スーパーマン(Man of Steel)

このブログ、draft(草稿)として書いていたが、映画見てない人に悪いと思ったのか、ウェブサイトに出してなかったらしい。映画もとっくに済んだし、改めてだしてみた(笑)。

Man of steel(マン・オブ・スティール、意味「鋼鉄の男」)をこの前見てきた。 スーパーマン役はヘンリー・カヴィルと言って、イギリス人俳優で黒い髪で青い目。黒い髪は染めたのか染めてないのか不明。

本当に黒い髪だったら、レアものである。滅多に見ない黒い髪と青い目の組み合わせ。スーパーマンは異星人なので、ハンサムなのは当然のこと、レアものじゃなくっちゃ。子役の方が目がもっと青いので、そっちのほうが印象的で、それでやっと気づいたが。まー、目の印象のすごすぎはどう考えてもロード・オブ・ザ・リングのフロド役である。その後どの映画を見ても、「あー、フロドだ」と思うもんね。

まあそういうわけで、ハンサムで黒髪で青い目をアップで見たい女性方は、ぜひとも映画館までどうぞ。それにしても、昔「アメリカ的ハンサムはバットマンとかスーパーマンみたいなやつだ」とブログで書いていたが、バットマン役のクリスチャン・ベールはイギリス人、今回のスーパーマン役のヘンリー・カヴィルもイギリス人である。どこ行ったアメリカ的ハンサム?

スーパーマンのクラーク・ケントは電話ボックスで着替えてなかった。どこからともなく着替えて登場(笑) アメリカには最近電話ボックスないもんなー。日本にはあるけど。

さて、ここからはネタばれ、というか、興ざめなので、映画見る人は読まないように。

研究者を十ウン年もやっていると、映画を見ているときに突っ込みどころが多くなるのである。「あー、そんなことはあり得へん」とか、「それはちょっと無理」とかである。まー、別にいいといえばいいんだけれど、たまに科学者にちょっと相談するっていう訳にはいかないのかしらねー(笑)。

例えば地球中の電灯消したのに、テレビだけつけてみたり(笑)。
強力なエネルギーで地球をterraforming(テラフォーミング)をしてみたり。地球全体をテラフォーミングしてる割には車ぐらいしかジャンプしないのは何故でしょうねー(笑)。ってか、そんだけ技術があるなら、敵も何も地球をテラフォーミングしなくても、他の惑星にしても大丈夫でしょうが!

ついでに言うと、スーパーマンは地球の大気になじんでいたので、敵側の宇宙船の大気になじめず、血を吐いていたが、その後船内の大気を変えて、船に穴を開けてそこから地球に帰って行った。宇宙って大気ないんでは! そこで呼吸出来て飛んでるんだったら敵側宇宙船の大気ぐらい問題ないじゃん!

で、あとで敵側の科学者(?)がスーパーマンの細胞一つ一つがクリプトン星人1人ずつの遺伝子を持っている事を判明。敵側「殺してでもスーパーマンが必要」という結論になっていたが、私としては、「あー、さっき血はいてたじゃん!それをとりあえず回収したら!」と思っていたのであった。
その他突っ込みをあげるとキリがないのであった。

まー、ええけどさ。この職業だと、素直に映画も楽しめなくなるわな。

スーパーマンと敵とで大都市を一つ結構ボコボコにしていたので、私は”Leave us alone”(意味「私達(人間)をそっとしておいてくれる?」)と思ったが。最後30分ほど破壊しまくり。最後に「奴は地球を救った」みたいなこと軍人(人間)が言ってたが、いや、そんだけボコボコにしてたら、あんまり救ってないんちゃう(笑)。あなた、破壊力すごすぎよ。

映画みてないのにここまで読んでしまったあなた、映画館でブッと笑わないように。最初から最後までシリアスな映画なのである。

昔見たスパイダーマンがスパイダーマンになった経緯も結構突っ込みどころだったが、スーパーマンもなかなかだった。個人的にはこのスーパーマン・スパイダーマン・バットマンの映画でどれがいいかと言うと、圧倒的バットマンだな。もっとストーリーがきっちり出来てるし。

今日の教訓 よくぞあれほど壊しました。

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