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Showing posts from October, 2009

あなたのメールの後半は読まれていない

あなたのメールの後半は読まれていない というブログを島岡さんがアップロードした。実験医学のコラム「 第5回 英文メールの書き方② 」についてである。 「あなたは自分のメールの後半が読まれていない事実を知っていますか?」 知ってる知ってる。だって私も読んでいないもん。 長々とした英語のメールなんて、読む気もしない。 最初のパラグラフだけ。ひどい時は3行しか読んでない。 いらんメールがいっぱい来るようになったので、その中から重要なメールを選ぶのは一瞬の判断である。大半はゴミ箱に捨てられて、ごく少数は次のフォルダにさっさと入れられる。あとで返事するためである。 そういうことで、コラムの2ページ目の 例としてあげられた「岡田さんのメール」 を読んだときは「こいつは一瞬でゴミ箱行き!」と思ったわけである。 その後どうするかは島岡さんのメールを読んでもらうことにする。基本的には英語の問題ではなく、文化の違いの問題である。 ちなみに私は英語のメールを書くときはこんな感じである。 タイトルで中身がわかるようにする。 1.知らない人の場合は自己紹介をする。 改行 2 いきなり本題 改行 3.知り合いで、書くことがあれば、近況報告(雪が降ったとか、雨ばっかりとか、どっか遊びにいったとか、学会に行ったら誰々に会ったとか、誰々の論文読んだ?とか) 重要なメールの場合は、Signature(署名)を後に入れる。知らない人へのメールの場合は「どこの馬のホネ」かわかるようにである。 名前 ポジション 所属 住所 電話番号 メールアドレス みんなそうやって書いてくるので、私もそう書く。 ある日、日本でお世話になった先生に日本語のメールを書いていて、はたと気づいた。 このメール、ひょっとして非常に失礼なのでは?????? 慌てて順序をひっくりかえしたものである。敬語とか手紙・はがきの書き方の本もひっぱりだしてきた。もともと日本で仕事をした経験がないのだが、海外で働きだしてますます失礼になっているのである。それなので、日本の企業で働いていた友達が、メールを送ってくる最後に「とりいそぎ」と書いてくると感動してしまう。 メールの管理方法については、島岡さんの「 やるべきことが見えてくる研究者の仕事術  その3 プロダクティビティーをあげる時間管理術 4 GTDによるメール管理術」を読むか、 Getting

ギーグのお友達は持つべし

大学の学部生の時、私は友達に「コンピューターオタクは、世界中のオタクと電線でつながっているに違いない!」と言ったことがある。 その頃はギークという単語を知らなかった。 今なら「世界中のギークはワイアレスでつながっている! しかもコンピューター言語で会話している」と言うところだろう。 ちなみにオタクにあんまり賞賛の意はないが、ギークは賞賛の意味がある。 MacBook Proを購入したのだが、所により(というか、半分?)Windowsのソフトを使わなければならないのであった。 そういうことで、まずマックギークその1とその2に連絡。ギークのよいところは、コンピューターのわからないことを聞くと、面倒くさがらずにきちんと教えてくれるところである。 マックギークその1 Boot Camp を使う方法と Parallel Desktop を使う方法を説明してくれた。 Boot Campはいちいち切り替えなくてはいけないらしい。 そんな面倒なことは嫌いだぞ。 Parallel Desktopは2GBのメモリじゃ足りないので4GBのメモリをつけることをおすすめしてくれた。購入後に教えてもらっても困るんだけれどな。メモリは増設して4GBにはしておいたけれど。(標準は2GB)まあ、私もメモリぐらいなら変えれるけれど。それにしてもこのMacBook Pro、メモリ交換するのにいちいちドライバー持ってこないといけないのか。パカッと簡単に開くマック魂はどうした? そういや、このマック、バッテリー交換とかもできないぞ。 大丈夫か? マックギークその2 仮想PCを作ってその上でWindowsを動かす方法 メモリがたくさん必要で動作が遅いけど,Mac と Win が同時に動く。 Parallel Desktop VMware Fusion VirtualBox  (タダ!) パーティションを2つに切って使う。 動作が速い(というか普通)だけど,MacとWinが同時には動かない。 Boot Camp ということで、さっそく無料であるVirtualBoxを入れてみた。 その後Windowsギークその1に連絡。 Windowsギークその1は、「あ、こんなこともできるんだ!」「え、そんなこともできるんだ!」といいながらVirtualBoxを設定し、その後

QuickenとMintの使い分け

9月から Mint.com (無料の家計管理ウェブサイト)を使い始めた私である。 Budget(予算)を設定した。本当はもっと細かく設定できるのだが、とりあえず大雑把に設定。 Home 家賃 Food & Dining 食費+外食 Uncategorized ATMで下ろしたお金がここに入る。 Travel 旅行 Bills & Utilities インターネットと携帯代 Entertainment お遊び(本とかアマゾンでのお買い物?) Shopping お洋服 Personal Care ボディショップでのお買い物はここに入った。 Health & Fitness CVS(日本で言うところのドラッグストア)でのお買い物がここに入った。 Everything Else その他もろもろ Budgetは月のはじめから始まるのだが、最初は緑、予算の上限に近づくと黄色、オーバーすると赤になる。 今は29日で月末。もう赤ばっかり。 がーん! QuickenはBudget機能がわかりにくかったので(というか、私が知らなかっただけか?)、Mintを使い始めてから予算が一体どうなっているのか、ものすごくくわしーくわかるようになったのであった。非常に反省。 だがMintの「すべての資産のプラスとマイナスを示す機能」と「Budget機能」はいいのだが、Investments(投資)の機能は最悪である。何がなんだかさっぱり。 その点はQuickenのほうが優秀なのであった。今日どれがどのくらい上がったのか下がったのかから始まって、投資した金額から何%上昇したか(下降したか)、毎月の資産の移り変わりはどうなったのかを見るのに便利。 Asset allocation(アセットアロケーション)を見るには、 Fidelity investments の機能を使っている。ログインして、Portfolio Analysisをクリックし、View histolical analysisをクリックすると、Domestic Stocks(アメリカ株), Foreign stocks(国際株), Bonds(債券), Short-term(現金とかマネーマーケットファンドとか)に分類してくれてだいたいわかる。 「給料が入ってから、いつの間にかお金がなくなっている。なぜ?」と思った方

いたずら

金曜日ラボから家に帰る途中で、水着姿のランニング集団を見た。7℃の中をボストン・シンフォニー・ホールの前を100人ぐらいの水着集団が奇声をあげながら走ってMass. Ave.の車を止めているのは、ある意味圧巻である。 あれは一体何?  Boston.com をチェックしたけれど、何も出てない。 あれが一体何のイベント(ただの裸でジョギングしたい集団か、それとも何かメッセージの込められたイベント)なのか、誰か教えてください。 そういや、こんな話を友人が教えてくれた。 MIT( マサチューセッツ工科大学 )には、MIT Hackといういたずらがある。 くわしくは、 MIT Hack Gallery をご覧ください。 中でも有名なのは、 大学の警察のパトカー(の模型)をMITのドームの上に置いた やつである。夜のうちに誰かがおいて、それを朝から警察やらメディアやらなんやらが発見して大騒ぎしたらしい。1994年だから、私はもちろんみたことないけれど。 ドーナツの箱も置いてあったし、「ここは駐車違反です」というステッカーが貼ってあったそうな。 そしてごく最近の2006年のやつ。 Caltech's Fleming Cannon transported to MIT  (英語) Caltech ( カルフォルニア工科大学 )のキャンパスに置いてあった大砲が無くなったらしい。 数日後、MITに出現。 Caltechは西海岸で、MITは東海岸である。 私はブログでは可能な限り具体的に表現することをモットーとしているので、ルートを探ってみた。3通りあったが、どれも1日22時間かかるらしい。 View Larger Map わざわざ大砲を盗んで、MITに持ってくるって、ご苦労なこって! 大砲の方向はきっちりCaltechの方向を向いていたそうな。さらにMITの卒業生がもらうリングをついていたそうな。。。。 数日後Caltechの人たちが取り返しに来たそうな。そっちもご苦労なこって! そのときにMITの人達も手伝ったのだけれど、前には「MIT」、後ろには「...because not everyone can go to Caltech」と書いたお揃いのTシャツを着ていたそうな。 ああ、細部まで凝りまくり。 そういうわけで、金曜日の水着ランニング集団も、何か意味があったのだろうか

ボストンのシーフードレストラン

知り合いが来たりすると、シーフードを食べてもらいたいのだが、いつも困ってしまう。 レストランをあまり知らないのである。なんせ貧乏ポスドク、もとい貧乏インストラクターなもんで、ロブスターを食べたくなったら、買ってきてゆでるか蒸してしまうからである。一人ロブスター一匹ずつ。 最高のおもてなしだと思うけれど、違う? そして、ウニや生牡蠣が食べたくなったら、友達にお願いしてGloucesterという港町まで連れて行ってもらい、殻つきウニおよび殻つき牡蠣を買ってくるのである。(←貧乏インストラクターな気がしなくなってきた) まあ友達が来たのならそうできるが、教授とか来ても家には呼べないしな。 早く偉くなって、家に招待できるようにしようっと。 今日もボスに「おいしいシーフードレストラン知らない? この前しらべてただろ?」と聞かれて、「一番いいのはね、 Shaws (スーパーマーケット)でロブスター買ってきて自分でゆでるの!」と言ったら却下された。 仕方が無いので、「うーん。そういやプロ研のブログに書いたはず」と思っていろいろ紹介した。 先生方を連れて行けるような、おいしいレストラン いろいろ紹介したのに、「あそこはどうもなー、ここも行った事あるけど、どうもなー、」って言っていた。 ボスボスボス、自分のほうが行ったことあるじゃん! 聞く人が間違ってますよ。 さて、シーフードの話で思い出したのだが、ボストンには Legal Sea Foods なるシーフードのレストランがある。 Legalの意味は、Yahoo辞書による と、 適法の, 合法的な, 法定の, 法律に基づく. である。 Prudential CenterのLegal Sea Foodsは2階にあって、昔は1階は何も店が無くって中が見えなくなっていたので、友達に、 「あの下には、きっとIllegal Sea Foodsがあるんだよ。」 と言ったら受けていた。そんなわけないが。 いまは1階はグッチになってしまった。 今日の教訓  Best of Boston 2009 および「 日本人が決めるボストンのベストレストラン 」によると、 Neptune Oyster が一番らしい。 過去のブログ ・ ロブスターお届け  日本にロブスターを郵送すること。 ・ 年末の飲食について

The Dip

最近「ブログの上にある検索で昔書いたものが出てこない」という大問題があったので、Googleの検索機能をつけてみた。 これで安心だわ。 島岡さんの本「 やるべきことが見えてくる研究者の仕事術 」のその4「自分の世界で一番になる」で話している本がSeth GodinのThe Dip(「 ダメなら、さっさとやめなさい! -No. 1になるための成功法則」( セス・ゴーディン 著)である。 著者が淡々としゃべるAudio Bookが$5.96(約600円)でお得。1時間32分、淡々と鳥肌が立つようなことを言う。普段気合が入っているけれど、ちょっとだらけたというときに聞くと身がひきしまる。ヘタレが読むと怖くって逆効果かもしれんと思う。iPodで聞けるので、気の向いた人は上のリンクをクリックしてください。 Dipとは上のリンクの絵にある、谷の部分である。そのつらい谷の部分を通り過ぎたものだけが、恩恵をこむることができるのである。いわく、司法試験を強烈に難しくしていって、それをパスできたものだけが高給取りという恩恵をこうむることができるとか。  著者は、逆にDipを超えられないようなものはさっさとやめなさいと言う。「時間と労力のムダ!」まで言っているし。 さらに、「いつやめるか」まで言っている。 何回聞き直しても面白いし、やっぱり怖いぞーと思うし、考えさせられるし、新しく考え直すし、気合いも入るのであった。勝手に要約する。この要約も、また読み直したら(もとい、聴き直したら)変化するかもしれない。 1.自分が自分の世界の中でトップにならないようなことは、やらない。この「自分の世界」というのは案外小さいのである。くわしくは本を読んで。 2.自分が自分の世界の中でトップになりそうなら、Dipを超えるべく頑張る。 3.そして、いつ撤退するかを考える。サイエンスの世界では、ホットトピックは時と共に移っていくので、いつまでもいつまでも同じことをするわけにはいかない。だからと言って全然別のことをするのもどうかと思うが。 そして私にとってのDipは英語のグラント書きである。最悪のDipじゃーと思うのであった。だが困ったことに、私から研究を取ったら何もないのである。だからやるしかないのである。 404 Blog Not Found で 島岡さんの本を紹介していた

クレジットカード

この前MacBookProを買ったのだが、そのときクレジットカードを利用した。 その数日前には、羊土社から島岡さんの本を5冊お取り寄せした。 そして、さらにApple Storeから物を買った。 そしたら携帯に電話がかかってきた。 「ちょっとクレジットカードのことで話があるんだけれど。 最近の買い物について。」 ちょっとクレジットカードの使用額が普段よりも上昇したもので、あわててクレジットカード会社が連絡してきたのだ。一応クレジットカードが悪用されていないかチェックらしい。 あれ買ったのとか、ここのサービス使ったのとか、いろいろ聞かれた。 「うん! Macかったのー!」 「あ、そう。じゃねー。」 ご苦労なこった。 それにしても今までは日本への航空券を買おうが、何をしようが、全然電話なんかかけてこなかったのに。 まあ、次はクレジットカード危機が来るかもとか、そういう話もあるぐらいだから、クレジットカード会社も気にするか。 さて、New Englandファイナンス勉強会で小耳に挟んだ話だが、クレジットカードをアメリカ国外で使うと止められることがあるらしい。 それなので、旅行に行く前にクレジットカード会社に電話をして、「○○日から○○日まで△△に行くから」と言わないといけないらしい。 アメリカ人の友達もそう言っていた。仕方なくクレジットカード会社に電話をした。ああ、めんどうめんどう。 だいたい、日本人にとってはクレジットカードの存在意義は海外に行ったときに現金を持ち歩くと大変(+あぶない)からではないか。クレジットカードが一番威力を発揮するときである。それがアメリカ国外に行くときには、いちいち連絡しないと使えないとは。。。。。。  なんだかずれている国である。 だいたいバンク・オブ・○○リカのキャッシュカードを持っていってカナダに旅行に行き、ATMのお金を引き出せなかったときはのけぞりそうになったもんだ。日本のカードを持っていっていて良かった良かった。MySmart Cash Accountのカードはアメリカ国外でも使えてよいのである。(←また宣伝)  どこのATMで使ってもATM Fee(手数料)かからないしー。  最近思ったのだが、銀行側としてはATMをあたり中に作って維持するよりも、他の銀行からATMを借りてATM Feeを自分の銀行のお客に返したほうが安くつくので

The Jackson Laboratory

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思い出したようなトピックだが、Labor Dayの3連休(9月5−7日)にメイン州のAcadia National Parkにキャンプに行った。 今回一番うれしかったのはここに行ったことである。 The Jackson Laboratory わかる人だけわかるようなネタだが。 まあ、私のような研究者の場合は、Apple Computerの本社に見たとか、Googleの本社を見たとか、NIH( National Institute of Health )を見たとか、そういう類いのものである。 今日の教訓 いいでしょ!

人間力英語術

島岡さんの本「 やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術 」があっちこっちのブログでネタになったり、さらにアマゾンでは売り切れになっていたりする。アマゾン、売れないと思ったら甘いですよ。  島岡さんのブログ をGoogle Readerで読んでいる人は今日の時点で1178人なんだから。 本には「その9 日本人中年男性研究者のための英語力向上戦略:人間力英語術」というのがある。そこから引用。 ボストンでの私の経験では、世界中の非英語圏から米国に来る研究者が英語でのコミュニケーションに苦労するリスクファクターは4つです。 第1に日本人、第2に男性、第3に30歳以上、第4に立食パーティは苦手。 と、ここまで読んで笑い出してしまい、蛍光ペンで線を引いてしまった。 やった! 私は日本人だが女性だし、27歳でドイツ行っちゃったし、立食パーティ大丈夫だし。でも立食パーティのどういうところが苦手なんだろう? さらに私が勝手にリストに付け加えると、 第5に日本人の家族持ち(奥さんも子供も日本人)、第6に日本人のいる研究室に所属、第7に週末は日本人と一緒にいる。 ここまでくると、アメリカにいるのか日本にいるのかわからなくなってしまう。当然英語をしゃべる機会がなくなるのである。 私がドイツに行くことになって親と飲んでいたときに、親が「30歳前に行くのなら、英語もうまくなるだろう」と言っていた。私の個人的な意見では25歳以下だったらドイツ語も習得できていたのではないかと思う。なんちゃってドイツ語ではなく。ちなみにこの「親」が私たち子供たちに恐怖の英語レッスンをほどこし、私を英語嫌いにした張本人である。土曜日の夕食のたびに、いかに親の注意をそらしレッスンを延期させるかが子供たちのテーマであった。まあ今も英語嫌いだけれど、恨みは薄れたので時効であろう。 話を恐怖の英語レッスンから本に戻す。 英語は私の永遠のテーマであるから、この章は興味深いのであった。ネイティブスピーカーとしゃべらないとか、英語のニュースを聞いたり英字新聞を読んだりしないとか。。。。でも一番面白かったのは、人間力英語術の実践法、の「正攻法」のほうではなく「裏技」である。引用する。 会話はキャッチボールなので聞くのと同じ以上に話さないとコミュニケーションの力はつきません。では、どうすればよい

旅行 後半 スペイン・マドリード編

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旅行 前半 フランス・ボルドー編 の続き ボルドーの後はスペイン・マドリードに戻った。ドイツ・ミュンヘンにいたときのスペイン人の友達がマドリードに戻ったので、会いにいったのである。 ちなみにスペイン人も英語がまずいらしい。最初にマドリードに降りてボルドーに行くときの飛行機にのるときに、「この飛行機はどこから乗ればいいの?」と空港の係員に訊いた。おじさんのした返事。 「×△○」(出口らしい表現) 人差し指で天井を指す。(上に行けという意味) 「ブス」(バス?) 「テ」 四本指を出して「クアトロ」 「外に出て上の階でバスに乗り、ターミナル4に行け」という表現であった。 そういうことからマドリードに戻ってきたときもドキドキしていたのだが、友達がいるので安心。友達の家族の所に泊まらせてもらった。 ちなみにお母さんもお父さんも英語が通じない。私の友達がいるときは、友達が英語からスペイン語の訳していた。しかし友達がいないときは身振り手振りである。身振り手振りは国際的に通じるかと思いきや、通じないこともあるのでご注意。 今回持っていった Lonely Planetのマ ドリードのガイドブック には、なんと簡単な会話とかが載っていない。ここに「アメリカ人が国外に行っても英語しか話さない」理由があるのかと思ってしまう。 マドリード観光の途中でLibreria Internacionalを見つけたので入ってみた。旅行用スペイン語ー英語の本を見つけたので購入。友達のご両親との会話を試みる。 私が今回習得したスペイン語は Gracias! (ありがとう!) ナダ (nada?)  (英語のIt doesn't matter 日本語でなんだっけ?) ペラ ペラ ペラ (「待て待て待て」らしい) ウノ ドス  ペロ Perro(犬) ヴィノ Vino(ワイン) ガンバ Gamba(エビ) スペイン語はともかくとして、観光の話。 到着した日は土曜日だったので、飲みに行く。みなスペイン人で、私の友達以外は英語がしゃべれない。でもそんなことは関係ないのであった。 そして変な英語もかいてあるが、そんなことも関係ないのであった。 マドリードは不思議な街で深夜でも人がいっぱいあるいていて店が開いているのだが公共交通機関は2時には終了する。ミュンヘンはマドリードよりも静かな街であるが、Partygä

Nobelprize.org

いつも実験でflow cytometry( フローサイトメトリー )を使った後思うことだが、自分専用の FlowJo dongleが欲しい。 My Dongle! ボスに「私専用のdongle買って」って、前も言ったけれど、もう一度言ってみようかしら。 シャア専用 みたいなものだよね。 シャア専用携帯 っていうものも存在することだし。この前ボスに「ラボに欲しい機械ある?」と訊かれたので「 LSRII 」って言ったら即却下された。  さて本題に入って。 ノーベル賞の季節だ。 その前にボストンでは イグノーベル賞 の授与式があって、 友達が見に行っていた 。ウィキペディアによると、 イグノーベル賞 (イグノーベルしょう、 英 : Ig Nobel Prize ) とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。 だそうである。来年は見に行こうかしら。 さてノーベル賞のウェブサイトに行ってみた。 Nobelprize.org そこに Educational Game というのがあって、 The Immune System Game という物を見つけてしまった。 なんでも、傷口からバクテリアが入って増えてきているので、Macrophage( マクロファージ )の指導を受けながらGranulocyte( 顆粒球 )を動かしてバクテリアを除去しなければいけない、というのがミッション。 ついついゲームをやってしまうのである。下手なのでバクテリアがあふれてしまう。 くーーー Dendritic cell( 樹上細胞 )はどこ! と思ったらGranulocyteだけのレベルは終わって、次のレベルはGranulocyteとDendritic cellとmacrophageがちゃんと出てきた。MacrophageとDendritic cellのほうがGranulocyteよりもバクテリアをまとめて食べれるところに注目。 Gameの隣には、 The Immune System -in More Detail というのもある。全部の細胞の説明が載っている。ノーベル賞のウェブサイト、すばらし。 今日の教訓 Macrophageとdendritic cellのレベルの次はどの細胞が出てくるか、誰か教えて。

旅行 前半 フランス・ボルドー編

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島岡さんは「やるべきことが見えてくる研究者の仕事術」でブログを書くことを勧めている。その中にあった「ブログのタイトルの決め方」から引用。 タイトルは自分の思うまま何でもよいが、Googleサーチして同じものやよく似たものがないか確かめましょう 確かめなくっても、誰も「海外研究者のありえなさそうでありえる生活」なんてタイトルつけないよー。 さて本題に入ってまず最初に言っておきたいこと。 ドルで給料をもらっている方、おいそれとヨーロッパなんか行ってはいけません。ただいま1ユーロは1.5ドル。目の玉飛び出るお値段。 最初に空港でチェックしておいてよかった。ぼけっと買い物三昧なんかしていたら大変な目に遭っていた。アメリカにいても貧乏ポスドクだけれど、ヨーロッパに行ったらさらに貧乏ポスドク!そして今もっとも強い通貨は日本円。。。。 おいそれとどこにも遊びに行けない。 さて今回の旅行は、昔の同僚(フランス人)に「博士論文発表をするから来てー!」と言われたからである。France Bordeauxである。日本人なら誰でも知っている(?)ワインの有名なボルドーである。 View Larger Map 貧乏ポスドクがなぜヨーロッパなんかにへらへら行けるかというと、 US Airwaysのマイレージ が50000あったからである。ならミュンヘンによって行こうかと思ったら、なんとミュンヘンはオクトーバーフェストの真っ最中で、マイレージは100000必要であった。泣く泣く(?)マドリードを選んで、そこからボルドーへの往復航空券を買ったのである。 今回の旅行でやったこと。 ・元同僚のプレゼンの練習に付き合い、チェックすること。 ・元同僚の発表を聞くこと。 発表40分間+質疑応答1時間20分で、聞いているほうが大変だった。普段はフランス語でやるらしいが、私のボスがThesis comittee(博士論文の審査員)なので、英語。フランス人もみな質疑応答は英語。ご苦労様。 ・ワインをランチでもディナーでも飲むこと。 ・一つの食事を2時間かけて食べること。だいたいテーブルに座っていてもウェイターが来ない。ウェイターが来てメニューを渡してから、かーなりたって注文をとりに来る。そしてそれからだーいぶ経ってから前菜登場。(この時点でテーブル座ってから30分経過) その後メインの料理が来る。食べ終わった後ウ