ラスベガスとグランドキャニオン2

ラスベガスとはすごいところだ。
どこに行くにもカジノを通っていかなければいけない。
まず、飛行機から降り立ったとたん、空港内にカジノ。
泊まっているホテルからモノレールに乗って違うホテルを見物しようとする。
まず泊まっているホテルのカジノを通過してモノレールの入り口に入る。
そして、モノレールから降りるとすぐカジノがあり、それを通過して道に出て、目的のホテルの入り口から入るとまたカジノ。
カジノカジノカジノ。
カジノだらけ。

もちろんカジノのテーマは「いかに客からお金をぶんだくるか」ということである。
例えばスロットマシーン
「7」とか「Bar]とかいう文字や絵をあわせればいい。
まず、お金を入れる。
バーを下げる。するとぐるぐる回りだす。
ボタンを一回だけ押すと、全部勝手に止まる! 止まるなー!
私はてっきり3つ別々に止めれると思っていたのだが。全部勝手に止まる。機械のおもむくまま。
しかも、これまた知らなかったのだが、文字や絵の間で止まるんだね、あれ。
つまり白い場所でも止まるのである。
でも白い場所で止まったら、文字や絵があわさる確率は、純粋に半分に減る。
1ドル入れてやる気がしなくなった。

機械のポーカーもしてみたが、止めた。

友人がブラックジャックが一番勝つ確率が高い(ということをどこからか噂できいてきて)、やってみようということになった。
しかも自分で必勝法を編み出したといった。
もし親(カジノのディーラー)と自分が同じ確率で勝つとして、どういう風にお金をかけていけば、儲けられるか。それを考え出したと言い出したのである。
友人も私も理系なので、その必勝法が正しいのかどうか、こともあろうに二人で計算を始めてしまった。(理系バカ)
何も計算なんてラスベガスでしなくてもいいのであるが、始めてしまったら終わらない限りゲームをはじめる気なんてしないのである。

結論
ありとあらゆるディーラーの手を迎え撃って100ドル稼ぐには、3ドルブラックジャックの場合で1300ドル以上のご予算が必要。(ちゃんちゃん)
しかもMinimumとMaxの掛金の差は200倍以上が必要である。
ということで、「なぜ掛金のMaxが存在するか」の意味までわかったわけである。

その結論を元に、なんとトランプを買ってきて検証してみた。(うーむ、やっぱりバカ?)
検証の結果、「一応できるかもしれないけど、こわいよねー。やっぱりカジノが儲けるようにできてるんだねー。」という結論に落ち着いた。
そりゃそうだ。どこかが間違っていたら、1300ドルが消えてしまう。

私はコンピューターのブラックジャックで20ドルを5分ですった。
友人は、検証の結論をわかっていても、どうしてもテーブルに座ってディーラーとブラックジャックをしたいらしく、3ドルからできるブラックジャック を最後の日にして楽しんでいた。
ここでも結論。コンピューターよりも人間のほうがお金の無くなる速度が遅い。(つまり同じお金で長い間楽しめる)結局10ドル減っていたが30分ぐらい、 ディーラーとしゃべり、隣の兄ちゃんと盛り上がっていた。

結局もうちょっと練習しようということになり、チップとトランプを買ってボストンに戻ってきた。
(しかももっと安くていいチップを、今日ボストンの薬局で見つけた)

カジノは日本人からみたらゲームセンターみたいなところだ。
ちょっとお金のかかる(?)ゲームセンター。
その証拠に、ゲームセンターもあって、友人とダンスダンスレボルーション(日本語表示)をし、エアーホッケーをして勝った。

ちなみにカジノの天敵は大学教授である。
http://www.kinmirai-net.com/
Googleで検索しても、こんなあやしいのしか出てこなかったので、もしもっとマシな情報があったら通報してくだされ。
私が誰かから聞いた話では、どっかの数学教授がカジノの必勝法を編み出した。
彼はラスベガスで儲けまくった。ラスベガスは来ないように言ったが、教授はそれでも来ては儲けた。
命を狙われても教授はラスベガスに来て儲けまくったので(この辺がアメリカらしいと言えばらしい。噂か?)、困ったラスベガス側はルールをやや変更したと のこと。

今日の教訓 カジノはお金を無くしに行くところ。

追伸 一番安い3ドルブラックジャックはモノレールの北の端、Saharaというホテルにあるので、テーブルに座ってみたい人は行って下され。

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