Posts

Showing posts from May, 2011

ボスとおもちゃ

どうやってボスはストレスを対処しているか。 英語わからなくっても何しているかわかると思うので、どうぞ。 最初に宣伝が15秒ぐらいあるかもしれないけど、つづけて見てください。 ビデオの時間は約3分。 1人目の人はチケット会社の社長。 2人目の人はハーバードとその隣の病院の、膨大な患者情報を管理している人。 今日の教訓 私もオフィスもったら何かおもちゃ買おうかしらー?

The King's speech

The King's Speech (日本語名 英国王のスピーチ)をNetflixで借りてみた。 私のおすすめ映画。★つけるんだったら ★★★★★(五つ星!満点!) で さっき オバマの演説を見たら 、ものすごくゆっくりしゃべっていたので、「演説する人はゆっくりしゃべったほうが、観衆がわかりやすいんだろうなあ」と思った次第。 今日の教訓 演説じゃなくってもセミナーでもしゃべるの大変だけどね。

ボストンにも自転車レンタル

Image
自転車の季節になった。 私が来たばっかりのときは、アメリカでは自転車なんて週末のスポーツであり、通勤とかに使わないものだと思っていた。しかし、何気なーく、さりげなーくアメリカは変わっていくのであった。ガソリンが高くなったからというのもあるが、たぶん「都市でこんなに車がごちゃごちゃしていてい排気ガスを出しまくりなのはいけない」と思ったのだろうか? ということで、数年前にボストンに自転車専用道路出現。ドイツ式のしっかりした自転車専用道路ではなく、道路の隣に線を引いただけの物であるが、ないよりは全然マシである。 そして、Google map(グーグルマップ)に自転車用の道順オプション出現。私の愛用しているやつである。30分ぐらい走れば着くのかーとか、いろいろ考えてみる。さっき日本のグーグルマップを調べてみたが、そのオプションはなかった。日本では自転車に乗らないのか?それとも別のマップのほうがしっかりしている? ルールが結構あるが、ボストンでは自転車は地下鉄とかコミューターレールにも載せることができる。なので、電車でどこまで行ってー、それから自転車で行くとどうなる?とか、いろいろなプランが立てれる。 くわしくは、 Bikes and the T をご覧下さい。 そして、最近発見してびっくりした記事。 Hub set to launch bike-share program (Boston.com) ついにボストンにも自転車レンタル(というか、自転車シェアリング)が出現!パリで自転車レンタル(シェアリング)が出来て成功したのは有名だったが(有名なのは私にだけ?)それがボストンにも来るわけである。ちなみにパリのはこれ。 パリの自転車レンタル事業が大はやり(Nikkei BPnet) と、大成功の記事を読んでいたら、こんなのを発見したので引用。 自転車はパトリック・ジュリアン氏がデザインし、ジェイシードコー社が設計を担当。ドラノエ市長がメタリックグレーを選択した。車体は、壊れにくいよう頑 丈に作っているので22.4kgと普通より重い。ランプは乗ると点灯し、降りて120秒すると自動的に消える。ハンドルステム部分にコンピューターを搭載 しており、ランプ、ブレーキなど主要部品の故障を感知する仕組みになっている。これは故障した自転車を貸し出さないためである。

全くもってふざけとる

Image
今日バンク・オブ・○メリカから受け取った手紙。 「あなたの使っているMyAccess Checking accountは7月23日からEnhanced Checking accountになります。」 だそうな。で、何が変わったかというと Additional checking and savings accounts (そんなもんはいらん。なんもenhancedじゃないやーん) で、口座を維持するのには、以下のどれかが必要。 ・毎月$2000ドルのお金を振り込むこと。 ・Maintain a minimum daily combined deposit balance of $5,000 or more per monthly statement cycle in linked deposit accounts. これって毎月の口座の金額5000ドル維持すればいいってこと? ・口座にリンクしてあるクレジットカードを最低1回は使うこと。 ・15ドルの口座維持費を払うこと。 だそうだ。誰が15ドルの口座維持費なんて払うねん! いよいよこの銀行からはおさらばしないといけないような気がする。どうやって最低限の労力で、口座維持費を払わずに口座を閉めるか、考えないと。しかも口座閉めたあともMFA(ボストン美術館)には行きたいしー。 今日の教訓 銀行って、経済危機を引き起こした自覚あるのか??? 過去のブログ ・ 銀行が手数料をあげるそうです+ボストンの芸術の秋(というか、もう冬)

最初の最初の最初のハードルは飛行機の乗り換え

BloggerのアカウントにmacバージョンのfirefoxからBloggerのアカウントにログインできないという、意味不明な事態発生。仕方が無いので、ただいまSafariを使用中。でもなんかイマイチなんだけれど。。。 さて本題に入って。 ボストンに住んでる人に朗報。 Japan Airlines sets Hub-Tokyo service (Boston.com) ついにボストンと東京に直行便ができるらしい! 来年の4月から。 飛行機に乗っている時間は、13時間半! 私はそれだったら(安い)乗り換え付きのほうを選択するかもしれない。。。。途中で歩くとかの運動がしたいー。ニューヨークから成田までまっすぐ乗ったときのあのヒマさは大変だった。 ご飯食べて、寝て、起きて、プレゼン作って、映画2本見てもまだ着かない。くー。 話を元に戻して。 友達が「親がボストンに遊びにくるんだけれどね、乗り換えが大変なのよ。だから日本人スタッフがすぐ助けにきてくれるWashington DC経由にしたの。」と言っていたことがあった。それで初めて気づいたのだが、飛行機の乗り換えって大変なものらしい。 「そうだったのか?乗り換えって大変なのか?」と思って、親に電話して聞いてみたことがある。そしたら私の妹の話をしていた。ついでに妹の話をメールで聞いたので、一緒に記録。 私がドイツにいたときに、妹が遊びに来た。関空からミュンヘンへの直行便がたしか無かったはずで、フランクフルト空港で乗り換えをしなければならない。妹はフランクフルトに着いて、乗り換えのための掲示板を見たが、飛行機の情報が載っていない。仕方がないので、カウンターに行って、切符を見せて「この飛行機はどのゲートから出るのか」を英語聞き回った。そしたら英語じゃなくって、ドイツ語で何か言われたそうな。(ドイツ語なまり英語の可能性はあるが) 空港中を歩き回ってききまわり、それらしいカウンターを見つけてチケットを見せたら、係員がうなずいた。その時学んだこと、「【日本は日本語】のように【 ドイツはドイツ語】なんや。」 だそうな。 そーんな「乗り換えは実は大変かもしれない」なんてことは考えもせずに、私はミュンヘンの空港で待ってたよ。あとで言っていたかもしれないけど、覚えてない。 「あの子偉いわよねー」と親はほめていた。

アメリカの原発状況

Image
最近ふっと、「よく考えたら日本のことを日本語で書くよりも、他の国のことを調べて書いたほうがいいのでは!」と悟った。いや、書いていることは確かに外国のことが多いのだが、改めて思ったわけ。書くなら、日本語の記事について書くよりも、英語を(我慢して)読んで見つけた記事について書いたほうがいいかもしれない。だいたいうちの親でも友達でも地震の時に、「海外のメディアはなんて言っているのか」ときいてきたし。 私の勝手な意見によると、日本人は「他人あるいはガイジンはどう思っているのか」を気にする国民なのである。そして「他の国はどうしてるか」を調べて、いい物があれば自分のところに応用する。このへん天才的である。個人的にはこの習性は日本国が中国と貿易を開始したころから続いているんだろうと思っている。(←またまた勝手な仮説をたてて!) 例えば、アメリカ一般人が「ビンラディンが死亡したことについて、日本国民はどう思っているか。日本のメディアではなんて言っているか」なんてきいてくると思う? 思わないよ私は。 だがフランス人の同僚は「IMFの誰か(名前忘れた)の話知ってる?フランス人として恥ずかしいよ。次期大統領候補だったのに。でも僕のお気に入り候補じゃなかったけどね」とメールを送ってきた。フランス人はそういうことを気にするのかもしれない。 さて、本題に入って。 私がブログを書いているFI planningに、こんなリンクがあった。 How close is your home to a nuclear power plant? 要するに、家から原発がどれだけ近いか調べれるウェブサイトである。アメリカの場合のみだけれど。試しにZip Code(郵便番号)入れてみると、31マイル(50 km)のところに1台。40マイル(64 km)のところにまた1台。 結構ちかいっす! もっとのけぞったのは記事(3月24日)はこっち。 Some US spent-fuel storage sites are overloaded (Boston.com) どうも、アメリカの原発では保存プールに規定以上の 使用済み核燃料 が保存されているようである。 なんでも記事によるとアメリカには71,862トンの使用済み核燃料があって、毎年2200トンの使用済み核燃料ができているらしい。

ボストンで縮毛矯正

いつも日本に帰って縮毛矯正をしているのだが、1年半日本に帰らなかったので、まっすぐではない髪の毛がのびだした。「美容院に行かないと行かないと」と思いつつ延ばし延ばしにしていたが、やっとこさ予約を取って行った。 行ったのは日本人のやってる Salon Defi 207 Newbury St. Boston, MA 2階である。インターネットで探したところ、店長のブログがトップに出て来た。。そのブログによると 実家は仙台らしく、地震の影響を受けた らしい。縮毛矯正、友達にきいた韓国系のお店にしようかどうしようかと思ったが、「やっぱここは韓国ではなく、日本でしょ!」と思ったのであった。 さて、道に看板が出ているわけではないので、住所見て、「ここらへんだけれど」と思って2階を見上げると書いてある。そんな感じである。 まずカウンセリング(いくらかかるかの目安)のために店に寄ってみて、予約を取った。 さて店長、出身は仙台だが、大阪に6年住んでいたので、トークが関西風である。私も9年京都に住んでいた。ということで、自然と(????)トークが関西風のノリになってしまった。だいたい縮毛矯正の時間は長いので、そこにある雑誌を全部読破するか、美容師さんと話すか、寝てしまうかしかないのだ。関西風ノリの店長とエセ関西人の私、そしてもの静かな大阪人の店員という、不思議な関係である。 縮毛矯正は間違えると髪の毛が抜けてしまう(!!!)そうだが、そういうこともなく無事縮毛矯正は終わった。 今日研究室にいったら、皆がびっくり。「どうしたのその髪の毛ー」私「えー、日本の美容院に行ったらまっすぐにしてくれるのよ。Japanese technology(日本の技術)」と返事した。 今日の教訓 やっぱ日本の縮毛矯正の技術ってすごいわ。 ノリのよい店長としゃべりたいかたは、ぜひともDefiにお越しください。 過去のブログ ・ 日本の品質

英語の勉強

この前ボストンにいる友達(研究者)から相談を受けた話。英語を上達させるために、ハーバードの(地獄の)英語教室(夜の教室)に行った方がいいかという相談である。 「行ったらいいねん」という返事をした。 理由。 1.研究留学でわざわざボストン(というか、アメリカ)まで来た理由の20%ぐらいは英語上達のためである。単純に考えたら、英語上達しなくていいなら、日本の他の研究室で武者修行すればいい。 2.日本に帰ったら(たいがい)アホほど忙しくなるので、 英語の勉強する時間なぞない。 3.ハーバードの英語教室ぐらいの高品質の英語教室は日本には存在しない。 「日本に帰ったら絶対『あの時英語の勉強しときゃよかったー!』って思うよ」っていう返事をメールで送ったら、納得していたようである。 そんな話を他の友達としゃべっていたら、その友達は日本にいた時に語学留学に行ったという話をしていた。へー。と思って語学留学の料金を調べてみた。 ボストン語学留学の費用(RyugakuSite.com) ボストンに6ヶ月間、語学留学した場合の留学費用の一例です。 合計(円)1,154,262円 つまり115万円。 為替ルート1ドル 93.36円で計算されているから、今ならちょっと安くなるけど、それでも100万円越してる! しかもくわしく見たら週20レッスンの午前あるいは午後のみの半日コースとな。 どひゃー。 ちなみに ボストン大学にも語学留学がある(日本語の説明) 。夜のコースは無い。前に文句を言ってみたが通じなかった。一瞬「夜のコースが出来たら行く」っていう研究者の署名を300人分ぐらい集めたろうかと思ったが、やってない。 ボストン大学の語学教室、夏の12週間(3ヶ月間)のコース で、これまた午前中のみっぽいので、合計$12,486(1ドル80円で998880円)+航空券が必要。。。。 皆様リッチですわー。というか、私は学生の時に語学留学しようって考えた事もなかったわ。だいたいうちは貧乏だと思ってたし。 と、ここまで書いて思い出した事。ハーバードの英語教室、昼は誰かのNanny(乳母)をしていて、夜のコースに来るという人がいた。「将来はビジネススクールに行くのが夢!」と言って勉強していた。そこで、アイデア。家の一部屋で下宿してもらって、ご飯も食べ

ボストン美術館でガラスのアートを観る

Image
MFA(Museum of Fine Arts ボストン美術館)のChihulyのガラスの展示会 に行って来た。 例によって例のごとく、 Bank of AmericaのATMカード(あるいはクレジットカード)を持っていったので入場料はタダ である。もう、払うんだったら行きませんという状態である。 さて、日本以外の美術館で初めての光景を目にした。 人が並んでる! もっとも、外で入場料を払うために並んでいるのではなく、Chihulyのガラスの展示をしている地下の部屋に入るために並んでいるのであるが。人が並んでるの見たのは初めてだわ。。。 しかも新しい発見だが、人は並んでいると、展示品を見るときも並ぶようになるらしい。だが、展示品を見る人の時間は人それぞれ。写真を撮っている人もいるし、眺めて考え込んでいる人もいるしで、かえって渋滞(?)が発生するようである。誰か、専門的に説明してくれるとおもしろいかも。 話を展示作品に戻す。 Ikebana boat(生け花ボート)。すべての写真はクリックすると大きくなる。 きれいなんだけれど、花というよりかは、むしろ海の動物てんこもりに見えるのは私だけ? 黄色と赤のウミヘビもいるし。 これは私には海藻にみえる。夢を壊すようなへんな説明つけるなって?確かに。。 これはきれい。まるで海の中で珊瑚礁を逆さまに見てる気分?ダイビングしたことないけど。 珊瑚礁さかさまの一部を写真に撮ってみた。 このシャンデリアは私にはちょっとすごすぎる。あげると言われてもいらない。 展示の後のショップで購入することも可能である。お値段表によると、$4,100だそうである。今1ドル80円ぐらいだから33万円ぐらい? ということで、私みたいに花粉症で苦しんでる人は、室内でおとなしくするイベントとしてMFAはいかが? この展示会は8月7日まで。 今日の教訓 ガラス細工がしてみたくなった。

今日の算数 その3

Image
ブログをアップしたのに、なんと消えてることが判明、しかも「本を買いたい」ひとがいきなり20人増えた。大丈夫かBlogger(グーグル)? 表の数字が間違ってることをFI planningのNobuさんに指摘された。がーん! 電球型蛍光灯を40000時間使用したときの合計金額(蛍光灯代+電気代)は、 700 x 4 + 40000 x 12 / 1000 x 12 = 2800 + 10560 = 13360 円。 では。 この前の「電球を変更した時に、何年で元が取れるか」の計算の答え、というか私の解答。なんたって私も間違ってるかもしれないしね。 正確には電球が切れるごとに値段がかかるというグラフを書かなければいけないのだが、そんなことは面倒なので、大体でよろしいのである。 1kwh 22円として計算することになっているので、1wh (1ワット時)は0.022円である。 時間をa (h)とする。 1.白熱球からLED電球に変更した場合 白熱球が切れるたびに購入しなければいけない。時間aで使う白熱球の個数は(a/1000)個。 0.022 (円/wh) x 54 (w) x a (h) + 130 (円) x a/1000 (個)= 0.022 (円/wh) x 7 (w) x a (h) + 2500 (円) a = 2147 (h)  2147時間。1日6時間ずつ使ったとして、358日。 約1年。 使用した白熱球の数2.147個。 これは明らかに変更しなければいけませんねー。 2.白熱球から電球型蛍光灯に変更した場合 これまた白熱球が切れるたびに購入しなければいけない。時間aで使う白熱球の個数は(a/1000)個。 0.022 (円/wh) x 54 (w) x a (h) + 130 (円) x a/1000 (個)= 0.022 (円/wh) x 12 (w) x a (h) + 700 (円) a = 664 (h)   664時間。1日6時間ずつ使ったとして、110日。4ヶ月未満。 使用した白熱球の数0.664個。つまり1個未満。 なんと! 4ヶ月で元取れます。。。。。 3.電球型蛍光灯からLED電球に変更した場合 電球型蛍光灯が切れるたびに購入しなければいけない。時間aで使う白熱球の個

今日の算数 その2

Image
親のことを書くと「ブログが本になったら買いたい」という人が増えるということに気づいた。 ということで、今日も私の親の話。 「 今日の算数 その1 」の続きである。私の親は中学校で算数と理科を教えていた。従って算数は出来るはずなので、無理矢理(?)「やってー、やってー」とお願いしたら、返事がきた。 「蛍光灯をLEDに変える場合 それぞれの1時間あたりの費用を 計算 すると 40000時間で 蛍光灯が8660円、LED電球が13760円 だから それぞれ 約0.22円   0.34円になる。 その差 0.12円が 1時間あたり 浮くので それで 購入した2500円をまかなうと考える。 2500円÷0.12円=20833時間 20833時間÷24時間=868日 868日÷365日=2.37年 というわけで 私の 計算 では 2.37年という事になりました。」 だそうである。 すぐさま、「6時間ではなく、24時間で計算したなー! 24時間電灯つけっぱなしか!もったいない!」と、突っ込みメールを送った。 しかも、この問題にはワナ(?)がある。つまり蛍光灯は10000時間ごとに切れるので、買い替えなければならない。そのたびに700円ずつ払わなければいけない。 出直してください。 ということで、計算結果はまだのせないことにする。 今日の教訓 うちの親でも間違えるという事は、この問題は、結構難問か。 過去のブログ ・ 今日の算数 その1 ・ ブログを本にしたら、買う?

過ぎたるは猶及ばざるがごとし その2

「過ぎたるは猶及ばざるがごとし その1」の続き。 Janeway's ImmunoBiologyのChapter 13 Allergy and Hypersensitivityを無事読み終わった。めでたしめでたし。いろんな新しい情報がちょっとずつ入っている。伊達に改訂版を数年ごとに出しているわけではないらしい。 さて、花粉症は花粉が都会の汚い空気に混ざって引き起こす病気だと考えられていた。それは多分本当だと思う。例えば、私が京都で学生をしていた時に、うちの妹が実家から花粉症の季節に遊びに来ていた。そして花粉症を悪化させていた。次の年には忘れているので、また花粉症になりにわざわざ京都にくるのである。北山杉のせいか、それとも空気が悪いせいか、どうも実家よりも京都のほうが空気が悪いらしい。 その花粉症、どうも汚い空気のせいだけではないらしい。教科書(上の緑の本)と他の情報によると、Hygiene Hypothesis(日本語では衛生仮説)というのがあるらしい。この仮説によると、産まれる前から乳幼児になるまでに、いろいろな感染症にかかると、のちのちアレルギーになりにくい。もともと発展途上国にはアレルギーの人がほとんどいないことからもうなずける。 そして、都会に住んでるか田舎に住んでるかは問題ではないらしい。農家生まれの子供はアレルギーになりにくいという研究がある。昔ながらの農家には牛や豚などの家畜がいて、それを母親が手入れしていて、(家畜の糞を含め)いろんなところに細菌がいて、触っているわけである。さらに農家では殺菌処理をしていない牛乳を母親を幼児も飲んでいる。それらの中にも細菌がいる。つまり、細菌にしょっちゅう接しているわけである。 「殺菌処理してない牛乳って美味しそう!」と読んでいて思ったが。(私ってなんて食い意地がはっているんでしょう) と、ここまでかいてから T細胞 の話をしなければならない。T細胞とは免疫細胞の一種で、他の免疫細胞を助けるヘルパーT細胞 (Helper T cells, Th cells)というのと、感染してしまった細胞を殺すキラーT細胞というのがある。 そのヘルパーT細胞には4つか5つかの種類がある。数年ごとにいろんな新しい種類が出てくるので、T細胞研究者ではない私はあやふやである。で、今日はTh1 cellsと

今日の算数 その1

Image
LED電球は本当にお得? 電気代と賢い選び方(All About) から表を借用。 LED電球・蛍光灯・白熱球の寿命料金比較 さて問題です。1日6時間電灯をつけたとします。注意書きにあるとおり、1kwh 22円で計算するとします。 1.白熱球からLED電球に変更した場合、何年で元が取れるでしょうか。 2.白熱球から電球型蛍光灯に変更した場合、何年で元が取れるでしょうか。 3.電球型蛍光灯からLED電球に変更した場合、 何年で元が取れるでしょうか。 私の数学用脳みそはさびついていたらしく、計算式作るのに多少時間がかかった。 晴れて計算が出来た人は、LED電球の今後の値下がりや、電気代の上昇など、いろいろな要素も想像して、購入をご検討ください(笑)。 今回の Kiplinger's personal finance (私の購読しているファイナンスの雑誌)では「何年で元を取れるか」で計算してあるので、ちょっと趣向を変えてみた次第。 だいたい、40000時間て1日6時間使用しても18年超だし、「18年後は自分は生きていないかもしれん」と思ったら買う気も失せるしね。 答えは次回(?)のブログで。1週間とか経っても答えを載せたブログがアップされない場合は、コメント欄なりで請求してください。 今日の教訓 いやはや、数学って大事だわ。

過ぎたるは猶及ばざるがごとし その1

意味: 何事でも度を超えていきすぎたものは、不足していることと同じようによくない。 ( ことわざデータバンク ) 5月になってボストンはいろんな花が咲いて、「5月だ!春が来た!」という感じである。しかし私にとっては「5月だ!アレルギー性結膜炎だ!」なのであった。去年は雨がたくさんふっていたのであまり大変じゃなかったのだが、今年は晴れているので、大変なのである。目が真っ赤になるのである。仕方なくCVS(薬局)で買って来たアレルギー性結膜炎用目薬をさす。  くー。 昨日今日は久しぶりに雨が降ったので、ちょっとマシである。それにしても目のために雨乞いをするとは、一体なんたることか。でも同僚に「花粉いっぱい降ってるからね」と言われた。なんでも車の上に花粉が積もっているのを見たらしい。 くー。 日本では皆が杉花粉症になっている1ヶ月後に花粉症で、軽く鼻に異常が出ていた(←アレルゲンは一体なに?)。ドイツでは花粉症にならなかった。アメリカでは目が真っ赤。これはドイツに帰らなければいけない。さもなくば、一生花粉症に苦しむ事になる。 さて、花粉症について書こうと思ったが、一応免疫学を研究しているので、適当なことを書いてはいけない。そこで教科書を引っ張りだす私。だいたい、授業で免疫学について習ったわけではないし、Immuno biologyはドイツにいるときに同僚と一緒に読破したけれど、そんなものは忘れた。 自分の得意分野は最先端知識を持っているが、ひとたび離れると基本も危ういのであった。全くええ加減な。 ということで、Chapter 13 Allergy and Hypersensitivity (アレルギーと過敏症 44ページ)を読み出してしまったので、しばしお待ちを。 今日の教訓 早く花粉飛ぶの終わらないかしらー。 過去のブログ ・ アメリカの部屋について、もんくもんく