英語でセミナー その後

この前のインターネット経由でセミナーしたが、テレビで放送されたようで、録画したやつを家族が見たらしい。
皆で「発音悪いよね」で一致。うちの親に至っては、「あのひどい英語で、皆が勇気をもらったんじゃないの?」まで言っていた。自分でもちょびっと聞いたけど、確かに発音悪い! わかってもらうかわかってもらわないかの、ぎりっぎりの線だなこれは。アメリカに来た直後は、これにドイツ語英語なまりも入っていたのであった。同僚は「なんかこの日本人は不思議な英語しゃべるなー」と思っていたそうである。

だが通じているので、聴衆が途方にくれなければ、発音は改善する気はあまりないのであった。昔インド人の英語を聞いて、「聞き取れん!」って言ったら、「じきに慣れるよ」と言われたことがある。そう、英語は言語別に、じきに慣れるのである。

さて、テレビでは「留学したいけれど、英語が不安」という話になっていた。だが「英語が不安だから留学が不安」という発想は私には無かったのであった。

何度も言うが、私は英語は大嫌いである。海外行ってみたかったってのもあるが、英語をものにするために留学したようなもんでもある。ドイツに行くことになっちゃったので、ドイツ語教室には行ったが、日本で英会話教室なんぞは行かなかった。日本の英会話教室に行くお金があるんだったら、アメリカ来て、「ハーバードの地獄の英語教室」にお金払った方がずっとかいいと思う。厳しすぎて泣きそうになるが。。。。

さて、言語というのは不思議な風に思考に影響してくるものらしい。
セミナーの後に不思議な形で「懇親会」があったのであった。そこでいろんな話になり、ボストン大学医学部のBL-4の施設の話になった。ボストン大学、どうも感染系が強いようで、町のど真ん中にBiological level-4という、エボラウィルスとかマルブルクウィルスとかを扱えるような施設を作ったのである。正確に言うと、一つの階だけBL-4らしいのだが。

当然の事ながら、ボストン市民の大反対にあい、今のところその建物はオープンいない。中にはLSRIIが入っているという噂なのだが、建物自体が開かないので、その新品のLSRIIは中で眠ったままである。

島岡先生に「あの施設は今はどうなったんですか? 頓挫したんですか」と聞かれた。
私、「あれですか、頓挫したままです!」
島岡先生「なんか日本語変じゃないですか?」

「頓挫したまま」は変な日本語らしい。その後いろいろ考えた結果、「これは現在完了形が日本語になったものである」という結論に勝手に達した。

ボストン大学医学部はお金を取って来て、施設を建設した。
だがボストン市民の反対にあい、計画は座礁にのった。(この時点で頓挫)
その後ボストン大学医学部は、がんばって、BL-4の階は(とりあえず)諦めて、他の階を開けようと奮闘しているが、住民の理解を得られていない。(あれこれやっているが、まだ頓挫)

ということで、過去のある時点で出来事がおこり、それが現在まで続いている現在完了形である。それを日本語にすると、「頓挫したまま」になってしまうのであった。

今日の教訓 そして私の英語の修行はまだまだ続く。

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