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クラシックとヘッドホンの関係

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たまにはクラシック音楽の話 友達がもうすぐ日本に帰ってしまうというので、あらかじめ予約していた「のだめ」を全巻いただいた。「日本に帰るときは全部置いて行ってね」と言ったのである。正確に言うと、持って帰って来てから第1巻だけないのを発見したので、あとでまたいただきに伺うことにする。よろしくー! さて、今日はヘッドホンを買って来たのであった。今までヘッドホンはiPodについていたやつ、普段インターネットラジオを聞くときはMacBook Proのスピーカーという、クラシックファンにはあるまじき(?)ことをやっているのであった。私の場合、音質がいいかどうかよりも、音をはずさないでくれるかどうかの方が問題なのである。 そこの音ずれないでよねー! ちなみにインターネットラジオは Radio Swiss Classic で、これをiTuneを通して聞いている。前は WQXR だったのだが、一旦切れてしまったのであった。最近またやってるのね。 脱線を元に戻して。 数日前に「そーだ!もっとマシなヘッドホンを買おう!」と思ったのであった。しばらくごそごそインターネットで探したあと、自分がクラシックファンであることに気づいたのである。どうも、好みの音楽によって、ヘッドホンが違うらしい。いや、バスをガンガンやられても確かに困るけど、これって、もしかして凝ると大変なことに! $300とか、それ以上するヘッドホンもある!そうすると、「猫に小判、豚に真珠、Kayに高級ヘッドホン!」ってなことになるかも知れないではないか。。。。 そういうことで、とりあえず(?)Sony Styleに行った。一つ選んで、「このヘッドホン視聴したいんだけれど!」と言ったら、今展示品のヘッドホンがないので、買って気にくわなかったら30日以内に返品しに来てと言われて購入。この辺がインターネットで買った場合と、お店で購入した時の違いであろう。インターネットで買った場合の返品方法なんて、考えただけで面倒。。。 60ドルで購入。 Sony MDR710LP Lightweight Stereo Headphones インターネットでみると、なんとお値段が、20ドルも下がっている。。。。ううむ。やっぱりインターネットで購入したほうがよかったか。。。。。 さて、ヘッドホンの感想。 音楽が一

今シーズン最初の寒波!

が来て、朝は-13℃まで気温が下がっていた。快晴である。まあ大抵寒いときは快晴と決まっているのだが。昨日の夜は、風がびゅーびゅーふいて、おおーさむー!という感じだった。-20℃まで下がれば、去年のように外でシャボン玉を凍らせる実験をするのだが、-13℃では無理。 うちの部屋はおとつい29℃(ハワイよりも暑い)だったので、昨日は窓を開けて仕事に行って帰って来たら、さすがに寒くなっていた。 ボストン、研究でトップ(?)を走っているのは、 「こんなに気候が悪くても、学問をやるために集まってくる」人がいるからに違いない と言っている人がいるそうである。 本当かしら? なんかやせ我慢のようにしか聞こえないが。。。 まあ、11月から4月ぐらいまで冬だしな。他にやる事ないし。スキー行ってもいいけど、雪の質悪いしな。。。。 私の場合冬のほうがデータ出るし!  今日の教訓 まーラボ温かいし(笑)、これはラボにこもって研究するしかないか! 過去のブログ ・ 実験成功 (シャボン玉を凍らせる実験をした話)

新年のご挨拶 2012

今年もよろしくお願いします。 正月そうそう、朝からシャワーを浴びようとしたら、お湯が出なくって憤慨! さすがアメリカ、やりよる。。。。友人宅でお節料理をいただいて、帰って来たらお湯が出るようになっていた。ほっ。誰か知らないけど、正月そうそう修理してくれてありがとう。 去年の出来事。 震災でびっくりしてブログに書くのを忘れていたが、 K01というグラント を取った。NIH Career Development Awardsの一つである。期限5年。ということで、7月からはビンボー生活からも解放されたのである。やっと。。。。。 5年間の給料が保証されているってのは、私の生活では珍しい!  祝!(今頃してどうする、そんなことよりも、2年以内ぐらいに書かなくてはいけないR01のネタを考えないと!) ということで、あと4年半はアメリカにいるので、よろしくー! 今日の教訓 今年は何をしようかなー?

大掃除はするもんだとつくづく思った

ただいま大掃除中である。私の場合書類の整頓とか本棚の本のチェックとかから始めるのだが、たった今私のFlexible Spending Accountにまだ$145残っていることを発見! なんとー! 今年は誰も教えてくれなかったから、そのまま忘れてしまうところだったよ。。。。しかも、給与明細の形式が変わって、見にくくなってるし。さっそく書類を作成して送らなくっちゃ。 今日の教訓 大掃除は大事(笑)

Lipid rafts(脂質ラフト)は存在しないかも知れない?

という、「あらー!」な話をScience Podcastで聞いた。Lipid raftsのコンセプトは数十年も経っている、言わばサイエンスの「常識」のような物であるが、これまで誰もその存在をはっきりと証明した人はいないらしい。Lipid raftsを扱った論文は3000以上にのぼる。。。。 ずるっとこけそうになるわ、ほんと。 まあ「既成概念、常識だと思っていることが実は違う」、っていうことを証明するのがサイエンスだから、まあいいと言えばいいんだけれど。 もっと知りたい人は、これをどうぞ。 Do Lipid Rafts Exist? 私は読んでない。 さて研究者は経験を積むと、いろんな概念はいともあっさりつぶれることを知っているので、あんまりいろんな事を100%信じたりしないようになる。自分で実験して、「あー論文のこのデータ、やっぱり再現できないじゃん」ということなんてザラであるからである。これをphDコースの学生が経験から学んでいくのを見るのは結構面白い。 phDコース入りたてほやほやの、やる気まんまんの学生は、読んだ論文全てを信じる。が、論文を読み進めて行くうちに、ほとんど全ての研究には相反する意見があることに気づく。アメリカの偉いところは、学生二人にあるトピックを発表させ、一人の学生はある観点から、もう一人の学生は全く逆の観点から議論させるところであるが。あれ面白いから、日本でもやったらいいのに。 phDコースも中盤から終わりにかけると、次第に「発表された論文は全て本当じゃないかも知れない」と気づき始める。発表された論文のデータでも、自分でやったら再現できないとか、そういうことがじゃんじゃん出てくるからである。しまいには、「もう発表された論文なんか、信じない!!!」と言いに来たりする(笑)。 「おお、それに気づいたか。おめでとう。またphDに一歩近づいたね」と意味不明ななぐさめ(?)をするのだが。 誤解の無いように書いておくが、発表された論文がウソを発表したわけではない。LPSが試薬にコンタミしていたとか、微妙に細胞の培養条件が違うとか、すこーし設定条件が違うとか、そういう、ちょっとしたことで再現できなかったりするのだ。(LPSの試薬のコンタミは自然免疫をやっている者にとって天敵である)。 今日も「あの論文の実験と一緒のこと