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Showing posts with the label クラシックファンな話

楽譜

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Youtubeで見つけた楽譜 Mozart, Piano Concerto No. 20 in D minor, 1st movement モーツアルト ピアノ協奏曲20番第一楽章 私のお気に入りの曲である。 見てて全然飽きないんですけど。実際のスコア見るよりも面白いし。 こっちはベートーヴェンの月光の第一楽章 流れ星が飛んでくる感じ。ベートーヴェン先生は偉大である。 今日の教訓 楽譜(スコア)読めなくてもわかるかも?(笑) 過去のブログ ・ ペテン作曲家と、ストラディヴァリウスとヴィヴァルディ

ペテン作曲家と、ストラディヴァリウスとヴィヴァルディ

今日のNew York Timesの記事。 Beloved Deaf Composer in Japan Appears to Be None of the Above 記事によると、なんでもMamoru Samuragochiなる耳の聞こえない作曲家が、ゴーストライターを雇っていたあげく耳も聞こえた。。。そうな。しかもスケートのDaisuke Takahashiがソチ冬季オリンピックの曲に採用。もう少女マンガみたい。ゴーストシンガーっているじゃん。美少女シンガーが歌えないから、舞台袖で歌うかわいくない女の子。で、ハンサムな王子様が、そのかわいくない女の子を応援するのである。「私かわいくないから、ダメだわ」「大丈夫、皆君の歌声にほれぼれするよ」という、ありがちな少女マンガ! 誰の書いたマンガだったっけ! 話を元に戻して。 Samuragochiって、たまごっちの親戚かと思ってしまうのだが、まあいいや。今後はゴーストライターであるTakashi Niigakiさんに曲をガシガシ作ってもらうことにしましょう。それにしても、日本のクラシックって、「美人ピアニスト」とか、「耳の聞こえない作曲家」とか枕詞が多くない? あるいは「手こねハンバーグ」とか(笑) 日本しっかりしてくださいなー。大体、この生き馬の目を抜くような世界では、逆に正直真実で売ったほうがよいと思うんだけれど。 さて、次のNew York Timesの記事。 Stradivarius Is Recovered Unharmed After Theft なんでも先月ストラディバリウスがミルウォーキーシンフォニーのコンサートマスターから盗まれて、それが無事もどったとのこと。良かった良かった。 最近の趣味は Radio Swiss Classic でランダムに流れている(と言っても、結構同じ曲が流れていたりするが)の作曲家を当てることである。「こいつはショパンっぽい!」とか。「この憂鬱度はシューマンに違いない!」とか。あるいは Operavore でオペラを聞きながら、「ヘンデルで、昔カストラートが歌ったにちがいない!」とか思っているのである(仕事中)。で、Radio Swiss Classicでヴィヴァルディの知らない曲が流れていたので、調べた。 Concerto for vio

猫にクラシック その2

この前猫にクラシック音楽を聴かせると、おとなしくしているという話を書いた。グーグルで検索したら、本当に猫に効くらしい! Classical Music Calms Shelter Cats (クラシック音楽を、アニマルシェルターにいる猫に聴かせると、おとなしくなる) なんでもカリフォルニアのアニマルシェルター(飼い主が飼えなくなった猫とか犬とかが、別の飼い主を探すために収容されているところ)では、猫をおとなしくさせるためにクラシック音楽を聴かせているそうな。音量は中くらいで、他の音(掃除の音とか、人間の音とか、犬の音とか)が聞こえない程度で、でも音量は大きすぎないぐらいだそうな。 ついでに曲はパーカッション(太鼓とか)が無いもの、動物の声を真似していない曲。。。。だそうな。 今日の教訓 本当に猫にクラシック! 過去のブログ ・ 猫にクラシック

猫にクラシック

Mr.Catは毎日夜に窓から外を見てはニャーニャー鳴いていたのだが、インターネットラジオのバロック音楽聞いていたら、ソファ(ステレオの音が来る真ん中?)のソファの上のクッション(ただいま猫の毛まみれ)でおとなしく寝そべっている。 今日で2日目よ、そんなことになったのは。 しかも今、音ずれているやたら高音のバイオリンの曲で、クッションから去って別の部屋に移動したぞ! 今日の教訓 猫に小判、じゃなかった猫にクラシック 過去のブログ ・ ペットと人間が逆転?

NiuNiuのピアノリサイタル

Niu Niu(牛牛)のピアノリサイタルに昨日(金曜日)行って来た。なんでもただいま15歳の中国人少年、日本でチケットすぐ完売で大人気(???)だそうである。ちゃんと Wikipediaの記事 まである。友達が行く事になって私が便乗した。New England ConservatoryのJordan Hallにいくのは初めてなのであった。 Foundation(財団)を設立した最初のリサイタルらしい。なので、なぜか最初におもむろにおじさんがバッハの無伴奏バイオリン、シャコンヌを弾いた!  さてはおじさんタダのおじさんではなく、New England Conservatoryの教授???? その後財団の説明があって、その後リサイタル開始。ピアノリサイタルは私にとっては危険なのである。間違って昔練習した曲なんぞがプログラムにあったりなんかすると大変なのである。ピアニストがさらーーーっと弾くのを聴きながら、「あー、ここ大変だった。あー、そんなにいとも簡単そうに弾く!」とか思って、あとで疲れてぐたーっとなるのである。そして今回も昔弾いた曲を弾かれ、ぐたーっとなったのであった。 やっぱり弾いたことの無い協奏曲系なら安心して聴けるかな。 それにしても、音の響くことであるよ。協奏曲とか弾かせるとよさそう。 それにしても、15歳でよくもここまで練習したことよ。ご苦労様。 で、なぜか終わった後、Emma Watson( エマ・ワトソン 、ハリーポッターの)が花束渡していた。なぜエマ・ワトソンがここに! しかも細い! 今日の教訓 ピアノリサイタルは危険! 過去のブログ ・ エフゲニー・キーシンのコンサート ・ Lang Langのコンサート

ひょっとして同じストーリー?

気づいたのだが、ヴェルディのアイーダと手塚治虫の火の鳥ヤマト編ってストーリーって一緒? アイーダのあらすじは こっち 。 火の鳥のヤマト編のあらすじは こっち 。 手塚治虫オペラ見て感動したのかしら? 墓のなかで歌って終わるところまで一緒だ。 今日の教訓 誰か真相を解明してほしいところだけれど。。。。 過去のブログ ・ ひさしぶりにBSOに行く

Five wishes(5つの願い)日本語版

いきなり脱線するが、昨日アパートの契約書にサインしてきた。担当してくれた女性によると、そこのマネジメント会社は5月から契約のアパートを6つ持っていた。正確に言うと、6つしか無かった。そして、それが3日間で無くなったらしい。。。。。ううむ。ボストン恐るべし! 早くこの強烈な状況から逃れるべく努力しないと。 さて本題に入って。 この前書いていたMedical Directive(脳死などで自己判断不能になったとき用に本人の意思を書いておく書類、、、なんか違うような気もするが、 詳細はWikipediaのこっち )の Five Wishes を書こうと思いつつ、そのお手伝いをしてくれる人が見つからずに1ヶ月経った。 そしたらアカウントの期限が切れたー!「もう一度5ドル払ってください、」とのこと。 「日本語版を印刷したれ!」と思ったら、PDFにプロテクションがかけられていて、印刷できなかった。。。。ううむ。敵もさるもの。 仕方が無いので、ウェブサイトに行って、もう一度5ドル払って、日本語版を郵送してもらった。ただいま待っているところである。またNobuさんのところにJaponaiseのケーキ持って行こうかなー。 さて、この前もモーツアルトと死について書いたが、ついに文章を見つけた。 WikiQuoteから引用する 。(英語ね) As death, when we come to consider it closely, is the true goal of our existence, I have formed during the last few years such close relationships with this best and truest friend of mankind that death's image is not only no longer terrifying to me, but is indeed very soothing and consoling, and I thank my God for graciously granting me the opportunity...of learning that death is the key which unlocks the door to

ひさしぶりにBSOに行く

この前、日本に帰ってしまう友人から「のだめ」を全巻いただいたが、その友人と一緒にBSO(ボストンシンフォニーオーケストラ)に行った。例によって例のごとく、$20 under 40ということで、20ドルしか払わなかった。前から3列目の席だった。音を身体で感じれる距離である。そんな前に座ってから思う事だが、指揮者の耳って大丈夫かしらん? プログラムはどれでもいいってことになっていたので、のだめから選んで、「 ラヴェルのピアノ協奏曲 」であった。あの、のだめが弾きたかったけれど、中国人のピアニストに取られる(+彼氏も取られたと勘違いする)曲ね。 って、読んでない人は知らないか。 ということで、 プログラムはベルリオーズとラヴェルの「フランスづくし」 になった。 BERLIOZ - Overture to Benvenuto Cellini RAVEL - Piano Concerto in G BERLIOZ - Symphonie fantastique である。 さて、前から3列目の席で、指揮者は Christoph Eschenbach (ドイツ人と判明)だった。一緒に行った友人が「 スタートレックのキャプテン に指揮者がそっくり」とか言うから、笑いが止まらなくなった。 Christoph Eschenbachの写真はこっち 。 その指揮者が最初の曲で指揮棒をブンブン降るからこっちに飛んで来たらどうしようかとヒヤヒヤだった。 それにしても、ラベルのピアノ協奏曲、とんでもなかった。こんなの弾きたいんか、のだめはー。そしてそんなの耳で覚えたんかー。ようやる。 全く。フランス人。(ちなみに私は延々と同じメロディーがつづくラヴェルのボレロは嫌い) そして、その後の幻想交響曲(日本語名は、こうだったっけ?)はどういういきさつで曲が作られたかがプログラムに書いてあった。イギリスだかどっかの女優に恋をしてふられて、それを曲にしたそうな。第1楽章で恋におち、第2楽章で一緒にダンスをし、第3楽章で、ふられたかで、その後その彼女を殺して、その後自分も殺して、最後の章(第5楽章)では墓場で魔女が踊る(だったっけ?)というストーリーである。その曲が成功をおさめて、ふられた女優が振り向いてくれて結婚したが、言語が通じなくって別れた。。。そうな。

遺書とか尊厳死とか

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Kiplinger's personal financeで" How to die right "(どうやってファイナンス的に正しく死ぬか)という特集があった。それで「遺書を書かないとー!」と思ったのであった。 まあ、思って5年ぐらいは経っていたりするが。。。こういう時にI have thoughtと現在完了形を使ったりするのだが、残念ながら日本語には現在完了形はないのであった。 何をやったらいいかわからないので、 Everything personal finance in your 20s & 30s の最後の章を見る。お役立ちファイナンス本である。 それによると、アメリカで70%の人が遺書無しで死ぬそうな。 死んだ後すぐ財産は配偶者に行くと思っている人、あなたは大間違いです! 死んだ後まず財産は週に行って、裁判所(だったっけ?)が配分を決める。 何も決めなかったら配偶者は1/3らしい。後は親が行くとかー、子供に行くとかー。それから離婚した配偶者には配分が行かない州もあるとかー。 州に行っちゃって、ダラダラ州が配分決めている間に家族がどうなるかは不明。 「大人になって何かを買ったら、もう遺書を書いたほうがいい」とのこと。それが、たとえステレオスピーカーでもらしい。 それで、遺書を書くにはまあ「遺書書きソフト」から始めればいいとのことである。いろいろ インターネットで調べた結果、遺書書きソフトは弁護士には及ばない ようであるが、それはTurbotax(税金申請ソフト)が本当の税理士(だったっけ?)には及ばないのと同じような感じであろう。簡単な遺書ならソフトでよいし、何よりも勉強にちょうど良いそうな。時間で払う弁護士にいちいち初心者的なことを聞いていたら、金額がふくれあがる、とのこと。 そういうことで、Quicken Willmaker plus 2012をアマゾンで昨日購入。 何事も勉強である。届いたら見てみようっと。 さて、上のPersonal financeの本にはMedical Directivesの話も載っていた。ようするに、自分で判断を下せないような植物状態とか回復不可能な昏睡状態になったとき、どういう風に死にたいか、その判断を誰に任せるか、他にどういうことをしてほしいかという話であ

クラシックとヘッドホンの関係

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たまにはクラシック音楽の話 友達がもうすぐ日本に帰ってしまうというので、あらかじめ予約していた「のだめ」を全巻いただいた。「日本に帰るときは全部置いて行ってね」と言ったのである。正確に言うと、持って帰って来てから第1巻だけないのを発見したので、あとでまたいただきに伺うことにする。よろしくー! さて、今日はヘッドホンを買って来たのであった。今までヘッドホンはiPodについていたやつ、普段インターネットラジオを聞くときはMacBook Proのスピーカーという、クラシックファンにはあるまじき(?)ことをやっているのであった。私の場合、音質がいいかどうかよりも、音をはずさないでくれるかどうかの方が問題なのである。 そこの音ずれないでよねー! ちなみにインターネットラジオは Radio Swiss Classic で、これをiTuneを通して聞いている。前は WQXR だったのだが、一旦切れてしまったのであった。最近またやってるのね。 脱線を元に戻して。 数日前に「そーだ!もっとマシなヘッドホンを買おう!」と思ったのであった。しばらくごそごそインターネットで探したあと、自分がクラシックファンであることに気づいたのである。どうも、好みの音楽によって、ヘッドホンが違うらしい。いや、バスをガンガンやられても確かに困るけど、これって、もしかして凝ると大変なことに! $300とか、それ以上するヘッドホンもある!そうすると、「猫に小判、豚に真珠、Kayに高級ヘッドホン!」ってなことになるかも知れないではないか。。。。 そういうことで、とりあえず(?)Sony Styleに行った。一つ選んで、「このヘッドホン視聴したいんだけれど!」と言ったら、今展示品のヘッドホンがないので、買って気にくわなかったら30日以内に返品しに来てと言われて購入。この辺がインターネットで買った場合と、お店で購入した時の違いであろう。インターネットで買った場合の返品方法なんて、考えただけで面倒。。。 60ドルで購入。 Sony MDR710LP Lightweight Stereo Headphones インターネットでみると、なんとお値段が、20ドルも下がっている。。。。ううむ。やっぱりインターネットで購入したほうがよかったか。。。。。 さて、ヘッドホンの感想。 音楽が一

作っている会社の問題

今日友達の家に遊びに行った。そのうちでは10ヶ月ぐらいの赤ちゃんがいる。その赤ちゃんのためにヤードセール(家のいらないものを庭で売る事)で2ドル、電子キーボードを買って来た。赤ちゃん用の小さい奴である。 Made in Chinaで、どこの会社が作ったのかは不明。友達がならし始めて気づいた。 全然音がキーボードと合ってないし! なので、友達に、「それ、ぜんぜんキーボードと音が違うよ。ちょっとずれてるとかではなく、音とキーボードの配列が違う。」と言った。 友達は試しに、Roland(ローランド 日本の会社)のキーボード(これまたMade in China)を持って来た。横に並べてならしてみると。 ほら、全然違うしー。 どのくらい違うかと言うと、ドの鍵盤押してソかラの音がでるぐらい違う。 「Kayさん絶対音感あるの?」ってびっくりされたが、私は絶対音感はない。「この音はどの音に近いか」がわかるぐらい。 ちなみに声と耳は全然つながってないらしく、音痴である。歌うと自分の音痴がはっきりわかるという、不幸な人である。 話を元に戻して、それにしても、このキーボードはやばいだろう。試しに音を一つずつ比較してみたが、じょじょに音がずれて行っているのである。分解してキーボード配列かえようかと思ったが、キーボードの配置変えても、きっと音がずれたままだよ。。。。。文句いいようにも、会社の名前も書いてない。 子供用のおもちゃのピアノもかーなり不思議な音だしてるが、あれよりももっとひどい。 子供に絶対音感つけようかと思う親は、避けておいたほうがいいキーボードであった。 Wikipediaによると3−5歳でつく らしいから。絶対音感以前の問題か?  今日の教訓 Made in Chinaが悪いのではなく、それだけの質を求めない会社が悪いのであった。

エフゲニー・キーシンのコンサート

これまた忘れていたのだが、先週の土曜日に エフゲニー・キーシン のコンサートに行って来た。大学時代の友人でキーシンの大ファンがいたから、まずその人に自慢しておこう。 <40 = $20 という、ボストン交響楽団のプランで、40歳以下だったら20ドルのチケットがあるのである。幸運にもまだ40歳以下なので、チケットを半年ぐらい(?)前に購入しておいた。もちろん満員である。<40=$20のエリアだからだろう、私の周りだけ平均年齢が低くなっていた。 Liszt, Chopin and Grieg Conductor John Nelson Piano Evgeny Kissin LISZT Mephisto Waltz No. 1, for orchestra CHOPIN Piano Concerto No. 1 LISZT Orpheus GRIEG Piano Concerto なんとピアノ協奏曲が2曲もあるのである。めずらしい。おかげでエフゲニー・キーシンを心おきなく堪能することが出来た。私も昔ピアノ弾いてたから思うけれど、うまいよねー。テクニックもさることながら感情表現も素晴らしい。どうしてピアノ一台からそんなにいろいろ表現できるのか、疑問である。 幸いなことに、今回の演奏曲は私は弾いたことがなかったので、聴きながら「うっ! そこは私がよく間違えたところ!」となることも無く楽しむことができた。キーシンはピアノ協奏曲を2曲も弾いたのに、その後アンコールで観衆に拍手されまくった結果2曲も弾かされていた。大変ご苦労なことである。おつかれさまー。私だったら腱鞘炎になっていそうな気分である。アンコール曲1曲目は知らない曲だったが、2曲目はショパンの幻想即興曲であった。 さて、ここから勝手なショパン解釈。 ショパンは交響曲を書けなかったらしい。その辺がピアノ協奏曲にもありありと(?)出ている。CDで聴いている時には気づかないんだけれど、実際コンサートで見るとわかるんだよね。 オケのパートとピアノのパートが分かれてる(笑)。そんなことは抜きにしていい曲だからいいのだが。さらにどうでもいい話に脱線していくと、ショパンは女性受けのしそうなロマンチックな曲が多い。なので、大学時代の話だが、男子学生がショパンの曲をピアノで練習し始めると「どうした、奴

五嶋龍のコンサート

震災が起こってから毎日夜はインターネットによる情報のチェック、朝にもチェック、仕事場でもチェック、「コンピューターにかじりつき状態」ということなっていた数週間後。 肩こり腰痛になりそうになり、慌ててジョギングしに行った。走るとちょっと爽快感。鬱病も運動で解消されるということだし、精神的にも身体は動かしたほうがいいということらしい。だいたい、日本で起こった震災のせいで、遠くはなれたアメリカのボストンで私が鬱病になっていたら、話にもならない。ちなみに テレビ映像だけでPTSD(外傷後ストレス障害)っぽい症状になる こともあるというので、ご注意を。 ということで、本題に入って。ブログ書いた途中で載せるのを忘れていた記事。 Harvard For Japan で見つけたコンサートに行って来た。日本の震災に対してハーバードがやっている活動である。 Mendelssohn, Brahms, & Tchaikovsky with Ryu Goto: Japan Benefit Concert (Bach Society Orchestra Concert III) Bach Society Orchestra はハーバード大学のオーケストラで、それが五嶋龍と一緒に演奏する、というコンサートである。コンサートの売り上げの50%が寄付されるそうである。この前イグノーベル賞の授賞式をやっていた会場で、大きさは室内楽ぐらい。自由席であり、早い者勝ち。 12ドルしかしないし(笑)、五嶋龍を聴いてみたかったし、日本の震災に対する活動だし、ということで行ってみた。 12ドルだし、あんまり期待してなかったのだが、五嶋龍のバイオリンはすごかった。しぶい音を出す(←私の勝手な感想)。そしてソリストはやっぱり音がやたらと大きいのである。それにしても、親二人ともバイオリニストに育てあげるなんて、親は一体どういう教育したんだろう。私はその教育を施される方にはなりたくない。 遠慮させていただきます。 (笑) 「ハーバードに入ってオケ(オーケストラの略)で演奏するとは、五嶋龍だけではなく、一体皆どういう才能じゃー。」と思ったが、よく考えたらうちの大学(私の出身大学)にもオケがあった。 「そうじゃん、うちの大学にもオケがあったじゃん」(←ハーバードに対抗してみる) 12

銀行が手数料をあげるそうです+ボストンの芸術の秋(というか、もう冬)

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朝からぼーっとBoston.comの表面を見ていたら、 Banks raise fees, put squeeze on consumers という記事を発見。 Economic crisisの原因を引き起こして私の資産を減らして、さらに1ドル82円にしたあげく、さらに手数料をあげる気かー! (←って、どこまで銀行のせいかわからないけど) ビデオのおじさんは、「大手の銀行から小さな銀行に移るか、探すと手数料の取られない口座があるから、それに移りなさい」と言っていた。私のはFidelity investmentsのMySmart accountなので、手数料は取られない。私はバンク・オブ・○メリカの口座をまだ持っているが、メインバンクをMySmart accountにしてから困ったことがない! ていうか、バンク・オブ・○メリカの口座使いにくいよー。 文句をいいつつ、それでもバンク・オブ・○メリカの口座を維持しているのは、たった一つ。 Museum of Fine Arts(日本語名ボストン美術館)が月の最初の週末にバンク・オブ・○メリカのカードを見せるとタダになるからである。入場料は20ドル。 この非常によい話は、美術館のウェブサイトにも載ってないし、もちろん美術館にも書いてない。いつも心配になるので(笑)、チケットもらう時に、「バンク・オブ・○メリカのカードで今日タダになるってきいたんだけれど」と言う。すると「そうよ」と言われてあっさりチケットくれる。 くわしくは、 Museum on US のウェブサイトでどうぞ。他の美術館もタダになるけれど、いつ無くなるのかわからないので、ちゃんとチェックしてから行ってねー。 ファイナンスからどんどん脱線していっているが、Museum of Fine Arts (MFA)は11月20に新しくAmerican wing(だったっけ?)を開けるそうです。 もう一つ思い出した。 <40 = $20 40歳以下なら$20+$5.50 service feeでBoston Symphony Orchestra(ボストン交響楽団)を聴ける。きっとEconomic Crisisでクラシック音楽にお金を使える人がへったのだろう。 幸運にも40歳以下である方!どうぞ利用してください。 今日の教訓

Boston Pops(ボストンポップス)

ボストンに住んで5年たって初めてボストンポップスに行った。ウィキペディアによると、 「 ボストン・ポップス・オーケストラ は、 ボストン交響楽団 が夏のオフシーズンの間、音楽普及を目的としたポピュラーコンサートや音楽会で演奏するために編成を変えたものだが、基本的なメンバーはボストン交響楽団と同じである。」  だそうである。なんでも今年はボストンポップス125周年記念らしい。 今回の指揮はJohn Williams( ジョン・ウィリアムズ )であった。なんか聞いたことある名前だと思ったら、映画音楽をいっぱい作成している人である。彼が作った映画音楽のリストは こちら をどうぞ。ウィキペディアによると78歳だそうである。 コンサートのタイトルは「Hooray for Hollywood」ということでハリウッド映画音楽である。 曲目 1. Sound the bells. 2. March from 1941 3. Excerpts from Close Encounters of the Third Kind 4. Two Pieces from Harry Potter Hedwig's Theme - Harry's Wondrous World 5. Adventures on Earth from E.T. The Extra-terrestrial 6. Liberty Fanfare 7. Two Pieces from Superman Love Theme - March 7. Love Theme from Cinema Paradiso 8. Three piece from Star Wars The Imperial March - Princess Leia's Theme - Throne Room and Finale このうち「Love Theme from Cinema Paradiso 」を除いて全部John Williams作曲なのであった。。。。 さて、Boston PopsはBoston Symphony Orchestra(ボストン交響楽団)とオーケストラは一緒なのだが、形式は全然違うのであった。まず、シンフォニーに使うときの席は全部とっぱらってテーブルと椅

ショーシャンクの空に

ひさしぶりに「 ショーシャンクの空に 」を観た。お気に入りの映画なので、DVDを持っているのである。ちなみにDVDはなぜかドイツ語である。 英語の音声・ドイツ語字幕で頭混乱。なぜかというと、聞き取れなかった英語を解釈すべく、字幕を読もうとする。しかし字幕はドイツ語であるからである。私のドイツ語なんぞは、もう遠い記憶の彼方なのである。「なら字幕消せば?」と思われるかもしれないが、ちょっとドイツ語を思い出したりするので勉強になるのである。 例えばアメリカでは税金書類を送るIRSだが、ドイツではFinanzamtである。 500ヤードが500mになっていたりする。そして、今まで気づかなかったが、場所はMaine州である。刑務所がどこにあるかはともかく、Portlandが出てくる。 View Larger Map 注意 : 以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 鉄の意志を持つ銀行家のアンディ君! すばらしい! 私も見習いたい! 研究者に必要な能力である。なにがって、もちろん、 1.20年間小さいハンマーでトンネルを掘り続ける持久力。(笑) 2.脱獄した後のことを考えていろいろセットアップする、優秀な頭脳。 そして、私は優雅なアンディ君が好きである。 さて、真ん中のほうで非常に効果的な影響を与えるのが、アンディ君が刑務所でモーツアルトの フィガロの結婚 のレコードをかける部分である。私のお気に入りの場面の一つであり、刑務所の人たちと一緒に感動してしまうのである。 一番お気に入りの部分はもちろんポスターを引っぱがす場面で、次のお気に入りはフィガロの結婚のレコードをかける場面で、次はアンディ君が優雅に銀行に現れる場面である。 そのフィガロの結婚、素晴らしい演奏なので、一体どこの誰が演奏しているのか、調べてみた。 Soundtracks for The Shawshank Redemption (1994) "Duettino - Sull'aria" from opera "Le nozze di Figaro (The Marriage of Figaro)" Composed by Wolfgang Amadeus Mozart Librett

Die Zauberflöte(魔笛)

友達のうちに モーツアルトのオペラDie Zauberflöte(魔笛) のDVDを持っていって観た。 Netflixで借りたやつである。 友達のうちのテレビ、大画面なのに音がイマイチでびっくりしたが、単にDVDの設定を間違えていただけだった。第二幕からはいい音で楽しめた。それにしても、映画と違ってクラシック音楽やオペラを楽しむ時には、スピーカーとかにも考慮しないといけないのね。今度テレビを買うときには、かなりいいスピーカーを設置しないと。。。。 さて内容だが。 例の夜の女王(die Königin der Nacht)のアリアがすごかった。まったくモーツアルト、人間を楽器としか思っていなかったのではないかと思うぐらい。 そしてこんな歌を歌う夜の女王には、皆ひれ伏すんじゃないかと思うのであった。夜の女王役の Diana Damrau の迫真の演技がよくって、非常に怖い夜の女王なのであった。Devil wear the Prada( プラダを着た悪魔 )のメリル・ストリープを思い出してしまった。 Diana Damrau のウェブサイト見たが、とってもきれいなニコニコのお姉さんではないか。。。。。 この歌、私が日本の ゲーテ・インスティテュート で一番初歩の初歩のドイツ語を習っていたときに、先生が聞かせてくれたのであった。その部分の楽譜までくれた。今でも楽譜を持っている。楽しい歌かと勘違いしていたのだが(友達も勘違いしていた)、実は復讐の歌である。 ということで、ウィキペディアから引用。 Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen, Tod und Verzweiflung flammet um mich her! Fühlt nicht durch dich Sarastro Todesschmerzen, So bist du meine Tochter nimmermehr. Verstossen sei auf ewig, Verlassen sei auf ewig, Zertrümmert sei'n auf ewig Alle Bande der Natur. Wenn nicht durch dich Sarastro wird erblassen! Hört, Rac

Aimez-vous Brahms? (ブラームスはお好き?)

夜8時になっても外の温度は29℃らしいので、もうちょっと研究室にいることにした。この前は涼しくなって、やっとすごしやすくなったかと思ったのだが、間違いのようである。 東大の谷口先生 のエッセイが Nature Immunology ( Nature の姉妹紙で、Immunology分野でトップの雑誌)に載っていた。見たのは大分前の話だが。 Aimez-vous Brahms? A story capriccioso from the discovery of a cytokine family and its regulators (大学関係者以外がダウンロードして見れるかどうかは不明) ユーモアあふれるエッセイである。Nature ImmunologyのAcknowledgment(謝辞)に阪神タイガーズと書くぐらいすばらしいユーモアである。 私はお会いしたことがないが、このエッセイを読んで会ってみたくなった。 それにしても谷口先生がスイスでPhDを取ったとは全然知らなかった。Institut für Molekularbiologie I der Universität Zürichだそうである。ついついドイツ語に反応する私。 ちなみに私がいたドイツの研究室は Institut für Medizinische Mikrobiologie, Immunologie und Hygiene der Technische Universität München である。 エッセイを今のボスに教えたら、こういう返事がきた。 「そうか、クラッシック音楽聴きながら、夜も休日も働かないとな」 う、そうきたか。それにしても、超優秀な研究者が夜も休日も働いていたら、凡人はどうやって太刀打ちするので? さらにボス「ところで、谷口先生が指導教官のうちに休日のたびに論文書きに行ったとき、音楽聴きながら論文書いたと思う? それとも音楽聴いた後論文書いたと思う?」 ・・・・・・・・・・どうでしょうね。 そして同僚にも教えたら、こういう返事がきた。 「僕の奥さんは谷口先生の奥さんではないので、早く帰らないと」 そうですな。 離婚される恐れあり。 それにしても、 ブラームスのピアノ協奏曲の2番 の1楽章と2楽章を口笛で吹くって一体! それ結構むずかしくないですか? 普通のピアノ協奏曲は3楽

Boston Lyric OperaでDon Giovanniをみる

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Boston Lyric Opera に初めて行ってきた!  きっかけは、「私、いっぺん着飾ってオペラ見に行きたい! そして幕間にシャンペン飲むのー!」というミーハーな友達の一言。 「じゃ、ニューヨークのメトロポリタンオペラに行こうよ!」誘ってみたけれど、まあ近場から行こうということになった。ニューヨークで泊まりでオペラを見に行くということになると、チケット代以外でも値が張るしね。 ミーハー度からすると、オペラの前のお食事もきちんとしなければいけないし。 そういう理由で、 Boston Lyric Opera に行くことになったのだった。  朝からきちんとした格好をして研究室に行くと、PhD(博士課程の学生)2人に「Kay! 今日はきちんとした格好してるね。 Presentation(セミナーとか)をするの?」って聞かれた。 違うってば! 今回のオペラは、Don Giovanni( ドン・ジョバンニ )  ハンパじゃない女たらしの貴族の物語である。 ある日女性の一人のうちにしのびこんで、間違って彼女のお父さんを殺してしまう。 その後も女性達をくどいているのだが、死んだ父親が地獄から来て「悔い改めよ」とドン・ジョバンニに言う。 彼は「いやだ」と言って、地獄に連れ去られてしまう話。 自業自得だと思う(笑)。 笑える場面がいっぱいあるオペラである。 チケット代は52ドル(約5000円)。 例によって例のごとく、ドイツでオペラを超お安く楽しんだ私にとっては高い(が日本人にとっては安い)のであった。仕事が終わった後、シルバーラインに乗って、友達と待ち合わせの Rustic Kitchen に行く。イタリアオペラなので、イタリアンなのである。友達はさっそくシャンパンをたのんでいた。 話がはずんで遅刻しそうになって、あわてて会場に向かう。 オペラハウス(Shubert theatre)は小さくてびっくりした。 安いチケットでも十分顔も見て楽しめるぐらい。 これでミュンヘンの州立歌劇場やニューヨークのメトロポリタンオペラに行って、安いチケットだったら、オペラグラス必要なのに。 私は顔が見えないところに座っていて、服装で判断していたぞ。 さて、肝心の内容についてである。 (Boston Lyric OperaのDon Giovanniの リハーサルの

おそるべきストリートパフォーマンス

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だーいぶ前に友人に教えてもらったネタだが、思い出したので、ブログにします。 Washington Postの記事です。英語をくじけずに読める人は、読んでください。 Pearls Before Breakfast Can one of the nation's great musicians cut through the fog of a D.C. rush hour? Let's find out. 直訳すると、「朝食の前の真珠」  日本ではあんまりないけど、ドイツとかではストリートパフォーマンスでバイオリンとか弾いている人がよくいます。 アメリカの場合はクラシック音楽ではないけれど。 まず、下のYoutubeビデオを見てください。 音を聴いて、「おお、これはただものではない! どう考えてもシロウトではない! 誰だ一体!」と思った人は、結構クラシック音楽ファンかと思います。 だいたい、ストリートパフォーマンスでバッハの「シャコンヌ」を弾けるところからも、ただものではありません。 それなのに、誰も気にせず通り過ぎていきます。 そして、ほとんどお金をあげる人もいません。 この演奏者は、結局43分間演奏したらしいです。 その間1,097人の人が通り過ぎたらしく、得たお金は$32.17。 約3200円。 さて、このただものではない人は一体誰でしょう。 答えは、 Joshua Bell ( ジョシュア・ベル ) オフィシャルホームページは こっち 。 のけぞった人は、かなりのクラシックファンだと思います。 誰かが、Joshua BellにワシントンDCの地下鉄の駅で演奏することを提案して、なんとJoshua Bellは承諾したそうです。それで、こんなふざけたことが実現。 本人は、誰も自分の演奏に関心をもたないことにびっくりしたらしいです。  しかも、ただのコインではなく、1ドル札とかをもらったら、うれしかったらしいです。 興味のある方は、我慢して上の英語の記事を読んでください。 記事にはもっと詳しいビデオが3つ入っています。  Joshua Bellがボストンに来ることがわかったら、私にコメントなりなんなり書いて、連絡ください。いっぺん聴いてみたい。 今日の教訓 私もJoshua Bellの地下鉄パフォーマンス聴きたかったなー!