Saturday, May 15, 2010

Boston Pops(ボストンポップス)

ボストンに住んで5年たって初めてボストンポップスに行った。ウィキペディアによると、
ボストン・ポップス・オーケストラは、ボストン交響楽団が夏のオフシーズンの間、音楽普及を目的としたポピュラーコンサートや音楽会で演奏するために編成を変えたものだが、基本的なメンバーはボストン交響楽団と同じである。」
 だそうである。なんでも今年はボストンポップス125周年記念らしい。

今回の指揮はJohn Williams(ジョン・ウィリアムズ)であった。なんか聞いたことある名前だと思ったら、映画音楽をいっぱい作成している人である。彼が作った映画音楽のリストはこちらをどうぞ。ウィキペディアによると78歳だそうである。

コンサートのタイトルは「Hooray for Hollywood」ということでハリウッド映画音楽である。

曲目
1. Sound the bells.
2. March from 1941
3. Excerpts from Close Encounters of the Third Kind
4. Two Pieces from Harry Potter
Hedwig's Theme - Harry's Wondrous World
5. Adventures on Earth from E.T. The Extra-terrestrial
6. Liberty Fanfare
7. Two Pieces from Superman
Love Theme - March
7. Love Theme from Cinema Paradiso
8. Three piece from Star Wars
The Imperial March - Princess Leia's Theme - Throne Room and Finale

このうち「Love Theme from Cinema Paradiso」を除いて全部John Williams作曲なのであった。。。。

さて、Boston PopsはBoston Symphony Orchestra(ボストン交響楽団)とオーケストラは一緒なのだが、形式は全然違うのであった。まず、シンフォニーに使うときの席は全部とっぱらってテーブルと椅子が導入される。ご苦労なことである。椅子がパイプ椅子なのはちょっといただけないが、客はワインと軽食を楽しみながら演奏を聞けるのである。ワインリストをのぞいてみたが、ボトルで30ドル前後から$200までのさまざまなワインがのせてあった。普通にグラスで頼むことも出来る。そして、さすがカジュアルなBoston Pops、映画音楽の途中で大きなスクリーンで映画のシーンまで見せてくれるのであった。曲の間でJohn Williamsがマイクでいろいろしゃべってくれる。映画音楽シリーズなので、家族連れも結構いた。

Close Encounters of the Third Kind」の時もスクリーンが降りて来て映画の場面を見せてくれた。なんか古そうな映画だなーと思って聴いていた。そしたらあるテーマが音楽の間でちょっと出てきて、それでその映画の日本語名を思い出した。「未知との遭遇(1977年公開)」である。この映画ではあるテーマとなるメロディーが出てくるのである。そして最後の方の場面で宇宙人と音楽で交流するのであるが、その時テーマとなるメロディーを使った変奏曲が印象的であった。よく考えたら映画音楽が単なるBGM(バックグラウンドミュージック)ではない珍しい映画かもしれない。それにしても「未知との遭遇」という日本語訳、英語名よりもいいじゃん。
そして、ETもそうであるが、昔の映画に出てくる宇宙人はフレンドリーだと思った。最近の宇宙人映画は地球攻撃派が多いと思う。もっとも最近の映画には宇宙人はあんまり出てこないかもしれないが。。。。

ハリーポッターやスーパーマンの曲も楽しんで、最後にスターウォーズの曲になった。The Imperial March(帝国マーチ?)の後で拍手をしているとき、前の席の方の子供がグリーンのライトセーバーを取り出して振り、他の観客の笑いを誘っていた。John Williamsもそれを見て、剣を振る真似をして笑っていた。お茶目な人である。

それにしても、シンドラーのリストのテーマもJohn Williams作曲だし、一体この人がいなかったら映画音楽はどうなっていたんだろうか。そして才能のある人が作曲した曲を、本人の指揮で聴けるというのは、なんと贅沢ななことであろうか。曲を順々に聴いてうちに、あまりの才能に背筋がぞくっとしたのであった。(クラシックオタクの友人はこういう演奏を「あまりの演奏に鳥肌が立つ」と言った。) ひさしぶりに「演奏が終わるのが残念だと思った」コンサートであった。前回は「マリス・ヤンソンスが指揮するロ イヤル・コンセルトヘボウ・オーケストラ」を聴いたときである。 ん?2年前?

今日の教訓 Boston Symphony Orchestra、クラシックよりも実はPops向きかもしれない。こっちのほうが断然面白かった。

過去のブログ
Royal Concertgebouw OrchestraとMariss Jansons(あまりの素晴らしい演奏に、魂抜けていた話)

5月18日 追加情報。 Youtubeのビデオを見つけた。

No comments: