風邪をひきました

風邪をひいてしまった。熱がでて長引いているから、たぶんインフルエンザなんじゃないかと思うが、昔から医者に行こうと思わない性格なので、家で寝てい る。

風邪でドイツのボスを思い出したこと。
日本では「偉い先生は冗談なんか言わない」なのは、常識だろう。
なので、ドイツのボスが冗談を言うのにはびっくりした。私はボスに「日本の教授達は冗談なんか言わないから、びっくりする」と言った。
喜んだドイツのボスは、私にことあるごとに冗談を言った。

ということで、風邪ネタ。

ドイツのボスが風邪をひいた。そのすぐ後で、私が風邪をひいたが、咳が出るだけで、熱はないので働いていた。
だが、その後研究室中の人達が高熱で寝込んでしまった。
それを見たドイツのボスは言った。
「You made a Japanese mutation!(お前日本変異型ウイルス作っただろう!)」

つまり、ボスからもらったウイルスを私が変異させて、ドイツ人にばら撒いたということ。
日本型ウイルス(?)なので、ドイツ人には新種であり、重症になったらしい。
今から2年前、鳥インフルエンザは中国あたりで、まだ鳥しか罹っていなかった時期の話。

また別の時に風邪を引いたとき。こっちはジョークの話ではないが。
私が「風邪ひいた」と言ったら、ボスは「ふむ」という顔をしたのち、何か探し始めた。
そして、クリーンベンチから滅菌済みのガラスピペットを取り出し、「口を開けろ」
いきなり診察。
そして、「喉は腫れてない。インフルエンザじゃない」と言った。
そっか、そういえばボス、日ごろ研究しかしてなかったから気づかなかったけど、実はお医者さんだった。
しっかし、ボスに診察してもらった日本人というのは、本当に珍しいに違いない。

このドイツボス、名言がいっぱいあるので、ひょっとしたら「ドイツボスと私」とでも題して文章書こうかしら。
もうすぐ退官されるとのことので、記念に渡すと喜ばれるかもしれない。

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