「気合いと度胸」で成功する人たち 「優雅な留学が最高の復讐である」より
MD(医師)で、アメリカのAssistant Professorだった人との昔の会話。ものすごく優秀な人である。 「アカデミックにいた時、周りをみると優秀な人たちばっかりで、その人たちと競争していけるわけないと思ったので、アカデミックを去ったんだ」 私は大学にいた時に、そんなことを考えたこともなかった。確かにものすごい優秀な人はいたが、「ものすごい優秀な人たちと競争してやっていけるだろうか」なんてことは思わなかった。「出来るとこまで行って、ダメだったら、その時また考えよう」と思って挑戦。 なんも考えてなかった。つまり考えが足りない(笑) そんなことは気にもしてない(爆笑) 昔私が書いた島岡先生の本について書いたレビュー。 『優雅な留学が最高の復讐である 若者に留学を勧める大人に知ってほしい大切なこと』 書評 本から一番気に入った文章を引用する。 「世の中には度胸はあるが,考える力がない人がかなりいます.このような人たちは,度胸があり,考える力はないかもしれませんが,気合でたいていのことは乗り越えられると本当に信じているので,学のある賢い人が完全にドン引きするようなリスクの高い選択も,気合で取ってしまいます.そして気合で挑戦した度胸はあるが考える力のない人の大部分が,当然なんらかの形で失敗に終わります.しかし,少数の運のいい人は生き残り,成功してしまいます.」 「少数は,確率はドン引きするほど低いとしても運良く成功し,すべての果実をかっさらっていくのです」 素晴らしい! しかも、失敗した人、失敗から学習する能力があって懲りないなら、なんどもなんども成功するまで挑戦するんだな。 失敗して後で「そうだったのか!」と思うことしばしば。でも次回同じようなことがあったら違う行動を取ればよいだけだし。 本書の中で最高の文章は著者紹介にある「しかし失敗しても,命まで取られないことを学ぶ」である.そう,失敗しても命までは取られない。今リストラされて失業中だけれど、命までは取られない。 今日の教訓 失敗しても命までは取られない。 過去のブログ ・ 島岡さんがまた本を出した! 2015