フランス人の英語
どの国の人も英語のある部分の得意不得意がある。 私のフランス人の同僚は、夕方に実験をしていて私に言った。 I am angry! (僕は怒ってるんだ!) で、私は Why are you angry?(なんで怒っているの?) と聞いた。で、彼の顔を見て気づいた。 前にも言ったとおり、フランス人は単語の最初のHを発音することが出来ない。したがって彼が言いたかったのは、 I am hungry!(僕はお腹がへった!) なのだった。 全然違う。 これがただの日本人の耳の問題でないか確かめるべく、次の日アメリカ人を捕まえて、フランス人同僚に「ねえ、昨日のやつ言ってよ」と言ったら, angry, angryと言っていて、アメリカ人は「はあ????」という顔をしていた。 もう一人のフランス人の女の子は、私の所に来て言った。 Do you have a plastic shit? もちろん私の顔は「はあ????」である。 ので、実際に何を欲しいのか見せてもらった。プラスティックで出来たシートだった。 つまり彼女は Do you have a plastic sheet? と聞きたかったのであった。が、shitは糞、あるいは「クソ!」の意味である。 彼女はsheetを練習しようとしてshit, shitと言っていた。 今日の教訓 どの人にも得手不得手があるものである。従って 日本人のRとLの発音も習得できたらいいが、出来なくてもそんなに気にしなくてもよい。 追加(2月3日) おとついボスとフランス人と一緒に実験の話をしているときに「アイヤー」と言うので、「?(わからん)」という顔をボスのほうに向けた ら「Higher(ハイヤー)」と言っていた。ボスに「なぜわかるの?」と訊くと、「いやー、慣れてきたんでね」と答えていた。おそるべし。