Tuesday, February 13, 2018

Space X、車を宇宙に飛ばす その2

「Space X、車を宇宙に飛ばす」の続き。

The Falcon Heavy test flight included a copy of Isaac Asimov’s Foundation novels
いわく、この前のSpace Xが飛ばしたTeslaロードスターの中には、特別なものが入っている。それはアイザック・アシモフが書いた「ファウンデーションシリーズ三作!」
ファンデーションシリーズは私も大好きである。(ちなみにアイザック・アシモフは私が働いているボストン大学医学部のAssociate professorだったらしい)全部で7冊ぐらいあり、全部英語で読んだ。その最初の三冊が小さなquartz disc(水晶の記憶媒体)に入っている。指ぐらいのサイズのその記憶媒体が保存できる容量は理論上360TB。

360TB!!!!

ここにあるマックのバックアップ用のHDは4TBで、はるかに大きいですけど。

Optical Data Storage Squeezes 360TB on to a Quartz Disc—Foreverによると、13.8 billion years even at temperatures of 350oF(176oC)と書いてある。とてつもなく長い期間ですな。

とてつもないサイズのハードディスクが必要そうな友人に思わず連絡してしまった。
Visualizing the brain at the level of the connectome would consume nearly half the world’s current digital storage capacity (New York Times)
によると、
マウスの脳のマップを精密に記録するのに必要な容量は450,000 TB
人の脳のマップを精密に記録するのに必要な容量は1,300,000,000 TB
2014年時点の地球上の全部のハードディスクの容量は2,600,000,000 TB

このquartz discだったら
マウスの脳は1250枚。
人の脳は3600000枚?
まだ多いけど、マウスは可能?

この記憶媒体はイギリスのSouthampton大学のArch Mission foundationで作られたものらしい。Arch(アーク)はファウンデーションシリーズに出てくるプロジェクトで、人間の知識の全てを保存するという話。Arch Mission FoundationのWebページによると、

“The sum of human knowing is beyond any one man; any thousand men. With the destruction of our social fabric, science will be broken into a million pieces... But, if we now prepare a giant summary of all knowledge, it will never be lost.” ”
— Hari Seldon, Issac Asimov's Foundation

とな。

同じ様な記憶媒体は日立が2012年に作ったらしいがその容量は40MB。6年後には360TB。ものすごい技術の発展ですな。それにしても技術ってたまに飛躍的に向上するけど、その時必ずといっていいほど、あさっての方向からくるよね。既存の技術を向上したものではなく。

今日の教訓 ところで、宇宙人はファウンデーションシリーズ読むんで?

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Space X、車を宇宙に飛ばす

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