なんでアメリカ人がSUVとピックアップトラックに乗るか

引っ越しをするフランス人とアメリカ人との会話である。

アメリカ人「フランス人はどうやって、あんな小さな車で引っ越しをするんだ?アメリカは、みんなピックアップトラックを持ってるぞ。ボストンではあんまりいないが、田舎ではみんな一台ずつ持ってる」

フランス人「それで何を運ぶの?牛?(完全にバカにしてる)フランスで、そんな大きい車を持っていたら、駐車できないんだよ」

アメリカ人「アメリカでは全然大丈夫だ。例えば家具を買った場合に、そのまま載せて帰ればいい。そういう「もしかして」のために、アメリカ人はみんなピックアップとか、SUVを持つんだよ」

私「でも、そんなことあんまりないじゃん。でもその「万が一」のために、そんな大きい車を買うの?」

アメリカ人「そう! その「もしかして」俺は引っ越すかもしれない」のために、ピックアップトラックを買うの」

私「他の人の借りればいいじゃん」

アメリカ人「でも、人に頼むよりも、自分で持っていたほうがいいだろ。例えば、日本で、道路に誰かが捨てたきれいなクローゼットがあったらどうするんだ?ピックアップトラックがあれば、そのまま運んでいけるだろ。」

(「日本人は中古がきらいだから、あんまり拾わないよ」とは突っ込まなかった。)

私「でも、ガソリンいっぱい食うじゃん。ガソリン高くなってるのに」

アメリカ人「一般的なアメリカ人はガソリンが高くなったらピックアップトラックから小さい車に変えようとは思わないの。自分が悪いとは思わないの。他の人のせいにする。OPACのせいにする。」

それがアメリカ人の発想だそうだ。このアメリカ人、冗談なのか本気なのかわからん。たぶん冗談だと思うけど。

ピックアップトラックが走っているのを見たことはあるけど、何かが載せてあるのは今のところ見たことがない。ピックアップトラックって、日本のイメージで言えば農家の軽トラックみたいなもんかしら?
ボストンでもSUVに乗った女性が、一人で車を運転して通勤している。
なぜかというと、「大きくて安全だと思うから」らしい。ホンマかいな。

ちなみに、アメリカでよく宣伝しているFordのF-150は、CMでは古くなった小屋を引きずり倒したり、なんか「力持ちのイメージ」を出している。
そのFordのF-150のクラッシュテスト。比較対象はBMWのMini cooper

こえーーーーー。全然強くないじゃん。

今日の教訓 小さな車がアメリカで流行る日は、当分こない。

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