Sushi
研究室の近くのすし屋に大ボスに連れられて行って来た。 Sushi & wine shop「Seiyo」 http://www.seiyoboston.com/ 中国人経営のすし屋である。 実はこのすし屋、4日前に友人と一緒に行って来たばかりだった。 その時の感想は、「おいしくない! ネタが乾燥してる! やっぱり日本のおいしい寿司が食べたいねー!」というものだった。 今日誘われて、「うーん、日本のほうがやっぱりおいしい」とかいいつつ、ついて行った私である。 今日の感想は、「なるほど。悪くないじゃない」というものだ。 さてなぜか? この前は、きちんとした寿司を頼んだ。 きちんとした寿司というのは、シャリの上に寿司ネタが乗っているやつ。 こうすると、ネタとシャリで勝負することになる。もちろん、日本人の舌(しかも海の近くで育った私は新鮮な魚にうるさい)に合わない。 今日みんなで頼んだのは、巻き。 これは全く別物だ。かっぱ巻きとか鉄火巻きとか、そういうシンプルなものではない。 例えば、カルフォルニア巻きは、日本ではお目にかかれない品物だが、結構おいしい。カニ(カマ?)とアボガドとキュウリを巻いている。 今日のメニュー。 Alaskan Maki サーモン、キュウリとアボガド Una-Avo Maki うなぎとアボガド巻き Teriyaki whitefish Maki 白身魚の照り焼きにスパイシーマヨネーズとホタテ貝柱巻き Dragon Maki 海老のてんぷらとキュウリ、貝割れ大根をうなぎとアボガド、とびこで巻いたもの Red Dragon Maki スパイシーなツナをマグロ刺身とねぎで巻いたもの この手の、日本にはありえない巻きが28種類ある。スパイダー巻き、キャタピラー巻き、アリゲーター巻き。。。。。 これらのものは、ネタとシャリで勝負しない。 口に入れたときの絶妙のハーモニーで勝負しているのだ。 どう考えたって、日本以外のところで、安く新鮮なネタを手に入れるのは不可能だ。 もちろん、日本人並みの寿司を作るのも大変だろう。 そしたら、日本人には思いつかない方法で、味で勝負するしかない。そのへんに、料理人の心を感じた私であった。(正確に言うと、作っている人達はバイト君 達だと思うので、メニューを考えた人)