ボストンに町家!
Boston.comの記事、「25ドル以下で楽しめる25個のこと」を見ていた。その25個の最初のイベントであるChildren's Museumの記事に、なんか日本風の建物が!
なぬ!なぜこんな所に日本の家屋?
さっそくウェブサイトに行って調べてみると、なんとChildren's Museum Boston(ボストンの子供のための博物館)には京都の町家があるらしい。 京都とボストンは姉妹都市であり、記念に京都がボストンに町家を送ったとのこと。
京都の町家についてはこっち。ボストンにある町家は100年以上たっているらしい。しかも2008年に畳を張り替えたらしい! 新品の畳! 畳!
で、Boston.comのウェブサイトによると、
Every Friday night from 5 p.m. to 9 p.m., The Boston Children's Museum hosts "Target $1 Friday Nights."
つまり、金曜日の夕方5時から9時まではボストンのChildren's MuseumではTarget(お店の名前)がスポンサーになって、$1(約100円)で入場できる。
一応Children's Museumのウェブサイトでも調べてみた。確かにちゃんとあった。
Target $1 Friday Nights
ということで、子供でもないし、子供もいないのにChildren's Museumに行って来た(笑)。通常は$12なのだが、金曜日の夜なので、本当に$1だけ払って入場。子供がいないとPhotoID(写真付き身分証明証)を請求されるので、期限の切れたMassIDをあずけて入場。で、本当にあった、日本の「京の町家」。夜8時まで。
家に入るときは本当に靴を脱ぐ。当然と言えば当然だけれど、ガイジンが靴ぬいで、下駄箱に靴入れて家に入るのをみるのは面白い。ちゃんと日本人のガイドがいて、町家がどんなものかを説明していた。しかも日本語の絵本までおいてある(Children's Museumだし)。
ガイジン(日本人じゃない人)と行ったので、全部じゃないけど、英語で一応(????)説明した。
玄関「ここで靴脱いで上がるの。そこ靴であがっちゃダメ! そこ靴下で降りちゃダメ! 靴は脱いだ後そろえるの」
友人「ふーん。靴脱ぐところがはっきり分かれてるんだねー」その通り!
私「床の間はうーんと、絵と花を飾るところ」
「仏壇はえーと、先祖にお祈りするところ」Pray(お祈り)を間違えてPlay(遊ぶ)と発音してしまい、混乱をまねく。
お風呂は深いお風呂をどうやって使うかを説明。外で身体を洗って湯船につかること、だから昔海外旅行に行った人達が湯船の外で身体を洗ってしまい、水浸しにした話も行った。ついでにLost in translationで主人公の男性がシャワーヘッドが低くて苦労している場面まで説明。
箱庭まであった。
キッチンもあった。
布団もしいてあった。私「ドイツのボスが旅館に泊まったんだけれどね。痛くって寝れなかったって」
ちゃんと神棚まであった。狐(お稲荷さん)がまつってあった。友人に「あれはネコ?」ときかれる。
私「違う、あれは狐」
友人「なぜ狐なの?」
私「。。。。。。。。。」お稲荷さんの意味って一体何?
床の間の説明はガイドのお姉さんにしてもらった。ホスト(家の主人)と上座下座の説明まで受ける。床の間の一番近くが上座なのは知っていたけれど、上座の意味なんて知りませんでしたー。上座に座った人は、床の間の絵とか花とかと一体になって下座の人から見えるようになっているらしい。ふむ。勉強した。
町家をボストンに持ってくる時、大工さんが京都で家をきれいに分解した。持って来て組み立てて出来上がらなかったら困るからだと思うが、一旦家を向こうで組み立てて、そしてボストンに持って来て、6ヶ月かけて6人の大工さんが組み立てたらしい。一旦日本で組み立ててチェックしたところが、なんとも日本人!
日本のものを保存している部屋みたいなのが見えるようになっていた。いろんなひな人形があったので「これはね。女の子のためにあって、3月3日に飾るんだよー」
友人「遊べるの?」
私「いや、遊べない。ただの飾り」(ひな人形ではなぜ遊べないのかなんて、考えたこともなかったよ)
友人「スヌーピーの(ひな)人形もあるよ。あれもtraditional(伝統的)なの?(笑)」
私「もちろん違うよ」
私「あっちの人形は男の子用で、5月5日に飾るの」
結婚式用の着物(打ち掛けというらしい)も飾ってあった。
友人「なんか大きくない? これ引きずって歩くの?」
私「違う! 」
と、ここまで書いて、ちゃんと調べたら打ち掛けは床を引きずるらしい。。。。勉強になるわ。。。。
$1で行く価値十分あり! 写真を撮るのを忘れた。残念。$1だし、また行こうかしら(笑)
さて、その後子供じゃないのにChildren's museumの中をうろうろした。いろんな面白そうなものがあったが、残念ながら大人なので子供のおもちゃを奪って遊ぶわけにも行かないのですごすご帰って来た。特に自分のまわりにシャボン玉を作るの、私もすごくやりたかったんだけれど。どこかのボストンの博物館でないかしら? 大人がやっても怒られないところで。
Children's Museum大人の日とか、作ってくれないかしらー?
町家の話に戻るが、実は京都では減少中なのであった。今は「町家カフェ」とか、「町家に滞在する」とかがあるはずである。日本人よりも外国人のほうが興味が高いらしく、Wikipediaの英語版Machiyaは日本語版の京町家よりも長いのであった。Goethe Institutでドイツ語を習っていたときも先生(当然ドイツ人)が「町家がなくなるー」と嘆いておられたのであった。聞いていた私は当然「町家って何?」と思っていたのだが。
それにしても、町家に滞在するのは面白そう! 今度京都に遊びに行ったときは滞在しようっと。
今日の教訓 $1で行く価値十分あり!
過去のブログ
・Anime Boston ボストンでアニメの学会(?)があったこと
なぬ!なぜこんな所に日本の家屋?
さっそくウェブサイトに行って調べてみると、なんとChildren's Museum Boston(ボストンの子供のための博物館)には京都の町家があるらしい。 京都とボストンは姉妹都市であり、記念に京都がボストンに町家を送ったとのこと。
京都の町家についてはこっち。ボストンにある町家は100年以上たっているらしい。しかも2008年に畳を張り替えたらしい! 新品の畳! 畳!
で、Boston.comのウェブサイトによると、
Every Friday night from 5 p.m. to 9 p.m., The Boston Children's Museum hosts "Target $1 Friday Nights."
つまり、金曜日の夕方5時から9時まではボストンのChildren's MuseumではTarget(お店の名前)がスポンサーになって、$1(約100円)で入場できる。
一応Children's Museumのウェブサイトでも調べてみた。確かにちゃんとあった。
Target $1 Friday Nights
ということで、子供でもないし、子供もいないのにChildren's Museumに行って来た(笑)。通常は$12なのだが、金曜日の夜なので、本当に$1だけ払って入場。子供がいないとPhotoID(写真付き身分証明証)を請求されるので、期限の切れたMassIDをあずけて入場。で、本当にあった、日本の「京の町家」。夜8時まで。
家に入るときは本当に靴を脱ぐ。当然と言えば当然だけれど、ガイジンが靴ぬいで、下駄箱に靴入れて家に入るのをみるのは面白い。ちゃんと日本人のガイドがいて、町家がどんなものかを説明していた。しかも日本語の絵本までおいてある(Children's Museumだし)。
ガイジン(日本人じゃない人)と行ったので、全部じゃないけど、英語で一応(????)説明した。
玄関「ここで靴脱いで上がるの。そこ靴であがっちゃダメ! そこ靴下で降りちゃダメ! 靴は脱いだ後そろえるの」
友人「ふーん。靴脱ぐところがはっきり分かれてるんだねー」その通り!
私「床の間はうーんと、絵と花を飾るところ」
「仏壇はえーと、先祖にお祈りするところ」Pray(お祈り)を間違えてPlay(遊ぶ)と発音してしまい、混乱をまねく。
お風呂は深いお風呂をどうやって使うかを説明。外で身体を洗って湯船につかること、だから昔海外旅行に行った人達が湯船の外で身体を洗ってしまい、水浸しにした話も行った。ついでにLost in translationで主人公の男性がシャワーヘッドが低くて苦労している場面まで説明。
箱庭まであった。
キッチンもあった。
布団もしいてあった。私「ドイツのボスが旅館に泊まったんだけれどね。痛くって寝れなかったって」
ちゃんと神棚まであった。狐(お稲荷さん)がまつってあった。友人に「あれはネコ?」ときかれる。
私「違う、あれは狐」
友人「なぜ狐なの?」
私「。。。。。。。。。」お稲荷さんの意味って一体何?
床の間の説明はガイドのお姉さんにしてもらった。ホスト(家の主人)と上座下座の説明まで受ける。床の間の一番近くが上座なのは知っていたけれど、上座の意味なんて知りませんでしたー。上座に座った人は、床の間の絵とか花とかと一体になって下座の人から見えるようになっているらしい。ふむ。勉強した。
町家をボストンに持ってくる時、大工さんが京都で家をきれいに分解した。持って来て組み立てて出来上がらなかったら困るからだと思うが、一旦家を向こうで組み立てて、そしてボストンに持って来て、6ヶ月かけて6人の大工さんが組み立てたらしい。一旦日本で組み立ててチェックしたところが、なんとも日本人!
日本のものを保存している部屋みたいなのが見えるようになっていた。いろんなひな人形があったので「これはね。女の子のためにあって、3月3日に飾るんだよー」
友人「遊べるの?」
私「いや、遊べない。ただの飾り」(ひな人形ではなぜ遊べないのかなんて、考えたこともなかったよ)
友人「スヌーピーの(ひな)人形もあるよ。あれもtraditional(伝統的)なの?(笑)」
私「もちろん違うよ」
私「あっちの人形は男の子用で、5月5日に飾るの」
結婚式用の着物(打ち掛けというらしい)も飾ってあった。
友人「なんか大きくない? これ引きずって歩くの?」
私「違う! 」
と、ここまで書いて、ちゃんと調べたら打ち掛けは床を引きずるらしい。。。。勉強になるわ。。。。
$1で行く価値十分あり! 写真を撮るのを忘れた。残念。$1だし、また行こうかしら(笑)
さて、その後子供じゃないのにChildren's museumの中をうろうろした。いろんな面白そうなものがあったが、残念ながら大人なので子供のおもちゃを奪って遊ぶわけにも行かないのですごすご帰って来た。特に自分のまわりにシャボン玉を作るの、私もすごくやりたかったんだけれど。どこかのボストンの博物館でないかしら? 大人がやっても怒られないところで。
Children's Museum大人の日とか、作ってくれないかしらー?
町家の話に戻るが、実は京都では減少中なのであった。今は「町家カフェ」とか、「町家に滞在する」とかがあるはずである。日本人よりも外国人のほうが興味が高いらしく、Wikipediaの英語版Machiyaは日本語版の京町家よりも長いのであった。Goethe Institutでドイツ語を習っていたときも先生(当然ドイツ人)が「町家がなくなるー」と嘆いておられたのであった。聞いていた私は当然「町家って何?」と思っていたのだが。
それにしても、町家に滞在するのは面白そう! 今度京都に遊びに行ったときは滞在しようっと。
今日の教訓 $1で行く価値十分あり!
過去のブログ
・Anime Boston ボストンでアニメの学会(?)があったこと
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