愛すべきアメリカ居残り組の人達

この前の日曜日(3月23日)、濁酒(どぶろく)研究会に入会してきました。
入会ついでにIntershellに買出し行って来て、みなで海鮮を楽しみました。
その様子は友人のブログ(こっち)にくわしく書いてあるので、ここでは書かないです。

最近気づいたことです。
アメリカで生き残っていくための条件は、ずうずうしいことかもしれません。
優秀であるには越したことはありませんが、英語がしゃべれるに越したことはありませんが。

Intershellに行ったときに、○○夫妻の奥さんに「生鮭一匹買ってきてください!」と、お使いを頼まれました。
なんたって、鮭まるまる一匹です。 いくら安いとはいえ、70ドルもします。 どぶろく隊長が心配して、電話をかけたところ、○○夫妻の奥さんのほうはこう答えました。

「買ってください。大丈夫です。余ったら□□夫妻に売りつけますからーーーー。(ほほほ)」

う、売りつけるんですか?
もちろん、その後□□夫妻は、喜んで売りつけられていました。

さて、会が始まり、みなで海鮮を堪能して飲んでいい気分になったころ、グラント(研究費)でコンピューターを買うとかそういう話が始まりました。 
そしたら、ある奥さんが旦那さんにこう頼みました。
「ねえ、掃除機買ってー」
う、グラントで掃除機買うんですか? どうやってこじつけましょう? お掃除ロボット ルンバなら、なんとかこじつけれるかもしれませんが。。。。。 それでも結構難しくないですか?

さらに話が妙なほうへ発展して、「濁酒研究会でグラントを取るには」なんて、とんでもない話になりました。Science Museumを通じて、NSFにお願いするそうです。(もちろん冗談です)

目的「お酒の造り方を通じて、アルコールとはどんなものであるかを教育し、それによってアル中を減らす」
・アル中の人がアメリカで何人いるかを具体的に言う。
・それは、アルコールに対する理解が足りないせいだということにする。
・そこで、どぶろくによるアルコールの作成を通じて、教育を行う。
・教育をした人の数年後のアル中の人が、する前に比べて何%減ったかで達成度をはかる。ここで「何%」はちゃんとした数字を出さなければいけません。

だそうです。もう、ひどいこじつけですが、グラントの書き方のセミナーを金曜日に受講した直後だったので、全くその通りに進めていくやり方に一人で感心していました。

どぶろくでもグラントが書けるぐらいになったら、アメリカでAssistant professor(日本の助教と同じぐらいのランクだが、自分のラボを持ち独立して研究できる人達)になれるのかもしれません。

頑張ろうっと。

今日の教訓 やっぱり、アメリカで生き残るには、ずうずうしくないとね。

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