研究室でエコ PCRの最後のステップ

もうすぐEarth Dayらしいので研究室でのエコの話。

PCRの最後のステップは4oCにすることになっている。PCRは終了すると機械は4oCにサンプルを冷やすために「ウィーン」と高い音をたてはじめ、いかにも忙しく働いてますという感じである。夕方帰る前にセットすると数時間後にPCRは終了するが、機械は朝まで一晩中働く。

4℃は省エネにもならないし、機械にも良くないかもしれないので、10℃にセットしてみた。で、今のところうちのラボでは最後のステップは10℃である。

で、更に一歩踏み込んでみた!
「GenotypingのPCRぐらい最後のステップは室温で問題ないだろう!」ということで、最後の冷やすステップを自分のPCR programでこっそり削除してみた(笑)

プログラム2つやってみたが、今のところ実験結果に変化はなし。問題ないだろうと思っていたが、やっぱり問題なかった(爆笑)。

ということで、自分の実験結果に責任持てるかたは(←ここが大事)、試してみてください。私は人の実験結果には責任持ちませんからねー!

今日の教訓 やっぱり問題ないやんけー。機械の寿命ものびそうだ。

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手抜き実験 その4 ELISA plateの洗い方 ドイツ流

Comments

F Fries said…
昔から、サイクル終了後は室温でした。DNaseはサイクル中に失活してるだろうし、それまで95oCとかで煮たり焼いたりされても平気だったDNAが一晩室温で放置されて消滅するとも思えず。
Kay said…
そうなんですよねー。煮たり焼いたりして、しかもバッファーはDNAを分解しないように設定されているはずなので、分解するわけもないですしね。でも4度なんですよね、一般的プロトコール。