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Showing posts from 2019

Bad Blood

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中国発の超面白いSFを読み終わった次の本はこれ。 Bad Blood: Secrets and Lies in a Silicon Valley Startup Theranos(セラノス) のお話である。現時点でアマゾンでのレビュー2811。星は5つ星中4.8星という感じである。ちなみにアメリカは意見言ってなんぼの世界なのか、New York Timesとかにもコメントするのである。 意見言ってなんぼー。 あまりに面白すぎて止まらなくなり朝の2時か3時ぐらいまで読んでしまった。週末だったから良かったけど、平日だったら次の日困るよね。 しょっぱなから嘘。 仕事環境悪すぎ。 途中から作者(ジャーナリスト)が「I(私)」として登場してきて、さらに面白くなった。 TecanとかBioRadの機械とかも出てくるし。 事実は小説よりも奇なり。そこらへんのドラマとかよりも面白すぎるぞ。是非ともドキュメンタリーとかじゃなくって、作者が登場するところも入れて映画化してほしい。 と、ここまで書いて「事実は小説よりも奇なり」って英語でなんて言うんだろうと思って調べて見たらこんなの発見。 “Truth is stranger than fiction, but it is because Fiction is obliged to stick to possibilities; Truth isn't.”  Mark Twain, Following the Equator: A Journey Around the World 適当に訳。 「真実はフィクションよりも奇なり。なぜならフィクションは可能性に従う必要がある。真実にその義務はない。」 なんとー。 本に戻って。 途中で一瞬だけ出て来る ルパート・マードック がすごかった。かっこいいぞルパート・マードック。 あと印象的だったのは、「2008年の経済危機のときに、投資先を探していた投資家たちが投資し始めた」ということ。 経済危機の途中だろうがなんだろうが、金はあるところにはあるらしい。(←重要な発見) 日本語訳されるかもしれないので、これ以上書くのはやめとく。 今日の教訓 一体なんのサスペンス? 過去のブログ ・ Three-body problem(

Three-body problem(三体問題)のイメージ

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友人とThree-body problem(日本語名三体)の本の話をしていて今日見つけたYoutube video. こんな感じになるらしい。 綺麗ですねー。 今日の教訓 綺麗ですねー。 過去のブログ ・ The Three-Body Problem(日本語名 三体)シリーズ読破

Cambridge Half Marathon 2019

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11月3日にケンブリッジ ハーフマラソンを走った。ケンブリッジはイギリスのケンブリッジではなくって、ボストン市の隣の週のケンブリッジ市。ルートはこんな感じ。 Cambridgeside Galleriaからスタート。 Bristol Myers Squibbの次にBiogen, Amgenを通過してその後MITのキャンパスを通り抜けて川を渡ったあと、Harvardのスポーツセンターを通って川沿いを走り、橋を渡ってWatertownまで行ったのちターン。MITのplasma science fusion centerに来てその後Pfizer, CRISPR therapeuticsを見てからBroad Instituteに来て、Alnylamを見てからTakedaとBluebird Bio、Sanofiを通過してからCambridgeside Galleriaで終わった。 一体なんのツアー? 平らだったのでものすごく走りやすかった。ついでにBAA halfで筋肉もついたのか、最後のほうは全然スピードあげても問題なし。速く走ってないから終わっても筋肉痛もなし。 今日の教訓 平らだったから走りやすかった。 過去のブログ ・ BAA half marathon 2019

Does Science Advance one Funeral at a Time? 科学の進歩は葬式ごとに行われる?

今日のQuote。Quoteって日本語でなんていうのでしょ? 名言?  “A great scientific truth does not triumph by convincing its opponents and making them see the light, but rather because its opponents eventually die, and a new generation grows up that is familiar with it,” - Max Plank (1858-1947) 日本語訳はこちらのページからいただき 。 新しい科学的真理が勝利をおさめるのは、それの反対者を納得させ、彼等の蒙を啓くことによってではなく、その反対者が最終的に死に絶え、当の新しい科学的真理に慣れ親しんだ新しい世代が成長することによってである。ーマックス・プランク すごいよね、この辛口。 それが本当か調べた人たちがいるらしい! 島岡先生に教えてもらった。 New science blooms after star researchers die, study finds(MIT news) Deaths of prominent life scientists tend to be followed by a surge in highly cited research by newcomers. 引用。 Indeed, when star scientists die, their subfields see a subsequent 8.6 percent increase, on average, of articles by researchers who have not previously collaborated with those star scientists. Moreover, those papers published by the newcomers to these fields are much more likely to be influential and highly cited than other pieces of research. “The concl

The Three-Body Problem(日本語名 三体)シリーズ読破

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The Three-body problemシリーズ全部読んだ。 1冊目 The Three-Body Problem 2冊目 The Dark Forest 3冊目 Death's End 同僚に「面白いよ」と教えてもらって、 たまに読んでる千賀さんのブログに書いてあって 、さらに島岡先生からおすすめされた。おすすめされたのが8月11日で今日は10月20日なので、結構なスピードで読みましたな。 始まりからdramatic entrance(劇的な始まり)で、スケールでかくて楽しい。サイエンティストがこれだけ出て来るサイエンスフィクションも珍しい(主人公は全部サイエンティスト)。中国人の科学に対する信頼と期待が感じられる。と思ったら同じようなことを思った人がいたらしい。 中国のSF小説「三体」が大ヒット その「妄想力」がとにかく凄い(Forbes Japan) 妄想じゃなくって、空想力か想像力だと思うけど。 サイエンティストとかエンジニアとかはサイエンスフィクションからヒントを得て仕事したりするのである。 (↑私の勝手な意見) 前も書いたけど、サイエンティストをもっと大事に してください。 それにしても、はやく Type II civilization にならないかなー(←変なこといつも思ってる私) その次に思ったことは、出て来る人間の人間らしさ(生物らしさ)である。ある危機に対して「皆で一丸となって」「総力戦」で対応するかと思いきや、てんでバラバラ(笑) でも良く考えたら一緒の行動して種として死滅しちゃったら終わりだから、てんでバラバラのほうが生物として正しいと思う。 他に気に入ったのはWallfacerのLuo Liである。他のWallfacerたちが金・資源・労力使いまくりなのに、全然そんなこともせず問題解決。さらにお気に入りは2冊目から出て来たThomas Wadeである。鋭さ奇抜さが素晴らしすぎ。Luo LiやThomas Wadeみたいな問題解決法でサイエンスをしてみたいものである。空想の人から学ぶのもなんだけど。それでもやっぱ競争相手が圧倒的な場合に同じ土俵で戦ってはいけないよね。 2巻目から出てくるSophonもかっこいー。 出て来たサイエンスフィクション ・アシモフのfoundatio

BAA half marathon 2019

去年ハーフマラソンに参加して足を痛めて歩いて完走(完歩?)した。 今年も懲りずに挑戦! 一応完走! 途中でまたもや左足が力抜けてこけそうになったり、上り坂も下り坂も大変だった。筋肉の問題らしい。終わった後に階段数段降りてうめいていたし。今日(次の日)はふしぎなことにあまり筋肉痛にもなってないけれど。でも背筋もやや張ってるのは一体なに? 2017年のハーフマラソンではこんなことにはならなかったので、(去年と今年)と一昨年の訓練の違いを考えた。 2017年には階段で特訓(?)していた! 研究室のとなりに階段があって、それを下から上まで登ると10階ぶんある。それを数回続けていた。それの違い? 今日の教訓 筋肉は大事ですね。 過去のブログ ・ BAA Half Marathon 2018

正しい質問をすることの大切さ

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私のお気に入りの本の一つは The Hitchhiker's Guide to the Galaxy である。ダグラス・アダムスの書いたサイエンスフィクション。 Elon Muskのお気に入りの本でもある。 上のビデオでは「どうして正しい質問をすることが大切なのか」をElon MuskがHitchhiker'sを引用しながら語っている。4分43秒から6分21秒まで。 引用された場所の、ネタバレのYoutubeビデオはこっち(爆笑) 「正しい質問」をしないと、えらいことになる。コストも時間もかかったあげく、満足できない答えが出てくる。の究極の例である(笑) Elon Muskは上のビデオで、 Douglas Adams, best philosopher ever. Maybe, I think, the best book in philosophy ever. (ダグラス・アダムスは最高の哲学者だ。僕が思うには、(Hitchhikerは)最高の哲学書だ) って、言ってる言ってる。  こんな本も売ってたし。 Why questions matter more than answers.(なぜ質問のほうが答えよりも大事なのか) そりゃー「XX」っていう意味不明な答えを得るからに決まってるじゃん!  今日の教訓 それにしてもElon Musk、そこまでThe Hitchhiker's Guide to the Galaxyが好き? 過去のブログ ・ Space X、車を宇宙に飛ばす ・ The Hitchhiker's Guide to the Galaxy イギリス人のジョークがふんだんにちりばめられた傑作である。ナンセンスがたっぷりで笑いすぎで死にそうな本。

研究につまずいたとき力をもらえる本- Letters to a young scientist

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この前実験医学に頼まれて書評を書いた。読書好きの人に数人に頼んで選んでもらったらしい。「研究につまずいたとき力をもらえる本」という題である。 それだったら映画の「 ショーシャンクの空に 」とか「 ガタカ 」とかのほうがいいような気がしたけど。それだと「挫けたときに力をもらえる映画」の間違いか。 今回オススメしたのは Letters to a young scientist .(日本語名「 若き科学者への手紙 」) 書いて今ごろ思うけど、Battlefieldに突っ込んで行っていけないのは科学者だけではなくって、どこの分野でもそうかも。 続編としてあと2冊ぐらいは書評かける気がする。来年の読書の秋にまた聞かれるかもしれないから、とっておこう。 他の人のオススメ本に新田次郎の本があった。新田次郎と言えば 「八甲田山 死の彷徨」 。学生の時に読んだと思うけれど、二つのグループの結末が対照的で、「 バカな上司について行くとえらい目にあうから気をつけないと 」と思った次第。一冊の本が一文に収束されてしまうのもどうかと思うけど。上の「若き科学者への手紙」も2文ぐらいに収束。 記憶力悪いからそんなものよねー(笑) 前読んだサピエンス全史も一文に収束 。 記憶力悪いからそんなものよねー(笑) 今日の教訓 また来年も頼まれたら書こうっと。 過去のブログ ・ サピエンス全史-2(Sapiens: A Brief History of Humankind)

性は単純に二つではないらしい

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この前読んだ実験医学の話、「♂と♀で割り切れないヒトの性の多様性と連続性」 内容はこんな感じ。 ・Y染色体喪失とヒトの性スペクトラム ・性スペクトラムから考える哺乳類性腺 発生の分子機構 ・ステロイドホルモンと性スペクトラム ・コラム:ジェンダー・スペクトラムとは 2015年に Sex Redefined(Nature Magazine) という記事を発見して、Genetics(遺伝学)を専攻している学生と盛り上がった覚えがある。それまではてっきり性が二つしかないと思い込んでいたのだが、実は性はスペクトラムなのであった。なんと。はっきりと白黒区別のつく話じゃないらしい。 関係あるようなないような話。 This Mutant Crayfish Clones Itself, and It’s Taking Over Europe(New York Times) いわく、ザリガニの変異体ができて、メスだけで繁殖するようになったそうな。ヨーロッパで大繁殖! 他にもメスだけのイモリだったかヤモリだったかがいたような気がする。これかな。 Geckos: It's Not Always About Sex(ScienceDaily) 今日の教訓 そんな単純な話じゃないらしい。 過去のブログ ・ 脳の最大パフォーマンスを引き出すために (睡眠が大切だという話)

Rebalance (投資の再分配)2019

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日本に行ってきた。いつも11月下旬に帰るのだが、今回は6月で暑かった。。。。ボストンに帰ってきたらボストンも暑い。 Tsutaya Book Storeというのが出来ていて、コーヒーのみながら本を読める! 読んでいる本( お金は寝かせて増やしなさい )は購入したが従姉妹にあげてしまったので、最後まで読んでない(笑) ちなみにこの人は 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー というブログを書いている人で、インデックス投資派である。 私も若いころは個別株買っていて、その後BRICsのアクティブファンドとか購入していたが、Economic crisisになってえらい目にあった。いやー、若かったね(笑)! そのあたりで Fidelityがインデックスファンドを出すようになり 、インデックスに移行。インデックスファンドの重要なポイントは銘柄とExpense ratio(手数料)と各銘柄のブレンド率である。その後はRebalance(投資の再分配)である。1年に1回ぐらいやればいいという話だが、私はターゲットから5%ずれたらリバランスすることにしている。前回にやったのは2018年1月なので、だいたい1年に1回ぐらいである。その「5%ずれた」が来たので先週今週とリバランス中である。課税口座じゃなくって、Roth-IRAの話ね。1年に1回ぐらいなので、他にやることなし。 まさしく「 お金は寝かせて増やしなさい 」である。 これだとヒマすぎるので、毎月Fidelityからstatementがくるのでログインするたびに、 CD(定期預金)の購入 をする。Emergency Fundの話ね。3ヶ月CDでも、6ヶ月CDでも、9ヶ月CDでも、1年CDでも全部(年間)利率が2%なのはなぜでしょうね?  他には税金申請をするたびに何かをしようとするのであるが(笑) アメリカの税金申請ややこしいけど、自分で考えないといけないところが実はいいよね。全部やってもらっていたら「節税するために何かしよう」って思わないじゃん。 今日の教訓 Rebalanceは大事 過去のブログ ・ (寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド ・ 2019年新年のご挨拶 人生は長い 75歳で引退、100歳まで生きるとしたら約1.8億円必要だという話。 ・

サピエンス全史-2(Sapiens: A Brief History of Humankind)

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Sapiens: A Brief History of Humankindをやっと読み終えた。 日本語名は「サピエンス全史」という名前である 。 学生にもらってから読み終わるまで4ヶ月。読書は私の趣味で、大量に読むというよりも歯ごたえがある本を読むのが好きなので、4ヶ月かかっていても全然問題ないのである。ちなみに英語版であるが、小難しいテーマを小難しい英語で書いているわけではない。もともと大学生に教える授業がもとになっているらしい。学生を寝させないためか(笑)、エンターテイメント性もあって面白かった。こんな授業受けてみたかったわ。"We did not domesticate wheat; wheat domesticated us."とか、著者の視点と表現が新鮮である。 前のブログを書いた時に、 読書好きな島岡先生 に連絡したところ「もちろん読みました。日本ではベストセラーです」という返事がきて、知り合いにも「日本では大ベストセラー、意識高い系ビジネスパーソン必読書」と教えてもらった。 「意識高い系ビジネスパーソン必読書」英語で読みました(笑) (←ただの自慢) さて、こう分厚い本は読んだ後digestion(消化?)が必要である。いろんなことを思いつくのだが、450ページ分の感想文を書くと大変なのである。そういうときは私は熟成(というかむしろ忘却?)をすることにしている。頭の容量が少ないので、450ページの本は「Luxury Trap」と「Scientific Revolution Feedback Loop」と「Happiness」にまとまってしまった(笑) Luxury trapとかHappinessとかはどうせどこにでも書評が書いてあると思うのでここでは書かないことにして、サイエンティスト(科学者)の観点からいうとScientific Revolution Feedback Loopは素晴らしかった。Resource(資金や資源?)をつぎ込んでScienceが向上し、それによってPower(権力)が向上するのである。その権力を使ってまたResourceを得て、それをサイエンスにつぎ込んで、それで権力が増して。。。それを歴史上の出来事と一緒に考えいくと凄みが増して面白い。いつものことだが発想が飛ぶ私の結論。 サイ

サピエンス全史 (Sapiens: A Brief History of Humankind)

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今読んでる本は Sapiens: A Brief History of Humankind 。 学生にもらった分厚い本である。 464ページのものすごい本であるが、別に英語が小難しいわけではないので半分ぐらい読んだ。正確に言うと小難しい単語はすっ飛ばして読む(笑) ただいま"The marriage of Science and Empire"である。 今日、日本語版を発見。単行本である。 と サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上下巻になっているらしい。 上巻300ページ! 下巻296ページ! 当然だが、日本語でもすごい分厚である。このサイズの日本語の本、最近見たことないし。 ”The marriage of Science and Empire”は「科学と帝国の融合」という訳になってる。 今日の教訓 頑張って読みましょう! 過去のブログ ・ 分厚い本もらった+家にある本の数が子供の将来を左右するかも?  (学生からビルゲイツもおすすめの本をもらったこと)

(寝てても)運用してくれるシステム:ターゲット・リタイアメント・ファンド

この前の「 脳の最大パフォーマンスを引き出すために 」の続き。なぜか「そちら何時ですか?」という時間に日本からメールが来るので、日本人寝てないと前から密かに思っていた。ついにデータ発見。 Which countries get the most sleep?(1843 Magazine) Richer populations tend to be more well-rested 各国の平均睡眠時間と一人あたりのGDPをグラフにしてある。 平均睡眠時間6時間18分ぐらい? 日本人本当に寝てなかったんだ! その割には一人あたりのGDP低い! 正確に言うと、イギリスとかフランスとかと一人あたりのGDPは一緒なのだが、睡眠時間が1時間以上少ない。睡眠時間が少ないと考えるだけで怒りがこみ上げて来るのは私だけ?  これに対抗するには(?)「自動的にGDPを上げるような(寝てても儲かる)システム」を考え出したほうが良さそうな気がしないでもない。いつもながら発想が飛ぶ私である。それが国家レベルでどうなるかはともかく、私個人レベルで資産を上げる方法は思いついた。 Vanguard Target Retirement Funds! アメリカの例ですみません。 私の大学のリタイアメントプラン403bはこれである。引退した後のお金が続かないことは問題だし、アクティブファンドだと手数料が高くて問題なので、Vanguard Target Retirement Fundである。 アクティブファンドはウィキペディアによると 、 アクティブファンドとは、投資信託のうちで運用担当者(ファンド・マネージャー)が、株式・債券・その他有価証券等の銘柄及び投資割合を決定する投資信託を指す。一般的にアクティブファンドはベンチマーク(株価指数など)を設定し、そのベンチマーク以上の運用成績を目指すものである。投資銘柄や投資割合に運用を担当する者の運用方針が反映されるため、その運用担当者の氏名を公表して募集するファンドもある。 引用終了。 ということである。Vanguardのはインデックスファンドである。 インデックスファンドはウィキペディアによる と、 インデックスファンドとは、ファンドの基準価額がある指標(インデックス)と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のこと。パッ

脳の最大パフォーマンスを引き出すために

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今回の実験医学はサーカディアン・メディシンの話 睡眠と時差ボケおよび夜勤シフトなどが身体と精神にどう影響するかの話である。睡眠の話は真剣に読む私。いや社会的にも結構な問題なような。 さて私は結構寝ているので密かに怠けモノかと思っていたのだが、尊敬する荻野さん(ハーバードで教授している先生)のブログを見たところ荻野先生も8時間寝ているらしい。 イギリス出張3(時差との戦い)ハーバード大学教授 荻野周史のブログ 睡眠について滔々と書いてある。毎日脳に最大パフォーマンスで働いてもらわないと、ハーバードで教授なんてやってられないしな。引用したくなったが、引用したら全部引用になってしまうので、やめておく。興味のある方は上のリンクをクリックしてください。 さらに調べたところ、アマゾンのCEOのベゾスも8時間寝ているらしい! Jeff Bezos explains why he thinks getting 8 hours of sleep is key to making important decisions in the workplace (Business Insider) 私の場合の対処方法 ・リビングルームは10畳ぐらいあるが、電灯は合計80ワットぐらいの間接照明。ドイツにいた時に暗かったのでそのまま暗くなった。最近すぐに眠くなるので、ひょっとしたら合計80ワットは暗すぎる?それともただの歳? ・ベットルームには遮光カーテンを使用 ・寝るところにスマートフォン置いてない。スマートフォンはほとんど音楽とStrava(ランニングapp)しか使ってない。 ・家にテレビない。子供の時に「テレビは毎日1時間のみ」というルールがあり、そのままテレビなしでもOKになった。映画はNetflixで借りて見てるけど。 ・次の日に頭がボーっとするのが嫌いなので、アルコールはほとんど飲まない(ただの歳とも言う)。 ・この前日本から帰ってきたときの時差ボケは朝日の中で走ったら治ったので、次回も時差ボケになったら朝から走ってみる予定。本当の効果なのか、プラセボなのか不明(笑)メラトニンはアメリカの薬局で処方箋なしでも買えるので使ってみたけど、私には効果なし? ・デスクワークだけでは身体が疲れないので寝れるわけがないという理由で(科学的根拠な

シン・ゴジラに習う会議参加人数

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「 発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」と前のブログで書いた けど、今日はそういう話。 1年ぐらい前にシン・ゴジラを見た。ネタバレになるので見てない人はすみません。でももう結構経ってるから見た人は見てるか。 会議映画である。 会議ばっかりしている。ゴジラが着々と東京をぶっ壊しているときに会議会議会議である。予告編みたときから「おー、予告編の半分の時間は会議シーン!」と思っていたが、観たら本当に会議ばっかりだった。最初数えていたがめんどくさくなったので、途中でやめた。 その3層ぐらいになって会議やってるのは、何! そのザーッと運ばれて来たコピー機は何! いまどきコピー機で何するの! PDFでそのまま見たりしないの? いいのか? ゴジラすぐそこまで来てるんだぞ! と非常に日本が心配になってきたところ、ゴジラが首相を含め半分ぐらいを殺してしまった。そしたら会議の数がガクッと減って、しかも話のスピードが上がった。 要するに、会議に参加する人たちが多すぎて、話が進まなかった。なるほど。 (↑私の勝手な解釈) こういう感想を親にしたら、「そういう風には考えなかった。それブログに書いたら?」と言われたので書くことにしたのだった。 会議の人数が多いと物事が動かなくなるのは本当らしい。 The 'two pizza rule' is a secret to productive meetings that helped Amazon CEO Jeff Bezos become one of the world's richest men (Business Insider) One of Bezos' more creative strategies for not losing entire days to unnecessary meetings is the "two pizza rule." It's simple. The more people you pack into the meeting, the less productive the meeting will likely be. The solution? Nev

アパートのガス止められる

2月25日 アパートの管理会社からメールが来た。なんでもガスを一時的に止めることにしたらしい。ガスコンロで料理していたので、料理できず。 説明なし。 27日 いつになったら再開するの?って聞いたのだが、きちんとした説明なし。ガス止まったまま。 28日 ガス屋さんがきてチェック。 3月1日 アパートの管理会社からメールが来て、ガス全部停止することにしたそうな。ガスコンロは全部電化キッチン(? 日本語不明)に来週するから、よろしくー。とのこと。 その間の料理めんどくさいんですけど! 一応カセットコンロあるから、電子レンジと、炊飯器と、トースターで料理。外に食べに行ってもいいけど、毎日外食するもんじゃないし。しかも毎日外食してたら飽きるし。  さて、説明無しなので、勝手な仮説をたてている(笑) 研究者は勝手な仮説を立てるのが好きである。 去年の9月にマサチューセッツ州でガス爆発があった。ウィキペディアのページから引用。 Merrimack Valley gas explosions On September 13, 2018, excessive pressure in natural gas lines owned by Columbia Gas caused a series of explosions and fires to occur in as many as 40 homes, with over 80 individual fires, in the Merrimack Valley, Massachusetts towns of Lawrence, Andover, and North Andover. One person was killed and 30,000 were forced to evacuate their homes. 省略して訳するとガス管が弾けて爆発。火事になった家の数は40屋、他にも80件の家事があり、一人死亡、3万人避難することになった。 理由はたぶんガスが石油よりも安くなったので、ヒーティングとかなんとかを石油からガスに替えるお家が続出。ガス管にかかるガスの圧力が高くなった。ついでにガス管が古いのも関与? それでかそれでじゃないかわからないけど、うちのガスも停止! まー、ガス爆発

Biology to Live By スパムメールの対応方法

この前紹介した Algorithms to Live By にちなんで「Biology to Live By」、つまり生物学を日々の生活に応用するシリーズ、、、になるのかしら、ならないのかしら? 知り合いの荻野さん(じゃなかった、荻野先生)が、最近ブログを書き始めたらしい。 ハゲタカ(プレデター)にかかわるな!1 「私も私の同僚もいろんなハゲタカが毎日毎日、何十ものEメールを送ってくるのに辟易しています。我々の貴重な時間の無駄です。すごい害悪といえます。私はハゲタカミーティング、ハゲタカジャーナルからのEメールを一瞬で見分けることができるようになってきました。」 それで思い出した話。 私は腎臓科に所属しているのだが、腎臓のことを知らない(笑) Stanfordから来た教授(たぶん教えるの好き)がセミナーで来て喋っていてびっくりした話。 ウィキペディアより腎臓 の機能。 腎動脈から送られてきた血液は、毛細血管を経由して腎小体(マルピーギ小体)に入る。 蛋白質以外の血漿成分は一度ボーマン嚢中に濾過される。その量は通過血液の10%で、濾過された液体は原尿(尿の原料)となる。原尿は1日約200リットル作られるが、尿となるのは約1%(1.5~1.8リットル)程で、残り約99%(198リットル)は尿細管で再吸収される。 原尿のうち有効成分(全てのグルコース、95%の水および無機塩類)は腎細管を経由、残り4%の水・無機塩類は集合管を経由し、再吸収されて腎静脈に戻り、再び身体の血流にのる。残った成分(尿)は腎細管を経て腎盂に集まり、尿管を経由して膀胱に排出される。水やナトリウムの再吸収量の調節は、遠位尿細管や集合管で行われ、抗利尿ホルモン(ADH)やアルドステロン、ANPなどのホルモンが関与する。 引用終了。 Stanfordから来た教授は150Lろ過と言っていた。150Lでも200Lでもいいけど、最初ろ過してその後再吸収!!!! 腎臓ものすごい働いてるじゃん! 脳の次ぐらいにエネルギー使ってるらしい。その先生の話ではなぜそういう機能をしているか、何を排出しているか、、という話であった。 友人に「腎臓って1日150Lもろ過してるんだよ! その後再吸収しているんだよ! なんでそういうある意味無駄な方法にしてるんだろうねえ?」と話したら、 Tha

Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought

"Discovery is to see what everybody has seen and think what nobody has thought" Albert Szent-Györgyi, Nobel Laureate and MBL Scientist. いわく、「発見というのは皆と同じものを見ながら、他の人と全然違うことを考えることである」  ケープコッドのWoods Holeにある MBL(Marine Biological Laboratory) を訪問したときにこの文章を見たのだが、写真を取ってくるのを忘れたのであった。その後「なんだったっけ?」と思うこと多々。ついに発見したので、ブログにしておく。なんたってこれは私の忘備録だし。 今日の教訓 人と違うこと考えましょう! 過去のブログ ・ アイデアをたくさん出してから、悪いアイデアを捨てることを学ぶ

ゆるゆるのランニングと、律速段階の関係

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New Year Resolution(新年の抱負)ということで、ランニングを続けている。 BAAのハーフマラソンで見事足(太もも)を痛くして最後5キロぐらい歩いた残念な話 は前に書いた。「修行が足りん!!!!」という話である。私より前に足を痛めた友人(研究者)が近くに住んでいるので、「一緒に走りませんか?」と誘ったら、話にのってくれたのである。 「New Year Resolutionだー!」ということにして、元旦に9.4km走った。(New Year Resolutionというのは普通は続かない)私のほうが当然遅いのだが、ペースに合わせて走ってくれる。研究の話とかどうでもいい話とかしゃべりながら、ゆるゆるのペースで走るのである。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということでまた9.4km走った。 走って気分が良かったので、「次の日曜日も走りましょう」ということで、ちょうど寒い日の次の日だったかで、チャールズリバーが凍っているかを見にいく。Mass Ave BridgeからMuseum Of Scienceまでぐるっと回って来て、9.7km走った。 次の土曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、BU Bridgeを渡って、Cambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、11.6km走る。 次の日曜日「もうちょっといけるかもね、じゃ橋を増やそっか」ということで、River Side Bridgeというらしいのだが、それを渡ってCambridge Side Galleriaでトイレ休憩して戻って来て、ついでにMUJIも行ったりしているが14km走った! 日曜日だけ走っているわけではない。日曜日怪我したら困るので、平日も走っている。それにしても、全然努力している気がしないのにあっさり(?)14kmクリアしたのがびっくりなのである。次の日の筋肉痛もなし。 しかも1月、New Year Resolutionとはいえ、113kmも走った!(普段は50kmぐらい) 今までストイックに走っていたのは何! 友人に至っては、「このペースだったら、ハーフマラソンでもフルマラソンでも走れそう」とな。確かに。フルマラソンはともかく、ハーフマラソンはいけそうだ。ゆるゆるのペースで、どう

Books of the year 2018 - Algorithms to Live By

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2018年印象に残った本 その3 Algorithms to Live By: The Computer Science of Human Decisions (Amazon) Brian Christian (Author), Tom Griffiths (Author) 前にも書いたけど、洗濯した靴下の組み合わせをどうにかしたくて検索した記事にこの本が紹介されていたのである。 How science can help you sort out your socks (BBC) 靴下の効率的な組み合わせ方のビデオはこの記事に載っているので、知りたい方はBBCの記事をどうぞ。 本の章はこんな感じ。 1 Optimal Stopping: When to Stop Looking 2 Explore/Exploit: The Latest vs. the Greatest 3 Sorting: Making Order 4 Caching: Forget About It 5 Scheduling: First Things First 6 Bayes's Rule: Predicting the Future 7 Overfitting: When to Think Less 8 Relaxation: Let It Slide 9 Randomness: When to Leave It to Chance 10 Networking: How We Connect 11 Game Theory: The Minds of Others Conclusion: Computational Kindness 1 Optimal Stopping: When to Stop Looking の「ガールフレンドとデートして何人目あるいは何歳ごろで手を打つか(結婚するか)」から話は始まる。コンピューターサイエンティストってそんなこと考えてるのか! 3 Sorting: Making Order With sorting, size is a recipe for disaster. らしい。ここに靴下の話が出てくる。 "Am I wasting my time organizing email?&

Books of the year 2018 - The complete Sherlock Holmes

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2018年に読んで印象に残った本 その2 The Complete Sherlock Holmes(Arthur Conan Doyle) Amazon.com 上のリンクからダウンロードしたら、タダ。 キンドルだからページ数関係ないけど、一応1874ページ(笑) 本屋でみてびっくりサイズ。 私が英語で本を読む理由は、「英語読むスピードを上げたい」+「日本の本をアメリカで購入すると高い」からである。せっかくアメリカにいるんだしさ、英語で読むのもいいよねというのが理由である。いい本は国境を越えて、翻訳されて読まれるしさ。 ということでアーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、子供の時に数個ストーリー読んでいたが、全部読破。アーサー・コナン・ドイル本人はシャーロック・ホームズ書くのに飽きたので途中で殺していたが、ファンに不評で復活。ご苦労様です。それにしてもProfessor Moriarty(モリアーティー教授)、シャーロック殺すためだけに出て来てない?(笑) ストーリーのテンポの良さは最高である。アレクサンドル・デュマもテンポよくって素晴らしいけどね。 The Count of Monte Cristo(Alexandre Dumas) Amazon.com モンテクリスト伯 こちらも上のリンクからダウンロードしたら、ほぼタダ。830ページ。そうか、あれ830ページもあったのか。なかなか終わらないと思ったら! こっちは現代版シャーロック・ホームズ。おすすめ。 今日の教訓 シャーロック・ホームズ読み終わって残念!(でも年とったらストーリー忘れるからまた読めばいいか) 過去のブログ ・ Books of the year 2018 - The Structure of Scientific Revolutions

Books of the year 2018 - The Structure of Scientific Revolutions

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Bill Gatesを真似して? 2018年に読んで印象に残った本の話 The Structure of Scientific Revolutions. Thomas Kuhn 日本語名は「 科学革命の構造」で、ウィキペディアから引用 。 『科学革命の構造』(かがくかくめいのこうぞう、英: The Structure of Scientific Revolutions)は、1962年にアメリカの科学史家・科学哲学者であるトーマス・クーンによって発表された著作である。その後1970年、1996年、2012年に再版され、19の言語に翻訳されて広く読まれた。 この著作では科学史の進歩を見直す立場から、科学において一定の期間にわたって研究者たちにモデルとなる問題、解法を提供する承認された科学的業績を意味するパラダイムの概念を用い分析する。後の科学史とは研究の蓄積による曲線的な進歩ではなく、パラダイム転換(パラダイムシフト)による段階的な過程として捉えなおすことができることをクーンは論じようとした。カール・ポパーなどとの議論で繰り広げられたパラダイム論争を引き起こした研究であった。 引用終了。 結構有名な本で、某ハーバード教授のオフィスにも置いてあるらしい。本好きの 島岡さん(三重大の教授なので、島岡先生) に勧められて冊子を購入したが、難しすぎて何度も挫折。島岡先生に挙げ句の果てには「持っていることに意義があるのです」と慰められ(?)た。積ん読ではなく「かざっとく(飾っ読?)」にしておいてもよかったのだが、やっぱり読まないといけないよねということで踏ん張って、キンドル版を購入しなおし(突っ込ん読)、日本に帰ったときに暇だったので読み切った! やったー!!!! これで私のオフィスに飾っておける(爆笑) Cheating sheetはこっち。 In retrospect: The Structure of Scientific Revolutions. (Natureの購読が必要?) 要約よりも本のほうが良かった。何が書いてあったのかはここでは書かない(内緒)。日本語版も売っているみたいだが、重要なことが書いてあったので、サイエンスをするものは一度(英語で)チャレンジするのもいいかもしれない。それにしても大変だったぞ、この本。これと同じ

分厚い本もらった+家にある本の数が子供の将来を左右するかも?

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今日学生から本をもらった。読んで面白かったから私にあげることにしたらしい。 Sapiens: A Brief History of Humankind Yuval Noah Harai アマゾンで5452もレビューがついている。 464ページ! 著者はオックスフォード大学でPhD(博士)を取ったあとHebrew Universityで教えているそうな。オフィスに置いていたら、他の学生が来て、「私その作者の別の本読んだ!」とな。464 pagesの本、いつ終わるか不明である。それにしてもアメリカの本、分厚いことよ。フォントサイズも小さいし(サイズ8?)1ページ33行。 日本に帰って本屋さんによるのだが、字は大きい、行間は大きい、内容深くない、もの足りんと思っていたし、本好きの友人もブツブツ言っていた。私の場合は英語の本を読んでいるからかもしれない。しっかし英語の本、分厚いやつは分厚いぞ。特に大学教官が書いたやつが(笑) この本に対するビル・ゲイツの書評はこちら。 Sapiens-A-Brief-History-of-Humankind Bill Gates ビル・ゲイツ本が大好きで、休暇の季節になると書評を書いてビデオ作っているのである。こんな感じ。 この前発見した記事。 Novel news: world's biggest bookworms revealed in study(The Guardian) Researchers reveal having more books at home when growing up, even if you don’t necessarily read more, improves educational outcomes それと同じようなことを書いた日本語の記事はこっち。 子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査(ニューズウィーク) 31カ国、16万人を対象に行われた調査で、16歳の時に家に本が何冊あったかが、大人になってからの読み書き能力、数学の基礎知識、ITスキルの高さに比例することが明らかになった。 らしいので、皆さん家には本をたっぷり置いておきましょう(笑) 投資としては非常に安いし(爆笑) 英語の記事の方には各国の表があって

Papers of the year 2018

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Science MagazineのBreakthrough of the year 2018 を真似て、2018年記憶に残った論文リストアップ! 1. Myeloablative Autologous Stem-Cell Transplantation for Severe Scleroderma (New England Journal of Medicine) 強皮症という難しい病気を、免疫細胞全部潰したあげく本人のhematopoietic stem cells(日本語でなんていうのかしら?)を補充して治した。 強皮症って免疫の病気だったんだ! 2. Single-cell transcriptomics of the mouse kidney reveals potential cellular targets of kidney disease (Science) マウス腎臓を一つ一つばらばらの細胞にしたあげく、一つずつの細胞の遺伝子発現を測定した論文。Single-cell RNA sequencingという技術を使っている。腎臓は驚くほど複雑な構造なので、新しい技術が威力を発揮している論文。読むのが面倒なかたは Mapping kidney cellular complexity をどうぞ。 ほー、Single-cell RNA sequencingってこういう使い方すればいいんだ! 3. Kidney-infiltrating T cells in murine lupus nephritis are metabolically and functionally exhausted (The Journal of Clinical Investigation) いわく、全身性エリテマトーデスの腎臓にいるT細胞はダメージを与えているのではなく、疲れきった細胞である。むしろ保護しているほうかもしれない。 あらー、なるほど。 今日の教訓 2019年はどんな楽しい研究があるかな。

2019年新年のご挨拶 人生は長い

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新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 うちの大学は24日(の午後?)から1月1日まで休みである。 研究費申請書書かないといけないんだが、休みなのでちょっと怠け気味でだらだらしていた。ラボにも行ったりしたが、基本ダラダラ。そしたらダラダラに飽きた。 明日から仕事行くぞ! 引退したら3日で飽きそうである。ちょっと真剣に将来を考えないと。 2018年の反省はここに書かないことにして、達成したことだけ書く。 ・論文が受理された。すばらし。 ・Strava(どれだけ走っているかを記録するソフト)によると、どうも2018年は540km走ったらしい。ものすごい距離に聞こえるが、週10kmである(笑) 次に2019年の目標 この前日本に帰っていたのだが、その時♪本を売るならブックオフー♪で購入してきた本はこれ。 LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 大絶賛32万部の本にアマゾンで271しかレビューがついてない日本は不思議な国である。購入した理由はこの本を紹介した記事を3つぐらい見たから。 100歳まで生きるとした時の人生設計は親の世代とか、今まで信じていたのとかと全然違った(汗) 私は100歳まで余裕で生きそうである。老後に爪に火を灯すような生活をするのは考えるだけで嫌なので、最近再開した Mint(家計簿ソフト) を使ってリタイアメントに必要なお金の計算をした。 75歳で引退。 100歳まで生きる。 などなどのパラメーターを入れていって、出て来た値。 目標値$1,826,803 1ドル100円として、1.8億円。 はいー???? いままで引退まで1億円目標と思っていたけど、1.8億円はちょっと多くない?しかも、豪華な生活織り込んでないんだけど。 その値などなどを加えた後で、予算を適当に設定し直し。 さて、100歳まで生きる人生はたぶん焦らないでもいいかもしれない。本を読んでもなんか人生が引き伸ばされてる感じがせんでもない。Explorer(自分のやりたいことを探す)時期とかあるし。「大学卒業後何したらいいかわからない」という学生がたまにいる。この本を読んだあとで思った。全然結構じゃないか。大いにいろいろ探してくれ。 引退75歳の人生設計だと当然ながら、自分の能力とか技能とかが後半になって