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Showing posts from April, 2009

空間認識能力はビジネススクールには必要ない

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ハーバードMBA留学記 の読書感想文を書いていたら、ハーバードビジネススクールにまつわる、私のとっておきの話を思い出した。 私はボストンに来た時にちゃんとしたベッドが無かったので、 Craigslist (物の売り買いをするウェブサイトで、イーベイと違ってローカル)でベッドを買ったのであった。後でアメリカ人に「Craigslistで人の使ったベッドなんか買わないほうがいいよ。 Bed Bug(ダニとか南京虫とかの類)がいるかも知れないよ」と言われたが。 そのベッドを売ったのがハーバードビジネススクールの相手。 見学に行ったときに名刺をくれて、買うと言ったら前金を払うことを要求するというビジネスぶりだった。 ベッドを見に行った数日後、友達に U-Haul(引越用のレンタルカー)のCargo van を運転してもらってベッドを取りに行った。ついでにLaser Printer(レーザープリンター)も買った。 ビジネススクールの彼、Laser Printerを発砲スチロールに入れて箱に入れようとするが、入らない。そこで一緒に行った友人(日本人)が箱に入れた。 その後ビジネススクールの彼にも手伝ってもらいベッドをCargo Vanに運ぶ。 ビジネススクールの彼、まずベッドの下の枠を斜めに入れた。(斜めにしないと入らない) その次にベッドボックス(マットレスの下にあるやつ)をビジネススクールの彼は、枠と平行に重ねて入れれば入るのに、Xの方向に交差させて入れようとする。(もしくはTを135度傾けた感じね) もちろん入らない。 (この時点で私は口の端で笑っている) そこで、一緒に行った友人が見かねて「この方向に入れると、入るんじゃない?」と言って、ベッドの枠と平行にして、ベッドボックスをVanの中に入れた。 そして最後にマットレスである。 ビジネススクールの彼、ベッドボックスに平行に入れず、また(!)Xの方向に入れようとする。しかも、入らないおかしいなと言わんばかりにガンガン押している。(この時点で私は笑いをこらえるのに精一杯) 見るに見かねた友人(同じくにやけている)が手伝ってベッドボックスに平行に入れて、やっとベッドはVanに全部納まったのであった。 「ありがとう」と言ってVanをスタートさせた後、二人とも大爆笑! 百聞は一見に如かず。 図を作ってみた。使用したのはPowerP

ハーバードMBA留学記

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という名前の本を借りて読んでいた。 もともとは岩瀬大輔さんが書いた ハーバード留学記 というブログで、それを本にしたものらしい。かっちりとした文章で、読み応えがあった。 ブログでこれだけの文章を書く人の才能に驚く。途中の「ファンド資本主義」に至っては、あまりの難解さというか、ヘッジ・ファンドに興味がない私としては、数ページ読むたびに寝てしまうという状況であった。 当然か。 気に入った部分 その1 そのまま ハーバードMBA留学記 から引用。 「アメリカ人の国民性を深く理解しようとすればするほど分かってくるのは、彼らが世の中のすべての物事の価値を、次の一つの質問に対する答えをもって測ろうとしているということである。 それは、いくらの金をもたらすのか。 アレクシス・ド・トクヴィル」 ブブッと笑ってしまった。 私の理解では、ヘッジ・ファンドらへんが最近の経済危機を引き起こしたのだが。 ちがったっけ? いいのかこんな理解で。 Havard Business School(ハーバード・ビジネス・スクール HBS)の学生が就職したくなるような仕事だったらしい。誰かがHBS来た時に言った言葉を ハーバードMBA留学記 から引用させていただくと。 「僕が卒業した1989年、卒業生の大半がウォール街に就職したが、ブラックマンデーで、数ヶ月も経たないうちに多くの友人が失業した。2000年前後にはベンチャー企業やベンチャーキャピタルが人気を集め、多くの学生が就職したが、その後ITバブル崩壊で、再び多くの人が労働市場に放り出された。今、皆のあいだでもっとも人気のある職業はなんだい? 僕が言いたいことは分かるよね。」 すごい。 これは大当たりの予言だ。  イエール大学のロバート・シラー教授は、住宅市況の悪化によって、米国は1930年代の大恐慌並みの不況に陥りそうだという予測をしていた のだが、それと同じぐらいすごい。 岩瀬さんも、ヘッジファンド(だったっけ?)の成功をすごいと思いながらも、どこかおかしいと思っていたらしい。 私も AIGの1億円以上のボーナス の事件を見て、「どうやったら1億円以上のボーナスがもらえるほどの仕事って一体何?」と必死に考えてしまったのだが。今岩瀬さんがHBSに留学したら、きっと全然異なるブログを書いていたのだろうと思う。 気に入った部分 その2 漁師の話は爆笑し

経済危機になって、あれこれ思うこと

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1.しゃかりきに投資しなくてもいい(笑)。 がめつく稼ごうと投資すると、かえって困ったことになる。 余裕を持って投資しておけば、こういう危機で対応できる。  2.Cash(現金)を見直した。 なんだかんだ言っても現金(とMoney Market)は強いと思う。Fidelity investmentsのMySmart Cash Accountの利率は現時点で0.20%。 Fidelity Select Money Market の利率は今は0.98%。利子がどうとかではなく、今の時期、減ってないことが重要(笑)。 現金をたっぷり持っていたら、今の時期株とかが半額(以上)セールで買えると思う。 50% OFF SALE! 3.株と同じような動きをするBond Fund(債券の投資信託)は、こういう時役に立たない。   私の FAGIX は、株ほどではないが下がってしまった。 そのため「債券を売って株を買ってRebalance(投資の再分配)」ということが出来ない。 だいたい、株のような動きをする債券なら、株の投資信託と、もっと安全な債券の投資信託を持っていたほうがわかりやすいのだ。 そんなことが今頃判明。 実際にそういう目に遭ってからわかった。 身をもって学習。 そういうことで、もっと安定したBond Fundを組み込んでいこうかと検討中。 4.Emergency Money(緊急時のための貯金)はもっと必要。 Kiplinger's Personal FinanceのPodcast によると、アメリカの場合 45 歳以下の転職にかかった月日は3ヶ月、 45 歳以上は4ヶ月らしい。もっとも、解雇される前に転職活動する人も含まれていると思うが。 ということは最低6ヶ月暮らせるだけのEmergency Moneyが必要。 1年分あればもっといいかも。。。。。  5.ひさしぶりにNewbury Streetを歩くと、店がいっぱい無くなっていて「Retail Space Available」という張り紙が貼ってある。 6.Kiplinger's Personal FinanceのPodcastによると、 デフレーション かもしれないらしい。 7.いい経験をしていると思う。  これがリタイア直前とかリタイア中で、間違って株にたっぷり投資なんてしていたら、痛くて目も

Boston Lyric OperaでDon Giovanniをみる

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Boston Lyric Opera に初めて行ってきた!  きっかけは、「私、いっぺん着飾ってオペラ見に行きたい! そして幕間にシャンペン飲むのー!」というミーハーな友達の一言。 「じゃ、ニューヨークのメトロポリタンオペラに行こうよ!」誘ってみたけれど、まあ近場から行こうということになった。ニューヨークで泊まりでオペラを見に行くということになると、チケット代以外でも値が張るしね。 ミーハー度からすると、オペラの前のお食事もきちんとしなければいけないし。 そういう理由で、 Boston Lyric Opera に行くことになったのだった。  朝からきちんとした格好をして研究室に行くと、PhD(博士課程の学生)2人に「Kay! 今日はきちんとした格好してるね。 Presentation(セミナーとか)をするの?」って聞かれた。 違うってば! 今回のオペラは、Don Giovanni( ドン・ジョバンニ )  ハンパじゃない女たらしの貴族の物語である。 ある日女性の一人のうちにしのびこんで、間違って彼女のお父さんを殺してしまう。 その後も女性達をくどいているのだが、死んだ父親が地獄から来て「悔い改めよ」とドン・ジョバンニに言う。 彼は「いやだ」と言って、地獄に連れ去られてしまう話。 自業自得だと思う(笑)。 笑える場面がいっぱいあるオペラである。 チケット代は52ドル(約5000円)。 例によって例のごとく、ドイツでオペラを超お安く楽しんだ私にとっては高い(が日本人にとっては安い)のであった。仕事が終わった後、シルバーラインに乗って、友達と待ち合わせの Rustic Kitchen に行く。イタリアオペラなので、イタリアンなのである。友達はさっそくシャンパンをたのんでいた。 話がはずんで遅刻しそうになって、あわてて会場に向かう。 オペラハウス(Shubert theatre)は小さくてびっくりした。 安いチケットでも十分顔も見て楽しめるぐらい。 これでミュンヘンの州立歌劇場やニューヨークのメトロポリタンオペラに行って、安いチケットだったら、オペラグラス必要なのに。 私は顔が見えないところに座っていて、服装で判断していたぞ。 さて、肝心の内容についてである。 (Boston Lyric OperaのDon Giovanniの リハーサルの

フィデリティから、お電話

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Fidelity investments からお電話がかかってきた。 「なんだ? もしかして私のアカウントのお金が、ごっそり誰かに取られたとか?」と思って折り返し電話をかけると、お兄さんが、「投資のお話をしたいんだけれど」と言ってきた。 おお! Fidelity investmentsが下々の私なんぞに電話をかけるとは、本当に経済危機? と思いつつ興味があったので、相手をしていた。 お兄さん 「Statement(明細書)見てる?」 私「毎月見てるよ」 その後給料は当分変わらないかとか、いろいろ聞かれたあと、お兄さん、「Emergency money(病気や失業したときなどの、緊急時のお金)はInvestment account(投資用口座)から出してるの?」 私「違うよ。  MySmart Account があるでしょ。そこ」 (投資用口座に入れてたら投資しにくいじゃん) お兄さん「Make sense(なるほど)」 その後お兄さん、Asset allocation(資産配分)の話をはじめた。 そして「株の%はOKなんだけれどね。Foreign stock(外国株)が多すぎ。」 お、バレた? (笑) (でもアメリカ国内株が70%って、誰が決めたの?) お兄さん、Rebalance(投資の再分配)をするようにと言ってから、「今から投資の提案書をメールで送るからね。 これ無料だから」 どうもありがとう。 お礼を言ってしばらくしてメールを見たら、送られてきていた。 こういうメールでのリンクをクリックして口座情報を入れるのは嫌なのだが、なんだかなんだやっているうちに無事に提案書を開けることができた。 なんだ、 MyPlan Retirement Quick Check で作ったものじゃん。これ、Fidelity investmentsに口座持っていたら、自分でウェブサイトでできるし。  もう一つはRebalanceをする提案書。 Fund(投資信託)をいろいろ提案してくれたのだが、提案するFundの数多すぎ。 こっちもウェブサイトで自分でできる。。。。。ような気がする。 Asset allocation、一体どのくらいの頻度でするものか、ついこの前 New Englandファイナンス勉強会のメーリングリスト でも質問した。その後Fidelity investmentsのペ

祝 カウンター20000突破!

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カウンターが20000突破しました。 ついでにお知らせです。 私のブログは最初Yahooブログで始めたのですが、そろそろYahooブログの情報をBloggerに写そうかと思います。 私は過去に書いたブログをチェックしながら新しい文章を書くのですが、Yahooブログの検索機能がきちんとしていないため、自分の書いたブログが見つからない(笑)。 そういう理由で移動させます。 移動させる欠点としては、RSS feed(Google readerとか)で読んでいる人は、昔のブログも読む羽目になるか(も?)と思いますが、少しずつ移動させるので、「これ昔読んだ!」と言わずに付き合ってやってください。 そんなこんなブログですが、まだまだネタはつきないので、どうぞ皆様よろしくお願いします。 今日の教訓 カウンター20000突破しました。 過去のブログ ・ 祝! 5000突破!  文章を書くこと

外から見える自分

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まったく、おそろしい世の中になったものである。 この前ある人から「はじめまして」というメールをもらった時に、さくっと私の業績について触れていた。 さくっと! 私の業績調べたんですか。。。。。。 あるいは、研究者のためのネットワーキングの会で「仕事の関係でいろいろな大学のHPを見ていたら、Kayさんの名前を見つけたんですよ!」と言われたりする。 名前(First name, Last name)を PubMed に入れれば、生命科学系の研究者の業績は一目瞭然である。同業者であれば、論文を発表した雑誌の質から、研究の内容から、どこで何をやっていたか、何から何から、全部わかってしまう。Googleで検索してみたらHPに行き着く。 ちょっと興味がある人の業績や研究は、すぐに検索して調べてしまう、そんな時代になってしまったのである。 インターネットが無かった時代には、そんなことは無かったに違いない。 涙 こういうときは気を取り直して、「外から見える自分」をどうにかせねばなるまい。  まず Google英語版 で、自分の名前を英語で検索してみる。 前にGoogle検索した時は Facebook (お遊び用SNS)がトップに来るという、誠にいただけない結果になったためFacebookを停止した。 今回は LinkedIn (ビジネス用SNS)がトップに来た。 本当にトップに来た。 非常によろしい。 そして、しばらくしてから私の書いたレビュー登場。 非常によろしい。 さらに、前からなんとなく気になっていた BiomedExperts に加入した。 このウェブサイト(無料)は、発表論文の情報に基づいて、Co-authorは誰であり、分野は何であり、何を主に使って研究しており、Co-authorは誰と一緒に共同研究しており、発表論文うちFirst authorとLast authorはチェックを入れる、という風に、いろいろ調べてくれる。 加入しなくっても、勝手に調べてくれる。 それが証拠に名前とBiomedExpertsとGoogleに入れると、メンバーでなくても情報が出てくる。 「名前」がキーなので、同姓同名の多い日本人は不利なのである。 私も日本の時の論文しか情報が入っていなかったので、加入してしまい、ドイツの時の論文とボストンの論文情報を全部入力した。なんかすっきり。  しばらく

TOEFL iBTの結果

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BanffのKeystone meetingから帰ってきたら郵便受けにTOEFLからの手紙が入っていた。結果は非常にクリアでわかりやすい。 iBT(internet based test) 結果発表! Reading(読む) 自分の設定した合格点達成  Listening(聞く) 自分の設定した合格点達成 Speaking(話す) 論外にへにゃへにゃ  Writing(書く) 改善の余地あり ということで、Input(入力)は大丈夫だがOutput(出力)はまだダメ。 WritingとSpeakingを重点的に勉強すればいいのだ! ということがわかった。 ある意味ReadingとListeingは別に勉強しなくてもいいのかも! それでも Eldest (ファンタジー小説)今読んでるし、 BBC NewsPod も Nature Podcast も Science Podcast も聞いてるけれど。 いいもの見つけた。  駿台留学センター 留学試験対策講座 TOEFL iBT  (やっぱりこういうのは、予備校が強い) 2005-2006年  日本人平均65点。 全世界平均79点。 大学学部留学レベル 79-80点 私の点は全世界平均点よりかは上。  つまり 「学部には留学できるレベル」らしい。 どこの大学かは知らないけど(笑)。 もちろん学生の時に受けたPBT(paper based test)の点よりは上昇している。 海外生活すると、私みたいに英語が嫌いで嫌いで仕方がなった人でも英語が良くなるようである。 祝! そんな「へにゃへにゃの英語」で、1時間のセミナー(50分間パワーポイントを使いながらしゃべる+10分質疑応答)が出来るということは、我ながら度胸があるということか。それとも内容が聞く価値があれば、多少英語がまずくっても人は我慢して聞いてくれるということか。。。。。 あるいは聞く価値なくって寝ているか。。。。。 また5月にセミナーするし。 今日の教訓 今後はWritingとSpeakingを重点的に勉強することにする。 どの英語コースに行こうかしら? 過去のブログ ・ TOEFL受けてきた  TOEFL iBTの感想 ・ 2つのセミナー、つつがなく終了  2008年11月にドイツで昔の同僚の前でセミナーをしたこと

New Englandファイナンス勉強会 4月の勉強会の宣伝

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私は New Englandファイナンス勉強会 で、ファイナンスの勉強をしている。 幹事もやってみていたりする。4月の幹事は別の人で、トピックは「アメリカの健康保険のしくみについて」 「おお、これは大事だ! プロ研の4月の勉強会は、ファイナンス勉強会に便乗ということにしてしまおう!」というセコイ考えにより、その幹事に連絡した。(←要するに、学会とかで忙しかった) そしたら条件つきでOKをもらった。その条件は、 私の個人のブログで宣伝すること 。 なんじゃそりゃ、プロ研のブログじゃないの?という突っ込みを入れたくなるのだが。 それと同時に、そんなにボストン近辺のいろんな人が見てるのか!っていう話もあるが。でも、学会のブログ書いたら、「学会充実していたみたいですね」とか言われたりするし、一応効果があるのかもしれない。 前置きはさておいて、本題に入って。(何を書こうかしら?) まず、 第36回ファイナンス勉強会 から引用 「PCPって何?」「アメリカの健康保険って複雑でよく分からない」「どうしてこんなに保険料が高いの?」「保険に加入したいのだけれど、日本とぜんぜん違うのでどれを選べば良いのか分からない」などとよく耳にします。期間が限られているアメリカ生活の中でも、アメリカの医療に関わらなくてすむ人は、ごくわずかではないでしょうか? 「お医者さんに見てもらいたいのだけれど、 まず何をしたらいいの?」といった素朴な疑問に応えるべく、「 アメリカの医療保険がどう成り立っているのか」、「 アメリカと日本の保険がどう違うのか」を、 アメリカの健康保険会社で働いた経験と知識を活かして皆さんにわ かり易くお伝えしたいと思います。 アメリカの保険制度を知ることで、「 必要な時だけにお医者さんにかかる」という観点から、「 医療保険サービスを上手に利用する」 といった新たな保険の利用概念を皆さんと一緒に考えていきたいと 思います。 引用終了。 そーいやー、この前私のPCP(Primary Care Physician かかりつけ医)に見てもらったのはいつだったっけ? 一年に一回ぐらいは「こんにちは!」と言いに行かないといけない。その時は会ってくれるが、その他はなかなか会えない気がする。 一年ぐらい前にアレルギー性結膜炎になったときも、電話をかけて症状を説明したら「薬局でOTC (Over t

マック欲しい

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昨日(金曜日)は、ドイツ語ではKarfreitag(日本語「聖金曜日」)と言って、キリストが死んだ日らしい。 肉を食べてはいけない日。 魚は食べてはいいらしい。 「なぜ!」と突っ込みたくなるが。 日曜日はドイツ語ではOstern(日本語「復活祭」)。 私の記憶が間違いなければ、ドイツでは木曜日から日曜日までは4連休! さて本題に入って。 Keystone Meeting学会から帰ってきたら、研究室にiMacが届いていた。 ボスに「このソフトを使うには、Macのほうがいいんだ!」と言い張って買ってもらった一番安いMac。 どうせコンピューターなんか3年で時代遅れになるしね。 箱から出して電源いれただけで、感動。 なぜこんなにcool(クール)でCute(キュート)なんだろう! まだインターネットにもつないでないけど、一番肝心のソフトは入れた。 これだけで、私のマック買いたい熱が出てくるんですけど! うずうず。 しかも、Keystone meetingでは、スピーカーが全員マックでプレゼンテーションをしていて、リンゴマークが光っているラップトップがズラズラズラっと並んでいた。 一人としてWindowsのコンピューターを使っている人なんていなかった。 他の研究室のPIのところに遊びに行ってもマックがいるしー。 他の大学の研究室とのミーティングに行っても、みんなマックもってるしー。 なによりも、優秀な研究者が全員Macでプレゼンテーションしているしー。 私が優秀かどうかはさておき、Macを買って仲間に入れてもらわないと! 今のWindowsを3年以上使っているので、もうそろそろ買い時かしら?とか思っているのであった。 あと、ドイツや日本に帰るときにセミナーしたりするし。 そのときコンピューターを持っていくと疲れるので、もうちょっと軽いコンピューターが欲しいのであった。  New Englandファイナンス勉強会 にも、 プロ研 にも持って行くしね。 今の M45-S169 はディスプレイは15.4インチ、重さ6.2 lbs (約2.8kg)  私が欲しい(お財布的にも大丈夫)なMacBookはディスプレイは13.3インチ、重さ4.5 lbs (約2.04 kg) 今日の教訓 マック欲しい!

Keystone meeting @ Banff お遊び編

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さて、「 Keystone meeting @ Banff お勉強編 」の次に、お遊び編。 前にも行ったとおり、Keystoneはスキー学会である。 初めに考え出した人は絶対スキー(あるいはスノーボード)大好きだったのではないかと思う。 断っておくが、私だけがスキーをしに行ったのではない、偉い人達が学会一日前に到着したり、午後のセミナーを抜け出したりして、スキーをしに行くのである。リフトチケットは学会割引で手に入る。そして、夕方のセミナーにスキーウェアのまま登場する。日本人の科学者がスキーに行ったかどうかは不明だが。 私もスキーウェアを朝から着て朝のセミナーを聞き、昼から隣のラボのボスとスキーに行った。 その後帰って来てシャワーを浴びて夕方のセミナーを聞きに行った。 なので、会話はサイエンスの話かスキーの話であったりする。 私も知り合いの研究者の人に「スキーどこ行った?」と聞いてみたり。「明日も行くの?」と聞いてみたりする。筋肉痛になったとか、雪の質はどうだったとか。明日の天気はどうだったとか。私の同僚はHeli Ski(ヘリコプターでのスキー)に行ったので、行く前も行った後も話題をかっさらっていた。当然か。 では、お遊び編を始めることにする。 お遊びその1. まず、一個目のスキー場 Lake Louise 。 写真をクリックすると、大きな写真が出てきます。 スキー場とは、かくあるべき。 どこもかしこも雪でおおわれている。  適当に難易度の看板が立っていたりする。ときどきすごく危ないところにはネットが張ってあったり、「行くな」と書いてあったりする。 ぼけっと滑っているとブラック・ダイアモンド(上級者コース)に行ってしまったりして、非常に危険(笑)。だが、転んでも雪がやわらかいので、痛くないところが重要なところ。 ホテルに戻る直前に、ドイツにいたときの同僚とスキー場でばったり会う。 お遊びその2. Lake Louise(ルイーズ湖)に隣のボスのグループと一緒にお散歩。 凍っているLake Louise。この上を歩いて渡っていく。 一番奥にあった滝。 凍っている。 建物の向こう側に見えるのがLake Louiseのスキー場で、私は真ん中の白い山のてっぺんまで登ってすべり、同僚は左のほうの白い山まで登っていた。 お遊びその3. Fairmont Banff Spring

Keystone meeting @ Banff お勉強編

昨日Keystone meetingから帰ってきた。 今回の収穫。 1.2年前のKeystone Meetingに比べて、細胞質内RNA receptor(RIG-I, MDA)から、時代は inflammasome へ。 Keystone Meetingでは常にホットトピックの研究内容が発表されているので、自分がやっていることが時代遅れな気がしてしまう。ま、超ホットトピックに飛び込んでいくのも大変だが。 2年経てば今のホットトピックも時代遅れになるほど、サイエンスの移り変わりは早い。 Keystone meetingでの一流の人達に接すると「私もがんばろう!」と思うわけである。 2.私の昔の論文を読んでくれている人がいるらしく、「あなたの論文全部読んだわ」とか、言われた。(相手はScienceのFirst authorだったりする。) どーもどーも、ありがとうございます。  他にも「君の名前知ってるよ。○○○やってただろ」と言われて「私もあなたの名前知ってるわ。○○大学のグループでしょ。最近は何しているの?」という話になったりした。 他にも「はじめまして! ついに会えましたね!」と言われて、「あー、あなたが○○さん!」という話になった。 ドイツからボストンに移動したのに、私の名前を覚えていてくれるとは。非常に光栄である。  私も含めて、今はそれぞれが昔とすこしずつ違ったトピックをやっていったりしている。 3.ネットワーキング。 昔のドイツ同僚と話したりとか、なぜか私のことを覚えていてくれる一流科学者と話したりとか、新しい人に自己紹介したり、大変忙しかった。 今回もドイツ・ネットワーキングを駆使していたりする。 時々ドイツ語をしゃべる。 最近「なんちゃってドイツ語」をしゃべれるのは、とってもお得かもしれないと思う。だって、日本人でも外国人が片言の日本語でしゃべってくれたら、なんか印象いいでしょ? それでドイツ語を間違ってアメリカ人に使ってしまったりするのだが。 4. Nature のEditor(編集者)がKeystone Meetingに来ていた。 ドイツでのボスの一人に「あの女性は知ってるか」と聞かれて、「知らない。誰?」と聞くと「NatureのEditorだよ!」と教えてくれた。世界のサイエンスのトップジャーナルのEditorは女性だった。 恐れ多くて自己紹介