インターネット経由でセミナー
というのをやった。私はボストンにいて、向こう側は三重大医学部である。ことの始まりは、三重大に行ってしまった島岡 要先生が、「こんなセミナーシリーズするんですけど、セミナーしてくれませんか」と去年の年末にメールをくれたことである。島岡先生は、ハーバード大学医学部に留学して、ラボを持っていてブログを書いていた先生だが、いきなり日本に帰ってしまったのであった。日本に帰ってしまわれた時には、「えー!まだまだ先生にアメリカでの生き残り方法を教えてもらおうと思ったのに!」と思ったものである。。。。どうやって島岡先生と知り合ったかは忘れたが、知り合いなのであった。確かプロ研に一度来てもらって、それでだったような気がする。。。。。
英語でセミナーをするということは最近は慣れてきたのでともかく、時差があるので日本は夕方の6時半、ボストンは朝の5時半なのである。。。。私は夜型なので、起きれなかったらどうしよう?と思っていたのであった。「三重大では偉い先生がセミナー室で座って待っているのに、インターネットでの向こう側ではプレゼンテーターが寝てた。。。」ってのは、結構私としてはあり得る話なので、「どうしよう!!!」と親と話して盛り上がっていた。非常に心配なところであった。
さて、しばらく音沙汰がなかったのだが、理由はどうも日本の大学は4月から新学期ということだったらしい。そのうち日時を教えてもらい、なんだかんだと連絡を取り合っているうちに、どうも新年度始まってのシリーズ第1回が私ということが判明!
えー、私が一番最初ですか!! あらー!
トップバッターである。そのうちGoToMeetingというソフトをインストールして使い方を習ったりしていた。そうこうするうちに、テレビが取材しに来ることになったという話を聞かされる。
えー、テレビー!
昔親が言っていた「大画面テレビで気になるのは実は歯並び!」という話を思い出したが、私、まだ歯の矯正中である。歯の矯正したままテレビデビュー??? がーん!
とまでは思ってなかったが、テレビはちょっと緊張する。「三重大では偉い先生がセミナー室で座って待っていて、しかもテレビの取材班も待っているのに、インターネットの向こう側ではプレゼンテーターが寝てた。。。」ってのは、親のいうところの「どこか抜けてる」私には、やっぱりありそうな話である。親に電話した時にまたもや盛り上がった。それにしても、島岡先生、「メイク・サム・ノイズ」というブログを書いたり、Business weekでも取り上げられていただけある。三重でもノイズをたてておられるようです。
さて、無事朝ちゃんと起きて、インターネットで三重大のセミナー室に接続。島岡先生がセミナーの主旨を日本語と英語で説明していた。その時原稿を島岡先生は読んでいた。「アメリカ大統領でも原稿があるから、英語をしゃべる日本人は原稿を読んでもいい」という理由からである。これは島岡流ということにしておこう。
私の場合は全く違っていて、原稿を使わない。初めて学会で英語で口頭発表をする時にドイツ人の同僚に練習に付き合ってもらったのだが、その時に原稿を取り上げられて「そのまましゃべって」と言われた。しどろもどろで英語をしゃべったが、「そのほうが絶対いいよ」と言われて、それきり原稿は無しである。その代わりセミナー前には10回でも20回でもプレゼンテーションを見ながらタイマーも持ってきて練習する。つまるところはストーリがずれていたりするところだったり、絵があったほうが良かったり、いろいろ気づくので、直しなから練習するのである。これが私流。
ついでに、最近難しいことを難しくしゃべるより、わかりやすくしゃべるのが遥かに難しくって、でもそのかわり聞く側に喜んでもらえることを発見。なので、徹底的にわかりやすくする努力をする。小難しい話をわかりやすく話せれば、聴衆にも理解できて感謝されるし、「こいつ実は賢いんでは!」と思ってもらえるはずである。難しい話を1時間も難しいまま聞けば私にとっては結構地獄である(ってか、単に寝るだけ?) これは昔の同僚のポスター発表をKeystone Sympodiaで聞いた時に感じたことで、同僚(私よりも若い)は、小難しい話をいともあっさりと説明した。さすがScienceのfirst authorである。
今回のプレゼンはもっとビジュアル系(?)にしようと思って、「そーだ手塚治虫のブラックジャックに全身性エリテマトーデスの話があった!」と思ったが、思ったのは前日夜、Barnes&Noble(本屋)は閉まる直前、おまけに引っ越し直前のためスキャナーは段ボール箱に入れてしまったので、この案はおしゃかになった。次回のセミナー用に買ってこようっと。
さて、話を元に戻して。
セミナーの主旨は3つあるらしく(確か)、そのうちの一つに英語があった。なんでも日本は今英語熱らしく(本当?)、英語を皆習っているが、「どの程度の英語をしゃべることができればいいのか?」がわからない。そこでアメリカで働いている日本人研究者にセミナーをしてもらうことにした。とのことである。
いいんですか、私の英語なんかでー! 文法間違ってますよー!
ということで、「機能する英語のレベル」のバーが私になってしまった。。。。今後のシリーズのうちにバーは上下すると思うが。。。。
そんな前置きで私のセミナーがスタートした。 終わった後、私の英語で安心したのか、学生を含め皆英語で質問してくれた。Native並の英語をしゃべることを目標としているが、そんなのは無理なので、というか英語なんていうのはこっちの意思が通じればいいのである。微妙なニュアンスを表現する能力はないので、「Kayの英語はえらくダイレクトだな」と言われたことはあるが。
だが、そんな私のええ加減な英語が録音されていた。。。というのはやっぱり恐怖である。それがテレビで放送されるとなっちゃー!えらいこっちゃ。S田先生(私の高校の3年間の担任の先生で、英語の先生)に文法と発音のコメントされるかもー!えらいこっちゃー!三重は私の地元なのである。。。。ついでの話だが、高校の時、単語60個覚えるテストが毎回英語のクラスであったのだが、放課後それの追試を3回ぐらい受けたことがあったのであった。単語覚えられなかったのよ。。。。
今日の教訓 それにしても朝に無事起きれて良かった良かった。
過去のブログ
・マンガ(Barnes&Nobleでブラックジャックを発見したこと)
・矯正プロジェクト その8 アメリカ人て変(大画面テレビでは歯並びが気になるらしいこと)
英語でセミナーをするということは最近は慣れてきたのでともかく、時差があるので日本は夕方の6時半、ボストンは朝の5時半なのである。。。。私は夜型なので、起きれなかったらどうしよう?と思っていたのであった。「三重大では偉い先生がセミナー室で座って待っているのに、インターネットでの向こう側ではプレゼンテーターが寝てた。。。」ってのは、結構私としてはあり得る話なので、「どうしよう!!!」と親と話して盛り上がっていた。非常に心配なところであった。
さて、しばらく音沙汰がなかったのだが、理由はどうも日本の大学は4月から新学期ということだったらしい。そのうち日時を教えてもらい、なんだかんだと連絡を取り合っているうちに、どうも新年度始まってのシリーズ第1回が私ということが判明!
えー、私が一番最初ですか!! あらー!
トップバッターである。そのうちGoToMeetingというソフトをインストールして使い方を習ったりしていた。そうこうするうちに、テレビが取材しに来ることになったという話を聞かされる。
えー、テレビー!
昔親が言っていた「大画面テレビで気になるのは実は歯並び!」という話を思い出したが、私、まだ歯の矯正中である。歯の矯正したままテレビデビュー??? がーん!
とまでは思ってなかったが、テレビはちょっと緊張する。「三重大では偉い先生がセミナー室で座って待っていて、しかもテレビの取材班も待っているのに、インターネットの向こう側ではプレゼンテーターが寝てた。。。」ってのは、親のいうところの「どこか抜けてる」私には、やっぱりありそうな話である。親に電話した時にまたもや盛り上がった。それにしても、島岡先生、「メイク・サム・ノイズ」というブログを書いたり、Business weekでも取り上げられていただけある。三重でもノイズをたてておられるようです。
さて、無事朝ちゃんと起きて、インターネットで三重大のセミナー室に接続。島岡先生がセミナーの主旨を日本語と英語で説明していた。その時原稿を島岡先生は読んでいた。「アメリカ大統領でも原稿があるから、英語をしゃべる日本人は原稿を読んでもいい」という理由からである。これは島岡流ということにしておこう。
私の場合は全く違っていて、原稿を使わない。初めて学会で英語で口頭発表をする時にドイツ人の同僚に練習に付き合ってもらったのだが、その時に原稿を取り上げられて「そのまましゃべって」と言われた。しどろもどろで英語をしゃべったが、「そのほうが絶対いいよ」と言われて、それきり原稿は無しである。その代わりセミナー前には10回でも20回でもプレゼンテーションを見ながらタイマーも持ってきて練習する。つまるところはストーリがずれていたりするところだったり、絵があったほうが良かったり、いろいろ気づくので、直しなから練習するのである。これが私流。
ついでに、最近難しいことを難しくしゃべるより、わかりやすくしゃべるのが遥かに難しくって、でもそのかわり聞く側に喜んでもらえることを発見。なので、徹底的にわかりやすくする努力をする。小難しい話をわかりやすく話せれば、聴衆にも理解できて感謝されるし、「こいつ実は賢いんでは!」と思ってもらえるはずである。難しい話を1時間も難しいまま聞けば私にとっては結構地獄である(ってか、単に寝るだけ?) これは昔の同僚のポスター発表をKeystone Sympodiaで聞いた時に感じたことで、同僚(私よりも若い)は、小難しい話をいともあっさりと説明した。さすがScienceのfirst authorである。
今回のプレゼンはもっとビジュアル系(?)にしようと思って、「そーだ手塚治虫のブラックジャックに全身性エリテマトーデスの話があった!」と思ったが、思ったのは前日夜、Barnes&Noble(本屋)は閉まる直前、おまけに引っ越し直前のためスキャナーは段ボール箱に入れてしまったので、この案はおしゃかになった。次回のセミナー用に買ってこようっと。
さて、話を元に戻して。
セミナーの主旨は3つあるらしく(確か)、そのうちの一つに英語があった。なんでも日本は今英語熱らしく(本当?)、英語を皆習っているが、「どの程度の英語をしゃべることができればいいのか?」がわからない。そこでアメリカで働いている日本人研究者にセミナーをしてもらうことにした。とのことである。
いいんですか、私の英語なんかでー! 文法間違ってますよー!
ということで、「機能する英語のレベル」のバーが私になってしまった。。。。今後のシリーズのうちにバーは上下すると思うが。。。。
そんな前置きで私のセミナーがスタートした。 終わった後、私の英語で安心したのか、学生を含め皆英語で質問してくれた。Native並の英語をしゃべることを目標としているが、そんなのは無理なので、というか英語なんていうのはこっちの意思が通じればいいのである。微妙なニュアンスを表現する能力はないので、「Kayの英語はえらくダイレクトだな」と言われたことはあるが。
だが、そんな私のええ加減な英語が録音されていた。。。というのはやっぱり恐怖である。それがテレビで放送されるとなっちゃー!えらいこっちゃ。S田先生(私の高校の3年間の担任の先生で、英語の先生)に文法と発音のコメントされるかもー!えらいこっちゃー!三重は私の地元なのである。。。。ついでの話だが、高校の時、単語60個覚えるテストが毎回英語のクラスであったのだが、放課後それの追試を3回ぐらい受けたことがあったのであった。単語覚えられなかったのよ。。。。
今日の教訓 それにしても朝に無事起きれて良かった良かった。
過去のブログ
・マンガ(Barnes&Nobleでブラックジャックを発見したこと)
・矯正プロジェクト その8 アメリカ人て変(大画面テレビでは歯並びが気になるらしいこと)
Comments
姉が、NHKで16日にアメリカの日本人の先生がテレビ講演します、と言ってたよ、と教えてくれました。すごいね~!大活躍だね‼
番組、私も見たいわ~。調べてみようっと。