お里がしれますわー
研究室での同僚との話。 同僚A「テクニカルアシスタントの○○君、いやよねー。」 私「なんで?」 同僚B「だって、汚い言葉使うから。知ってる?しょっちゅうエフ、ユー、シー、ケーって言ってるんだよ」 なんのこっちゃかわからない人、F○CKです。 日本人でも知ってるあのファックです。 あまりに汚い言葉だから、そのままF○CKと言うのも嫌のようです。 ドイツから来て初めて気づいたことは、お育ちのよいアメリカ人は、汚い言葉を使わないということ。 使う言葉のレベルで、出身階級がわかるのである。 どおりでドイツにいたアメリカ人は、ドイツ人に「そんなことば使うな!」と注意していると思った。 アメリカは平等の国だと思ったら、大間違い。 ここにはれっきとした階級が存在している。それが言葉に表れるのである。 したがって、道端で叫ぶように話している兄ちゃん姉ちゃんらの英語は「下の階級」であり、研究室の同僚がしゃべる言葉は上流階級の英語。 お上品な人々は、ファックはもちろん、shit(クソ)も使わない。それでもたまに言ってるけど。 下品な英語をしゃべっていると、上の階級に入れてもらえそうにない。 例えば、グッド・ウィル・ハンティングでウィルが友達と使っている英語はお下品だ。。どうやってハーバード出身のマット・デイモンが手にいれたが不思議な くらい。 私にスラングを教えようという人はいっぱいいるが、いちいち英語の上品さを考えてると面倒なので、「汚い言葉を覚えるほど脳みその容量が無い」と言って、 お断りしている。 ドイツでは言葉の階級なんてものはないので、私の大ボス(本当に大大大ボス)は私の論文に向かって、 This shit paper is better than that shit paper.(このクソ論文はこっちのクソ論文よりも良い) と言って、私をずっこけさせていた。 ドイツ語のクソにあたるScheiseeも誰でもしょっちゅう言っていた。 今日の教訓 DVDから英語を学ぼうという人たち、映画のレベルにご注意を。英語がお下品すぎると仲間に入れてもらえない。 追伸: そういえば、私の知り合いのドイツ人は、「GTO(グレート・ティーチャー・鬼塚)から日本語学びました」と言っていたけど、それはマズイよ なー。