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Showing posts from April, 2006

イースターの卵

最近変な(面白い?)研究が日本で噂になっている。 「回転ゆで卵はジャンプする 慶応大教授ら、実験で検証」 http://www.asahi.com/science/news/TKY200604110436.html 4月12日付英王立協会紀要(電子版)に発表したとのこと。 日本にいたら気づかないだろうが、これ、実は非常にタイムリーな話題なのだ。 4月14日(金)から17日(月)まで、ドイツはイースター(復活祭)でお休み。 イースターでは、どこの地方かは不明だが、卵に色を塗って隠す。それを子供が探すのである。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E7%A5%AD には、きれいな卵の写真あり。 うーむ。 ついでにゆで卵を回してみたくなるではないか。 残念なことにドイツでは卵に色を塗らなかった。 そこで、アメリカはあまりイースターを祝わないが、たまたま友人のうちで卵をぬっていたので、アクリル絵で、一緒に卵に色を塗ってみた。(私に絵心全くなし) そのうち写真を載せるかもしれない。 今日の教訓 何事も実験

アメリカのねずみ−2

またまたアメリカのねずみについての話 研究室のフランス人が、時々「ねずみ捕まえたんだ!」すごく満足げに言っている。 しかしそれよりも「チーズだけなくなってる!」と言っている回数のほうが多い。 前から言っているように、ハーバード大学医学部(超優秀医学部)の近くのねずみなので、超優秀なのだ。(冗談) そこで勝手な説をたててみた。 2種類のねずみがいるとする。 1. 頭が良いねずみ 50% 2. 頭が悪いねずみ 50% この2種類のねずみが、家で走り回っている。 こまり果てた人間は、罠をかける。 そして、頭の悪いねずみのみ、チーズを取りそこねて死亡。 残るのは罠からチーズを取れる頭の良いねずみ。 1. 頭が良いねずみ 50% 2. 頭が悪いねずみ 0% チーズで生き残れた頭の良いねずみは、頭の良いねずみ同士でねずみ算式に子孫を作る。 遺伝子においても頭が良いし、親は子供に「こうやってチーズを取るのよー」とでも教育するだろう。 1年後は、 1. 頭が良いねずみ 100% 2. 頭が悪いねずみ 0% 罠にねずみはかからず、チーズのみ取られる。罠は無用の長物となる。 これをNatural Selection(自然淘汰)という。 本当か??? 実験やってみたくなってきたぞ。しかし役にたつのか? さて、友人(日本人)の部屋でねずみ事件が再び起こった。 ハーバード研究者とハーバードねずみの熾烈な(?)戦いである。 彼は粘着性ねずみ取りをあたり中にしかけ(私もかかった)、進入口を特定し、そこに自家製ねずみ返しを取り付けて、見事ねずみを撃退した。半年ぐらい前の ことである。 これを彼はMicro arrayならずMouse arrayと言って自慢していた(Micro arrayについて説明すると2時間ぐらいかかって面倒なので、説明しない。) しかーーーし!  ねずみも負けてはいなかった。 なんと彼の部屋にまた出没。 しかも壁に卵ぐらいの大きさの穴が! 「なんかねー、最近壁でガリガリ音がするんだよねー。たぶんねずみがかじってるんだねー」と前に言ってたが。 ねずみは自分で進入口を作ったらしい。 すげーーー。 「ショーシャンクの空に」とか、「モンテ・クリスト伯」とか思い出すよなー。 それとも最近こっち...

フェローシップ

今日は缶詰である。 だが、缶詰の効果が全然ないのは、ブログの更新度から見ても明らかである。 実はフェローシップをもらうための募集要項を書いているのである。 日本学術振興会 海外特別研究員 難関中の難関である。 去年ここに着たばかりのときに、書いて出した。 そしたら、一次審査に合格してしまった。(なぜ?) そのため、日本に一時帰国し、10分の面接で落とされた。 懲りずに今年も書く。 だいたい研究者は懲りないのである。すぐ諦める人は研究者になれない。 実験のうちの90%はゴミのようなもので、5%は使えるもの。 後の5%のために働くようなもんである。もちろんヒトによって%の差はあるだろうが。 最後の5%がドキドキするような結果だったら、研究者はまた気を取り直して実験するのである。 (といったら私のボスが納得するかどうかは、また別問題) さて、懲りずに書くが、今年の問題は、なんと日本語だった。 最近特に日本語がおかしい。 単語が浮かんでこないのであった。 ので、たまに英和をひいたりする。 これでは英語も日本語もドイツ語も出来ない、何者でもないやつではないかー!!!! だが、とにかくガリガリ書く。 さて、今は日本のフェローシップに応募しているのだが、アメリカのボスにも「フェローシップ探して下さい」とお願いした。 数日後、ボスは「一個見つかったよ」と分厚い紙束を持ってきた。 5年物のフェローシップである。 5年もいるんかい!と突っ込みたくなった。 読むだけでうんざりするような、分厚い紙束だった。 英語で書くんだよなー。大丈夫かなー?。 どうかなー? 日本語でも大変だしなー。 「その前に論文書かなきゃね」と、ボスは言った。 その前に実験しなければ、論文書けないよ。 うちの業界で超有名な人の言葉 Research is easy. (研究は簡単だ) Publication is hard. (論文を出すのは難しい) Getting funds is harder. (研究のためのお金を得るのはもっと難しい) 今日の教訓 懲りずに頑張りましょう

お里がしれますわー

研究室での同僚との話。 同僚A「テクニカルアシスタントの○○君、いやよねー。」 私「なんで?」 同僚B「だって、汚い言葉使うから。知ってる?しょっちゅうエフ、ユー、シー、ケーって言ってるんだよ」 なんのこっちゃかわからない人、F○CKです。 日本人でも知ってるあのファックです。 あまりに汚い言葉だから、そのままF○CKと言うのも嫌のようです。 ドイツから来て初めて気づいたことは、お育ちのよいアメリカ人は、汚い言葉を使わないということ。 使う言葉のレベルで、出身階級がわかるのである。 どおりでドイツにいたアメリカ人は、ドイツ人に「そんなことば使うな!」と注意していると思った。 アメリカは平等の国だと思ったら、大間違い。 ここにはれっきとした階級が存在している。それが言葉に表れるのである。 したがって、道端で叫ぶように話している兄ちゃん姉ちゃんらの英語は「下の階級」であり、研究室の同僚がしゃべる言葉は上流階級の英語。 お上品な人々は、ファックはもちろん、shit(クソ)も使わない。それでもたまに言ってるけど。 下品な英語をしゃべっていると、上の階級に入れてもらえそうにない。 例えば、グッド・ウィル・ハンティングでウィルが友達と使っている英語はお下品だ。。どうやってハーバード出身のマット・デイモンが手にいれたが不思議な くらい。 私にスラングを教えようという人はいっぱいいるが、いちいち英語の上品さを考えてると面倒なので、「汚い言葉を覚えるほど脳みその容量が無い」と言って、 お断りしている。 ドイツでは言葉の階級なんてものはないので、私の大ボス(本当に大大大ボス)は私の論文に向かって、 This shit paper is better than that shit paper.(このクソ論文はこっちのクソ論文よりも良い) と言って、私をずっこけさせていた。 ドイツ語のクソにあたるScheiseeも誰でもしょっちゅう言っていた。 今日の教訓 DVDから英語を学ぼうという人たち、映画のレベルにご注意を。英語がお下品すぎると仲間に入れてもらえない。 追伸: そういえば、私の知り合いのドイツ人は、「GTO(グレート・ティーチャー・鬼塚)から日本語学びました」と言っていたけど、それはマズイよ なー。

The fast and the furious 3 (ワイルドスピード3)

フランス人同僚が私に言った。 「ねえ、the fast and the furious知ってる?」 「うん、知ってる」(なぜ知ってるかは聞かないように) 「次の映画の場所、東京だって! The fast and the furious,TOKYO!」 「ええ! なんだってー!!!」 The fast and the furious(日本名「ワイルドスピード」)は、はっきり言えば、ストーリーもなんもないスカタンな映画である。 車をチューンアップして、公道でレースをするという映画。 しかし車好きには、たまらないと思う。 妹(シルビア所有)は、ワイルドスピード1も2も見に行ったそうだ。 1は私も見た。 出てくる車は日本車がほとんど。 安くって手に入りやすく、質がよくって改造しやすくって、ということなのだろう。途中で壊れちゃったらどうしようもないもんねー。 日本車の宣伝をどうもありがとうと言いたい気分だ。 それが嵩じて日本の東京まで来たってか。。。。 でも、東京の公道でレースするなよ!どこもレースする場所なんてないぞ。 しかも、若い奴らが車改造してレース始めちゃったらどうするんだよ!やりかねないぞ! 予告編を見てみた。 http://www.thefastandthefurious.com/main.html 見たところによると、メインの車は日産のフェアレディZ。 そうだよなー。そりゃそうだよなー。 しかも、日本独特の服装した「クールな」ねーちゃんらがたっぷり出てくる。 海外から見たら、ある意味東京はクールかもしれん。。。。一般的に日本人女性おしゃれだしー。 ニューヨーク行っても、流行の最先端という感じじゃないしな。 ボストンは私を含めて「芋のあつまり」だしな。。。。 6月公開らしいが、あまりのスカタン映画なので、誰も誘う気がしないぞ。 フランス人同僚と見に行くか。。。。。 それとも「すごくスカタンだよ」と言って誰かを誘うか。。。。。 んなことしてないで、「お給料頂戴」文章を書かねば。 今日の教訓 日本車最高! 追伸 いろいろインターネットを見た結果、driftはドリフト走行というもので、日本発らしい。 ちゃんと妹は知っていた。

歯の治療

やっと!歯の治療が終わった。 いつまでかかるねん!と突っ込みを入れたいぐらいだった。 11月10日治療開始。 3月29日終了。 合計二つをなおして、一つはプラスチックつめただけ、もう一つは問題のクラウンだった。 さて、合計いくらかかったでしょう。 524ドル! たっかー。 しかし、872ドルは保険でカバーされている。しかもプラスチック詰めただけのほうは全部カバーされてタダである。 つまり重症になると高くなるということ。 それにしても長かった。 今日の教訓 歯は早く治しましょう。 4月5日 歯の高さがあってないような気がするので(肩こるし)もう一度行って来る。

トイレの故障

今日仕事から帰ってきたら、名刺が一つ床に落ちていた。 部屋のマネジメント会社からだ。 "Water leaking into store. Pull toilet, fix, wax seal & bolts" つまりトイレから水がもれて、下のお店まで漏れたので、トイレをはずしてなおしたらしい。 さて! これは家主が払うのか、それとも私が払うのか? 家主に連絡してみるか。。。 一応(?)アパートの保険に入っているので、たぶん私が払うことになっても保障してくれると思うが。 ・・・・・・普通トイレなんか漏れないでしょ? と日本人は言いたい! 今日の教訓 やっぱりアパートの保険に入っていて良かった! 4月5日 研究室のアメリカ人にきいたところ、家主が払うそうだ。家主業はラクではないかも。