイティングなのが好きという人もいるかもしれないけど。エキサイティングな仕事が好きという人はパートナー(奥さんとか旦那さんとか)が安定した職についてることをおすすめします。 今日の教訓 スタートアップは潰れます(涙) 過去のブログ ・ スタートアップに転職して1年

3月の天気

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ボストンの3月の天気はこんな感じ  20oCから一気にジェットコースターみたいに落下!  今日の教訓 毎日着る服が変わりますねー。 過去のブログ ・ 2018年新年の挨拶 + ヒーター壊れた?

2020年のtax return(税金申請)

さっき2020年の税金申請終了 面倒なので、いつものようにFidelityのTurboTaxの割引ウェブサイトに行く。 TurboTaxの金額の上昇率すごくない? でもめんどくさいので、そのまま使ってしまう(笑) 去年転職してしまったので、ちょっとややこしかった。去年の申請のときもそうだったが、ドナルド大統領時代に税金を少なめ(?)に取ることにしたので、refundが少なかった。税金申請する気力をそぐよね。もうちょっと高めに税金とって、refundのときに多めに返してくれるといいんだけれど。。。 まあ個人の好みかもしれないけど。  今日の教訓 税金申請終了終了!  過去のブログ ・ 国外転出時課税制度 ・ 2014年のtax return(税金申請)

Range - David Epstein

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最近読んだ本はRangeという本   Range: How Generalists Triumph in a Specialized World    昔読んだMalcolm Gradwellの10000時間トレーニングで専門家になるの逆を行く本である。 Gates Note(ビルゲイツのブログ)で、毎年夏と冬の休暇に本を紹介するのだが、そこにあったので読んでみた。  ビル・ゲイツ年間50冊読むらしい。って、書いたっけ? そのビル・ゲイツ厳選のおすすめ本である。   ゴルファーやクラシック音楽のプレーヤーみたいに小さい頃から訓練するのが必要な職(チェスもこの中に入るらしい)と違って、広く浅い知識や情報を使って仕事をするジェネラリストを擁護する(???)本である。私みたいなスペシャリストは「へー」と思いながら読んだ。まー、PI道を歩んだ時点で何でもこなさないといけないから、完全なスペシャリストではないわな。。。   中に出てきた話で一番心に残った(?)のはゲームの話。 チェスは昔からある頭脳のゲームだが、ルールがきちっと決まっていて、はみ出たことは出来ない。幼少からのトレーニングが必要だが、ルールがきちっと決まっているので、コンピューターの発展により人間よりもコンピューターのほうが強くなった。対照として出てくるのはRealtime Strategy Gameで、例としてあげられるのはCommand and ConquerとStarCraft。この辺Sapiens(日本語名サピエンス全史)読んだら「チェス」と「Mine CraftやCivilization」の違いが出てきたけど、同じ感じ? Civilizationはともかくとして、Mine Craftの解放性は素晴らしいと思う。何してもいいし、端があるのかも不明。底はある。   それにしても、Real-time Strategy Gameって、何? インターネットで調べたら StarCraft II は無料ということが判明。早速ダウンロードして遊んでみた。 忙しい! 何ですか、この忙しいゲームは。あっちで行動、その間にこっちで行動と言う風に作戦を並行に実行しながら難問(?)をクリアしなければならない。まあ何となくジェネラリストの意味がわかったようなわからないようなままで本は読み終わった。まあ実世界は混沌としていて昔使っ

スタートアップに転職して1年

忙しすぎて(というかコロナで気が散って?)ブログ更新してなかったらあっという間に2021年!新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 って、2021年ももう2月になってしまったけれど。 そして、ブログ書きのフォーマットが変わってる!!!! スタートアップ(日本語でいうところのベンチャー)に転職して気付いたら一年経った! コロナで気が散ったのと、アカデミックからインダストリー(日本語で何と言う?)の転換で気が散ったのもあるからブログ更新してなかったとも言う。 アカデミックからスタートアップに転職して、まだ生きてます(笑) 会社も生きてます(笑)ドキドキするよね、会社無くなったら。そしたらまた転職するだけなんだろうけどさー。転職して思ったけれど、結構エキサイティングのは性にあってるらしい。まあそうじゃないとドイツに行ってみたりこっちでアカデミックで生き残ってみようとしたりはしないか。 アカデミックとスタートアップの違い 1. 仕事のスピードが速い。 着々とモノが出来てくるのはすごい。アカデミックだったら、最初の1年はまだマウス作成中でしょう。マウスはモノといえばモノなんだけれどさ。 2. 研究費申請書を書く必要は、今のところない。 でも昔スタートアップが書いた研究費申請書のレビューしたことあるので、そのうち書くことになるかもしれない。Peer Reviewって、それはそれで大事だしね。(会社の外の人が興味があるかとか、他の専門家がどう解釈するかがわかるから) 3. Group Decision(皆で相談して決める)  アカデミックだと決断はもっと少数で決められていた。プロジェクト自体が小さいしPIだったら自分で決めないといけないし。今働いているところではもっと専門家の幅が広いしプロジェクトの分野が多岐にわたっているので、餅は餅屋にお願いするしかない。「へえ、そんなことも出来るのー?」っていうのが一杯あるので、(アカデミックから来たばかりだし、わからんからということで)とりあえず上司にいろいろランダムに思ったこと聞いてみる(笑) 逆に考えると、アカデミックにいたときにもっと分野の全然違う人と共同研究すれば良かったよ。。。。  あとの祭りですねー。 今日の教訓 無事1年経ちました。 過去のブログ ・ 「ポスドクの流儀」+転職の報告   去年の転職のお