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日本では自粛モードでいろんな業界が打撃を受けているらしい。だが、震災後で被災者を思って自粛しているのか、それともあまりにもすごい天災だったので、いろいろな物事が違う風に見えるようになって何か悟ってしまったのか、一体どちらなのだろう。 私が思ったこと。 天災はともかく、戦争は全くの人災である。全くもって、戦争を起こす奴の気がしれん。 さて、本題に入って。 もうすぐ「恒例の」母の日なので、一応何が欲しいかメールできいてみた。去年はカエルの写真集である。 メールの返事はこんな感じ。 「震災で いろんなものが流されている状況を見たとき、ありとあらゆるものが 一歩間違えると 瓦礫と化すんだとわかったので あまり欲しくなくなりました。」 なんかすごい悟りである。ちなみに私はドイツからアメリカに引っ越した時に段ボール一箱の荷物を無くし、「物は無くなるのだー」と悟ったので、物欲はあまりない。 親のメールの続き。 「今のところ 欲しいのは「石臼」ぐらい。他は思いつきません。」 石臼! 石臼って、あの、粉ひくやつ? 実物みたことないけど、水車についていたりするんじゃなかったっけ? ウィキペディアによると、 臼 (うす)とは、 小麦 などの 穀物 や他の植物質、鉱物などを粉末にする木製、或いは石製の 道具 である。ひき臼(碾き臼)とつき臼(搗き臼)の2種類があり、ひき臼は大きく サドルカーン と ロータリーカーン に大別される。なお、ひき臼、つき臼のいずれも業務用の電動式のもの販売されている。 だそうである。ついでに思い出したけれど、臼を回すと金が出てくるっていう物語なかったっけ?  探してみたらあったあった。 塩うす 海の底の臼 (ウィキペディア) A salt mortar (Part 3の2番目。英語) 臼を回しながら欲しい物を言うと、欲しいものが出てくる。止めたいときは逆に回す。。。 母の日のプレゼントの話に戻して。 石臼をインターネットで調べて購入して送ったらいいのね。。。。 「何をするんで?」と思ったのできいてみたら、なんでもアフガニスタンの桑の実を粉にした食べ物を作りたいらしい。 「そんなんだったら乳鉢と乳棒(石臼を英語でなんていうか調べていたら出て来た)でいいんじゃないの?」と訊いたら、「乳鉢と乳...

明るすぎる日本

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ただいま節電に凝っているので、いろいろウェブサイトを見ている。 日本はどうも明るすぎるらしい。 まぶしすぎないか、日本の照明 欧米流「減光」のススメ なんでも日本人は蛍光灯が好みらしい。それに対して欧米人は電球が好み。 しかも面白い文章を発見したので、引用。 作家の谷崎潤一郎が身の回りのまぶしさを嘆き、名著「陰翳礼讃」を著したのは1933年。当時、職場の机仕事で望ましいとされた明るさは80ルクス程度 だった。だが、今の日本人はそんな暗がりでは効率的に働けない。日本工業規格(JIS)の照度基準では750ルクスになっている。 もう一つ引用。 なぜ日本は真昼のように輝く傾向があるのか。面出さんによると、戦後、経済成長の波に乗るタイミングが、蛍光灯の普及期と重なった。幸せの象徴のように大量に取り入れたその光はまぶしい白色だった。 引用終了。 はー、なるほど。 アメリカだろうが日本だろうがドイツだろうが職場は蛍光灯である。だがアメリカやドイツでは家では白熱球で暗め。でも日本の家では蛍光灯で明るめ。 ということで勝手な説をたててみた。 欧米人は仕事場と家をはっきり区別していて、蛍光灯でバリバリ仕事をし、白熱球で家でくつろぐ。だが日本では蛍光灯を家でもつけて、まるで夜も仕事をしている状態? 家で明るーくしていると仕事はかどるし! と、ここまで考えたところで、「24時間、戦えますか、ビジネスマーン、 ビジネスマーン、ジャパニーズビジネスマーン」というCMを思い出してしまった。Youtubeで発見したので、載せてみた。 今改めてみても、すごいCMである。そのころの日本人てとっても元気だったのね。きっとバブルの頃の人達は、電灯煌々とつけて、本当に24時間働いていたに違いない(私はバブル後の人)。 バブルもはじけちゃったし、家でバリバリ仕事するときには電灯を明るくしたらいいし、仕事しないのならちょっと暗めでゆっくりくつろげばいいよね。 この説で納得しちゃった人は、かなり私にだまされてます(笑) ひょっとしたら目の色の違いかもしれないしー! ついでに思い出したが、ドイツのアパートとかの階段+廊下の電気は1分ぐらいすると消えるようになっている。スイッチがドアの近くにあって、それを押 すライトがつく。足早く降りないと、途中で消えてしま...

ドイツ人は新鮮な空気が大好き

今さっき受け取ったメールによると、アメリカドルは81.77円だそうな。一旦急激な円高になったあと、ちょっと下がったのに、また戻った。 日本の災害よりもアメリカの経済危機のほうがひどいのか???? さて、本題に入って。 先週はカナダのウィスラーに学会に行って来た。学会内容と恒例の(?)のスキーのことはまた後ほど書くことにして、今回はホテルの話。 私はドイツ人の友達と一緒に泊まった。共同研究もしていたりする。私がミュンヘンにいた時に、ドイツでは窓を開けたまま寝る人がいるという話を聞いた。実際、窓が開きっぱなしの部屋とかが、外から見えるのである。 一緒に泊まったドイツ人の友達も窓をあけたまま寝ると言ったので、「どうやって寝るの?冬も開けたまま寝るの?その時の暖房はどうしてるの?」と訊いてみた。 やっぱり冬も開けたまま寝るらしい。彼女はドイツアルプス出身である。ミュンヘンでも北海道並みに寒かったから、更に上に上がったドイツアルプスでは、同じか更に寒いであろう。 さむー。考えるだけで寒い。 そして暖房は消して寝るらしい。そもそも寝室では暖房はつけないらしい。 その代わり、ふかふかの羽布団で寝るらしい。 クリスマス頃にドイツに行ったときも、ドイツ人が「空気の入れ替えするから」と言って5分ぐらい窓を二つ開けて風を通していた。そしたら他のドイツ人が「ドイツ人って一番冬でも窓開ける国民なんだってねー」と言っていた。なるほど。 そういうことで、泊まったホテルでも二人して昼間は窓を軽く開けていた。夜はさすがに閉めたけど。なんか凍っちゃいそうで怖いわ。。。そもそも布団も薄かったし! 今日の教訓 冬に暖房消して窓開けて寝るのは、私にはちょっと無理かもー。よく考えたら暖房の調節できない常夏みたいな部屋に今は住んでいるから、冬でも窓開けて寝てたりするけど! 過去のブログ ・ 今年の学会会場もまたスキー場

ボストンからニューヨークに行くバス

を全部試したっぽいブログがNew York Timesに出ていたので、記録のためブログに載せてみた。  A Guide to Cheap Buses (Including How to Score $1 Tickets) もちろん英語。 今日の教訓 4時間ぐらい乗るから、快適なのがいいよね。  過去のブログ ・ ボストンからニューヨークへ安く行く方法

かんちがい

今日のBoston.comの記事。 Mass. mall 'gunman' was just carrying umbrella なんでも傘を持ってモール(ショッピングセンター)にいたら、他の客がそれをライフルと間違え警察に通報。SWATのチームが登場したそうな。ウィキペディアによると、 SWAT (スワット) とは、 Special Weapons And Tactics (特殊火器戦術部隊)の略称で、 アメリカ合衆国の警察 に設置されている 特殊部隊 および同種の部隊を指す。 まるで映画のようだー。 上の記事には傘の写真も載ってる。忍者の刀みたいな感じである。勘違いされないように、こういう傘は持たないことにしよう(笑)。 今日の教訓 出動したSWATの皆さん、ご苦労様ー。

エフゲニー・キーシンのコンサート

これまた忘れていたのだが、先週の土曜日に エフゲニー・キーシン のコンサートに行って来た。大学時代の友人でキーシンの大ファンがいたから、まずその人に自慢しておこう。 <40 = $20 という、ボストン交響楽団のプランで、40歳以下だったら20ドルのチケットがあるのである。幸運にもまだ40歳以下なので、チケットを半年ぐらい(?)前に購入しておいた。もちろん満員である。<40=$20のエリアだからだろう、私の周りだけ平均年齢が低くなっていた。 Liszt, Chopin and Grieg Conductor John Nelson Piano Evgeny Kissin LISZT Mephisto Waltz No. 1, for orchestra CHOPIN Piano Concerto No. 1 LISZT Orpheus GRIEG Piano Concerto なんとピアノ協奏曲が2曲もあるのである。めずらしい。おかげでエフゲニー・キーシンを心おきなく堪能することが出来た。私も昔ピアノ弾いてたから思うけれど、うまいよねー。テクニックもさることながら感情表現も素晴らしい。どうしてピアノ一台からそんなにいろいろ表現できるのか、疑問である。 幸いなことに、今回の演奏曲は私は弾いたことがなかったので、聴きながら「うっ! そこは私がよく間違えたところ!」となることも無く楽しむことができた。キーシンはピアノ協奏曲を2曲も弾いたのに、その後アンコールで観衆に拍手されまくった結果2曲も弾かされていた。大変ご苦労なことである。おつかれさまー。私だったら腱鞘炎になっていそうな気分である。アンコール曲1曲目は知らない曲だったが、2曲目はショパンの幻想即興曲であった。 さて、ここから勝手なショパン解釈。 ショパンは交響曲を書けなかったらしい。その辺がピアノ協奏曲にもありありと(?)出ている。CDで聴いている時には気づかないんだけれど、実際コンサートで見るとわかるんだよね。 オケのパートとピアノのパートが分かれてる(笑)。そんなことは抜きにしていい曲だからいいのだが。さらにどうでもいい話に脱線していくと、ショパンは女性受けのしそうなロマンチックな曲が多い。なので、大学時代の話だが、男子学生がショパンの曲をピアノで練習し始めると「どうした、奴...

五嶋龍のコンサート

震災が起こってから毎日夜はインターネットによる情報のチェック、朝にもチェック、仕事場でもチェック、「コンピューターにかじりつき状態」ということなっていた数週間後。 肩こり腰痛になりそうになり、慌ててジョギングしに行った。走るとちょっと爽快感。鬱病も運動で解消されるということだし、精神的にも身体は動かしたほうがいいということらしい。だいたい、日本で起こった震災のせいで、遠くはなれたアメリカのボストンで私が鬱病になっていたら、話にもならない。ちなみに テレビ映像だけでPTSD(外傷後ストレス障害)っぽい症状になる こともあるというので、ご注意を。 ということで、本題に入って。ブログ書いた途中で載せるのを忘れていた記事。 Harvard For Japan で見つけたコンサートに行って来た。日本の震災に対してハーバードがやっている活動である。 Mendelssohn, Brahms, & Tchaikovsky with Ryu Goto: Japan Benefit Concert (Bach Society Orchestra Concert III) Bach Society Orchestra はハーバード大学のオーケストラで、それが五嶋龍と一緒に演奏する、というコンサートである。コンサートの売り上げの50%が寄付されるそうである。この前イグノーベル賞の授賞式をやっていた会場で、大きさは室内楽ぐらい。自由席であり、早い者勝ち。 12ドルしかしないし(笑)、五嶋龍を聴いてみたかったし、日本の震災に対する活動だし、ということで行ってみた。 12ドルだし、あんまり期待してなかったのだが、五嶋龍のバイオリンはすごかった。しぶい音を出す(←私の勝手な感想)。そしてソリストはやっぱり音がやたらと大きいのである。それにしても、親二人ともバイオリニストに育てあげるなんて、親は一体どういう教育したんだろう。私はその教育を施される方にはなりたくない。 遠慮させていただきます。 (笑) 「ハーバードに入ってオケ(オーケストラの略)で演奏するとは、五嶋龍だけではなく、一体皆どういう才能じゃー。」と思ったが、よく考えたらうちの大学(私の出身大学)にもオケがあった。 「そうじゃん、うちの大学にもオケがあったじゃん」(←ハーバードに対抗してみる) 12...