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Showing posts from December, 2023

401kの移動&その他 2023年失業記録その6

 「 LinkedInのアップデート 2023年失業記録その5 」の続き 401kの移動 会社の401kの報告書が送られてきた。なんと手数料を結構取っている!!!! 去った会社の401kはそのまま維持してもよいが、IRAに移してもよいとのことなので、IRAに移す事にした。 Considerations for an old 401(k) - Fidelity 会社の401kのアカウントも私の普通のアカウントもFidelityなので、Fidelityに行った。 いつもの通りだが、なぜかイケメンのお兄さんが対応。どうしてFidelityは育ちの良さそうなお兄さんがいつも対応してくれるんでしょう?? IRAに無事移してもらったあと、現金(というかMoney Market)になるので、次のを選びなおさないといけない。幸い Kiplinger's personal Finance (私がいつも読んでるファイナンスの雑誌)でThe 75 Biggest 401K Fundsという記事があって、今まで選んでいたものよりもリターンが良いものがあることを発見し(!!!!)それに変更することにした。 たまには選んだFundsはチェックしたほうが良いということかしら。。。。ちょっとの違いも10年後には大きな違いになるし。 その他 さて、職をなくして悲しい事に時間だけはたくさんあるので、これを機会に(?)いろいろなことに手を広げる。 まず無料のサービスを徹底的に検討することにした。近くの図書館でカードを作った。Harvard Business ReviewとかWall Street Journalとか、Kiplinger's personal Financeが置いてある。さすがにScienceとかNatureは置いてない(笑) 2-3週間以内に本を読みきることは私には不可能なので本は借りないが、雑誌をペラペラめくるぐらいなら全然OK。あとオンラインで読める本とかもある。なぜかオンラインで読める新聞もある。これって、オンラインでそのまま読めちゃったら新聞の購読いらないんじゃ? 次にSubscriptionのチェック。ちりも積もれば山となる? 必要なさそうなsubscriptionはとりあえず停止。一旦停止して、それでも欲しくなったらまた再開すれば良いの

LinkedInのアップデート 2023年失業記録その5

 失業シリーズ「 キャリア支援サービス 2023年失業記録その4 」の続き アメリカでは大抵の職のお誘いはLinkedInから来る。たまに他のところからくることもあるが、大抵のお誘いはLinkedIn。新しい職も大抵はLinkedInに載っている。むかし部下を雇うためにLinkedInを使ったことがあるが、結構な応募があったものである。今ならもっとたくさん応募があるに違いない。  まずしたことは、おおっぴらに「Open to Work」に選択を変更。この設定にすることによって、「職探し中」ということがわかるようになる。その時にメッセージを書いても良いので、他の人のを参考にしながら、会社の戦略により職を失った事、次の仕事はどういうのが良いかなどを書く。その後ChatGPTに直してもらった。  キャリア支援サービスのウェブサイトにもLinkedInのアップデートの仕方が載っているので、それを参考にしながら他の部分もアップデート。 1. タイトルのところを変更する。普通は職名+会社名という設定になっているが、これはいろいろ変えれる。いろんな人のを参考にしながら変更。 2. Aboutのところを変更。制限文字ギリギリのところまで使って良いらしい。しかも最初の3行ぐらいはクリックせずにもみれる。。。とのこと。スキルも全部書く事。 3. 他の経歴のところもちゃんとアップデート。 Resumeは簡潔に書いたほうがよいが、LinkedInは制限がないので、いろいろ付け加えていっても良いらしい。何も書いてない人から、長々と書いている人までいろいろいる。ああだこうだといろんな作戦が載っているが、これまたChatGPTが手伝ってくれるので、いろいろ試してみながら、アップデートした。 世の中便利になりましたよ(笑) まあアップデートしたのち気に入らなかったら書き直せば良いだけだし。 キャリア支援サービスのウェブサイトに載っている情報によると、普通のソーシャルネットワークのように記事を載せたり、人の記事をLikeしたりしたほうが良いらしい。いや、いろいろありますな。。。せっかくなので(?)、サイエンス上で面白いと思った事がたまにあるのでそれを載せることにした。  今日の教訓 LinkedInのアップデータとは大切。 過去のブログ ・ キャリア支援サービス 2023年失業記録その4  ・ 失業

キャリア支援サービス 2023年失業記録その4

「 失業後の健康保険 2023年失業記録その3 」の続き。  「失業しました! 2023年失業記録その1」に書いていたSeveranceのパッケージにキャリアコーチ(という名前だと思う)が入っているが、さっそく連絡をくれた。会社が準備してくれたわけである。私は好奇心が強いので、そういうのは全部経験することにしている。 ほがらかな女性が私の担当。まず、質問票があって、それを埋めてくれとのこと。この質問票が面白い。普通職を失ったらそのまま同じような職に就くことを考えるのだが、質問票には、「会社を作るのはどうか?」(!)とか「会社を購入するのはどうか」(!!!!)を考えさせるような質問があって、考えさせられる。Retirement(引退)もあったけど、 FIRE はまだちょっと先だな。質問票を埋めながら、 ・バイオテックの会社を作るのは大変じゃない? コンサルタントの会社ならともかく。 ・会社を購入って、プログラムのin-license????  ・今後のバイオテックの動向を考えると、学んでおいたほうが良いスキルとかもあるかも? AIとかAIとかAIとか。 といろいろ考える私であった。 キャリアコーチの女性には別に何を訊いてもよい。ネットワークイベントに行くべきとか、Resume(日本でいうところの職務経歴書?)の書き方とか、カバーレターの書き方とかを教えてもらう。ややこしいのはApplicant Tracking System (ATS)。またChatGPTに訊いてみる。 ---- Applicant Tracking System(ATS)は、企業が求人募集プロセスを管理し、候補者の選考プロセスを効果的に追跡するためのソフトウェアです。これは、人事や採用担当者が応募者の情報を整理し、効率的に管理するために使用されます。 以下は、ATSの主な機能や利点のいくつかです: 求人情報の管理: 求人情報を作成し、ウェブサイトや求人ポータルに掲載することができます。ATSは、求人の更新や削除などを容易に行えます。 履歴書の管理: 応募者の履歴書や職務経歴書をデータベースに保存し、必要な情報を検索しやすくします。 応募者の追跡: 応募者がどの段階にいるかを追跡し、選考プロセスを透明化します。これにより、担当者は候補者とのコミュニケーションを強化し、タイムリーに行動することが

失業後の健康保険 2023年失業記録その3

アメリカの健康保険は高い! マサチューセッツ州で健康保険を持っていないと罰金を取られるので、というよりもアメリカで健康保険もっていなくて何か病気か怪我したら、と考えるだけでも恐ろしいので、まずCOBRAを検討。またもやChatGPTにCOBRAは何かを訊いてみる(爆笑) ---- COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、アメリカ合衆国の連邦法であり、労働者およびその家族が雇用終了後に健康保険の一時的な継続を受けられるようにするための法律です。COBRAは1985年に制定されました。 COBRAの主な目的は、雇用者から提供されていた健康保険の継続を、雇用者が解雇、退職、または労働時間の減少などの理由で保険を失った場合に提供することです。通常、雇用者が提供していたグループ健康保険プランに参加していた被保険者とその家族がCOBRAの恩恵を受ける資格があります。 以下はCOBRAに関する主なポイントです: 継続期間 : COBRAに基づく健康保険の継続期間は、通常、雇用終了後18ヶ月です。ただし、一部の条件が満たされる場合、この期間は最大36ヶ月まで延長されることがあります。 保険料 : COBRAの被保険者は、通常の雇用者と同じ保険プランを利用するため、保険料は通常の雇用者の保険料と同じでなければなりません。ただし、被保険者は通常、雇用者が支払っていた全額を負担する必要があります。 申し込み期間 : COBRAの利用を希望する場合、被保険者は雇用終了後60日以内に申し込む必要があります。遅れて申し込むと権利を失う可能性があります。 資格条件 : COBRAの利用資格は、雇用終了、退職、労働時間の減少、または他の一部の特定の状況によって保険を失った場合に与えられます。 COBRAは、一時的な健康保険の継続を可能にするための法律であり、雇用者とその家族が予期せぬ健康上の問題に対処するために重要な手段となります。 ---- なるほど。 COBRAの資料が送られてきたのでみたら、ものすごく高い! 資料を読んだら「他の健康保険を探したほうが安いこともあるので、調べてください」と書いてある。紹介されているウェブサイトから州の Massachusetts Health Connector にいって調べてみた。確かに安

失業保険を申請する 2023年失業記録その2

「 失業しました! 2023年失業記録その1 」の続き  まずすることは、Unemployment insuranceを州に申請すること。またもやChatGPTにきいてみる(笑) ---- 「Unemployment Insurance(失業保険)」は、労働者が失業した際に一定の収入補償を提供する制度のことです。この制度は、多くの国で採用されており、失業保険の仕組みや条件は国によって異なりますが、基本的な目的は労働者が雇用を失った場合に生計を維持するための一時的な経済的支援を提供することです。 失業保険の仕組みは以下のようなものが一般的です: 保険料の支払い: 労働者や雇用主は、一定の保険料を支払います。これにより、失業保険基金が形成され、将来的な給付に利用されます。 資格条件: 失業保険の給付を受けるには、特定の条件を満たす必要があります。例えば、雇用を失った原因が仕事の適性不足や自己都合でない場合があります。 給付の期間と額: 失業保険は通常一定の期間にわたって支給されます。給付額は、被保険者が前職での給与に基づいて計算されることが一般的ですが、一定の上限が設けられることもあります。 仕事の探し方: 失業保険の給付を受ける際には、求職活動を継続することが求められることがあります。これには、仕事を探すための活動や雇用主からのオファーを受け入れることが含まれます。 失業保険は、労働市場の変動や不確実性に対処し、労働者が失業時に安定した生計を維持できるようにするための社会的な安全網の一環として考えられています。 ---- だそうな。ちなみに失業保険で調べていたら、 在ニューヨーク日本総領事館の「各州における失業保険給付の概要」 というページも見つけたので、こっちも参考まで。 私はマサチューセッツ州で働いているので、「 Department of Unemployment Assistance」のページ から申請。 失業保険も収入と考えられるらしく、税金をはらわないといけないところがミソ。 マサチューセッツ州の条件で興味のあるかたは、  ・ Check eligibility for unemployment benefits (誰がもらえるか) ・ How your unemployment benefits are determined (いくら、どのくら

失業しました! 2023年失業記録その1

 なんと11月に失業してしまった。前に「 アメリカバイオテック業界は今ちょっと大変 」というブログを書いていたら、会社の人員削減の方針のために私がlayoffされてしまった。ちなみにlayoffとfireは意味が違うので注意。ChatGPTに聞いてみる(笑) ----  "Layoff"(レイオフ)と"fire"(ファイヤー)は、労働関係の用語で異なる意味を持っています。 Layoff(レイオフ): レイオフは、通常、組織が一時的な経済的な苦境や業績の低下などの理由により、一定の期間従業員を解雇することを指します。これは一時的な措置であり、通常は将来的に再雇用される可能性がある場合があります。レイオフは一般的に、個々の従業員の能力や業績に基づいて行われるのではなく、組織全体の必要性に基づいて行われることがあります。 Fire(ファイヤー): ファイヤーは、従業員が雇用契約に違反したり、業績が不十分であり解雇の理由が個々の労働者に関連している場合に使用されます。解雇は一般に永久的なものであり、その従業員は通常再雇用されません。解雇は、不適切な行動、業務の不適格、契約違反などがある場合に行われることがあります。 要するに、レイオフは一時的で一般的には従業員の責任ではなく、組織全体の状況に基づくものです。一方で、ファイヤーは通常は個々の従業員の行動や業績に起因し、永続的な解雇を指します。  ---- だそうだ。相変わらず、まとめるのに適しているわ、ChatGPT。つまり私が悪いんじゃありません(笑) さて本題に戻って。日曜日に学会から戻ってきて、火曜日に会社中に従業員を解雇するメールが流れた。40%削減だそうである。その後解雇される人には連絡が来て、部屋に集められてzoomでミーティング。Severanceの説明とか、最終の雇用日はいつかとか、なんとかかんとか。Severanceは何かをまたChatGPTにまとめてもらう。 ---- "Severance"(セバランス)は、雇用終了時に雇用者が従業員に提供する一種の手当や補償のことを指します。これは、従業員が解雇されたり、リストラクチャリングやレイオフの対象になった場合に発生することがあります。Severanceは、従業員が仕事を失ったことにより生じる経済的な不

2023年 ホノルルマラソン

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 ホノルルマラソン走ってきた! 正確にいうと歩いたり走ったりしてきた。 12月10日(日曜日) 朝5時出発。制限時間が無いというマラソンである。 祖母が68歳で走っていたので、挑戦してみたかったのである。マラソンはやってみないとわからないし、失敗したらまた挑戦すれば良いだけである。 フルマラソンは考えるだけでも距離が長いので、歩いたり走ったりで距離を伸ばした。ところが三週間前ぐらいに右足を痛めた! 走ると痛いので、歩いて訓練(苦笑) ボストンは12月になると結構寒い。 ハワイまでシアトル経由で飛んだ。ボストンからだと遠い。日本に行くのと変わらない。しかもハワイ暑い! 朝は20度だけれど昼間の気温27度とか。この気温は走る気温ではない。。。ボストンでは雪降っていたのに。。。 ランニングベルトを忘れたので、ゼッケン取りに行ったエキスポで購入 。 当日は朝5時だったか5時半だったからマラソンスタート、10kmの人たちも一緒にスタートである。最初歩いている人が多すぎて、「これは走って抜いていったら大変だから、とりあえず歩こう」と歩いていったら、いつまでも歩いている人がいっぱいいる。 ちょっと空間ができたので走ってみたが、いつまでも歩いている人がいっぱいいる(笑) 10kmを過ぎると10kの人がコースから消えたけど、どこまで行っても歩いている人がいっぱいいる(笑) 子供と歩いているお父さんとかもいる。しかも早歩きの人たちと私の走っているスピードと一緒! ホノルルマラソンって、そういうイベントらしい。なるほどーーー。 マラソンの師匠から「5kmごとにエナジージェルを取ること」という教えを受けたので、 GUのEnergy Gel を持っていった。途中でもらったジェルもとって(名前忘れた)、5kmごとに栄養をとる。     ホノルルマラソンは1kmごとに看板が置いてあるので、「何も考えずに1 mileずつ走るんだ。それが終わったら次の目標の1 mileを走るんだ」と、これまた別の師匠の教えに従って1kmずつ走る。 25kmぐらいは走ったことがあるので、それまではなんてことなかったが、その後は未知の世界! 一緒に走ってくれた(歩いてくれた?)Mさんと一緒に「ここ以上は未知!」と言いながら走ったり歩いたりして30kmか35kmのところで暑すぎて+足が疲れすぎて、以後歩き。 だって

次世代 CAR-T細胞

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 実験医学11月号はCAR-T細胞について  その前にChatGPTがどれだけCAR-T細胞について知ってるか、訊いてみた(笑) ---- CAR-T細胞(Chimeric Antigen Receptor T-cell、キメリック・アンチジェン・レセプター T 細胞)は、がん治療の一形態として注目されている新しい治療法の一つです。これは、患者の自身のT細胞を取り出し、遺伝子組み換え技術を用いて特定のがん細胞を認識・攻撃できるように改変するものです。 CAR-T細胞療法の手順は以下の通りです: T細胞採取 : 患者から血液を採取し、その中からT細胞を分離します。 CAR-T細胞の作成 : 取り出したT細胞に特定のがん細胞を標的とするように設計されたキメリック・アンチジェン・レセプター(CAR)と呼ばれる人工的な受容体を導入します。このCARはがん細胞を認識し、T細胞を活性化して攻撃する能力を持っています。 培養と増殖 : 改変されたT細胞は培養され、増殖させられます。この過程で、十分な数のCAR-T細胞が得られます。 患者への輸送 : CAR-T細胞が患者自身の体内でがん細胞と対話するために、改変されたT細胞は再び患者の体内に戻されます。 がん治療 : 輸送されたCAR-T細胞は、がん細胞を認識し、攻撃します。これにより、がん細胞の破壊が促進され、がん治療の効果が期待されます。 CAR-T細胞療法は、一部の特定のがんに対して非常に有効であるとされていますが、同時に副作用も発生する可能性があります。免疫系が過剰に反応することによるサイドエフェクト(サイトカイン放出症候群)や、神経系の影響を含む重篤な反応が報告されています。この治療法はまだ比較的新しいものであり、研究と開発が進行中です。 ---- 別にCAR-T細胞の作り方までは訊いてなかったのだが、まあ良いか。 さて、このCAR-T細胞、血液系のがんにはよく効くという話だが、なぜか固形ガンは難しいらしい。私はてっきりサイズの問題で CAR-T細胞が湿潤しにくいからだと思っていたのだが(安直すぎ)、ちゃんとした理由が書いてあった。 1. 抗体医薬に比べてCAR-T細胞は感度が非常に高く、正常細胞における標的抗原の少しの発現が致死的なon target off tumor toxicityの原因となる。存在しなくてもOK