ウォール街のランダム・ウォーカー

ウォール街のランダム・ウォーカー」の英語版
A Random Walk Down Wall Street: The Time-Tested Strategy for Successful Investing (Tenth Edition)を読んだ。


2012年の1月に出た第10版である。書いた人は、昔ウォールストリートあたりで働いていて、その後教授になった人らしい。投資しているんだったら、読まなければいけないうちの一冊。。。。だと思う。冗談がきっつい人なのであった。「教授はアカデミックに貢献しないといけないので、どのくらい儲けているかの話はしてはいけない」とな。
それにしても、ふー。長い!

最初は面白かったのだが、途中で中だるみになってしまい、話がちっとも頭に入らなくなって(英語だし!)、最後の章でやっと頭に入りだして、Address bookだけ参考にした。

ふー。

何が面白いかって、最初のチューリップバブルの話である。チューリップ・バブルはウィキペディアによると、

チューリップ・バブル(蘭: Tulpenmanie、英: Tulip mania, Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、ネーデルラント連邦共和国(オランダ)で1637年に起こった世界最初のバブル経済事件である。オスマン帝国から輸入されたチューリップの球根に人気が集中し、異常な高値がついた。その後、価格は100分の1以下にまで下がり、オランダ諸都市は混乱に陥った。

だそうである。チューリップの種類によっては宝石、土地とか家とかと交換される勢いにまでなったらしい。今考えると「?」であるが、その頃はチューリップは非常によい投資と思われていたのである。で、誰も彼もがチューリップ投資をやるようになって、そのうちバブルがはじけた。誰かが間違えて球根を食べてしまったという話も面白いけど(笑)ついでにアレクサンドル・デュマの書いた「黒いチューリップ」という話を思い出して、Kindle Paperwhiteに入れておいた(笑)

さて、ランダム・ウォーカーに話を戻して。
日本のバブルの話とか。
インターネットバブルの話とか。
その後のアメリカの土地バブルの話とか。
延々延々とそういうバブルが来てはじけている歴史をずーっと書かれると、如何に株式市場(とかチューリップ市場とか)が、人間の欲がよってたかってバブルを作り出して、それがパーンとはじけて、その後懲りずに次のネタを探し出してバブルを作り出しているのである。人間というのは全然懲りない動物のようである。学習能力がないのか、なんなのだか。

株式市場というのは、どうもそういうところらしい。なので、実は数学よりも心理学が必要のようであった。ウォーレン・バフェットならともかく。他の人はチャートを診断する人、あるいは「他の人がどう行動するか」を考えて判断するそうな。。。なんですか、それは? この教授、冗談がきついので、授業で教えている学生にコインを投げて表だったら、上がる、裏だったら下がる、で株式チャートを書かせたらしい。それをチャート屋に見せたら「すばらしい!この株はなんだ!今すぐ買わないと!」と言われたらしい。コインを投げて作ったと言ったら、チャート屋さんはものすごく腹を立てたそうな。

そういうことで、株式市場はそういうところらしい。。。。。皆、もうちょっと考えて行動しているところだと思っていたのだが。。。あー、そう。

真ん中の章で、Standard deviationとかbetaとかいう話になって、ダレダレになってしまった。

ちなみに本は、一般人はindex型投資信託を買って、手広く株、債券、REITなどを買って、アロケーションを年に1回ずつ直せという話なのであった。この前FidelityのIndex型ファンドのリストを発見したので、検討しようかしら。この前からSpartan Total Market Index Fundに資金を移動し始めているのだが、次はREITかしら。。。。
最後のアセット アロケーションの円グラフがお役立ちである。

今日の教訓 それにしても長かった! 

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Two Income Trap

Comments

Stocks Tips said…
Great post!! Thanks for sharing.