5周年記念

5年前の今日(2003年3月25日)ドイツのミュンヘンに飛び立ちました。(グーグルカレンダーに登録してある)

いやー、どう考えても、あの日が人生の分岐点ですねえ。

24日に大学の博士授与式に出席し、その場で生協でドイツ語の電子辞書(当時出たばっかり)を受け取り、下宿を引き払い、スーツケースとリュックを持って、関空行きのバスに乗り込みました。
そして、関空近くのホテルに泊まり、親と落ち合いました。

今だから暴露しますが、24日夜に乗った高速バスの中で、涙でてました。(誰も知らない事実。まあ、時効でしょう時効)。 今日思い出しました。

英語も通じない(というより私が英語をしゃべれない)国に行くという不安だったからか、知っているドイツ語が挨拶と基本的な食べ物の名前、Milch(牛乳)とかBrot(パン)とかなんとかぐらいだったからか、不明ですが。
それとも、「ついに外国に一人で行ってしまう」と思ったからか、「これから全く新しい未来が開けている」という興奮だったのか、よくわかりませんが。

なんたって、女は感情がたかぶってくると涙が出てきますんで。(笑)

ホテルで親と落ち合ったときは、そんなことは露ほども思っていなかったし、たぶん次の日の親と別れるときは、「じゃねー!」と言ってスタスタとスーツケース引きずって行ってしまったのではないかと思います。親に聞いてみないとわからないけれど。
今思えば、誰も「つらかったら帰っておいで」なんてことは言いませんでしたね。 私も「つらかったら帰るわ」なんてことは思いませんでした。 「当たって砕けろ」ぐらいは思っていましたが。

5年後、ドイツからなぜかアメリカのボストンなんてところにいて、「5周年だ!」と祝杯をあげてしまったりしているのでした。 どう考えても、あの日が分岐点です。 ドイツに飛び立ってしまったあの日から、人生は楽しいこととありえないことの連続です。

今日の教訓 そーゆーことで、ドイツ入国してから5周年記念なのでした。

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