日本に就職するか、アメリカに就職するか
1年ぐらい前のどこかのパーティでの話。 ボストン大学の修士課程に行っているという女性を知り合いに紹介された。その女性に「今、日本に帰って就職するか、アメリカで就職するか、ものすごく迷っているんです」と相談された。 なので、「一旦日本に帰って嫌だったら、こっち(アメリカ)に戻って来たらいいよ。実際日本に帰って戻って来た人いるし。」というアドバイスをしたら、「そうかー! そうですね! ありがとうございます!」と非常に感謝された。 一度海を渡ってしまった人の場合、日本戻ったらそれっきりというわけではない。何度でも行き来していいのである。最初に飛び出すときのハードルは高いが、住んで大丈夫だった場合にまた来る場合のハードルは低くなる。「 宇宙を目指して海を渡る 」から引用。 「渡米の理由は、ただ単純に、子供の頃から夢見ていた仕事がここにあったからだ。著書にも書いたが、僕にとって、日本で働くかアメリカで働くかということは、東京で働くか大阪で働くかという程度の意味しかない。現代に生きる多くの人にとってそうだろう。国への帰属意識や忠誠心ではなく、夢やチャンスや仕事のやりがいで住む国を選ぶ時代になったのだ。」 すばらしいですな。「現代に生きる多くの人にとってそうだろう」とは思わないが、このメンタリティーは素晴らしい。 今日の教訓 海外に渡った人にとって、日本はただの選択肢の一つ。