いやはやー、新しい時代になったもんだ

と、一人で勝手に思っている。が、一人で思っていてもしょうがないのでちゃんと説明しよう。

Nikkei netによると、東電の株主総会が今日あるそうである。(っていうか、今やってる?)
なんでも今までにない出席率だそうで、私も株持っていて関東にでもいたら、仕事休んで野次馬に行きたいところである。(私は、歴史的事件の野次馬は大好きなのであった)
6月10日の記事によると、東電の株主402人が原子力発電事業の撤退提案したらしい。株の投票権(?)みたいなものは、持っている株の数で決まるだろうから、402人がどれだけ株を持っているかで発言の強さが決まるだろう。

さて、これからが本題。
ただいま世の中はFacebookとTwitterの時代である。私は入ってないし、これからも入る気ない。
エジプトとか、あのへん(ええかげんな)の革命にソーシャルネットワークが使われた話は有名である。一人一人の力は小さいが、人がワーッとつながると、非常に大きな力になるのは証明済み。

日経のウェブサイトによると、今日の東電の株価は317円。売買単位は100株である。つまり31700円あれば、100株買う事ができ、発言権を得ることができる。ソーシャルネットワーク以前の時代だったらただの100株なので、大した事はできない。
しかしソーシャルネットワークで「東電を原発から撤退させたいので、100株買いませんかの会」でも作ってみたらどうなる?
「そのぐらいなら、その話のった」という人がいるかもしれない。うわーっと集まってしまったら、あっという間に半分超えちゃったりするかもしれない。

東電の株数は1607017531株だそうである。(←なぜそんなにハンパ?)
過半数の株取ったら発言権が多いにある(あるわな)ということにすると、80358766株。100株ずつ話にのってもらうとして、803588人。ということで、80万人ぐらいの人に4万円ずつ株を買ってもらえば、東電を原発から撤退させたいという意見を通すことができる。ただし80万人が一斉に株を買い出したら株価上がるけど。株価上がったら東電の経営がマシになるというオマケ付き。原発無くなって、経営マシになって東電も株主もハッピーということか(笑)

うーむ、具体的に考えてみたが、ソーシャルネットワークの今の時代なら実現不可能じゃない。。。。原発撤廃デモするよりも、もっと直接的な行動かもしれん。。。。

ということで、ソーシャルネットワークを利用した会社乗っ取りの話であった。会社も大変だな今後は。今までだったら「敵対会社に乗っ取られる!」とかだったのに、これからは「意見のきっちりある不特定多数に会社を乗っ取られ、経営を左右される」時代になるかもしれない。

念のために言っておくが、私は「可能性」を書いているだけで、別に乗っ取り作戦を実行したりはしていない。なんたってFacebookにもTwitterもやる気はないし。東電の経営幹部様、私は煽動してないので、ご安心をー(笑)。

この前知ったのだが、関電の筆頭株主は大阪市であり、市長は脱原発目指しているそうである。そういう揺らし方もありかもしれない。

今日の教訓 ソーシャルネットワークおそるべし。

追加情報 正午の時点で東電の株主総会に9100人来たらしい。

過去のブログ
本当に歴史が動いたっ! (大統領選挙でオバマが勝って、外に野次馬に行った話)

Comments

雪華 said…
こんにちは
にほんブログ村のランキングから飛んできました。

SNSで呼びかけて・・・という手法
以前に大手銀行に対してそのような動きが
アメリカであったと聞きます。
リーマンショックの後、多額の役員報酬など
体質が改善されなかったりした大手銀行から
より身近で信頼できる地元銀行への乗り換えを進め
薗銀行の資産などを減らしてやろうという呼びかけが
それこそFacebookなどで盛んになされたそうです。
どこまでの広がりだったのかはよくわかりませんが・・・
ちょっとしたトピックに取り上げられる程度には人々を動かしたようでした。

それにしても「不特定多数」が団結しやすい昨今では
いつ「善意」が「ただの押しつけ」や「逆差別」になるかわからないのが怖いなぁと思う次第です。

突然の書き込み失礼いたしました。

雪華
Kay said…
なるほど。。。それにしてもガセネタとかもあっと広まる今日この頃、雰囲気にのまれない自分の判断力が大切になりますねえ。