なぜそんな不思議なことを?

この前読んだ記事。

クルマ、家庭…水素は世の中を変える?

なんでも家庭用燃料電池(なにそれ?)は都市ガスの主成分のメタンを触媒で水素と二酸化炭素に分ける。そこで出来た水素で発電して、出来た熱でお湯をわかすらしい。

CH4+O2→CO2+2H2(こんな反応かしら?)

で、記事には「環境にやさしい」と書いてあるが、CO2出てるやん!それだったら直接メタンを燃やしたほうが話が手っ取り早いのでは?と思って、燃焼熱を調べてみた。ウィキペディアによると燃焼熱

燃焼熱(ねんしょうねつ)とは、ある単位量の物質が完全燃焼した時に発生する熱量である。普通、物質1モルあるいは1グラム当たりの値が用いられ、単位はそれぞれ「J mol−1」「J g−1」で表される。

である。
メタンの燃焼熱は890.36 kJ mol−1
水素の燃焼熱は285.83 kJ mol−1

ということで、メタンを燃焼したほうが、よっぽどエネルギーが出るのである。間違ってたら、誰か訂正してね。

水素はどうも金属に悪いらしいので、わざわざ配管やタンクを改造してまでして水素から電気を作りたいその訳は、一体なんだろうと思って調べていたら、家庭用燃料電池を売り込んでいるのはガス会社であった。なるほど。何かを製造する途中に水素が出てくるならともかく、わざわざ触媒で水素と二酸化炭素に分けてまで電気を作るとは、そこまでしても電気分野に参戦したいのか。。。大変なのであった。

今日の教訓 なんか無駄手間な気がせんでもない。

過去のブログ
日本で原発全部停止!

Comments